MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

積丹から幌加内へ。新緑の美幸線をトロッコで駆けた、9泊10日の北海道 3 - 小樽市鰊御殿③ くろこべりと、漁夫だまりの畳(2023年5月10日/1日め)

2021年11月15日 小樽市鰊御殿で。(北海道小樽市)


5月10日(月)


鰊御殿に来ています。


小樽市鰊御殿は、ゴールデンカムイにも登場しています。第5巻40話「鰊御殿」で、辺見ちゃんが杉元の手を引いて入っていった建物です。(画像をお借りしました)


ヤン衆たちが出入りしていた玄関から、
中に入りました。


玄関の内側です。中に入ると、まずは三和土で靴を脱ぎます。

そこでいきなり、もっこを見ました。

もっこは、大漁のニシンを背負って運ぶために使われたものです。が、ここでは、そのもっこが傘立てになっていました。笑(もちろん、オリジナルではなく複製品です。)

日本遺産のポスターがありました。「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」です。小樽市も、その寄港地のひとつでした。

何度見てもかっこいい、北前船。^^

さて、玄関を入ると、内部はふたつに分かれています。右側が親方の居住区。そして左側は、ヤン衆たちが寝泊まりしたところでした。

玄関の左右の壁には、「くろこべり」が飾られていました。「くろこべり」とは、鰊漁船の船尾に置かれたかざり板のことです。

親方エリア側に飾られたくろこべりです。この奥には、大広間が見えます。

こちらはヤン衆エリア側のくろこべりです。この奥は、かつてヤン衆の居住部分だったのですが、現在は、たくさんのゆかりの品を展示するスペースとなっています。


【小樽市鰊御殿のくろこべり】
玄関の左右にかけられているくろこべり(鰊漁船の化粧板)は、明治大正の頃、ニシン漁業の全盛期に、旧高島郡祝津村赤岩海岸でニシンの定置網を建てていた渡辺兵四郎氏の漁場で使用した枠船のくろこべりだったものです。全長3m60cmで、艫(とも)の両側に取り付けられていました。牡丹に唐獅子を配した彫刻は、船大工が自慢の腕をふるったものです。当時、漁場の親方達は、事業の豪勢さを競い、使用船にも惜しげもなく大金を投じていたことが、このくろこべりからもうかがえます。


こんなかざり板を枠船の艫(とも)に取り付けて、出漁したんですね…。^^ ニシン漁は、親方の、そして男たちの、最高の花道だったのでしょう。

玄関を入って左側のエリアです。こちらはかつて、漁夫だまりだったところですが、今は売店と展示スペースになっています。

ヤン衆エリアに並べられた展示品を、順に見て行きました。まずは、北前船(弁財船)・漁徳丸の模型です。こんな船が、ニシンを積んで全国をかけめぐりました。泊村田中漁場創設者である、田中福松氏が使用していたと言われています。


【小樽市鰊御殿の北前船(弁財船)】
田中福松氏と実兄の吉兵衛氏が、安政~文久年間(1850年代)に、物資の運搬のために使用した、150石積み型(約15t)と伝えられる北前船の模型です。船の中央の内部には、神棚、炉、障子、タンスなど、陸上の家屋と全く変わらない室内調度品を備えていました。
この模型は、田中家の本家で、福松氏の生家である、青森県東津軽郡蓬田村在住の田中吉兵衛氏が所蔵していましたが、1960年、小樽市へ寄贈されました。


そして「鰊盛業屏風」です(縮小・複製)。花田家4代目の伝七が自分の漁場を描かせたものです。網入れや網起こしから出荷までの、鰊漁に関する一連の作業が描かれており、1904年の米国・セントルイス万博にも出品されました。
花田家番屋を訪れた時の日記はこちらです。
コロナでもマシュキニ。増毛から留萌へ、ニシンの千石場所を歩く 20 - 旧花田家番屋⑤(はなれと便所)(2022年6月19日/3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


この「鰊盛業屏風」の実物は、現在、
小樽市総合博物館運河館に展示されています。
この運河館には、
2021年6月に訪れているのですが、
屏風を見た記憶がありませんでした。
その理由は、当時の自分自身が、
「北海道のニシン漁のことを
 よく知らなかった」
ということにつきます。
自分の中に受け止める力がないと、
見ても記憶に残らないんですね…。😅


それが残念だったので、
2022年10月に、運河館を再訪し、
今度こそじっくりと、
オリジナルを見てきました。😄


でも、なにしろ屏風ですから、
オリジナルはあまりに大きくて、
一枚の写真におさめるのも一苦労でした。笑


ガラスの内側で大切に展示されている、「鰊盛業屏風」です。大きすぎるので、どうしても柱が入ってしまいます。すごい迫力でした。(2022年10月25日 小樽市総合博物館運河館)

これは、小樽市の宝ですね。^^

作業をする人々のようすが、詳細に描かれています。見ているだけで、ワクワクしてきます。笑


2回めの運河館の、誰もいない展示室で、
ただひとり屏風の前に立ちつくし、
いつまでも眺めていました…。
私にとってこの「鰊盛業屛風」は、
そんな、思い出深い、愛着のある絵です。


小樽市鰊御殿のヤン衆エリアを、さらに奥へと歩きました。

ここはかつて「漁夫だまり」と言って、ヤン衆が寝起きしたスペースです。囲炉裏が今も残されています。大勢のヤン衆たちが、大鍋で三平汁を炊いて生活しました。囲炉裏の上部には火棚が設けられていて、様々なものが吊り下げられています。
*このエリアには、一面、畳が敷かれています。違和感があるので、あとから小樽市がリフォームしたものと思われます。上の鰊御殿図でも、漁夫だまりは板の間になっています。これまでに見てきた番屋では、「漁夫だまり」は、必ず板の間になっています。畳が敷かれていたのは親方の居住エリアだけでした。

この囲炉裏も、ゴールデンカムイで描かれていますが、漁夫だまりは板の間になっていますね(当然です。笑)。が、漁夫だまりの周囲に土間があるのは、小樽市鰊御殿ではありません。このようなレイアウトになっているのは、留萌の花田家番屋ですね…。

これが花田家番屋です。中央に漁夫だまりを置き、その二辺に沿って土間がもうけられています。その周囲がヤン衆たちの布団を敷くスペースで、「ネダイ(寝台)」と呼びました。
ここを訪れたときのブログです。
コロナでもマシュキニ。増毛から留萌へ、ニシンの千石場所を歩く 17 - 旧花田家番屋②(漁夫だまり、寝台、囲炉裏、あいのこ船)(2022年6月19日/3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


番屋に興味のない方には、
どうでもいい情報でしたね…。(スミマセン笑)
かつては、
「鰊盛業屛風」を見ても、なんのことやら、
だったのが、今では、
「漁夫だまりのレイアウトを見ただけで、
 それがどこの番屋であるかを当てられる」
ようになってしまいました。😅
我ながら、笑えます。


小樽市鰊御殿にもどります。囲炉裏の煙を吐き出すために、この部分の天井は高くなっており、上部には天窓がありました。

これは、多動夫がさらに高い丘まで登り、鰊御殿を見下ろして撮った写真です。煙出しのための入母屋屋根が屋根の中央に突き出ており、まるでお城の天守閣のようにも見えます。

海に面した側には、かつては天窓が取り付けられていました。ニシンの群来をいちはやく見つけるため、ここから沖を監視していたのでしょう。

火棚には、日常使用する雑多なものが吊り下げられていました。

この軍手のようなものは、「手かけ」です。身欠きニシンをつくる作業で、ニシンのエラと内臓を指で取り出すのですが、そのときに指を保護するために用いられました。

当時の食器類が、ケースの中に納められていました。ここまできれいに展示してある番屋はめずらしい。^^


これまでに訪れたニシン番屋でも、
当時の食器が展示されていることは多く、
それ自体は、そう珍しいことではありません。


が、この鰊御殿で驚いたのは、
ひとつひとつの品に、
丁寧に木札がつけられていたことです。
それぞれの展示品に込められた、
職員の方々の熱意を感じ、
思わず見入ってしまいました。


まずは下段左側から。ヤン衆が三平汁を食べるときに使った、三平皿です。明治時代のものと大正時代のものです。

これは昭和時代の三平皿です。

おひつ(漁場用)です。

中段左から、箱膳です。左は親方用で、右が船頭用。ヤン衆には箱膳はなく、長いテーブルで大勢が並んで食事をしました。

べんばち(粉物を入れて練る容器)、さはち(皿と鉢の中間的な形態のもの。)、酒とっくりです。

そして上段左から、酒とっくり(四升入り)と片口(四斗樽から汲み出したお酒を銚子や燗とっくりに入れる道具)。

酒杯と酒樽。手前のとっくりには、「一番よい酒 千歳鶴」と書いてありました。^^
MIYOが千歳鶴酒ミュージアムに行ったときの日記はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 66 - お洗濯と千歳鶴酒ミュージアム。そして「ビヤホールライオン 狸小路店」でお昼ごはん(2021年11月8日/6日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

最後は漆器類です。ていねいに保存されていたことがわかります。


漁夫だまりに設けられた展示スペースは、
さらに続きす。
そしてこの先で、思いがけず、
今までに見たことのない、
とてもかわいらしいものに出会いました。


(つづく)

積丹から幌加内へ。新緑の美幸線をトロッコで駆けた、9泊10日の北海道 2 - 小樽市鰊御殿② ふたつの玄関(2023年5月10日/1日め)

2023年5月10日 鰊御殿で。(北海道小樽市)


そもそも、
北海道行きのチケットを買ったきっかけは、
「ANAにキュン!」でした。


「ANAにキュン!」は、ANAの感謝の日として、毎月29日に行われるキャンペーンです。


キャンペーンの内容は毎月変わるのですが、
3月29日のANAキュンでは、
「5〜6月搭乗 国内線特典航空券 
 減額マイルキャンペーン」

が実施されました。


このキャンペーンを利用すると、
2023年5月9日から6月14日までの期間、
国内線特典航空券の対象となる全路線で、
航空券と交換するのに必要なマイルが
減額となります。


通常でも、マイルを使って、航空券がオトクにゲットできるのですが、その必要マイル数がこんなにも減額されるのです。


これは見逃せません。
早速、多動夫と相談し、
札幌の往復チケットと交換することにしました。
(本当は旭川に行きたかったのですが、
 旭川は便数が少ないため、
 空席がありませんでした。)


羽田-札幌は片道37000円くらいでしょうか。
そのチケットを、通常は、
ANAの7500マイルで交換できるのですが、
3月29日限定で、5900マイルで交換できました。
つまり、往復74000円分を、
11800マイルで交換できたわけです。
ふたり分なら148000円分のチケットが、
23600マイルです。


23600マイル=ふたり分の往復航空券148000円分
ということは、
1マイルあたり6.27円分ということになります。
マイルはお買い物などで使うこともできますが、
その場合は、楽天ポイントなどのように、
1マイル=1円(1ポイント=1円)
にしかなりません。
でも航空券に交換すれば、たとえば今回のように、
1マイル=6円にまで価値が上がるのです。
(私はこれを、「ポイント効率」と呼んでいます。)
これが、マイルを航空券に交換する醍醐味です。


私は、楽天ポイントやdポイントも
貯めていますが、他のなによりも優先して
ANAマイルを貯める努力をしているのは、
ポイント効率がいいからです。
航空券と交換すれば、
1マイル(1ポイント)の価値が
何倍にも高まるのです。


まあ、もっとも、
航空券とか旅行とかに興味のない方には、
どうでもいい話なのですが…。笑


MIYOのANAマイル通帳です。3月29日付けで、23600マイル(羽田‐札幌往復航空券2枚分)が差し引かれています。(その少し前、3月22日に72500マイル使用しています。こんなにたくさん、なにに使ったのかは、ヒミツです。笑)


話は、「ANAにキュン」に戻ります。
5月の旅行先を北海道に決めたところで、
夫が尋ねました。
「で、何日間行くの? 4泊5日?」と。
それに対して、
「どうして4泊5日なの?
 なにか、東京に用事でもあるの?」
と答えるMIYO。🤣
夫は、昨年9月で完全リタイアしたので、
毎日ヒマです。


夫「いや、別に用事はないけど…。
  じゃあ、何日間にしたいの?」
み「10日。」
夫「は?」
み「10日でだめな理由がある? ないよね?
  私もあなたも、もう別に仕事してないし、
  急いで帰る必要もないでしょ?
  もうね。
  旅行=4泊5日って考えなくていいんだよ。
  思いきって長期の旅行にして、
  北海道でのんびりしようよ。」


このとき、夫はちょっと驚いていましたが、
特に反対する理由もなかったので、
9泊10日もの長い旅行をすることが
決まってしまいました。(アホ)😄


いつもいつも、3泊4日くらいの旅行で、
限られた時間内にあちこち行こうとして、
必ずドタバタ旅行になってしまう、私たち。
もうそういうのをやめて、
ゆっくりしたかったんですよね…。
10日間も行けば、時間に追われることなく、
のんびりできるんじゃないか、と考えました。


そしたら、どうなったと思いますか?


10日間の旅行に、3泊4日分の旅を3つ、
つめこまれました。😂😂😂
いつものドタバタ旅行が、
ノンストップで3つ続いたんですよ…。😔


MIYOがあこがれる、「なにもしない旅」。
結局、今回も、無理でした。
いや、多動夫がいる限り、
永遠に無理かもしれません。😂


でもまあ、楽しかったからいいか…。
一生の思い出になるような感動もありました。
そんな、旅のひとつひとつのできごとを、
少しずつ書いていきたいと思います。
新しい連載を、
いっしょに楽しんでいただけたらうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。


5月10日(水)


第1話では、新千歳空港から小樽に行き、
お寿司屋さんでお昼ごはんをいただいた…、
ところまで書きました。
積丹から幌加内へ。新緑の美幸線をトロッコで駆けた、9泊10日の北海道 1 - 小樽の「魚一心」で回転寿司。そして鰊御殿へ。(2023年5月10日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


そして午後は、海岸沿いに、
祝津エリアへと車を走らせ、
同じ小樽市内にある、鰊御殿に到着しました。


丘の上にポツンと建っているのが、鰊御殿です。

手前の駐車場に車を停めて、ここから歩いていきます。

駐車場から鰊御殿までは、なだらかな坂道が続きます。

到着です。

屋根には、木製の鬼瓦が今も残っています。

鰊御殿です。


【小樽市鰊御殿】
明治時代に建てられた番屋です。当時の原型をほぼ留めている文化財で、大変貴重なものです。もともとは、青森出身の田中福松によって、1897年(明治30年)に、積丹半島の南側の付け根にある泊村に建てられたもので、建設には7年もの歳月を費やしています。北海道や東北地方の木材を使って建てられており、番屋の全盛期には120人もの漁夫が寝泊まりしていたそうです。

1958年(昭和33年)、北海道炭鉱汽船株式会社が、泊村にあった田中家のニシン漁場建築物を解体、現在の場所に移築し、その後小樽市に寄贈しました。1960年(昭和35年)には、北海道の民家では初めて「北海道有形文化財鰊漁場建築」に指定されています。
総面積は約185坪もあり、現存する鰊御殿としては最大級です。一部2階建てで、1階には、にしん漁やにしん加工に使われた道具や、番屋で暮らした人々の生活用具や服、写真やジオラマなどを展示しています。
近年では、人気漫画・アニメの「ゴールデンカムイ」に登場し、注目を集めています。


ここまで、新千歳空港→イオン小樽店→鰊御殿…と移動してきました。が、その鰊御殿も、はるか西にある泊村から移設されてきたものでした。

鰊御殿に近づいてみると、ふたつの玄関があることがわかりました。

右側の丸い屋根(むくり)がついているのが、かつては親方一家のための玄関でした。その左側にあるのが、ヤン衆たち使用人が出入りする玄関です。当時の番屋ではよく見られる形態です。

これは、札幌市にある旧青山家漁家住宅です。1919年(大正8年)年に建てられました。やはり、入口が二つ並んでいます。左側は、むくりのついた切妻型の入口ひさしで、ヤン衆(漁夫)たちが出入りする番屋の入口でした。右側は、反った千鳥破風の入母屋型の入口ひさしで、親方の住まいの玄関です。(2021年11月6日)
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 46 - 北海道開拓の村⑱(旧青山家漁家住宅①母屋)/ 山口かほるさんの個展(2021年11月6日/4日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

小樽市鰊御殿のとなりには、こんな鳥居もありました。当時の番屋では、どこでも、立派な神棚を置いたりして、神様を大事にしていました。ニシン漁の豊漁やシケの回避を願ってのことでした。

建物の前には、こんな風に細い道が一本あるだけです。そしてその先には、小樽の海が広がっていました。

いい眺めです。遠くの山には、まだ雪が残っています。

それでは、中に入ります。これは、かつてヤン衆たちが使っていた玄関です。現在は見学者用の入口になっています。


次回は、この扉の内側をご紹介します。


(つづく)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 127 - 北海道ラーメン道場で晩ごはん / ありがとう、札幌。(2021年11月15日/13日め)

2021年11月15日 旅の締めは、大好きな塩ラーメン。(北海道千歳市)


11月15日(月)


「札幌2週間ホテル暮らし」、
ようやく最終話になりました。
長い日記におつきあいくださり、
ほんとうにありがとうございました。
みなさまがお読みくださり、
いっしょに楽しんでくださっていることが
はげみとなり、なんとかここまで
書き続けることができました。


空港で、荷物を預けたあとは、晩ごはんです。空港内の、「北海道ラーメン道場」に行きました。道内の人気店10軒が集結している、人気スポットです

前回の北海道家族旅行で利用して楽しかったので、また行ってみました。(2021年6月28日)
そのときの日記です。
コロナでもウポポイ2。札幌を拠点に3人で歩いた、3泊4日の北海道 43 - ラーメン道場「雪あかり」で晩ごはん(2021年6月28日/4日め)

一幻はなかでも人気で、いつも行列しています。店内も満席状態。

私たちが行ったのは、弟子屈。ここの塩ラーメンが、MIYOのお気に入りです。

このときは、おめあての塩ラーメンが「鮭冬葉塩」になっていました。別に、ラーメンに鮭が入ってなくてもいいと思うのですが…。


【鮭冬葉(さけとば)塩】(お店の説明から)
寒風で干された鮭の冬葉をスープに使用しました。「とばの香り」と「鮭のほぐし身」が独特の、地産地消を貫いたラーメンです。


「鮭冬葉塩」です(900円)。

夫は、「弟子屈味噌・辛味噌」(850円)。ミニイクラ丼(880円)は、ふたりではんぶんこ。イクラがたくさん入っていて、食べ応えがありました。

弟子屈のアプリをインストールしたら、プレゼントの餃子をいただきました。もうお腹いっぱいです。笑

このあとは、国内線ターミナル3階にある「スーパーラウンジ」で過ごしました。利用料はふたりで2000円ですが、対象のクレカがあるので無料になります。


ラウンジ内はフリードリンクですが、
実は、ここに置いてある牛乳が
おいしいのです。^^
さすが北海道。笑


搭乗です。19:30発のANA78で帰ります。

長い長い旅が終わりました。


旅を始める前には、
「2週間も旅を続けるなんて、
 ちょっと無謀だったかな。」
と、心配な気持ちも少しはありました。


でも、最終日には、ふたりとも、
「もう帰るんだ。なんか早かったな…。
 もう少し長い滞在にしておけばよかった。」

などと思っていました。(アホ)😄


羽田行きの機内です。ガラガラですね。つい先日の北海道旅行では、機内は満席でしたが、そんな状態になるまでに、このあとさらに1年半もかかったのですね…。


結局、127回も連載してしまった、
「札幌2週間ホテル暮らし」。
この日記は、
リタイア後の私とリモートワーク中の夫が、
コロナ禍にもめげず、暮らすように旅を続けた、
そんな13日間の記録でした。


札幌の街は美しく、毎日、
何気ない街の中をただ歩いているだけで、
気持ちがはやりました。
最高に楽しい、13日間でした。
札幌2週間ホテル暮らし。
やってみてよかった。
生涯、忘れられない旅になりました。


ありがとう、北海道。
ありがとう、札幌。^^


【今回訪ねたところ】
11月3日(1日め):札幌市
https://limings.muragon.com/entry/1599.html

 平岡樹芸センター
 昼食:RAMEN RS 改 (ラーメンアールエスカイ)

 北海道博物館
 夕食:サッポロビール園開拓使館ケッセルホール(ジンギスカン)

11月4日(2日め):札幌市
https://limings.muragon.com/entry/1611.html

 昼食:蟹工船のお弁当(かに天丼と海鮮丼)
 さっぽろテレビ塔
 旧庁立図書館
 札幌時計台

 北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)
 札幌駅・札幌ステラプレイス
 夕食:回転寿司 根室花まる ステラプレイス店
 JRタワーからの夜景
 セイコーマートでお買い物

11月5日(3日め):札幌市
https://limings.muragon.com/entry/1616.html

 二条市場
 昼食:食事処 ながもり(ほっけ定食とスペシャル海鮮丼)

 新善光寺
 中島公園
 豊平館
 チカホのアイヌ刺繍
 日本キリスト教団 札幌教会

 旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮
 サッポロファクトリー
 夕食:アウトドアカフェ ミールラウンジ(ダッチオーブン料理)
 札幌開拓使麦酒醸造所

11月6日(4日め):札幌市
https://limings.muragon.com/entry/1628.html 

 北海道開拓の村(全52スポットを制覇)
 昼食:開拓の村食堂(屯田兵定食とにしんそば)

 夕食:七福神(居酒屋)

11月7日(5日め):白老郡白老町
https://limings.muragon.com/entry/1670.html

 ウポポイ
  体験交流ホール
  国立アイヌ民族博物館
  アイヌ民族博物館
 昼食:焚き火ダイニングカフェ HARU RAN NA
    (北海道産ワインラムの焚き火ローストと蝦夷鹿と白老牛の合挽ハンバーグ)
 おやつ:ななかまどイレンカ
 夕食:北海道海鮮居酒屋 いろりあん 大通本店

11月8日(6日め):札幌市
https://limings.muragon.com/entry/1727.html
 コインランドリーでお洗濯
 興正寺別院
 千歳鶴酒ミュージアム
 狸小路
 昼食:ビヤホールライオン 狸小路店
    (道産豚の生姜焼きと生ラム鉄板ジンギスカン)
 六花亭+赤れんが庁舎
 夕食:北海道増毛町 魚鮮水産 すすきの店(居酒屋)

11月9日(7日め):札幌祖
https://limings.muragon.com/entry/1805.html

 札幌市中央卸売市場場外市場
 昼食:ヤン衆料理 北の漁場(海鮮丼)
 夕食:蔵元直営居酒屋 千歳鶴

11月10日(8日め)
https://limings.muragon.com/entry/1807.html

 昼食:出前館・ベントス西線12条店
    (ふらのワイン漬ステーキ弁当と札幌ザンギ)
 さっぽろ地下街ポールタウン
 夕食:札幌三越の値引き弁当
    (牛めし弁当とイタリアン弁当、コロッケ倶楽部)

11月11日(9日め):札幌市
https://limings.muragon.com/entry/1815.html

 昼食:Trăng Tròn(ベトナムフォーのセット)
 旧札幌控訴院(現在の札幌市資料館)
 観覧車ノルベサ
 夕食:オステリア 101 シチリアグリル アンド バー
    (シチリア料理オードブルセット)

11月12日(10日め):有珠郡壮瞥町
https://limings.muragon.com/entry/1835.html
 支笏洞爺国立公園 洞爺湖・昭和新山
 昼食:休憩所でお弁当
 支笏湖
 夕食:バル エスパーニャ カルネ(スペイン料理)

11月13日(11日め):余市郡余市町
https://limings.muragon.com/entry/1888.html

 旧余市福原漁場
 昼食:たけや(ランチ寿司と上生ちらし)
 旧下ヨイチ運上家
 よいち水産資料館
 リタロード
 ニッカウヰスキー余市蒸溜所

 夕食:札幌三越の値引き弁当
    (あなご寿司、鮭弁当、コロッケ俱楽部)

11月14日(12日め):札幌市
https://limings.muragon.com/entry/1923.html
 旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)

 昼食:ANAホリデイ・イン札幌すすきの
    (ランチビュッフェ)
 札幌時計台
 アイヌ文化を発信する空間ミナパ(minapa)

 サッポロビール博物館
 夕食:蔵元直営居酒屋 千歳鶴

11月15日(13日め):札幌市
https://limings.muragon.com/entry/1950.html
 昼食:Trăng Tròn(カオマンガイのセット)
 夕食:北海道ラーメン道場
    (鮭冬葉塩ラーメン、弟子屈辛味噌ラーメン、ミニいくら丼、餃子)


なぜ、ブログに長々と日記を書いたのか…。
それは、こうして書き留めておかないと、
とうてい覚えていられないからです。😂😂


127回の連載で、掲載した写真は、2683枚。
載せきれなかったものも多数あります。
我が家の大切なアルバムになりました。^^


長い長い連載におつきあいくださり、
どうもありがとうございました。


(おわり)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 126 - 13日間でかかった費用。(2021年11月15日/13日め)

2021年11月15日 新千歳空港・北海道ラーメン道場で。(北海道千歳市)


11月15日(月)


大通公園を走って走って、
ホテルに戻りました。


冬が始まりつつあった、札幌の街。もうこれで旅はおしまいなんだなあ、と思いました。


大通り公園から地下通路に入り、
さらに走り続けて、ホテルに到着。
チェックアウト時間の15分前でした。笑



先に戻った夫が、部屋で待っていました。
荷造りはすでに終わっていたので、
あとは簡単に片づけるだけです。


ゴミ箱の横に積み上げられているのは、MIYOの衣類です。今回の旅行では、「処分したい服」を中心に持ってきました。旅行の最後にそれを全部捨てて、荷物を減らします。いちばん上に置いてあるスニーカーは、ベトナムで2か月間履き続けたもの。😄(この他に、古くなった下着や靴下、ハンカチも処分。下着類は、都度捨てていたので、ここには写っていません。)

ベトナムで働いていたころの写真です。このピンクのスニーカーを履いて、2か月間、ハノイを歩きました。あれから2年たって、さすがに穴が開いてきたので、札幌でお別れしました。(2019年10月21日 ベトナム・ハノイ)
このときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 166 - あじさいとシクロ行列①(2019年10月21日/51日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

 さて、札幌のホテルを出るときに、たまたま見た、夫のポーチ。


「それ、捨てるの?」
と訊いたら、持って帰るんだそうです。😮
聞けば、長男が高校の時に、
美術の時間?で作ったポーチだそうで…。
染色の授業だったようです。
(染色…。長男には見えないんですけどね…。😅)


「これはのぞみくんが作ったんだからね。
 オレが使うよ。」
だそうです。


ふうん…。
けっこういいとこあるじゃない?🙂
(言いませんでしたけど)


14時きっかりに、チェックアウトしました。夫はフロントの方から、「たいへん長い間ご滞在くださり、ありがとうございました。」と言われたそうです。笑

13日間も滞在したのに、このホテルの朝食ビュッフェを利用することは一度もありませんでした。だって、ひとり2750円ですよ。宿泊者は2200円になるのですが、それでもふたりで4400円。ムリな価格です。笑 テイクアウトの朝食ボックスは1000円らしいですが、それ買うくらいなら、コンビニに行きます。😅 


あれから2年半。
このホテルには、
その後も何度も泊まりましたが、
未だに、朝食ビュッフェを利用したことは、
一度もありません…。😅


このときに、フェアフィールドバイマリオット札幌に支払ったのは、90510円(12泊)でした。


13日間(12泊)で、90510円。
1日あたり7542円。
(平日は6600円だったのですが、週末は少し高くなったので、
 平均するとこの価格になります。)
これ、ふたり分、ですよ。
ひとり一日、3770円くらいでした…。
なんと、二人分の朝食ビュッフェ(4400円)
よりも安い。🤣🤣
でも、それだけでは終わらなかったのです。


実はこの頃、アメックスカードのキャンペーン中でした。対象期間中、マリオットグループのホテルでアメックスを利用すると、5万円ごとに1万円キャッシュバックされます。


このときの宿泊費は、チェックイン時、つまり
11月3日に支払っていました。
このキャンペーンがあったことを思い出して、
アメックスのサイトで確認したところ、
3日後の11月6日には、
10000円がキャッシュバックされていました。


その結果、宿泊費は実質80510円になったので、
一泊あたりは、6700円くらい。
ひとり一泊3350円で宿泊できたことになります。


「50000円ごとに10000円」の返金だったので、
90510円支払って、10000円の返金です。
ならば、12月末までにあと9490円分、
どこかのホテルに泊まれば、
累積利用額が100000円になるので、
また10000円が戻ってくることになります。笑
早い話が、
「年内であれば、
 一泊10000円のホテルに、タダで泊まれる。」

ということです。笑


ここで、
「オトクなことは利用しないと気がすまない」
という、MIYOの性分が出てしまいました。


札幌のホテルで、
今チェックアウトしたばかりだというのに、
「来月中にどこか行こうよ。
 12月末までに泊まれば、
 10000円引きになるんだから。」
と、多動夫をそそのかしました。爆


…で、こうなりました。12月22日から、沖縄のシェラトン沖縄サンマリーナリゾートに3泊。このときの価格は、ふたり分で一泊10000円(マリオットメンバー特別価格)でした。シェラトンのひとり分が一泊5000円という、激安価格。ここでアメックスキャンペーンの条件(累積支払額100000円)をクリアしたので、さらに10000円を返金されました。つまり、3泊分で実質22487円(ふたり分)になります。ということで、実質ひとり一泊3750円になってしまいました。

このときの「シェラトン沖縄サンマリーナリゾート」です。シェラトンに、ひとり3750円で泊まる。…って、さすがにコレはないと思います。🤣🤣(2021年12月20日 沖縄・恩納村)
右:シェラトン沖縄サンマリーナリゾート
左:シェラトンの「ウェルネス&スパ ぬちぐすい」(屋内プール、大浴場、サウナ、ジム)

お部屋のバルコニーからの景色。

バルコニーからは、シェラトンのプライベートビーチが臨めます。

ビーチで結婚写真を撮っているカップルも。こんな景色を眺めながら、ディナービュッフェを楽しみました。沖縄、最高でした。^^


今、じゃらんのサイトをチェックしたら、
シェラトン沖縄サンマリーナリゾートは、
8月だと、いちばんお安いお部屋で、
一泊100000円(ふたり分)でした…。


そのホテルに、
ひとり一泊3750円で泊まった私たち。
コロナ+シーズンオフという状況下で
超激安だったとはいえ、
今さらながら、すごいことやっちゃったな、
と思います。😄😄


こんなふうにして、
 11月:北海道(12泊)から
 12月:沖縄(3泊)へと、
めまぐるしく節約旅行を展開した結果、
累積のマリオット宿泊実績は、
15泊になりました。


「4か月間でマリオット系ホテルに16泊する」
という、プラチナチャレンジの条件達成まで、
残すところ、あと一日です。😄
プラチナチャレンジについての詳細は、以下に書きました。このプラチナチャレンジを始めたことが、「札幌2週間ホテル暮らし」のきっかけでした。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 1 - できるかな、プラチナチャレンジ。(2021年11月3日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


ホテルをチェックアウトしたあと、まだ少し時間があったので、千歳鶴酒ミュージアムに寄りました。

MIYOが千歳鶴酒ミュージアムに行ったときの日記はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 66 - お洗濯と千歳鶴酒ミュージアム。そして「ビヤホールライオン 狸小路店」でお昼ごはん(2021年11月8日/6日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

そして、夕暮れが迫る中、新千歳空港へと走りました。札幌が、どんどん遠ざかっていきました。

レンタカーを返却して、空港へ。荷物を預け終わったら、これで本当に旅が終わったような気がしました。


さて、札幌2週間ホテル暮らし。
いったいどれくらいかかったのでしょうか。
おおざっぱですが、計算してみました。


宿泊費(12泊) 80510円
*マリオットメンバー価格を利用。
*10000円のキャッシュバックがありました。
レンタカー代  20000円
*ポイントを利用したので、お安くなっています。
航空券        0円
*ANAのトクたびマイルを利用しました。


この他に、
飲食代、入場料、ガソリン代
などもかかりますが、そういうものは、
旅行していなくてもかかるので、
含めないことにしています。


とてもおおざっぱな計算ですが、総額として、
札幌に13日間滞在して、ふたりで約10万円
という感じでした。
かなりオトクに旅行できたかな、と思います。


東京から札幌に3泊くらいの旅行をしても、
ふたりで同じくらいかかるかな、と思います。
このときの旅行では、キャンペーンはもちろん、
ポイント、マイル、商品券などを駆使して、
ほんと、がんばりました。😅


自分で計画して、あれこれ工夫したら、
長期の旅行でも案外お安くできるんだな…、
と実感した旅でした。


気構えず、力まず、楽しく節約しながら、
「暮らすように旅をする」ということを、
この旅で実践できたような気がします。
リタイア生活でも、こんな旅であれば、
これからもできるんじゃないかな…、
と思いました。


次回は、連載の最終話になります。


(つづく)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 125 - 「Trăng Tròn」でカオマンガイ(2021年11月15日/13日め)

2021年11月15日 豊平館で。(北海道札幌市)


11月15日(月)


札幌滞在最終日の、
多動夫のお散歩を中継しています。笑


中島公園の中には、日本庭園もあります。残念ながら、冠木門はかたく閉ざされていました。


札幌市資料館に行ったとき、
ボランティアガイドのOさんから、
「豊平館にはお茶室があるんですよ。
 次はぜひ訪ねてみてください。」
と教えていただきました。


お茶室があるなんて全く知らなかったので、
MIYOは、豊平館だけを見学して、
そのまま戻ってしてしまったのです。
それが心残りだったので、夫に、
「できればお茶室も見てきてね。」
と言ってありました。


でも、夫が行ってみると、
日本庭園はすでに閉園しており、
冠木門は閉ざされていました。
当然、お茶室にも行けません。


閉園したのは、11月7日。
MIYOが中島公園を訪れた、わずか2日後です。
存在を知らなかったとはいえ、
そのときに行かなかったことが悔やまれます。


旅というのは、往々にして、
「その瞬間にしかできない。
 今を逃すと見ることができない。」
などということがあります。
このときもそうでした。
このころの札幌は、
着々と冬支度を進めていました。
そして、様々なスポットが
閉園期間に入るところでした。


再び、街を歩きます。札幌のマンホール。時計台と、魚は鮭でしょうか。

中島公園を出ると、鴨々川沿いにひと際目を引く建物があります。オールで漕ぐ船のように見えます。これは、バブル時代に流行った英国人建築家、ナイジェル・コーツが手掛けたもので、石化してしまったノアの箱舟をテーマに建てられたそうです。

この奇抜なデザインは、建築物としても有名です。「バブルの名残り」とも言われているようですが…。(中は居酒屋さんです。^^)

変わった建物といえば、すすき野にはこんなホテルもありました。笑 名前は、「ファラオ(王)のホテル」だそうです。(2021年11月11日)

そして豊川稲荷別院へ。

ここには、「薄野娼妓並びに水子哀悼碑」があります。


【薄野娼妓並びに水子哀悼碑】
薄野(すすきの)は、1871年(明治4年)、当時の判官により、薄野遊郭を置いたことから始まりました。その目的は、開拓労働者の「足止め策」とすることでした。
この哀悼碑は、北海道の開拓を支えた遊郭の娼妓たちを供養し、さらには、その陰にある水子と、現代の水子(見ず子)の霊を慰める目的で建立されました。遊郭時代の薄野を偲ばせる数少ない遺構となっています。


次は中央寺。1874年(明治7年)の創建です。

奥に見えているのが本堂です。


どうしてこう、
お寺や神社ばっかり行くんでしょうね…。😅
まあ、よけいなお世話ですが。笑


話は変わって。
夫がこんなふうに歩きまわっていたころ、
MIYOは、大通公園を歩いておりました。


札幌に滞在中、何度も歩いた道ですが、それも今日でおしまいです。


多動夫がお寺巡りをしていた同じころ、
MIYOが見ていたのは、
不動産屋さんの広告でした。🤣


こんなのとか…、

こんなのですね…。🤣🤣


すすき野駅から徒歩10分。
1LDKの家賃が、5万円くらいなんですね。
ふうん…。
2週間もホテル暮らしするくらいなら、
いっそ借りちゃった方が安いのか…。(アホ)


いや、べつにそんな気はないのですが、
ヒマなので、ついつい、
こんなことを妄想して遊んでました。


そして、アジアンレストラン・Trăng Tròn(ベトナム語で「満月」)に到着。

この4日前に、ここでお食事したときの日記です。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 72 - 「Trăng Tròn」で鶏肉のフォー(2021年11月11日/9日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


このお店で食べたベトナムフォーが
おいしかったので、最後にまた来ました。
ムラゴンの惇さんとは、このお店の前で
待ち合わせることになっていました。


約束していた11時半に、
無事、惇さんとお会いすることができ、
いっしょにお店の中へ。


MIYOは、カオマンガイのセット。

惇さんは、鶏のガパオライスのセット。


惇さんとのおしゃべりは楽しくて、
おいしいランチをいただきながら、
時間を忘れてしまいました。
気がつくと、ホテルに戻る予定の時間を
すぎていました。笑


ここで思いがけず、惇さんからプレゼントをいただいてしまいました。帰宅して開けたら、三越の包装に入っていたのは、名店佐藤水産の「紅鮭といくらの糀漬」と「えび塩辛」でした。どっちも大好きです。笑(画像をお借りしました)

美しい、えびの塩辛。紅鮭もいくらもえびも、ごはんにかけたら絶品でした。^^

惇さん、ありがとうございました。急にお目にかかることになったので、MIYOはなにも用意していなくてスミマセン…汗。


惇さん、楽しいお時間を、
ありがとうございました。
お会いできて、
ほんとうにうれしかったです。^^


ムラゴンでブログを書いていなければ、
お会いすることのなかったご縁です。
でも、自宅から遠く離れた北海道まで来て、
こうしてお目にかかれたことに、
なにか、感動していました。


さて。
ホテルでは、夫が待っているはず。
約束していた時間は過ぎてしまいましたが、
これから、チカホを走って、
ホテルまで戻ります。^^


(つづく)


追記:
2023年5月の旅行で、再び札幌を訪れました。大通公園を歩いていたら、夫が「ベトナム料理を食べたい」と言いだしました。で、お店の前に行ってみたのですが、「Trăng Tròn」はなんと閉店してしまっていました。美味しいお店で、お客さんもたくさん入っていたんですけどね…。やはりコロナのせいだったのでしょうか。残念でした。