定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 79 - 月の初めの寺参り(2019年9月29日/29日め)
2019年9月29日 お寺の境内では、何十人もの占い師さんが、机を並べていました。相談したい女性が、列を作って順番を待っています。
【お知らせ(11月8日)】
ベトナムから帰国したばかりで、お恥ずかしいのですが、8日の深夜便で、またも出発いたします。今回の行き先は、タイ、シンガポール、マレーシアです。連載中のブログは、いくつか予約投稿してあります。コメントをいただけるのはうれしいのですが、お返事が遅くなるかも知れません。(すみません)
今回はゆっくりしたいと思います。笑 11月16日に帰国の予定です。
9月29日
朝ごはんは、鶏のお粥でした。
デザートはドラゴンフルーツです。
ローさんは、ガイドの仕事で、3日間も不在です。女性4人だけでいただきます。
ベトナムのお粥は、独特のスープ味で、とてもおいしいです。^^
日曜日なので、前日に続いて、
旧市街にでかけようと思ったのですが、
タムさんから、
「いっしょにお寺に行きましょう。」
と誘われました。
ベトナムでは、月の初めの日曜日に、
お寺にお参りする習慣があるのだそうです。
「でも、今日は月末ですよ?」
と尋ねると、
「それは新暦。
旧暦では、今日は月の初めです。」
と。
なるほど。
ということで、朝ごはんのあと、
タムさんといっしょにタクシーに乗り、
毎月お参りしているというお寺に
やってきました。
タムさん。出かける前に、服を着替えました。これが、お寺参りの服装だそうです。
お寺の入り口です。
これがお寺です。すでに、大勢の人がお参りしていました。
さすがに、お寺の中まではごいっしょすることなく、ここでタムさんと別れました。40分後に待ち合わせる約束です。
私はひとりで、お寺のあちこちを探索。^^
あとからあとから人がやってきて、みんな熱心に手を合わせていました。社会主義って、宗教を否定しているんじゃなかったっけ、と思いましたが、そんなことは誰も意に介していないようです。
持ってきたお供えやお線香を、ここで仕分けて、お盆に盛り付けます。
本堂の隣りにある、もうひとつのお寺。こちらも大盛況です。
お寺の出入り口付近は、屋台村と化しています。
どのお店も、大繁盛。
ベトナムぜんざいの、チェー。
ときどき朝ごはんで出していただく、バインゾウを食べている人がいました。お米の粉で作ったプリンのようなもので、中にひき肉がはいっています。お醤油をかけていただきます。
そして、何十軒も連なる、お供え物屋さん。
巨大なお供えタワーも人気です。^^
お供え用の、紙のお金の束。
こんなふうに、火にくべてお供えします。
女性に大人気の、占いおじさん。何十人もいました。料金は500円くらいからだそうです。
同僚のハイさんも、占いが大好き。
なにかと気になることがあるようで、
よく占ってもらうそうです。
ローさんは、
「あんなのどうせ嘘だからやめなさい、
って言うんだけど、
ハイさんは結婚が近いから、
いろいろ知りたいみたいで、
つい行ってしまうんです。」
と笑っていました。^^
この日、タムさんは、40分間、しっかりとお祈りして、
待ち合わせ場所にやってきました。
「商売をしている家は、お寺参りが欠かせない」
のだそうです。
ここ、本当に、社会主義のベトナムですか?
台湾のどっかの村なんじゃないですか?
と、心の中で思っちゃいました。
もちろん、言えませんでしたが。笑
これも、ベトナムの一面です。
ただの旅行では、なかなかわからないことですが、
ホームステイしているからこそ、
垣間見ることができたと思います。
ベトナムの人が欠かさない、
「月の初めの寺参り」。
興味深い体験でした。
(つづく)