MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 52 - ベトナムの朝ごはん、「バインクォン」(2019年9月20日/20日め)

2019年9月20日 できたてのバインクォン。


【お知らせ】
10月18日から22日まで、夫と長女がハノイにやってきます。いっしょに列車に乗って、中国国境まで行く予定です。毎日の記事は予約投稿いたしますが、いただいたコメントへのご返事は、23日以降になってしまいます。(すみません)


9月20日


金曜日ですが、今日は朝から、ローさんが家にいます。
このところ、泊まりがけのお仕事が多かったし、
深夜の帰宅も続いていたので、
「ローさん、だいじょうぶかな」と心配していました。
だから、「今日は一日お休み」と聞いて、ひと安心。


朝ごはんは、ローさんが好きな、
「バインクォン」
を食べに行くことになりました。


子どもたちは、朝7時に登校してしまうので、
朝食は、ローさん、タムさん、私の3人だけです。


こんな感じのお店が、家の周囲にいくらでもあります。ベトナムの「お手軽外食」文化は、ほんとに奥が深いです。

お店の看板。ここは、バインクォンがウリなんですね。^^ 右上の絵が、バインクォンです。 お店の前にはテーブルをいくつも置いてありますが、ここは歩道です。看板は、歩道に置ききれなくて、車道にはみ出しています。もはや、歩行者が通るのは不可能。歩行者は車道を通るのが、ベトナム式です。

お店の前に、堂々と設置されている、厨房。もちろんここは、歩道です。笑 ベトナムの食堂は家族経営が多く、このお店も、お母さんと娘さんががんばっていました。^^


バインクォン。
ぷるぷるのきしめんのようなものが、
四角く折りたたまれている、不思議な食べ物です。


どうやって作るのだろう? と思っていたのですが、
このお店に来て、初めてそれを見ることができました。


まず、米粉を水で溶いて、生地を作ります。
そして、熱湯のはいった鍋に布をピンと張ったようなものの上に、
その生地を広げます。


布の上に生地を広げているところです。

その上に、帽子のような蓋をかぶせて、しばらく蒸します。手前のお皿に入っているのは、完成したバインクォン。

ここからがオモシロい! 棒を使って端からすくいあげていきます。

棒ですくいあげたバインクォンを、手前のまな板の上に置き、すかさず、次の生地を布に広げていきます。こうして、どんどん作っていきます。まな板に広げたバインクォンに、きくらげや豚肉を炒めた具材をいれて、クルクルと巻いていきます。これが「Cuon(巻く)」です。

娘さんのバインクォンができあがる頃をみはからって、今度はお母さんが、タレを用意します。

器に、揚げ豆腐、お漬物、バラロット(Ba La Lot)などを入れ、そこにつけ汁を流し込んだものです。バラロットとは、ラロット(胡椒の葉)で巻いたミンチ肉を、ゴマ油で炒めたものです。

バインクォンもやってきました。上にかかっている炒めタマネギがおいしいのです。^^ 黒く透き通って見えているのは、キクラゲのみじん切りです。これが一人前です。

いただきま~す。^^

つけ汁にとぽん、と全部つけてしまいました。つゆが薄味なので、これでちょうどいい塩加減になります。

つゆに具がいろいろ入っているので、最後まで、飽きずに食べられました。おいしかった~。^^


充実の朝ごはんをいただき、
みんなで家に帰ってきました。
このところ、家の前の歩道を
作り直す工事が続いています。


もともとあった敷石を全部はがし、
歩道をきれいに作り変えているところです。
この日は、縁石を設置しているようで、
たくさんの縁石ブロックが置かれていました。


でも、縁石をよく見ると…。作業の前に、すでに割れています。笑


こんなの、日本だったら、
絶対にクレームだろうなあ…。


でも、ここはベトナム。
誰も気にしていないようです。笑


たしかに、道路に固定してしまえば、
割れていようがなんだろうが、
関係ないですからね。(苦笑)


でも、自分の家の前の縁石がこれだったら、
やっぱりいやだよね…。


なんて、立ち止まって考え込んでいたのは私だけで、
他の誰も、これを気にとめたりはしないんですね。笑


数日後、工事は終わり、
縁石はきれいに設置されていました。
あの、割れた縁石はどこだろう、
と思って探しましたが、見つかりませんでした。


割れた縁石を、うまくつなぎあわせて、
ほとんどわからないようにしてしまったのでしょう。
そういう技術は、さすがです。笑


(つづく)

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