MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 62 - タプローム② 西門、西参道、第二回廊、そしてガジュマルAとB(2024年1月17日/6日め)

2024年1月17日 タプローム・西門で。(カンボジア・シェムリアップ)


1月17日(日)- 6日め


タプロームに来ています。
西大門から歩き続けて、
寺院の周りに設けられた堀があり、
その橋を渡ると、西門に到着します。


タプロームは、三重の回廊で構成されています。

西門です。ここはまだ、寺院の外郭です。

この西門は、つい先ほどのパネルで見た、インドチームが修復した場所です。上の写真と比べてみてください。


こうして見ると、
ビフォーアフターの差がすごいですね。
倒壊寸前の危機に瀕していたのを、
インドチームが立派に蘇らせてくれています。


破風の部分です。

その手前に、台座だけが残っている像がありました。四つ足なので、守り神のシンハーがいたのかもしれません。


通常の寺院は、東側に正面玄関があります。
タプロームの場合も、東側が正面にあたるので、
東側には、聖池や前柱殿などがあります。
しかし、タブロームを見学するときは、
通常、西側から入るようになっています。
なので私たちも、西塔門からこの西門まで
歩いてきました。


さらに歩いて、西参道に到着。本殿の入口が見えてきました。

これは14年前の西参道と本殿。入り口の後ろにある塔は、当時はかなり損傷されています。その後修復されたようで、現在は高さが少し高くなり、形も整っています。(2010年7月26日)

右端に、修復工事のためのスポットが造られています。(2010年7月26日 長男と長女 14歳/中3)

参道の両側は、7つの頭を持つナーガの欄干で飾られています。

参道を歩くごとに寺院が近づいて来て、ワクワクします。^^

14年前、同じ場所で。上の写真と比べると、参道の両側に散乱していた石が、現在はすっかり片づけられているのがわかります。(2010年7月26日)

多動夫は参道を飛び出し、斜めから本殿を撮ろうとウロウロしています。

なるほど、たしかにウロウロしないと、こんな写真は撮れません。🤣

そのままどんどん、右側の壁(第二回廊)に向かって歩いていってしまいました。ほんと、じっとしていません。😓

しょうがないのであとをついていくと、夫、今度は壁のレリーフを撮っていました。😄

本来は、左側に見えている屋根がずっと続いて、第二回廊になっていたのだと思います。が、すべて崩れ落ちて、壁のレリーフがむき出しになっています。

第二回廊の内側だった場所。ここに仏像があったと思いますが、すべて削り取られています。

これは、本殿の玄関部分を横から見たところです。連子窓(偽窓です)の両側に、デバターがいます。

中を歩いていたら、「顔を出して」と言われました。😅


ここから、第二回廊の壁に沿って先へ進んでいくと、
タプロームならではの光景が見えてきます。
回廊の屋根や石の隙間を突き破って、
ガジュマルの木が成長を続けているのです。


遺跡に木(ガジュマルA)がからみついているのですが、「倒壊しそうになっている遺跡を、木が押さえつけて守っている」とも言えるそうです。

左側に写っている大木にご注目ください。ガジュマルBです。

石組み塀の上に覆いかぶさるように生えています。

この塀の反対側に回ってみると、その根っこはこの状態。塀の石の隙間を突き破っています。

横に人が立つと、この木の大きさがわかりやすいかと思います。そして、これだけではありません。

この根っこの左側を見ると、さらにこうなっています。まるで、塀の上でのたうつヘビのようです。


この木の名前は、
日本ではガジュマルと言われていますが、
カンボジアでは、
「スポアンの木(榕樹)」と呼び、
ガジュマルの一種であるそうです。


この、ガジュマルの巨木が
遺跡のいたるところにからみつき、
異様な景観を呈しているのが、
タプロームの見どころともなっています。


そのようすを、回廊に沿って歩きながら、
さらに見て行きます。


いまここ。😄


(つづく)

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