4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 45 - バインクォン、ドジ・タワーと冥銭・お金を燃やす人々(2023年6月18日/5日め)
(2023/08/29 20:00記)
2023年6月18日 朝ごはんはバインクォン。おいしいです。どこかで見かけたら、ぜひ一度はお試しください。
6月18日(日)
S園夏まつりの日記の途中ですが、
長男も無事に帰園したので、
のんたん日記に少し区切りをつけて、
ベトナム日記を再開したいと思います。
前回の日記はこちらです。4日めが終わったところまで書きました。
4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 44 - Fu Rong Hua で晩ごはん(2023年6月17日/4日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
これまでに書いたベトナム日記はこちらです。
ベトナム日記(6月14日から17日まで)
ベトナムの旅、5日めになりました。
ハロン湾ツアーから戻って来て、
ふたたび、Mango Hotel にチェックインし、
一夜明けた朝です。
これまでは、ホテル内のレストランで、
朝食ビュッフェをいただいたのですが、
この日は日曜日で、
調理するスタッフがお休みのため、
隣りのレストランに行くように、
と言われました。
(ホテルの朝食に日曜も平日もない、
と思うんですけどね…。🤣)
そのレストランがこちらです。ホテル1階部分の、向かって右半分が、MANGO というレストランになっているのです。^^
レストランの中です。
この日はビュッフェではなく、
メニューを渡され、
その中から選ぶようになっていました。
夫はフォーを選びました。フォーは、日本でももうおなじみですね。^^
MIYOが選んだのは、バインクォン。日本ではまだまだ、これを食べさせてくれるところは少ないので、なつかしさでいっぱい。上にかかっているフライドオニオンがおいしいんですよ。^^
ホームステイ先で朝食にいただいたバインクォンの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 10 - ベトナムの朝ごはん「バインクォン」と豚肉のでんぶふりかけ(2019年9月4日/4日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
チョンさん、タムさんと屋台に行って食べたバインクォン。屋台で作っているようすの写真も掲載しています。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 52 - ベトナムの朝ごはん、「バインクォン」(2019年9月20日/20日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
リフトアップしてみました。群馬県のひもかわうどんみたいですね。笑 でも、もっと薄くて柔らかくて、プルンプルンです。黒い点々は、みじん切りにしたキクラゲです。
柔らかいので、箸で簡単にちぎれます。
それを、こんなふうにタレにつけていただきます。そうめんのようなイメージです。
ん~。美味美味。いっしょについているさつまあげやハムなんかも、安定のおいしさ。^^
あっという間に完食。
デザートはライチー。6年前、6月末に台湾に行ったときは、「ライチーは今からが旬」と言われました。ベトナムもそうなのでしょうかね。^^
台湾の雙連市場で見たライチーです。(2017年7月1日)
台湾・3泊4日でおいしいものめぐり 12 - 雙連(ソウレン)市場とお土産物屋さんで試食めぐり(2017年7月1日/2日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
芸術的に茹でられていたアヒルさんたち。市場を歩くのは、本当に面白いです。^^
MIYOがバインクォンを食べている間、
先に食べ終わった夫は、
スマホを見ながらケラケラ笑っています。
「この画像見て。オモシロイでしょ。」と言うのですが、私には、なんでそんなに笑えるのか、よくわかりません。(カワイイとは思いますけどね…。)
「あなたって、いつもこんなの見て、
楽しんでるの?」
「うん。😮」
つくづく、合わない夫婦だと思います。😅
お腹いっぱいになり、部屋に戻りました。
荷物をまとめて、チェックアウト。
この日は、夜になってから、
夜行列車で出発する予定なので、
それまで、日中は時間があります。
荷物をホテルの小部屋で預かってもらい、
夕方まで、市内を歩くことにしました。
「ドジ・タワー(Doji Tower)」の前を通りました。
【ドジ・タワー】
宝飾品大手ドジ(Doji)の本社ビルです。レズアン通り5番地(5 Le Duan, quan Ba Dinh)にあり、2019年9月に完成しました。外観は、ダイヤモンドをイメージしたデザインです。市中心部の一等地に立地し、スペインの大理石などを使用した豪奢な設計です。地上16階・地下3階建てで、延べ床面積は1万9000㎡に上ります。2023年に、アジア版ギネス「アジア・ブック・オブ・レコード」から「アジア最大のダイヤモンド型建造物」として認定証を授与されました。
1階から5階は、近代的で広々としたショッピング空間となっています。タワーの7階から最上階までの部分は、特製ガラスパネル1443枚を使用し、巨大なダイヤモンドの形を作り出しています。夜間には幻想的にライトアップされ、昼と夜とで別の顔を見せてくれます。
瀟洒なビルを見上げながら、少し歩くと、
一般庶民の家やお店が建ち並ぶ、
ベトナムらしいエリアに入ります。
ここは額縁屋さんのようです。ホーおじさんの絵は、やはり人気があるんですね。^^
歩道をお店の一部として利用するのは、ベトナムでは常識です。笑
あっ
歩道の端で、お金を焼いています。
思わず駆け寄って、近くで見せてもらいました。^^
お金(冥銭、紙銭)を焼いています。お金は、もちろん作り物です。市場に行くと、1セット50円くらいで売っています。笑
こちらでも! わ~、たのし~い。MIYO、大喜び。笑
こちらでは、火鉢のようなものの中で、一枚一枚を火にくべています。赤と黄色の紙は、中国由来のお金の象徴のようです。紙の材質も、紙幣とは違ってザラザラしていて、ワラ半紙のような手触りです。
この方は、さらに大物を焼いています。🤣
紙で作った履物やアクセサリーのセットです。はじめから、火にくべるために作られたセットで、お供え物屋さんに行くと、こんなのがたくさん並んでいます。
そして…。紙で作った子ども服も燃やしておられました。
【お金を燃やす】
ベトナムでは、毎月1日と15日(旧暦)にお金やお札などを燃やします。燃やすことで、それらを神様や先祖に届けることができる、と考えられています。また、お金(冥銭、紙銭)を燃やす行為には、「もっとお金が入って来ますように」という願いが込められているのだそうです。冥銭を燃やす場所は、お寺なら専用の塔、アパートやマンションなら専用の壺のような炉がありますが、商店などでは、道路に金属製のミニ塔をだして、そこで燃やします。燃やす時間は、午前中が吉だそうです。
この日は6月18日でしたが、
おそらく旧暦では、
6月15日だったのでしょう。
子ども服を燃やしていた女性の家では、
お子さんが亡くなったのかもしれません。
そしてそのお子さんに、
洋服を届けたかったのかも…。
つい、浮かれてしまいましたが、
おもしろがってはいけないことでした…。
どの家でも、申し合わせたように、お札やお金を燃やしていました。よく見ると、歩道の端には、それぞれの家ごとに、燃やすための炉が並んでいました。
4年前のお寺参りで。お寺で、お金を燃やしているところです。(2019年9月29日)
タムさんといっしょに出かけた、「毎月のお寺参り」の日記です。何十軒ものお供え物屋さんが建ち並んでいました。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 79 - 月の初めの寺参り(2019年9月29日/29日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
ソーイ・ガック(ナンバンカラスウリのおこわ)は縁起物で、「お寺参りのあとは、このおこわを食べる」という習わしがあります。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 80 - 夏のバーベキュー(2019年9月29日/29日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
ソーイ・ガック(ナンバンカラスウリのおこわ)について説明した日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 48 - ベトナムの朝ごはん「クアガックのおこわ(ソーイ・ガック/xôi gấc)」(2019年9月17日/17日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
こんな感じで、目的地があってないような、
街歩きを続けました。
今日はどこへ行こうか、と話し合いながら、
とりあえず、夫とふたりで、
あちこちに引っかかりながら、
のんびりと歩きました。
(つづく)