
2026年8月28日 三棟屋博物館で。(香港・新界)
8月28日(金)- 3日め
譚仔三哥(TAMJAI SAMGOR)で
朝ごはんをいただいたあとは、
街をあちこち歩きながら、
ホテルの前まで戻りました。
高層マンションが立ち並ぶすぐ隣りには、昔ながらの古い家が続くエリアもありました。

お店には、南国らしい果物が並びます。竜眼、ランブータン、ドリアンもありますね。^^


パンダホテル(写真中央)まで戻ってきました。このホテル、横から見ると…、

中央の非常階段の部分を竹に見立てて、竹にぶらさがるパンダの絵が描かれています。笑

ホテルの低層階はショッピングモールになっているのですが、サイゼリヤのパネルの隣りに見えるのは、「星級護老院」。老人施設ですね。

ショッピングモールの中に、
老人施設があるの?😮
…と驚いたのですが、
あたりを見渡すと…、
通りをはさんだお向かいのビルにも、「仁愛護老院」の文字が。この建物も、古い商業ビル(商場)です。

そして、歩道橋の向こう側にある建物にも、「金善衡專業護老院」と書いてあります。(ちなみに、道路には2階建てバスが5台も走ってますよ~。^^)

ちょっと見渡しただけで、
老人施設がいくつも見つかります。
日本よりもずっと多い印象です。
中国に返還されるタイミングで、
子どもの世代がこぞって海外に移住し、
香港に残った親世代が、
ここで暮らしているのかな…なんて、
勝手に想像してしまいました。
そんなことを夫と話しながら歩いているうちに、本日の目的地に到着。

三棟屋博物館です。この門の内側は、広い庭園(公園)になっています。

なんと、パンダホテルから歩いてわずか9分という近さ。笑

まだ日本にいたころ、
「ホテルの近くに、
客家の博物館があるんだけど。
おもしろいかどうかわからないけど、
ホテルから歩いてすぐだから、
行ってみようよ。」
と言って、夫が見つけてきた場所です。
「いいよ。香港に8日もいるんだし。
どうせヒマだから、
散歩がてら行ってみればいいね。」
と、軽い気持ちでMIYOも同意しました。
このときは、夫も私も、
「ま、どうせ大したことないだろうけど。」
と思っていました。
ところが。
それがとんでもないところだったのです。笑
門の内側です。博物館というより、市民の憩いの場みたいな感じです。

少し歩くと、白壁の建物が見えてきました。かなり大きそうです。

掃除をしている方の帽子をご覧ください。

客家人がかぶる、伝統的な帽子です。

客家の帽子の特長は、広いつばがあり、布の垂れ飾りがあること。(写真はGwulo: Old Hong Kongから)

そう。ここは客家の村だったのです。
この建物では、かつて、
客家(はっか)の人々が
集まって暮らしていました。
「香港非物質文化遺産中心」と書いてあります。この歴史的な建造物は、香港政府によって再生・保存され、現在は「三棟屋博物館」として、一般公開されています。

【三棟屋博物館(Sam Tung Uk Museum)】
香港・荃湾に残る客家(はっか)の「囲村」を保存・活用した博物館です。客家の伝統的な囲村建築と、香港の無形文化遺産を一緒に学べる博物館で、よく知られている香港の高層ビルや繁華街とは異なる、かつての農村社会や客家一族の暮らしを感じられる場所です。
三棟屋は、1786年に陳氏一族が築いたとされており、1981年に法定古跡に指定されました。その後、修復を経て1987年に博物館として公開されています。
見どころは、客家の囲村建築です。「囲村」は、外敵や盗賊から村を守るため、住宅を壁で囲んだ集落です。三棟屋は、中央の軸線上に前堂・中堂・祠堂が並び、その周囲を横屋や後方の住居が囲む、左右対称の構造になっています。敷地全体は約2000平方メートルで、中央の中庭、祖先を祀る祠堂、住居部分などから、客家の家族制度や村の暮らしを読み取れます。
館内には、客家の生活用品、農具、台所用品などが展示され、香港が大都市になる前の時代の農村生活を知ることができます。単なる古い住宅ではなく、一族がまとまって暮らしていた生活空間そのものを見学できる点が魅力です。
2016年から、館内には「香港非物質文化遺産センター」が設けられており、香港各地の伝統工芸、祭礼、民俗芸能、舞台芸術などを紹介する展示や教育活動が行われています。
つまり。
約250年前に客家人の陳氏一族が築いた、
「三棟屋」という囲村が、
博物館の形で現在も保存されており、
当時の暮らしを見ることができる、
というわけです。
近年、荃湾は再開発され、高層マンションが林立するエリアになりました。

そんな中でも、唯一、三棟屋があったエリアだけが、今も保存されており、当時の姿を留めています。

それでは、中に入ってみます。

つづきは次回に。^^
(つづく)






































































































