ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 52 - アンコールトム⑤ バイヨン・第一回廊(水上戦と凱旋の祝宴)(2024年1月17日/6日め)
2024年1月17日 バイヨン・第一回廊で。(カンボジア・シェムリアップ)
1月17日(日)- 6日め
バイヨンの第一回廊を歩いています。
クメール軍とチャンパ軍です。水上での激しい戦いが描かれています。
チャンパ兵を槍で突き殺している、クメール兵。
対峙する、チャンパ兵(左)とクメール兵(右)。
チャンパ軍との戦いに勝利し、凱旋して祝宴を揚げるクメール兵たち。
左から、生地をこねている人、鍋に材料を入れている人、子豚の丸焼きを作っている人、串にたくさんの魚を刺して焼いている人。その後ろには、お酒の入ったカップをトレーに載せて運ぶ人たちも見えます。
お酒や料理を載せたトレーが行き交い、にぎやかな祝宴が催されています。運んでいる人の胸の汗を拭っている人もいて、とてもリアルです。
戦っているのは、どちらもクメール人。これは、クメール人同士の内戦のようすを描いているそうです。
最後は、「ゾウを使った軍隊の戦い」です。
すばらしい壁画の数々でした。
第一回廊をぐるりと歩いてきましたが、
今度は、レリーフが施されている壁の反対側に目を移してみます。ナーガの頭部と胴体を模した手すりがめぐらされています。ここは、バイヨンの正面入口(東塔門)のちょうど反対側で、西塔門になります。
ナーガの頭部。
そしてめぐらされている手すりは、ナーガの胴体。
手前から、ナーガの手すりと、柱が並ぶ第一回廊。そして、その後ろで塔がそびえている部分が、中央祠堂です。
右端に少しだけ、デバター(天女)の像が写っていますが…、
これが、そのデバターです。美しい笑みです。足に着けたアンクレットも、しっかりと残っています。^^
これは14年前、同じ第一回廊で夫が撮ったレリーフ。デバター(左)と兵士(右)です。(2010年7月26日)
そして、どの柱にも、たくさんのアプサラが描かれています。
蓮の花の上で踊るアプサラたちです。
次回は、第二回廊を歩きます。
(つづく)





















