コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 53 - ウポポイ①(いざないの回廊、ななかまどイレンカ、歓迎の広場)/ 5435(2021年11月7日/5日め)
(2022/05/08 16:00記)
2021年11月7日 ウポポイ・いざないの回廊で。(北海道白老郡)
連載53回めにもかかわらず、日記はまだほんの5日めです。
2週間分だと、どこまで連載が続くのでしょうか。
先は長いです。😂😂
11月7日(日)
長く、「コロナでもウポポイ」の
3シリーズを書いてきましたが、まだ一度も、
ウポポイに行くことはできませんでした。
けれど、「ウポポイ」という響きが好きで、
「みんなで歌う」という言葉の意味も好きで、
あこがれの気持ちを込めて、
北海道日記のタイトルにしてきました。
そのウポポイに、この日、
ようやく訪れることができました。
北海道開拓の村の連載を終え、
今回からは、ウポポイの旅日記になります。
【ウポポイ】
ウポポイ(英語: Upopoy)は、北海道白老郡白老町にある「民族共生象徴空間」の愛称です。主要施設として、国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設を整備しており、アイヌ文化の復興・創造・発展のための拠点となるナショナルセンターです。「ウポポイ」とは、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味しています。
いつものように、ホテルの部屋で、
コンビニで買った朝食をいただき、
レンタカーで出発しました。
札幌から白老郡までは、車で2時間くらいです。
ウポポイに到着!
こんなロゴマークすらも愛おしい。笑 あこがれ続けた、ウポポイです。^^
【ウポポイのロゴマーク】
ポロト湖周辺の自然景観(山並みや湖)を表しています。また、アイヌのものづくりの極みのひとつである、「エムㇱアッ」の文様のイメージを模しています。「エムㇱアッ」とは、男性が正装時に身につける儀礼用の太刀を下げるための帯です。メインカラーは、伝統的なアイヌの服飾に用いられることも多い、紺と赤を採用しました。
下の縦線は6本です。「6」という数字は、アイヌ語で「たくさん」を表わす表現に用いられることから、「ここに多くの人々が集う」という願いをこめました。
入場口の案内図です。
さすが、北海道だけあって、広いです。笑
まずは、上の写真の一番下の部分にある、「いざないの回廊」を歩きます。アイヌ語で、カンカンと言うそうです。
遠くに建物らしいものが見えてきました。わくわく…。^^
回廊を通り抜けたあとは、この部屋に入って、赤外線サーモグラフィーで体温を測定します。コロナ感染防止対策だそうです。単なる体温測定なんですが、なんだかものものしいですね。
体温測定を終えると、そこは「歓迎の広場」です。いちばん手前に、「ななかまどイレンカ」というお店があります。
本当は、はやくウポポイの見学を始めたかったのですが、「試食しませんか?」と言われてついふらふらと店内へ…。(いじきたなくてスミマセン。)
中はこんな感じです。スイーツカフェですね。
グッズも販売しています。
試食させていただいたのは、カップチーズケーキ「クンネチュプ」(150円)。カップのデザインも、アイヌ風でオシャレです。^^ 北海道のチーズと白老産のたまごを使用しています。半熟に焼き上げてあり、濃厚でくちどけの良い滑らかな味わいが好評で、国内発送も可能だそうです。(画像をお借りしました)
この、コレがですね。おいしいんです。ほんと、おいしいんです。笑
「購入していただいたものは、店内でお取り置きいたします。お帰りになる時にお渡しできますよ。」と言われたので、2個、買ってしまいました。
この日記を書くにあたって、
このお店について調べてみました。
白老町の人気店「ななかまど」の
支店であることは知っていたのですが、
運営しているのは、
社会福祉法人 白老宏友会でした。
つまり、障害者の福祉作業所だったのです。
(長男が生活しているS園みたいですね。^^)
オシャレなお店で、
それらしいことをなにも書いていなかったので、
全然気がつきませんでした。
そうとわかっていれば、もっといろいろ、
たっくさん購入したのに…。
と、今頃になって、残念がっています。笑
このときは、カップケーキどころではなく(笑)、
早くウポポイの中に入りたい、と、
気持ちばかりがはやっていました。
だって、もうすぐそこに、こんなドームが見えてるんですよ。体験交流ホール「ウエカリ チセ」。「アイヌの文化を五感で感じる」がコンセプトの、フィールドミュージアムです。
歓迎の広場(ウウェランカラプ ミンタラ)です。ウポポイのキャラクター「トゥレッポん」が、「イランカラプテ(こんにちは)」と出迎えてくれました。
【トゥレッポん】
トゥレプ(オオウバユリ)として生まれた⼥の⼦をイメージしています。turep (トゥレプ)は、アイヌ語で「オオウバユリ」の意。北海道、本州の中部以北の林内に⾃⽣するユリ科ウバユリ属の多年草です。po (ポ)は、アイヌ語で「⼩さいもの」というニュアンスを付け加える語です。
手にはふたつのアイテムを持っています。
・トゥレプアカㇺ(オオウバユリの円盤)
トゥレプから作る保存食。
・トゥレプの茎
とても長い茎で、お散歩の時には杖にもなります。丸いプップッ(果実)が茶色になると、シャラシャラと種が飛び出します。
これがトゥレプ(オオウバユリ)です。(画像をお借りしました)
広場は円型になっていて、周囲にはレストランやカフェが並んでいます。
ここにチケット売り場もあります。
チケットやマップのデザインもすてきです。^^
いよいよ、園内に入ります。ポロト湖のほとりに広がるウポポイは、もう目の前です。
言い忘れておりましたが、
ウポポイの中では、
「日本語とアイヌ語が公用語」
ということになっています。
なので、あちこちに、
日本語と並んでアイヌ語が書かれています。
アイヌ語は全然わかりませんが、
わからないから、新鮮で、おもしろい。^^
そんな世界が、今、目の前に広がっていました。
(つづく)
(お礼)
昨日のアクセスです。
今朝見て、びっくりしました。
5435でした。
こんなにたくさんのアクセスを
今までにいただいたことがありません。
長男の演奏を、
多くの方が聴いてくださったことに、
驚きました。
みなさまがお心を寄せてくださったことを、
とても、とても、うれしく思っています。
ありがとうございました。





















