MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

全盲難聴・のんたんのGW日記 12 - おとうさんとおでかけ② 浅草太鼓館から、ラテンアメリカへの道フェスティバルへ(2023年5月3日/5日め)

2023年5月3日 「太鼓館」で。大締太鼓を叩いています。(全盲難聴・のんたん 27歳)


5月3日(水)


太鼓館日記の続きです。


こんなのもありました。ちんどん屋の太鼓です。右は、四角い太鼓を叩く長男。^^

和太鼓大好き。^^

これは、沖縄のエイサー太鼓でしょうか。うれしそうですねえ。^^

沖縄で見たエイサーは、ほんとうにかっこよかった。^^(2022年12月19日 沖縄県・琉球村)

大締太鼓(おおじめだいこ)です。

胴が桶作りの太鼓です。そのため、通常の太鼓に比べて軽量で、縄の締め方で音の調整ができます。 創作太鼓やお祭りなどで使用されています。

お気に入りのジャンベです。別にここで叩かなくても、家にも一個あるんですけどね…。😅

お昼ごはんは、近くのサイゼリヤへ。

そして新橋駅からゆりかもめに乗って…、

お台場へ。

東京ビッグサイトで開催されていた、「ラテンアメリカへの道 フェスティバル」に行きました。

南米は、民族衣装がきれいですね。

出演していたAさん。夫は以前からフェイスブックでお友達だったそうですが、この日初めてお目にかかったそうです。

南米料理の屋台やマーケットもありました。

フェスティバルで、めいっぱい遊んで帰りました。

帰り道で、前日買ったばかりのICレコーダーと。今日録音したものを聞いているところです。


新橋からお台場まで、ゆりかもめに乗ったとき、
長男は、
「おかあさんのびょういん…。」
と言ったそうです。
あとで夫から聞いて、びっくりしました。
よく覚えていたなあ…。


そう。MIYOは、このすぐ近くのG研病院に入院していました。(2019年11月25日撮影)

私が2か月以上入院していたのは、2009年1月ごろのことでした。週末になると、夫が子供達を病院に連れて来ました。14年も前のことなのに、長男はそれを、しっかりと覚えていました。
ガンになるまでの日々 13 家族(2009年1月) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


「あのとき、病室でのんたんを叩いたよね。
 のんたんが泣いちゃったのを忘れられないし、
 今でもかわいそうだったと思うよ…。」
と言ったら、多動夫、
「しつこいっ」
と言い返しました。😮


「あのときは申し訳なかったね。」
とひとこと言えばいいものを。
いつまでたっても、反省のない人です。😔


(つづく)

全盲難聴・のんたんのGW日記 11 - おとうさんとおでかけ① 浅草太鼓館(2023年5月3日/5日め)

2023年5月3日 「太鼓館」で。(全盲難聴・のんたん 27歳)


5月3日(水)


GWの5日めです。
この日長男は、
夫といっしょにおでかけしました。
行き先は、浅草にある「太鼓館」です。
太鼓館との出会いについては、2017年3月4日のブログでも書いています。
全盲難聴・のんたん さわって楽しめる「浅草 太鼓館」で大喜び - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

太鼓館の詳細です。宮本卯之助商店は、和太鼓や神輿の製造、修理、販売、レンタルを行っている会社です。


長男を初めて太鼓館に連れて行ったのは、
2003年4月4日。
長男が7歳のときでした。


太鼓をさわって大喜びだった長男。大好きな写真です。^^(2003年4月4日 7歳)

このときの日記が、今も我が家のHPに残っています。

(HPからの抜粋です。)
自分でhtmlソースを組んで、ガラケーの写真を掲載していた時代です。(この日の写真と文章は、多動夫によるものでした。)


小学2年生のときから、高校を卒業するまで、
ボランティアさんやヘルパーさんに
同行していただいて、
週に1回は、太鼓館に通い続けたと思います。
かかった入場料の総額を考えると、
気が遠くなるので、
考えないようにしています。😂😂


「とにかく長男が、
 今日一日を楽しく過ごせること。」
小学校、中学校、高校と、
そればかりを考えていました。


…ということで、浅草に到着。

太鼓館は、ここから歩いて数分のところにあります。

浅草だけに、外国人観光団が闊歩しています。

フィリピンの国旗と歩く人々も。浅草はにぎわっていて、もうすっかりコロナ前に戻りました。

宮本卯之助商店 太鼓館に到着です。長男はここに、500回以上行っていると思います。笑

中に入ると、係の方が、「久しぶりですね~。」と声をかけてくださいました。


7歳から、20年も通ってますから。笑
みなさんが覚えてくださっています。
長男は、太鼓館といっしょに
成長していったようなものでした。


ここ何年かは、コロナで休館していたので、
なかなか行くことができず、
この日は本当に、
「ひさしぶりの太鼓館」でした。^^


展示されている、世界中の太鼓の数々。

すごいコレクションですが…、

この博物館のすばらしいところは、展示している太鼓を、実際に叩いてみることができる、ということ。

長男は、このたくさんの太鼓たちと共に、大きくなっていきました。

これはベナン(ダホメ王国)の婚礼用の太鼓です。カメの装飾があるもの(左)は女性用で、ヘビの装飾があるのは男性用だそうです。新郎新婦がそれぞれに叩いたのでしょうか。笑

さて、長男、早速叩き始めました。これは長男が大好きな、トリニダード&トバゴ共和国のスチールパン。

大喜びで叩いています。^^


太鼓館の日記は、もう少し続きます。


(つづく)

全盲難聴・のんたんのGW日記 10 - ICレコーダーとお寿司を買いました。/ クリスマス祝会、新年会、レクリエーション企画、締めくくりの会(納め会)(2023年5月2日/4日め)

2023年5月2日 コジマxビックカメラ 葛飾店で、ICレコーダーを買いました。(全盲難聴・のんたん 27歳)


5月2日(火)


長男のGW日記、4日めになりました。
 1日め ココスで晩ごはん
 2日め パセラ上野公園前店
 3日め スカイダック
…とおでかけしてきたので、
さすがに1日くらいは家でゆっくりしよう、
と思ったのですが、長男が、
「明日はでんきやさんに行きたいです。」
と言いだしました。笑


実は、夫が長男を迎えに行ったとき、
S園の職員の方から、
「ICレコーダーがだいぶ痛んでいるので、
 新しいのを買いましょうか?」
と言われました。
長男はICレコーダーが大好き。
いつも持ち歩いて使っているので、
わずか一年あまりでボタンがすっかり摩耗して、
変形してしまっていました。


「お願いします。」
と言えば、S園の方が、長男といっしょに
買物に行ってくださるのです。
(長男の通帳はS園に預けてあるので、
 そのお金を使っていただきます。)
でも夫は、
「いえ、こちらで買うからいいです。」
と言って、そのまま帰ってきました。
(↑なんで? 笑)


まあそんなわけで、このお休み中に、
「電気屋さんに行ってICレコーダーを買う」
という任務を遂行しなければならず、
長男もそれを楽しみにしていました。


…ということで、4日めの今日は、
長男と一緒に電気屋さんに行きました。


コジマxビックカメラ 葛飾店です。

ICレコーダー売り場に来ました。たくさんのサンプルが置いてありました。


これまで、ICレコーダーを買うときは、
サンプルを長男に触ってもらって、
実際に操作してみたうえで、
長男が気に入ったものを買ってきました。


ところが、今回はそれができませんでした。
店頭に置いてあるサンプルは、
全部、中がカラのダミーなのです。
これだと、長男が操作してみて、
実際の使い勝手を調べることができません。
(盗難防止のため、実際に使用できるサンプルを
 店頭に置かなくなったみたいです。)


ダミーをさわって調べている長男です。


しょうがないので、夫が適当なのを選んで、
それを買うことにしました。
買ってはみたものの、
長男が操作できないかもしれない、
というリスクはあったのですが…。


夫は、これまでに使っていた物と
なるべく似ているものを選んだようです。
9350円でしたが、ポイントを使って、
8790円。
コジマのクーポン利用で
500ポイントを付与していただき、
さらに、ペイペイで支払ったので、
実質2%引きになりました。^^


レジで支払った後、
早速パッケージを開封して、
買ったばかりのICレコーダーを
長男に触らせてみました。
すると、なにも教えていないのに、
長男は自分で電池をセットし、
すいすいと使いこなしています。すごいっ🤩


MIYOなんて、取説見ても
なにがなんだかわからないことが多いのに、
初めての製品をいきなりさわって、
(もちろん取説とかも読むことなく)
手探りでボタンの位置を感じとって、
使いこなしているなんて…。
あらためて、夫とふたりで驚きました。笑


さて、電気屋さんでのお買い物はこれで終わりです。
次は、同じビルの1階にあるサミットストアで、
お買物して帰ります。


牛乳売り場で、
長男の大好きな「よつ葉牛乳」を買いました。


「これはなあに?」「よつばぎゅうにゅう!」


長男に飲ませようと思って、
オイシックスやらでぃっしゅの
ちょっとお高い牛乳を、
あらかじめ注文していました。
それが、家の冷蔵庫にまだあるんですけどね…。
長男、なぜか、
「飲むんだったらよつ葉牛乳」
なんです。笑


ちょうど、お寿司が値引きされていたので、
晩ごはんはお寿司に決定。
「のんたんは、おすしとハンバーグと
 どっちが食べたいですか?」
と、長男に訊いてみると、
「おすし! おすしを食べます!」
と、元気に答えてくれました。笑


長男といっしょにお寿司コーナーに行き、
自分でお寿司ををとって、
カゴに入れてもらいました。
長男、うれしそう…。^^


今日の晩ごはんです。にぎり寿司は300円引き。太巻きは50%引き。ねぎトロ巻きは30円引き。定価で買ったのはアップルパイだけ。笑


サミットストアのアップルパイは、
こんなに大きくて550円。
リンゴもたくさん入っていて、
我が家のお気に入りです。😄


晩ごはんは、3人でお寿司をシェア。
長男もたくさん食べました。
ハンバーグよりもお寿司が好きだったとは、
知らなかったなあ…。笑


夕食後、長男に、
「今日はなにを買いましたか?」
と訊きました。
「ICレコーダー」
と言ってほしかったのですが、長男は、
「でんきやさんで、おすしをかいました。」
と、笑かしてくれました。😄


同じビルの中にあったので、
長男の中で、サミットストアは、
でんきやさんの一部になってたみたいです。笑


そして、生まれて初めて、お寿司を自分で買った。
そのことが、長男の中で、
とても楽しい思い出になっていました。


これまで、
長男が「お寿司を食べたい。」というときは、
いつも、家族で回転寿司に出かけていました。
なので長男は、
「お寿司はお寿司屋さんで食べるもの」
と思っていたようです。


「外でお寿司を買って、
 家で食べることができるのか!」
とわかったのは、
長男にとっては驚きの発見だったのでしょう。


私たちは見えて聞こえるから、
「お寿司なんて、どこでも売っている。」
と、自然にわかっていて、
あたりまえのことと思っています。
でも長男にはそうじゃないんだってことが、
まだまだたくさんあるんですね…。


「スーパーでお寿司を買う。」
こんななんでもないことを、
今まで長男と、一度もやっていませんでした。
やったことがないから、
長男は知らなかったのです。


どんな小さなことでも、ひとつひとつ、
長男といっしょにやってみることの大切さを、
あらためて思いました。


そしてもちろん、長男には、
「お寿司を買ったところは、スーパー。
 でんきやさんじゃないんだよ。」
と言っておきました。^^


(つづく)


(おまけのお話)


S園でのブログからダウンロードした写真を
掲載しそびれていたので、ご紹介します。


まずは、2022年12月15日に行われた、
クリスマス会食です。
S園はキリスト教系の施設なので、
クリスマス祝会は大切な行事のひとつです。
コロナ禍のため、各会場に映像を配信する形で
実施されました。


2022年12月のクリスマスのごちそうです。

ケーキは、S園が運営する作業所(レストラン「カナン」)で作ったものです。

S園での、過去のクリスマスのごちそうは、こちらにまとめてあります。
全盲難聴・のんたんの冬休み 1 - 予約して、とんでんとロイヤルホストへ(2021年12月26日-28日/1日め-3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


つづいて、2023年1月19日の新年会です。
なんと、美濃吉のお弁当です。
ブログを調べてみたら、昨年も、美濃吉でした。
いいなあ~。笑
昨年の新年会のごちそうはこちらです。
全盲難聴・のんたん 新年会(2022年1月17日)と、二泊旅行のおみやげ(2017-2021) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

ケーキは、チョコレートブラウニーまたはフランボワーズムース。


次は、S園で開催した、
レクリエーション企画です。


3つのコーナーを作ったのですが、そのひとつが「足湯」でした。(2022年11月15日)

いえ、足湯の写真はどうでもいいのですが(笑)、会場の片隅に小さく写っている長男を見つけ、つい切り取って拡大してしまった、ストーカーな母です。😅


最後は、3月17日に行った、
一年を締めくくる会(納め会)の写真です。
今調べてみたら、
2016年(長男20歳)のデビューから始まって、
2023年(長男27歳)まで、8年間の
「締めくくりの会(納め会)」の記録が、
すべて、このブログに残されていました。


初めてブログを書いたのは、2017年1月。
以来、愚直に書き続けて、8年めになりました。
長男の、大事な大事な記録です。
「とにかく書き続けること」の大切さを、
あらためて感じています。


「風になりたい」「ビリーブ」「ひまわりの約束」の3曲を演奏しました。(2023年3月17日)

昨年(2022年)の締めくくりの会(納め会)での演奏です。1分20秒を過ぎたころから、長男のソロが始まります。^^

全盲難聴・のんたんの演奏「風になりたい」220318 Deaf-blind Nozomi
このときの日記です。(長男26歳)
全盲難聴・のんたん S園「締めくくりの会(納め会)」に行きました。(2022年3月18日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
2021年の締めくくりの会(納め会)の日記です。(長男25歳)
全盲難聴・のんたん S園「締めくくりの会(納め会)」に行きました。(2021年3月23日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

2020年の締めくくりの会(納め会)の日記です。(長男24歳)
全盲難聴・のんたん S園「締めくくりの会」で演奏する(2020年3月26日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
2919年の締めくくりの会(納め会)の日記です。(長男23歳)
全盲難聴・のんたん S園「締めくくりの会」で演奏する(2019年3月20日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
2018年の締めくくりの会(納め会)の日記です。(長男22歳)
全盲難聴・のんたん S園「締めくくりの会」で演奏する(2018年3月23日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
2017年の締めくくりの会(納め会)の日記です。(長男21歳)
全盲難聴・のんたん S園「締めくくりの会」で演奏する(2017年3月) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
2016年の締めくくりの会(納め会)の日記です。18歳でS園に入所してまもなく
グループを結成し、この年にデビューしました。(長男20歳)
全盲難聴・のんたん S園「締めくくりの会」で演奏する(2016年3月) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

全盲難聴・のんたんのGW日記 9 - 水陸両用バス「スカイダック」で水の中にダイブ!⑥ 台湾祭でお昼ごはん(2023年5月1日/3日め)

2023年5月1日 水陸両用バス「スカイダック」で。(全盲難聴・のんたん 27歳)


5月1日(月)


スカイダック体験日記の続きです。


楽しかった遊覧航行を終え、バスは下町を走りました。

やがて、ビルの間に少しずつ、東京スカイツリーが見えるようになりました。


MIYOの住む町からも、
東京スカイツリーは見えるのですが、
さすがに、これだけ近くからだと、
美しいフォルムが細部まで見えて、
楽しいですね。^^


スカイツリーがドーーーンと見えたら、ここでツアーはおしまいです。

最後に、車内でもう一枚。

楽しかったスカイダック。長男も楽しんでくれてよかった。^^


さて。
この水陸両用バスですが、
日本でここだけかと思っていたら、
実は、他所にもあるんですね。^^
先日行ったネイルサロンで、
いつもお世話になっている白さんが
「それ、山中湖で乗ったよ。」
とおしえてくれました。


山中湖の水陸両用バスは、
KABAというそうです。
その写真がすごいです。


どーーーーんと富士山を背にして、山中湖を走るKABAです。(画像をお借りしました)


ボディに描いてあるのは、カバくん。笑
これにも、長男を乗せてあげたいなあ…。


でも、水陸両用バスって、
バスの部分もあるからおもしろいんですよね。
バスでしばらく走って、街の風景を楽しんで、
そして途中から、突然船に変身するわけです。


さらに、私たちがもうひとつ楽しかったことは、
川の両側や橋の上から、
そしてときにはすれ違うカヌーから、
通りがかった方々が、
手を振ってくださったことでした。
スカイダックというのは、
乗る方はもちろんおもしろいのですが、
見ている方々も笑顔で楽しんでくださる。
そんな乗り物でした。


「バスとして、街の中を走る。」
「バスから船に変身するのを楽しむ。」
「船で航行中、すれちがう方々と
 手を振り合い、笑顔を交わす。」
…スカイダックには、そういう、
想定外の楽しさがありました。


でも、KABAではどうでしょうか。
KABAのサイトを見るかぎり、
街の中を走ることなく、
「湖にダイブして湖の中を遊覧する」
というコースのようです。
スカイダックとは、
楽しみ方が少し違うのかもしれません。
(湖を航行中は、通りがかりの方と
 すれ違うこともないですしね…。^^)


でも、山中湖ならそう遠くないので、
いつか乗ってみたいと思います。


さて。
ツアーが終わったのはお昼時だったので、
東京スカイツリーの中で、
なにか食べることにしました。


ちょうど、「台湾祭」を開催中でした。下のポスター、「台湾祭」の文字の中に、お椀、レンゲ、提灯が入っていて楽しい。😄

会場は、4階のスカイアリーナです。イベント用の広いスペースがあるのですが、すごい人出でした。

台南観光PRキャラクター「魚頭君」。台南名物の虱目魚(サバヒー。別名ミルクフィッシュ)の頭部をイメージして作ったゆるキャラです。

どの屋台にも、とんでもないほど行列ができています。


ほんとうは、
担仔(タンツー)麺やチャーハン😋
を食べたかったのですが、
1時間くらい並びそうなので、断念。
とりあえず、人が少なそうな屋台に、
夫と手分けして並ぶことにしました。


「小籠包が食べたい。」と言って、夫は、長男といっしょにこちらの屋台に並びました。

MIYOが並んだのは、おつまみやおかずの屋台。

台湾ソーセージ(400円)、サクサク台湾からあげ(700円)、イカの姿揚げ(900円)と台湾ビール(700円)で、合計2100円。よく考えると、町の台湾料理屋さんで食事した方が安いかもです。笑

なんとか食べ物は買えたのですが、もうすごい人で、テーブルが空いていません。先にテーブルを確保して、荷物を置いてから食べ物を買いに行く人が多くて、空いているのに使えないテーブルが半分くらいありました。テーブル利用のシステム自体を運営側がもっと工夫しないといけないと思います。


しかたないので、
4人用テーブルを2人で使っているところで、
どうにか相席させていただきました。
そこに、空いているイスをひとつ持ってきて、
ようやく、食事することができました。


夫が買った小籠包は、5個で700円。蒸し餃子は8個で600円でした。

MIYOが買った、巨大なイカの姿揚げ。

ほんと、大きかったです。笑

鶏の唐揚げはもっとあったのですが、半分食べちゃってます。笑 台湾ソーセージは意外な美味しさでした。


ここで夫が、
「マンゴーかき氷を食べたい。」
と言い出しました。


マンゴーがたくさんのったかき氷は800円です。

ほんと、マンゴーだらけです。笑

3人でシェアしてちょうどいい大きさでした。😄


初めてマンゴーかき氷(芒果雪花冰)
を食べたのは、2017年6月。
夫とふたりででかけた台湾旅行のときでした。


台湾・永康街の「スムージーハウス(思慕昔)」で食べたマンゴーかき氷(超級雪酪芒果雪花冰)です。かき氷の上に、マンゴーアイスクリームと大ぶりのマンゴーがどっさり。おいしかったのですが、ものすごい量でした。JTBのツアーに含まれていたのですが、ネットで調べると180元(約790円)のようでした。

このときは、ヅラをつけて旅行してました。😄

このときの日記です。
台湾・3泊4日でおいしいものめぐり 10 - スーパー見学後、永康街の「思慕昔」で別腹・マンゴー雪花冰(2017年6月30日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


次に食べたのは、2019年1月。
家族4人で出かけた台湾旅行で、
子どもたちに食べさせたくて、
同じお店に行ってみました。


このときのマンゴーかき氷(芒果雪花冰)です。250NT$(1100円)でした。少し高くなっていますが、マンゴーの量も増えています。

店内は満席だったので、お店の外側に設置してあるミニテーブルで食べました。かき氷と長男の顔が、同じくらいの大きさなのが、笑えます。^^

このときの日記です。
骨折でも台湾。家族で食べ歩いた、4泊7日のおトク旅 35 - 永康街の芒果雪花冰(マンゴーかき氷)(2019年1月4日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


ここだけを比べてみると、
今やマンゴーかき氷は、台湾で食べるよりも、
日本で食べたほうが、ずっとお安いようです。


アメリカでは、
ラーメン一杯が3000円とか聞きますが、
マンゴーかき氷ですら、
本場台湾より日本の方が安い。
日本の物価が安い。…というよりも、
日本の賃金が安いんだと思います。


最近、外国人旅行者が増えてきましたが、
日本での物価の安さに大喜びしているそうです。
(逆に言うと、今、私たちが海外に行ったら、
 いろんなものが高くて驚くことでしょう。)


たかがマンゴーかき氷を食べただけなのですが、
日本ってほんと、
そんな国になってしまったんだなあ、😅
と実感しました。


(つづく)

全盲難聴・のんたんのGW日記 8 - 水陸両用バス「スカイダック」で水の中にダイブ!⑤ 「旧中川・川の駅」から東京スカイツリーへ(2023年5月1日/3日め)

2023年5月1日 水陸両用バス「スカイダック」と。(全盲難聴・のんたん 27歳)


5月1日(月)


旧中川・川の駅でスロープを上がり、
スカイダックは再びバスに戻りました。
車体についた海水を洗い流す作業のあいだ、
私たちはあたりを散策しました。


ここは、「旧中川・川の駅」というスポットです。


【旧中川・川の駅】
江戸最初の運河である、小名木川が開かれた場所です。1590年(天正18年)、江戸に城下町をつくることにした徳川家康が、江戸への物資の輸送路として、小名木川を開きました。江戸に通じる最初の運河で、下総国行徳産の塩を江戸へ運ぶために開いたとされていますが、以後、米、醤油、野菜など、多くの物資や人がここを往復しました。沿岸はしだいに町場となって、現在の江東区の原型が作られていきました。
その後、関東各地の河川が整備され、関東一円で整備された水体系と江戸の運河がつながりました。水運による人やモノの動きをおさえるため、1661年(寛文元年)、江戸幕府はこの地に中川番所を開きました。これ以降、中川番所は、水路における江戸への入口となりました。
2013年、新たな水辺の賑わい拠点として、「旧中川・川の駅」が開設されました。かつて、江戸の入口として舟運でにぎわっていた、中川の風景を復活させることをコンセプトとしています。水陸両用バスが入出水するスロープや、カヌー・カヤックなど、地元密着のウォータースポーツが利用可能な乗船上を整備しています。



「御江戸大絵図」(1843年・天保14年・人文社)です。旧中川の中川番所から江戸市中へ向けて、小名木川が一直線に作られています。そのまま隅田川を越えれば、江戸初期からの経済の中心地である、日本橋本町周辺に最速で到着しました。

スカイダックから見た、現在の小名木川です。この先に隅田川、そして日本橋があります。

「各所江戸百景 中川口」(歌川広重)
左下に番所の柵と川への石段が見えます。乗り合い船や材木の筏が行き交い、左上の新川(船堀川)にも荷船が見えます。

番所の柵と川への石段が描かれています。現在はこのあたりが、水陸両用バスの入出水スロープになっています。

現在の写真です。スカイダックの入出水スロープが設置され、右手には、江東区中川船番所資料館が見えます。

反対側から見た、入出水スロープ。

江東区中川船番所資料館です。

こういう資料館があるとは、全然知りませんでした。カメイドクロックと合わせて、ぜひ、訪ねてみたいと思います。

冠木門の前で。長男、楽しそうです。^^

さて、休憩時間が終わったので、バスに戻ります。

きれいに洗ってもらって、ピカピカになったスカイダックと。^^


再びスカイダックに乗り、
下町界隈を通り過ぎました。


亀戸マダム御用達の「マル三(まるさん)」洋品店です。「マルミ」洋品店ではありません。笑 店頭にずらりと並んだ衣料品が、いかにも下町らしい雰囲気です。価格もとってもリーズナブルだそうです。

「亀戸升本 すずしろ庵」です。

店頭に、亀戸大根が飾られています。小さな大根なんですね。^^


【亀戸升本 すずしろ庵】
明治38年創業。「亀戸大根」を味わえる、割烹弁当のお店です。もともとは、酒屋さんだったそうです。このあたりは、荒川水系によって出来た肥沃な粘土質が大根作りに適していて、文久年間(1861~1864)の頃から、大根がさかんに栽培され始めました。明治時代に「おかめ大根」とか「お多福大根」と呼ばれていたものが、大正時代に「亀戸大根」となりました。が、住宅化が進んだ現在では、「幻の大根」となってしまいました。近くの香取神社には、「亀戸大根之碑」があります。
「亀戸升本」では、この江戸伝統野菜「亀戸大根」を、契約栽培に寄って今に甦らせ、名物「亀戸大根あさり鍋」をはじめとした、オリジナルの「亀戸大根料理」を提供しています。亀戸升本秘伝の辛味の「亀辛麹(かめからこうじ)」が自慢で、「すみだ川あさり飯」などのお弁当や、有機醤油と紹興酒でつくった秘伝のたれにじっくり漬け込んだ「亀戸大根たまり漬け」が人気です。


こんなお店があるのも知りませんでした。
カメイドクロック、中川船番所資料館
に出かけたあとは、
このお店にも寄ってみたいです。
テイクアウトの、
「亀戸大根まんじゅう」がおいしいそうです。^^


そんなことを考えているうちに、スカイダックの屋根ごしに、東京スカイツリーが見えてきました。


そろそろ、出発地に戻ってきたようです。


(つづく)