MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 21 - 積善館③ 本館・歴史資料館①(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館・本館の歴史資料館で。かつての調度品や設えが、そのままに保存されています。(群馬県吾妻郡中之条町)


群馬県の日記がまだ終わっていないというのに、
次の旅に出てしまいました。😅
なかなか、すべての旅行を書き残すことができません。
でもがんばって、なんとか群馬日記を完結したいと思います。


1月17日(火)


積善館にチェックインし、
とりあえずお部屋に入りました。


…が、多動夫がそこで
じっとしているわけはありません。


「オレ、ちょっとあちこち見てくるから。」


そう言われると、私も、
ついいっしょに行ってしまうんですよ…。😅
せっかくの高級旅館なので、
ゆっくりしたい気持ちなのですが、
300年以上の歴史を誇る温泉宿の内部を、
あちこち見るのもおもしろそうです。^^


ということで、部屋に荷物を置いただけで、
荷ほどきもせず、探索を開始しました。


前回ご説明したように、積善館には、
佳松亭、山荘、本館と、3つの建物が並び、
通路でつながっています。


左から、本館、山荘、佳松亭です。山の斜面にあり、左に行くほど、低いところに建っています。建物は、右に行くほど新しくなり、そして料金が高くなります。😅

館内の通路は入り組んでいて、
フロントから居室に移動しただけで、
すでにわけがわからなくなりました。
まるで迷路のようです。
うっかり歩き回って、
部屋に戻ってこられるのか。
自信はありませんが、
まあ、なんとかなるでしょう。笑


私たちの部屋があるのは山荘ですが、
やはり本館を見てみたいものです。
とりあえず部屋を出て、
本館に向かって歩き始めました。


【積善館・本館】
1691年(元禄4年)に建てられました。現存する、日本最古の木造湯宿建築と伝えられています。歴史的価値の高い本館は、国の重要文化財指定だけでなく、群馬県の重要文化財にも指定されており、昔ながらの湯宿建築の雰囲気をいまもなお色濃く残す希少な建物です。まさに、元禄時代へと遡る、現代の湯治場と言えます。


本館に移動するためには、エレベーターに乗り、その後、こんなところを通らねばなりません。😅 


これは、「浪漫のトンネル」といいます。
このトンネル、なんと、
山をくりぬいて造られたそうです。
洞窟のようなトンネル内は、
ひんやりとした空気で満ちていました。
地下水も漏れ出ているようで、
エレベーターの出入り口付近は濡れています。


このトンネルが、「千と千尋の神隠し」に出てくるトンネルの発想につながったと言われています。


宮崎駿氏は、この映画の製作前に、
積善館を訪れているそうなので、
信憑性があります。^^


宮崎氏は、2021年3月にも宿泊されたようで、本館に色紙が飾ってありました。

浪漫のトンネルを抜けて本館に到着。なるほど、壁も廊下も時代がかっています。


本館のコンセプトは、
「昔ながらの湯治スタイルを楽しむ」
ことだそうです。
客室内にはバス・トイレがなく、
共同での利用になります。
積善館の3棟の中でも、
「湯治宿」という位置づけの場所です。


通路の中ほどにある階段を降りてみました。梁の隙間から見えているのは、1階の「昼食処 積善や」。15時までの営業が終わり、片づけをしているところのようです。

階段を降りて、1階にきました。ここが、本館の玄関になります。

真ん中に見えているのは、「電話室」のドアです。そして右奥には「番頭部屋」があります。

電話室の中です。

その電話室の右側には、かつてのフロントにあたる「番頭部屋」が。当時のままの設えを残していました。

実はこの番頭部屋、現在も、本館のフロントとして使用されています。(この写真は夜間の不在時間に撮ったので、中にスタッフの方がいません。)


番頭部屋の壁にかけてある時計は、
やっぱり、「セイコー」でした。笑


番頭部屋の前にあった、明治44年の宿泊料。特等室の場合、一泊3円で、昼食代は1円でした。最後に、「外国人は一泊5円」と付記してあるのがナゾです。笑


さて、この「番頭部屋」のさらに隣りには、
「元禄の間」があります。
ここは、開湯320年以上になる、
「四万温泉 積善館」の歴史を今に伝える、
歴史資料館になっています。


「元禄の間」です。右奥に暖簾が写っていますが、ここは「元禄の湯」という、日帰り温泉になっています。

格子戸を開けて中に入ったところです。障子の桟にも、歴史を感じます。

ひとつめの部屋からまっすぐ進むと、「中の間」に入ります。

中の間の奥に、まだ部屋が見えます。

いちばん奥にある、「上段の間」です。

付書院の組子障子が美しいですね。^^

ここは、身分の高い人が宿泊するための部屋だったので、他の部屋よりも床が高くなっています。(画像をお借りしました)

わざわざ床を高くするとか、いったいどんな人が泊まったのかと思ったら…、

こんな人でした。笑 ひとりだけ、イスに座って撮るんですね。😅 「昭和22年8月2日御成り」だそうです。


この部屋には、
代官などの武士層も宿泊したそうです。
そのため、万が一の時に刀を使えるように、
天井が高くなっており、
梁には槍が置けるようにしてありました。


歴史資料館のお話は、次回に続きます。


(つづく)

コロナでも静岡。土肥桜の下、春の訪れを待つ - 富士吉田、忍野八海、伊東、そして伊豆へ(2023年2月7日-9日)

2023年2月8日 伊豆シャボテン動物公園で。(静岡県伊東市)


みなさま こんにちは。
伊豆に行ってきました。


帰宅したら、翌朝はいきなり雪です。
一日ずれていたら大変だったなあ、
…と思うと、やっぱり、
私たちには旅運がついているのかな…
と思ってしまいました。


今回の旅行の一番のきっかけは、
「ポイントの期限切れが近いので、
 その消化のために」
ということだったのですが、
加えて、
「伊豆なら、東京よりは
 少しは暖かいのではないか」
という、軟弱な理由です。笑


とにかく、あったかい温泉に入って、
のんびりしてこよう。
…ということになりました。


ポイントを利用したので、お宿は、
ひとり一泊800円。
二泊で、合計3200円でした。^^
交通費は、マイカーなのでタダ。
…ということで、
二泊三日の旅行費用としては、
まあ、3200円でしょうか。^^
相変わらずの、ポイ活旅行です。
(食事代や入場料、お買い物などは、
 旅行していなくてもかかることなので、
 我が家では旅行費用に含みません。)


さらに。
現地に着いてから知ったのですが、
現在、伊東市はキャンペーン中でした。
ペイペイで支払うと20%が戻ってきます。


オトク情報を知ってしまうと、
利用しないではいられないのが、
MIYOです。🤣🤣


あわてて、地元のスーパーに駆け込み、
自宅でのストック品なんかを、
たくさん買い込んでしまいました。笑
(マイカーだから、荷物が増えても平気です。^^)


もちろん、伊豆旅行も満喫しました。^^
わずか3日の旅とは思えないくらい、
たくさんのことがありましたが、
忘れてしまわないうちに、
とりあえずダイジェストだけ、
記録しておきます。


2月7日(火)


朝8時過ぎに自宅を出発し、
11時半、山梨県富士吉田市に着きました。


新倉富士浅間神社(あらくらふじせんげんじんじゃ)です。


ここは、今回、夫が
「ぜひ行ってみたい。」
と言っていたところです。
なぜなら…、


こんな景色が見られるからです。^^

台湾から団体旅行でいらしていた方々に撮っていただきました。

つづいて、世界文化遺産 忍野八海(おしのはっかい)・湧池です。(山梨県南都留郡忍野村)


【忍野八海】
山梨県南都留郡忍野村にある8か所の湧泉群です。富士山の伏流水及び杓子山から石割山にかけての山麓からの伏流水を水源とし、新富士火山の透水層の地下水及び古富士山の不透水層部より下方の透水層のうち、水圧の高い地下水が湧きだしたものとされています。忍野八海からの湧水は、新名庄川に流れて、山中湖を水源とする桂川へと合流します。
国指定の天然記念物、名水百選、県の新富嶽百景にも選定されています。


「ここからの富士山がとてもきれい」と聞いたので、来てみました。さて、新倉富士浅間神社からと、どちらの富士山がお好みでしょうか。^^


歩いている人たちの95%は、
外国人でした。🤣🤣
コロナをものともせず、忍野八海は、
大勢の観光客でにぎわっていました。
やはり、富士山は人気があるんですね。^^


忍野八海観光の中心地。この中で売っている草餅は1個150円ですが…、

ほんの数分歩いたところにある、こちらのお店では100円です!笑

焼きたてふわふわのおいしい草もち(100円)を、食べながら歩きました。^^

午後4時、サンダンス・リゾート伊豆高原に到着。コーヒーやスープのサービスでほっと一息。今回はここに2泊しました。

これは前回、家族4人で泊まった時の写真です。変わっていませんね。笑(2020年12月28日)

全盲難聴・のんたんの冬休み 10 - 東急ストアとサンダンスリゾート伊豆高原(2020年12月28日/3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


前回は、館内のレストランで食事したのですが、今回の晩ごはんは、途中のスーパーで調達。各自食べたいものを買ったら、こうなりました。笑


晩ごはん
 夫:玉ねぎカツカレー
 MIYO:ツナサラダ巻とお刺身
朝ごはん
 夫:ひれかつサンド
 MIYO:たこ焼き wwww


ゴールデンカレーは、この日の特売品です。
298円が93円だったので、
つい買ってしまいました。
(なにやってんだか。笑)


2月8日(水)


伊豆シャボテン動物公園に行きました。
入場料は、ひとり2600円。
でも、じゃらんで、
ポイントとクーポンを利用したので、
ひとり100円になりました。😄😄



たかがシャボテン、たかが動物園、
とたかをくくっていたのですが、
来てみたらすごかったです。
1500種類のシャボテンと、
120種類の動物たち。
そのうえ、ほとんどの動物たちには、
直接エサやりができるのです。


動物たちとの柵がないところも多く、
いつもエサをもらっているからか、
動物の方から近寄ってきてくれます。^^
植物園が好きな夫も感動していて、
結局、閉園時間になるまで、
ふたりで遊びつくしました。😅😅


ラマです。手を伸ばせば届きます。動物クンたちとの距離が近くてびっくり。

クジャクさんもこのとおり。放し飼いですよ。笑

石垣島で、リスザルの森に行きましたが、「2m以内に近寄らない」などと決まっていました。こんなふうにわらわらと寄ってきてくれるなんて、びっくりです。^^

小さいカピバラくんと。

植物園で。たくさんのサボテンに、大喜びの夫です。


…と、楽しく過ごしたのですが、
そもそも、MIYOがここに来たかったのは、
カピバラのお風呂を見たかったからでした。


沖縄・東南植物楽園でたくさんのカピバラくんに会ってから、カピバラが大好きになってしまいました。(2022年12月23日)

師走でも沖縄。那覇からやんばるへと歩いた9日間 - ダイジェスト(2022年12月15日-23日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


もう何回、この写真を見返したことか…。笑
先日、たまたまテレビで、
伊豆シャボテン動物公園
を紹介していて、
「カピバラのお風呂」
を見てしまったのです。以来、
「もう、これは絶対に見たい。」
と思うようになりました。(←アホ)


そして、いちばん楽しみだった、カピバラの露天風呂に到着。笑

もう、最高です。ここに一時間いても飽きないと思う。🤣🤣

気持ちよすぎて、お風呂で寝てるカピバラくんもいます。笑

かわいすぎます。😍😍

こちらは、みかん湯に入るカピバラくんたちです。

Capybara with mandarin orange on head みかんを頭にのせるカピバラ 伊豆シャボテン動物公園元祖カピバラ露天風呂 MAESTRO ZEN


閉園後は、東急ストア伊豆高原店へ行き、生活物資を爆買い。


合計8528円をペイペイで支払って、
1705円も戻ってきました。笑
値引きされている品を、
さらに2割引で買う幸せ…。😍😍


晩ごはん
 夫:カルビガーリックライス
 MIYO:桜海老かき揚げの春天丼
朝ごはん
 コーヒーとサンドイッチ


2日めも、楽しい一日でした。


2月9日(木)


午前中は「旅の駅」でお買い物。


右上は、シャボテン公園で買ったお菓子たち。そして、お昼は、「網元磯料理 はるひら丸」でいただきました。


上の写真のすべてが、
ペイペイで2割引になりました。
ありがとうございました。(→伊東市)


そして午後は土肥金山へ。(静岡県伊豆市)


【土肥金山】
静岡県伊豆市土肥にある金の鉱山の跡です。この金山は、明治から昭和にかけて、佐渡金山に次ぐ日本第2位の産出量を誇りました。が、鉱量が枯渇し、1965年に閉山しました。1972年から、テーマパークとして一般に公開されています。(伊豆市指定史跡)


当時の坑道が、今も残っています。

坑道はけっこうな距離で、見ごたえがありました。

庭の土肥桜がきれいでした。^^


【土肥桜】
日本で最も早咲きといわれている桜です。12月下旬から蕾がほころびはじめ、1月上旬に開花、2月中旬まで濃いピンク色の花を咲かせます。満開の頃には、桜の木全体が華やかなピンク色で彩られ、一足早い春を感じることが出来ます。


今回も、いつものように
めいっぱい歩き回ってしまいました。
楽しかったのですが、またしても、
盛りだくさんになってしまったような…。笑


新倉富士浅間神社の景色がいいらしいよ。」
「富士山なら、忍野八海だって聞いたけど?」
「いいよ、両方行けば。」
「あーでも、いちばん見たいのは、
 カピバラのお風呂なんだよね~。」
「あと、土肥金山も行きたいな。」


…こんなふうにして、
我が家の旅行のスケジュールは、
出かける前から、
どんどん決まってしまいます。😅
たまには、な~~んにもしないで、
温泉だけの旅をしたいのですが。😂😂
(たぶん、永久にムリです。)

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 20 - 積善館② 「鬱金(ウコン)ノ五」/ 冬の堀切菖蒲園(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館のフロントです。大きめのイスにゆったりと座って行うチェックインというのは、初めての経験でした。(群馬県吾妻郡中之条町)


【お知らせ】
2月9日から、少しお休みをいただきます。


1月17日(火)


積善館のラウンジで、
お茶とカステラをいただきました。
お茶を飲み終わったころを見計らって、
係の方がやってこられました。
ここでようやく、お部屋に案内されます。^^


佳松亭、山荘、本館と、3つの建物が並び、
通路でつながっている、積善館。
その通路は複雑です。


左から、本館、山荘、佳松亭です。


私たちの部屋に行くまで、
エレベーターをふたつ乗り継ぎました。
案内の方に連れていかれたのですが、
途中から、
わけがわからなくなりました。笑


ようやくお部屋に到着。「鬱金(ウコン)ノ五」というお部屋でした。ドアを開けると、きれいな床があるのですが、ここには土足で入ります。奥に少しだけ見えているのが、トイレと洗面所です。

洗面所を通り過ぎて、廊下のつきあたりに居室があります。ここで靴を脱いで入ります。

お部屋は、「露天風呂付ミニマムデザイナー和室」というタイプです。2021年12月にリニューアルしたばかりだそうです。(以下2枚、画像をお借りしました)

床の間です。

コンパクトなお部屋ですが、二人ならこれで十分。そしてこの客室には、となりに、源泉かけ流しの専用浴室がついています。^^


【積善館・山荘】
1936年(昭和11年)に建てられた山荘は、昭和の偉人たちが避暑のために過ごした場所でした。また、かつてこの山荘では、文豪達が部屋に篭り、執筆活動に勤しんだと言われています。装飾に金や漆を使用した桃山様式の建物には、これまでに歌人・柳原白蓮や中曽根康弘元首相ら多くの著名人が訪れてきました。客室は、「当時の様子を思い浮かべながら、お客様ができる限りお部屋から出ずに滞在をお楽しみいただけるように」というコンセプトで設えられているそうです。四季を感じられる室内では、職人の技が冴える、美しい「組子障子」が必見です。(国の登録有形文化財、群馬県近代化遺産)


鳥が舞う、美しい組子障子。デザインは、部屋ごとに異なっているそうです。

その上の欄間もこのとおり。すばらしいです。^^

照明もレトロかつオシャレで、いい雰囲気です。


部屋のひとつひとつに驚いたのですが、
いちばんびっくりしたのは、
私たちを案内してくださった方が、
ベトナム人だったことでした。😮
日本語が流暢で、なまりがなくて、
全然気がつきませんでした。


「ベトナム人ですよ。」と見せてくださったネームプレート。たしかに、ベトナムのお名前でした。^^


彼は、ベトナム人実習生ではありません。
日本が好きで、日本で働きたくて、
10年前に、単身、来日したのだそうです。
なので、日本語も独学です。
当初は、京都の呉服屋さんで長く働き、
その後はディズニーシーで、
ベトナム人の来場者担当に。
…で、現在に至る、だそうです。


日本でのビザは、常に、
勤務先が用意してくれたとか。
そんな話、聞いたことありません。笑


日本で働くベトナムからの実習生は、
多くの場合、ベトナムの関係機関に
何百万円も支払わねばならず、
多額の借金を抱えて来日します。
それに比べて、
彼の、なんと恵まれていることか。
よほど優秀なのでしょう。


人柄のよさがにじみ出ていた、ファウミンさん。長女の婿に欲しい!と思ってしまいました。笑


ひとしきり、おしゃべりしたあと、
ファウミンさんは部屋を辞していきました。
でも、彼のすごさが本当にわかるのは、
さらにこの少し後のことです。^^


(つづく)


(おまけのお話)


1月28日(土)


MIYOが住んでいる葛飾区には、
堀切菖蒲園
という観光(?)スポットがあります。
これまでにムラゴンでも、何人かの方が、
訪問記を掲載しておられるので、
ご存じの方もいらっしゃるかと思います。


MIYOが出かけた時の日記です。
堀切菖蒲園は、今が見ごろです。(2020年6月5日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


その堀切菖蒲園で、
この冬、イベントが開催されました。


「冬の堀切菖蒲園 和の光のおもてなし」です。


堀切菖蒲園をライトアップして、
寒いけれど散策しましょう、
という趣向です。^^


1月28日、たまたま出先で、
このイベントのことを知ったので、
行ってみることに。
家にいた夫も、電話で呼び出しました。


切菖蒲園駅前で。堀切のゆるキャラ「ほりきりん」もいました。^^

堀切菖蒲園で。会場入り口の撮影スポットです。

花のない堀切菖蒲園ですが、こんなふうにライトアップされていました。

照明の色は、定期的に変わります。

牡丹も、こんなふうになっていました。

いちばん奥に造られていた、光のトンネル。

最後は、アンケートに答えて、お土産をいただきました。

お土産の中身です。堀切散歩ガイド、堀切飲食店ガイドブック(飲食店のクーポン付き)、柴又クリアファイル、長期保存できるビスコ(非常食)、そして貼るカイロ。


二人がそれぞれにアンケートに答えたので、
お土産もふたり分いただきました。笑
ありがとうございました。(→葛飾区)


ライトアップは夜8時で終わったのですが、
その後、お土産に入っていたクーポンを持って、
飲食店に直行する人がたくさんいたそうです。


しっかり、地域振興になっていますね。^^
葛飾区、がんばってます。^^

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 19 - 積善館① 国登録有形文化財の極上温泉宿(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館で。庭の見えるレストランで、ウェルカムティーをいただきました。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


蒼水庵でおっ切り込みうどんをいただき、
次はいよいよ、積善館へと向かいました。
そもそも群馬県に来たのは、夫が、
「積善館に泊まってみたい。」
と言い出したからです。
つまり、この「積善館」は、
今回の旅のメインイベントと言っても、
過言ではありません。^^


四万街道から脇道に入り、
山の中を数分走ると、
めざす積善館が見えてきました。


樹々に囲まれた、積善館の表玄関です。

山の中の静かな一軒宿、という風情です。この駐車場には、寒い中、スタッフの方が常に待機しておられて、到着した私たちをエントランスへと案内してくださいました。

この建物は「佳松亭」といい、積善館の中でもいちばん高いお部屋がある部分です。

屋根がついた通路を通って、中に入りました。

積善館の家紋が入った大きなのれんをくぐると、その先にフロントがあります。


【積善館】
創業は1694年(元禄7年)。329年の歴史を誇る温泉宿です。敷地内には、本館、山荘、佳松亭の3つの建物があります。
 本館:現代の湯治宿。積善館の象徴的な建物です。
 山荘・佳松亭:本格会席を供する和風旅館です。
積善館の建物は、国登録有形文化財、群馬県重要文化財、群馬県近代化遺産、そして中之条町重要文化財に指定されています。中でも、元禄7年の創業当時から営業を続ける本館は、日本最古の湯宿建築と言われており、その際立った風情は「千と千尋の神隠し」のモデルとなりました。
大正ロマネスク様式で建てられた「元禄の湯」は、日帰り温泉として利用することもできます。併設する食事処「積善や」では、名物「釜揚げうどん」、日本初の「温玉シェイク」などもあり、宿泊だけでなく、旅の途中で立ち寄って楽しむこともできます。


「千と千尋の神隠し」(これはイタリア語版です)。千尋の背後にそびえる「湯宿の楼閣」をご覧ください。このモデルになったのが、積善館でした。(画像をお借りしました)


歴史と風情を紡ぐ、山の中の旅館…。
それが、積善館です。
なにより、
「国登録有形文化財の建物が、
 旅館のままで、
現在も、
 営業を続けている」
というのは、
夫だけでなく、MIYOも興味津々でした。


HPを見れば、
(我が家にとって)高級旅館であることは
すぐにわかりました。
気になる宿泊料ですが、
 本館→山荘→佳松亭
の順に高くなっていきます。😅


いろいろ迷ったあげく、今回予約したのは、
山荘でした。
松竹梅の竹、という感じでしょうか。笑
料金は、一泊二食付きのお部屋で、
71500円(ふたり分)でした。
私たちが今までに泊まったお宿で、
たぶんいちばん高いです。😅😅😅


「星野リゾート 界 ポロト」よりも、

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 11 - 至福の温泉ざんまい(2022年6月20日-21日/4日め-5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


「シェラトン沖縄サンマリーナリゾート」よりも、

師走でも沖縄。那覇からやんばるへと歩いた9日間 - ダイジェスト(2022年12月15日-23日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


そして「ウェスティンホテル東京」よりも…、

コロナでもウェスティン。無料で楽しむ豪華ホテルライフ 4 - エビスビール記念館④ そしてウェスティンへ。 / 本当に効いたヤクルト1000(2022年6月5日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


どこよりも高いです。😭😭😭


よく考えたら…。
上の3つのホテルでは、
ポイントやクーポンを駆使して、
全部、タダで泊まっていました。(←アホ)


今回は、今まででいちばん高い上に、
初めてお金を払って泊まる、
高級旅館ってことになります。爆


でも、ありがたいことに、
今は、旅行支援が適用されます。
 愛郷ぐんま全国割特別割引:6000円
で割引され、65500円になりました。
さらに、
 群馬県地域限定旅行クーポン:4000円
がいただけたので、実質61500円


我が家では、一回の旅行の予算は、
50000円(ふたり分)くらい、
と決めているのですが、
今回は、わずか一泊の宿泊料で、
その額を優に超えてしまいました。😱


でも、前日のホテルは、
ポイント利用でタダ(396円です)だったし、
交通費は、マイカー利用でタダだし。
食事付きで二泊三日の旅行費用が
全部で約60000円(ふたり分)なら、
まあ、許容範囲かな、と思い直しました。


結局のところ、
「今なら、旅行支援で、
 10000円も補助があるのだから」
ということで、
思いきって予約してしまいました。😅


まずは、フロントでチェックイン。いつになく緊張しています。^^

4000円分の、地域限定旅行クーポンもいただきました。今回は、専用のアプリをインストールして、4000円分をスマホにチャージするシステム。ちょっとややこしかったけど、4000円もいただけるのだから、とにかく感謝です。

MIYOがチェックインしている間も、多動夫はじっとしておらず、ホテル内をウロウロ…。お庭まで行ったようです。笑 写真は、普通の手水に見えますが、流れているのは「源泉」です。

フロント横にあるロビー。

これはショップです。積善館のオリジナルアイテムが多数。

レトロとモダンがいっしょになったような設えです。^^ ほんと、ウロウロと撮りまくってますね。笑

さて、チェックインが終わると、すぐ隣りにあるラウンジに案内されました。3方が庭に面している、広いラウンジです。

落ち着いた雰囲気の、すてきなラウンジでした。キョロキョロしていると…、

夫が、「あれ、シントコじゃないの?」と…。たしかにシントコが飾ってありました。それも、かなりきれいな、朱塗りのシントコです…。


シントコとは、
本州で作られた、漆塗りの器です。
北海道では、アイヌが、
産物と引き換えにこれを手に入れ、
宝物として、大切に保存してきました。
なので、北海道で、
アイヌに関する展示を見に行くと、
必ずと言っていいほど、
シントコが置いてあります。


でも、こんな群馬県の山の中で、
シントコを見るとは思いませんでした。
北海道をなつかしく思い出しました。^^


これは、北海道の仙台藩白老元陣屋資料館に展示されていた、三好監物のシントコです。三好監物が当時の総乙名(アイヌ村長)に与えたものと推定されています。

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 16 - 仙台藩白老元陣屋資料館②(2022年6月21日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


まずはこのラウンジで、ウェルカムティーをいただけるのだそうです。^^

お茶もカステラも、おいしかったです。^^

広いお庭を眺めながら、「積善館に来ちゃったんだ~」と、ドキドキしていました。

でも、カステラに手もつけないでMIYOが取り組んでいるのは、地域限定旅行クーポン(4000円)をゲットするためのアプリ。


どうにかインストールできました。笑👍👍👍
たったこれだけで、4000円がいただけます。
感謝です。^^


(つづく)


(おまけのお話)


すぐ上の写真で、ぜひ見ていただきたいのが、
MIYOの髪です。
ツヤツヤで、天使の輪ができてます!😄😄
MIYOも、あとでこの写真を見て驚きました。


なにもしてないんですよ。
前日宿泊した、「金太夫」の温泉で、
備え付けのシャンプーとコンディショナーを
使っただけです。
でも、髪がサラサラになったので、
「これはいい感じ」と思い、帰り際に、
ホテルの売店に置いてあったのを購入しました。


花蜜精みつばちハニー(メーカーはフェニックス)。500ml入り3本セットで、2640円でした。


今、アマゾンでチェックしたら、
1本1188円でした。
3本なら3564円?(+送料)
MIYOが買ったのは、2640円。
買っておいてよかったです~。笑


ちなみに、このホテルに備え付けだった
シャンプーは、2種類でした。
その両方が、売店に置いてあったのですが、
この「花蜜精みつばちハニー」は、最後の1箱
MIYOがそれを買って、完売しました。
もう1種類の方は、山積みされていましたが…。
いいモノは、すぐに売れるんですね。
みなさん、よくご存じのようです。😊


今使っているシャンプーがなくなったら、
次はこれにしようと思います。
使うのが、とても楽しみです。^^

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 18 - 蒼水庵でおっ切り込みうどん(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 四万温泉・蒼水庵で、お昼ごはんをいただきました。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


奥四万湖を出発したのはお昼過ぎ。
さすがに、お腹が空いてきました。


お昼ごはんを食べようと思ったのですが、
お店のアテはありません。
こういうときにMIYOが頼るのは、
グーグル先生です。^^


スマホに向かって、
「近所のおいしいレストランに行きたい。」
と話しかけると、たちまち、
あれこれとお店を紹介してくれます。
便利な世の中になりました。^^
(我が家は、日本中でコレをやってます。笑)


このときに勧められたお店の中で、
気になったのが、
「郷土料理 蒼水庵(そうすいあん)」
でした。
おっ切り込みうどんのお店だそうです。
しかもお店の場所は、予約している旅館の、
すぐ近くでした。


2か月前にオープンしたばかりというのに、
けっこうなクチコミの数々。
そして、そのどれもがお店をほめているのです。
全員が星5つをつけているお店なんて、
初めて見ました。
ついでに言うと、店長さんが、
とてもおもしろいらしい…。笑


「寒かったから、おうどん食べて、
 あったまりたいよね。」
ってことで、お店に直行しました。


グーグル先生のナビに従って、ものの10分ほどで到着。「蒼水庵」です。

お店の隣りは駐車場。そしてお店の裏側には、四万川が流れています。ここはもう、四万温泉なのです。

この川の水は、奥四万湖から流れています。

下流側の景色です。川に沿って散策することもできます。

早速、お店に入ってみました。

時刻は1時。ちょうど、12時ごろのお客さんが出て行って、テーブルが空いたところでした。


メニューは、
 おっ切り込みうどんセット(1600円)
 麦豚おっ切り込みうどんセット(1900円)
 上州牛おっ切り込みうどんセット(2400円)
の3種類だけ。
これを、味噌味または醤油味でいただきます。
セットには、小鉢、お新香、雑炊セット、
そしてドリンクバーが付いています。


ドリンクバーのコーナー(右側)。このお店、夜は居酒屋になるそうです。カウンターの内側には、たくさんのお酒も置いてありました。(お酒は、ドリンクバーに含まれていません。笑)


うどんの価格としてはちょっと高い、
と思われるかもしれませんが、
運ばれてきたセットにはボリュームがあり、
食べてみると、
価格に見合った味であることがわかります。
(…と、クチコミに書いてありました。笑)


右が、夫の上州牛おっ切り込みうどんセット(醤油味)。左が、MIYOの麦豚おっ切り込みうどんセット(味噌味)。

MIYOのおっ切り込みうどんです。麺を少なめにしてもらい、200円引きになりました。

まずは、麺を入れてない状態で火をつけます。

窓の外は四万川です。せせらぎを眺めながら、鍋が煮えるのを待ちました。

「おいしそうだね!^^」

汁が煮え立ってきたら、おっ切り込みうどんを投入。砂時計(3分)をひっくり返して、砂が全部落ちたらできあがりです。^^

上州牛おっ切り込みうどん(醤油味)。

麦豚おっ切り込みうどん(味噌味)。

最後は雑炊で。卵、薬味もついています。おいしさのあまり、写真撮るのを忘れていて、後になって慌てて撮った写真です。😅

デザートのアイスは大盛でした。これは、セットには含まれていませんが、期間限定のサービスでした。


なにがおもしろいって、
このお店の店長さんのトークが、
とにかくおもしろすぎなのです。笑
席に座った時から、お店を出るときまで、
ずうっと、笑わせてくださいました。


ネタバレになるので、
お話の内容は書きませんが、
「お客さんを楽しませる」ということを
よく知っている方でした。


「クチコミで、みなさん、
 店長さんのことをほめてますね。」
とMIYOが言うと、あわててグーグルを確認。
グーグルのクチコミのこと、
ご存じなかったみたいです。笑


「うれしいけど、でも誰も、
 『店長が美人』って
 書いてくれてないのよ。
 サビシイわ~。」


MIYO、その場で、口コミを書きました。
「店長さんは、
 とてもかわいらしい方です。」
って…。
店長さん、うれしそう。笑
ほんと、とってもかわいらしい方でした。^^


最後にお願いして、いっしょに写真を撮らせていただきました。いきなりこのポーズ。MIYO、笑い転げました。


これを見たら、思わずMIYOも、
いっしょに撮りたくなってしまい、
「私も、いっしょに一枚お願いします!!」
と…。😂😂


同じポーズでパチリ。🤣🤣


おいしかった、おっ切り込みうどん。
もうひとつのごちそうは、
名物店長さんのおもてなし。
楽しかったです。^^
マスター、ごちそうさまでした。
(マダムだったのかな…。)


(つづく)