ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 66 - タプローム⑥ ガジュマルFからGへ。(2024年1月17日/6日め)
2024年1月17日 タプロームで。(カンボジア・シェムリアップ)
1月17日(日)- 6日め
タプロームで、寺院と一体化して成長を続ける、
ガジュマルを見ています。
うあ…。二つの塔が並んでいるかのようです。右の塔の左隣りにあるのは、ガジュマルF。その左に立っているMIYOと、大きさを比べてみてください。
ガジュマルFです。
少しずつ近づいてみました。驚きの余り、言葉になりません。根っこの下に遺跡があるはずなのですが、ほとんど見えません。
根っこの間から、顔を出しています。笑
なにか、おどろおどろしい光景にも見えます。
上の部分だけ見れば、普通の大木なのですが…、
下の部分がすごい。遺跡におおいかぶさるようにして根っこが作った空間は、MIYOがラクに入れる大きさ。
遺跡の縁にぴったりと張り付いて延びた根は、さらい下へと進み、地面を突き破っています。
右隣りの塔は無傷ですが、根っこの下にある遺跡は、このままつぶされそうな勢いです。
ガジュマルFをあとにし、少し歩いてから、振り返って撮った写真です。写真の中央に写っているのが、上の写真のガジュマルFです。こうして見ると、林立する塔の中で、もう遺跡の一部になってしまっているような…。
さらに歩きます。
右に写っているガジュマルもすごい。
何本ものガジュマルの根がからみあいながら成長し、巨大な木を形成しています。
ガジュマルGです。
この異様なガジュマルをもっと近くで見たくて、本殿の奥へ奥へと歩きました。
あたりには、崩れた遺跡の残骸が散乱しています。が、通路が造られているので、安全に歩くことができます。
さて。
ガジュマルGに到着しました。
まるで雨が降り注いでいるかのようです。
成長したガジュマルの細い根は、
網の目のようにからみあって、
緻密に、繊細に、それでいてしっかりと、
遺跡を包み込んでいました。
(つづく)