MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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堀切菖蒲園から銀座「 銀熊茶寮」へ - グランプリで金賞の「黒毛ステーキ丼」(2020年6月5日)

2020年6月5日 葛飾区・「堀切菖蒲園」で。


6月5日


夫といっしょに、
堀切菖蒲園を歩きました。



奥に見える建物は、「静観亭」という休憩所です。コーヒー200円、生ビール(枝豆付き)450円。安い!^^

「ハナショウブ、アヤメ、カキツバタの違い」をお勉強しました。同じアヤメ科ですが、生息する場所が異なるのだそうです。

「堀切菖蒲園」から駅へと続く道には、アジサイが続きます。これもまた、見事でした。

花冠ですね。^^


午前中は、菖蒲とアジサイを堪能し、
次はお昼ごはんです。


今日は、かの名店、
「銀熊茶寮」
でいただきます。
5月末まで、休業を続けていましたが、
6月から、営業を再開したそうです。



四季折々の旬の食材を、
贅沢に使用した本格日本料理と、
仙台牛や厳選黒毛和牛、新鮮海鮮など
素材にこだわった鉄板焼きのお店です。


以前から行ってみたかったのですが、
ここのディナー、
ユキチさんが何枚も飛んでいきます…。
なかなか、簡単に、
いけるお店ではありません。


そんな中、ルクサから、
「ランチ御膳」のクーポンが出ました。
 黒毛和牛ステーキ丼御膳(通常3500円)
 デザート(通常680円)
 日本酒(通常1100円)
 お食事券付き(1000円分×3枚)
という内容で、
通常価格 8280円が、2800円ですよっ。
なんと、66%OFF。笑


まあ、お食事券は、
使わないかもしれませんが、
それを抜きにして考えても、
オトクです。


今回、この「ランチ御膳」に含まれている、
「黒毛和牛ステーキ丼」は、
第1回全国丼グランプリの肉丼部門で
金賞を受賞しているそうです。


ステーキには、黒毛和牛の肩芯という
希少部位を使用しており、
リーズナブルなランチといえども、
強いこだわりが伺えます。


ソースは、醤油と赤ワインをブレンドし、
鉄板の上で軽く煮詰めて仕上げたオリジナル。
ディナーの鉄板焼きに引けを取らない、
クオリティの高さだそうです。


そしてシェフは、異才を放つ、
阿部 哲 (アベ テツ)氏。


【阿部 哲シェフ】
1974年、群馬県生まれ。実家が割烹料理店を営んでおり、父親の背中を見て育ち、自然と料理人の世界へ。19歳から料亭、懐石料理屋や寿司、河豚料理屋など和食の世界で腕を磨く。26歳の時、和の鉄人「中村孝明氏」に師事、『有明孝明』の副料理長を歴任後、イタリア料理の世界に。イタリア大使館アルマーニリストランテを経て、青山のトラットリアでシェフも務めた後、同店の料理長となりました。

和と洋、両方の経験を活かした料理を提供できる、実力派です。


10年くらい前ですが、
私がG研病院に入院していたころ、
病院のすぐ前に、「有明孝明」があり、
退院時に、家族とお昼ご飯を
食べに行ったことがあります。


そのときは、中村孝明氏が出てこられて、
びっくりしましたが、
厨房には、もしかしたら、
阿部シェフもいらしたのかもしれません。^^


鉄人・中村孝明氏の流れをくむ、
安倍シェフ。
どんなものを食べさせてもらえるのかと、
期待感でいっぱいです。^^


玄関を入ってすぐのところにある、小さなスぺース。まるで、明治時代の古い旅館のようなしつらえです。玄関で靴を脱ぎ、スタッフに案内されて、右手の廊下を進みました。

店内は全部個室だそうです。私たちも、二人用の個室に通されました。とってもレトロな雰囲気のお部屋です。MIYOの後ろには小窓があり、その窓の向こうで、シェフが料理をしているのが見えます。

小窓の奥に、カウンターで仕事するシェフが見えます。

カウンター席もあります。

コースについていた日本酒です。山口の「雁木」というお酒でした。夫はこれをチョイス。MIYOは、赤ワインを選びました。

いよいよ、「黒毛和牛ステーキ丼御膳」の登場です。お肉の見事な色をご覧ください。通常なら、3500円のランチです。ステーキ丼の脇をかためるのは、細切りにしたチーズのかかった水菜のサラダ。その手前は、冬瓜、麩、里芋、ピーマン、いくらの炊き合わせ。さらにその前に、お味噌汁が。お膳の左側にあるお漬物も、おいしい。^^

この「黒毛和牛ステーキ丼」は、第1回全国丼グランプリの肉丼部門で金賞を受賞しているそうです。お肉の色が美しすぎて、まるで宝石のようです。


「黒毛和牛ステーキ丼」は、もう、
おいしくて、おいしくて、
至福のひとときになりました。


この瞬間のために生きています。^^


店内には、いくつもの個室があります。
私たち以外には、もう一組、
女性がふたりで食事していたのですが、
まもなく帰ってしまわれました。


こんな有名店が、
私たちふたりだけのために、
お料理を運んでくださるのです。


ありがたくて、そして、
申し訳ない気持ちになってしまいます。


デザートです。最中の中にたっぷりのあんこと、さらにさくらんぼとメロンがはさんでありました。熱いお茶といっしょにいただきます。

最後に、お食事券6000円分をいただきました。たしかに、「銀熊茶寮」のディナーを食べてみたい気持ちになってしまいます。


「銀熊茶寮」を出ました。
徒歩フェチの夫は、
このまま、15キロ歩いて、
家に帰ると…。


つきあいきれないので、
ここでお別れし、
MIYOは、しばらくの間、
銀座のあちこちを散歩しました。


歩いてみて驚いたのですが、
あの、つんとすまして、そして、
オシャレだった銀座の飲食店が、
さまがわりしています。


いまでは、どのお店でも、入り口に、
「テイクアウトやってます。」
と言う、お揃いのポスターを
掲げているのです。


以前、よく通った、「俺の焼き肉」。右手には、テイクアウトのポスターをはりまくっていました。

このポスターが、銀座のほとんどのお店の前に、貼ってありました。街をあげて、テイクアウトに活路を見出そうとしているのでしょう。


どのお店の前にも貼ってある、
「テイクアウトやってます」
という、ポスターを、
何枚も、何十枚も、
見ながら、歩き続けました。


誇り高い銀座の街が、
泣いているように見えました。
でも、泣きながら、
懸命に、がんばっているようにも、
私には見えました。


すずらん通りを歩きながら、
「今夜の晩ごはんに、
 ヴェトナムアリスで、
 冷たいブンを、
 テイクアウトして行こうかな。」
と、考えていました。


こんなときだから、
こんなことしかできないから、
やっぱり、
食べて応援、です。^^


これからも、時々、
銀座に行こうと思います。
この街が、少しずつでも、
元気を取り戻していくことを願って、
応援を続けていきたいと思います。

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