コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 88 - 旧余市福原漁場① 網倉(2021年11月13日/11日め)
(2023/03/07 16:00記)
2021年11月13日 旧余市福原漁場で。網倉をのぞきこんでいるところです。(北海道余市郡余市町)
11月13日(土)
「札幌2週間ホテル暮らし」も、
11日めになりました。
だんだん東京に戻る日が近づいてきて、
サビシイ気持ちも募ります。
が、とりあえずは、北海道での滞在を大切に、
一日一日を楽しんで過ごしたいと思います。
この日は、札幌市内を歩いて、
のんびりと過ごそうと思っていたのですが、
直前になって、
ニッカウヰスキー北海道工場 余市蒸溜所
の見学の予約がとれたので、
急遽、余市に行くことにしました。
もうね。
予約をとるの、ほんとうに大変だったんです。
2週間先まで予約でいっぱい。
なので、あきらめていました。
でも夫は、
毎日予約サイトをチェックしていたようで、
11月11日になって、
突然、2名分の空きがでたのです。
そこにすかさず滑り込んで、予約に成功。
夫は本当に喜んでいました。^^
その時の日記です。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 78 - 豪華なオードブルセットと創成橋(2021年11月11日-12日/9日め-10日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
前日、夫は、レンタカーを受け取りに、
朝からバジェットレンタカーに行ったのですが、
今日は今日で、トヨタレンタカーへ。笑
こんなことなら、
2日連続で借りておけばよかったのですが、
余市に行くのがぎりぎりに決まったので、
まあしかたありません。😅
前日と同じように、朝早くホテルを出た夫。レンタカーを運転して、ホテルに戻ってきました。
ホテルの前で、MIYOが車に乗り込んで、
朝8時半、今日も元気に出発です。^^
前日は、札幌から南西方向に、昭和新山、有珠山洞爺湖、支笏湖を歩きましたが、今日は北西方向に向かいます。小樽を越えて、その先の余市へ。車で1時間あまりの距離です。^^
朝9時半、余市に到着しました。
ニッカウヰスキーの見学時間は
午後2時半で、まだ時間があります。
なので、午前中は、
他のスポットを見て歩くことにしました。
ということで、
余市に到着して、まず一番に向かったのは、
旧余市福原漁場(きゅうよいちふくはらぎょば)
でした。
ここは、余市の中で、
MIYOがいちばん行きたかったところです。
旧余市福原漁場。右側に見えているのが受付です。
敷地内の駐車場に車を停めましたが、他に訪れているのは1台(一組)だけのようです。またしても、ひとり占め状態です。😅
まずは受付で勧められて、共通入場券(880円)を購入しました。
共通入場券で、旧余市福原漁場、旧下ヨイチ運上家、フゴッペ洞窟、よいち水産博物館の4か所を見学できます。
最近、旅先では、こんなふうに、
数か所のスポットをまとめて
共通入場券にしたものを
勧められることが増えました。
全部に行くつもりであれば、
当然、入場料が割安になります。
私たちも、何か所に行けそうかを考えながら、
購入することが多いです。
さて、入場券を購入し、受付の奥に向かって歩き始めたのですが、この「旧余市福原漁場」、かなりの広さです。見学スポットが9か所もあります。
【旧余市福原漁場】
かつてのニシン漁場の遺跡です。幕末から明治時代にかけて余市町浜中町に定住し、ニシン漁場を経営していた、福原家が所有していた建物群を、施設内に復元・保存しています。この史跡は、番屋のみでなく、海産干場・主屋・米味噌蔵・網蔵・石蔵・雑蔵など、ニシン漁に関する一連の施設を確認できる、たいへん貴重なものです。1982年(昭和57年)、国の史跡に指定されました。
漁場を建設したのは、1880年(明治13年)頃とみられています。海岸に面した主屋を中心に、文書庫や米味噌倉、網倉、便所や物置小屋等が遺存しています。また、建物の周囲は、ニシン粕等の干場となっており、ニシンからとったカズノコや白子などを製品にした干場が当時のままの状態で保存されています。最盛期のニシン漁や、ニシン漁でにぎわった時代の漁業経営をうかがい知ることができる、貴重な遺跡です。
本当は、出入り口にいちばん近い、
主屋から見て行けばいいのでしょうが、
敷地内の広さに圧倒された私たち。
「とりあえず、
いちばん奥まで歩いて、
概要を把握しておこう。」
と決めました。
つまり、案内板の①ではなく、
いきなり、⑨に行ってしまったのです。笑
敷地の右側を流れる小川に沿って、奥へ奥へと歩きました。つきあたりに見えているのが、⑨の網倉です。
網倉の左側にあるのは、⑧米・味噌倉です。
網倉と米・味噌倉の手前には、雑倉の跡があります。ここでは、土台だけを復元しています。
雑倉の左が納屋場です。
ここは、身欠ニシンを作る干場でした。
雑倉(左)と納屋場(右)から入り口方向を見たところです。さらに5つの建物があります。
敷地内での各スポットの位置関係が
だいたいわかったところで、
もう我慢できなくなったので、笑
見学を開始しました。
まずは、いちばん奥の網倉です。
【網倉】
漁で使う網などを収めるための倉です。ここでは、建網用の集網、垣網、枠網、袋網などの網類や浮子などの漁具を収納していました。当時の漁具は、自然木を利用した手作りのものがほとんどでした。この網倉は小規模ですが、ニシン漁が終わると「廊下」が空くので、そこにも漁具を収納しました。
中をのぞきこんでいるMIYO。笑
かつて使われていた漁具が、ところせましと並んでいました。
網倉の位置です。ここから、手前に向かって見学していきます。
次回は、網倉のとなりにある、
米・味噌倉を歩きます。
(つづく)