MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

天ぷら大好き - 俺の天ぷらバルと俺のイタリアンをはしご酒(2022年9月25日)

2022年9月25日 「俺の天ぷらバル」で。「いちばん」をゲットして、喜んでいるところです。(東京都港区)


9月25日(日)


長男が帰園してヒマになったので、
突然思いたって、銀座に行きました。
今回食事したのは、私たちが大好きな、
「俺の」シリーズの新店舗、
「俺の天ぷらバル」です。


俺のイタリアンが初めて銀座にオープンしたのは、
10年くらい前のことでした。
「確固としたコンセプトの基に、
 高級店並みの料理を1/3の価格で提供する」
というコスパの良さがMIYOの琴線に触れて、🤣
以来、「俺の」に通い続けています。
この10年で、都内の店舗には、
ほぼすべて出かけていると思います。


そんな「俺の」が、8月19日に、
新店舗をオープンしました。
その名も、俺の天ぷらバル


私も夫も、天ぷらが大好き。
これまでにも何度か、
天ぷら店の日記を書いてきました。


「天あさ」
銀座「 天あさ」で、おまかせランチコース(2020年12月18日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
「天ぷら 一宝」

家族でお祝い 天ぷら 一宝+ギンザシックス+俺のやきとり①(2017年8月27日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
家族でお祝い 天ぷら 一宝+ギンザシックス+俺のやきとり②(2017年8月27日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


そして今回は、「俺の天ぷらバル」です。^^
このお店は、予約を受け付けていないので、
少し早めにでかけて、
お店の前で待つことにしました。


午後3時半に新橋に到着。駅前広場は、古本市の真っ最中でした。

駅から歩くこと数分で、「俺の天ぷらバル」に到着。雑居ビルの1階の、こぢんまりとしたお店です。

開店時間まで30分ほどあったので、とりあえず、「いちばん」を陣取りました。そして、夫とふたりで作戦会議。


今、「はしご酒キャンペーン」をやっているのです。
「俺の天ぷらバル」
「俺のイタリアン新橋赤レンガ通り」
の共同企画で、両方をはしごした人は、
なみなみスパークリングワインを
プレゼントしてもらえるのだそうです。^^


その「俺のイタリアン新橋赤レンガ通り」は、通りの向かい側。「俺の天ぷらバル」から、歩いて5秒ですね。🤣🤣


「こうなったら、はしご酒やっちゃおう」
と、あっさり相談がまとまりました。
あわてて、モッピー+ペイペイグルメルートで、
俺のイタリアンの予約を入れました。
(これで、合計360円分のポイントをゲット。^^)


…なんてことをやっているうちに、気がつくと、MIYOの後ろには10人くらいの人が並んでいました。「うちがいちばんだよ~!」と喜ぶMIYO。笑


開店時間の4時になり、
わくわくしながら、店内に入りました。


店内はこんな感じです。お店の真ん中にコの字型のカウンターがあり、その周囲に小さなテーブルが4つあるだけ。かなり狭いです。そして、バルなので椅子はなく、「立ち飲みバー」という感じ。(画像をお借りしました)


「いちばん」だから、好きな席が選べます。
いちばん奥のカウンター席にしてみました。
こんな立ち飲みバーで、
トリュフやアワビが出てくるなんて、
誰も想像してないですよね。爆


私たちの席からだと、コの字型のカウンターがこんな風に見えます。お鍋が近い! 揚がっている様子がまるわかりです。^^

とりあえず、日本酒をいただきました。刈穂(秋田県・山廃純米)と真澄(長野県・純米大吟醸)です。

テーブルセッティングです。こだわりの調味料は5種類。
 天つゆ:こだわりの黄金比で作成。
 トリュフぽん酢: 牛の旨みとトリュフを加えた、オリジナルぽん酢。
 雲丹醤油:醤油にウニをたっぷり加え、鰹や昆布の出し汁を合わせた、自家製の濃厚雲丹醤油。

そして、お塩もこだわってます。どちらも絶品でした。
 カマルグの塩:南仏・カマルグの自然海塩。味のバランスが良く、尖りがないのが特徴。
 スモークシーソルト:200年以上前から伝統的製塩方法を受け継いでいるマルドンブランドの塩です。イギリス王室御用達の海塩で、滑らかな舌触りと丸みのある燻香が特徴。

わくわくしながら、天ぷらが揚がるのを待っています。^^

そしてついに、天ぷらの皆様が登場! ^^
 アオリイカ:甘み成分たっぷりの、「イカの王様」。雲丹醤油とマッチして、めちゃくちゃおいしいです(380円)
 新潟産黒舞茸「真」:味も香りも最高ランクの黒舞茸。香りが強く、肉厚で歯ごたえがあります(380円)
 帆立貝柱(2粒):貝柱だけでこのサイズです。旨味たっぷり。トリュフぽん酢がおいしくて泣けます(480円)
 天然大海老:肉厚で旨味も歯応えも抜群の天然物(480円)
 鱧:本日のスペシャルでした。季節の食材を使った創作天ぷらです(680円)

夫が楽しみにしていた、国産一本穴子です。国産で身厚の穴子を、まるまる一本天ぷらにしてあります。サクサク、ホッコリ。

国産穴子がこのサイズで780円ですよ。😋

カウンターの内側で、MIYOが楽しみにしていたのが見えました。もうすぐ、もうすぐ。^^

ジャンボマッシュルームベーコン巻きの天ぷら(480円)。ほんとでかいです。^^

天ぷら以外のお料理も絶品です。クロホシフエダイ(黒星笛鯛)とアボガドのカルパッチョ(580円)。オリジナルのバルサミコ山葵醤油が効いています。おおぶりのアボガドを包むように、肉厚のクロホシフエダイがのっかっています。お代わりしたくなる美味しさ。

クロホシフエダイです。(画像をお借りしました)


【クロホシフエダイ(黒星笛鯛)】
南日本の太平洋沿岸~琉球列島に分布しており、水深80m以浅のサンゴ礁や岩礁域に多く生息しています。幼魚はマングローブ帯や淡水域に入ることもあります。水揚げ量が少ないため、一般的に市場に出回ることはほとんどありません。


カルパッチョがおいしかったので、MIYOはここからワインです。ポルトガルのリスボニータ。夫はゆきつばき(新潟県・純米吟醸)。

最後は、クリームチーズ西京漬けの天ぷら(280円)。コクがあって食べ応えがありました。


ここまでで、7820円でした。
銀座で天ぷらを食べて、
お酒もたくさん飲んで、この価格です。^^


そしてコリもせず、締めはお向かいの「俺のイタリアン新橋赤レンガ通り」で。笑

「俺の天ぷらバル」のレシートを見せると、なみなみスパークリングワインをプレゼントしてもらえます。(画像をお借りしました)

せっかく、お店の方がすごいなみなみに注いでくださったのに、夫がグラスを動かして、少しこぼしてしまいました(←アホ)。MIYOは、スパークリングが好きではないので、お願いして、白ワインに変えていただきました。

そして再び始まるイタリア宴会。海老とキノコのアヒージョ(980円)。海老が大盛りですよ。笑

ピザは、ロマーナ(アンチョビ、ニンニク、ケッパー、オリーブ)と「クワトロフォルマッジョのハーフ&ハーフにしてもらいました(1500円)

そして、丼ごはんのような、大盛りティラミス(580円)。ふたりで食べきるのがやっとでした。笑

大盛りティラミスにたじろいでいるところです。🤣🤣


天ぷらの締めにイタリアンなんて、
いったい誰が考えたのでしょうか。爆
こちらのお会計は、3820円でした。


「ここのレシートを天ぷらバルで見せれば、
 スパークリングをタダで飲めますよ。

 で、そのレシート持って、
 またウチで飲んでください。」
と、お店の方に言われました。
「本日中なら、無限ループで、
 ずっとタダで飲めますから。😄😄」
って言われましたが、
もうお腹いっぱいで、ムリです~。😂😂

全盲難聴・のんたん マイナカードで帰宅 2 - カード申請完了 / ガストとコジマ電気(2022年9月23日-24日/2日め-3日め)

2022年9月23日 ガストで。(全盲難聴・のんたん 27歳)


9月23日(木)


長男が帰宅して2日めです。
この日は朝から、
イトーヨーカドー四つ木店に行きました。


マイナンバーカードの申請者がなかなか増えなくて、
行政も知恵をしぼっているのでしょうか。
今月、葛飾区では、
区内のあちこちに出張所を開設して、
マイナ申請のキャラバンをやっています。


9月23日から25日の3日間は、
イトーヨーカドー四つ木店に、
出店、…ではなくて、開設されました。笑
ここなら、自宅からそう遠くないし、
休日だから、S園から外泊させてもらえそう、
と考えました。^^


長男は、マイナカードの申請手続きのために、
そして、私、夫、長女の3人は、
 ・健康保険証としての利用申し込み
 ・公金受取口座の登録

をすると、15000円もらえるそうなので、
ついでに私たちもやってしまおうと、
家族4人でそろっていくことにしました。


車で出発したあと、まずは近所に住む長女を迎えに行ってから、家族全員でイトーヨーカドー四つ木店に到着。このスーパーは、買い物に関係なく、無料で駐車させてもらえるので助かります。^^(画像をお借りしました)


たかがマイナンバーカード、と
あまく見ていたのですが、
会場に着いてみてびっくり。
すでに、50人くらいが並んでいました。
私たちの順番になるまで、
約3時間待ちとのこと。ひゃ~。😵


仕方ないので、夫だけが列に並び、私たちは少し早めのランチをいただくことに…。今、ムラゴンで話題の「月見バーガー」なるものを、私も食べてみました。


食べ始めてまもなく、夫から電話があり、
長男だけは、すぐに順番が来そうだと…。
どうやら、並んでいる人のほとんどは、
マイナカードを取得済みで、
追加の「保険証+口座の登録」のために
来た方々なのだそうです。


長男と私たち3人とは、窓口が違っているとのことでした。初めてマイナカードを申請する人は少なかったので、ほどなく、長男だけは、手続きが始まりました。写真は、音楽を聴いてのんきにくつろいでいる長男と、汗をかきながら代わりに手続きをしている夫です。笑

そして、テントのような写真スポットで、写真も撮影してくれました。私たちの時は、あらかじめ、自費で写真を撮ったように思います。


すごい混雑ぶりでしたが、
長男の申請手続きだけは、こうして、
あっさりと済んでしまいました。
(とりあえずよかった。^^)


残る私たち3人ですが、
追加の「保険証+口座の登録」だけであれば、
「マイナポイントアプリ」
をダウンロードすれば、
自宅で、スマホから簡単に手続きできると、
会場で係の方に教えていただきました。


「それなら、3時間もここで待つことないよね。」
と言うことで、
会場での手続きはあきらめて、
この日は帰ることにしました。
(ちなみに、この翌日、自宅でやってみたところ、
 アプリから、本当に手続きが完了できました。
 所要時間は5分くらいでした。^^
 たったの5分で15000円もらえるなんてすごい~。)


せっかくイトーヨーカドーに来たので、買い物して帰りました。長男の大好きな、よつ葉牛乳を買っているところです。

このあと、長男が「レストランに行きたい。」と言い出しました。夫もお昼ごはんを食べていないので、ガストへ。長女は映画を観に、インド大使館に行ってしまいました。笑

ガストでは、ネコちゃんロボットがお料理を運んでくれることもあるそうです。以前、ココスでもロボットがいましたが、実際には人間のスタッフが持ってきてくれたので、ここでも期待していなかったのですが…、

なんと、このネコちゃんが、私たちのテーブルに来てくれました!!😄

お料理を載せたネコちゃんが、テーブルの隣りで止まります。私たちが自分でお皿をとって、テーブルに置くシステムです。おもしろ~い。^^

トレーからお料理がなくなると、ネコちゃんはくるりと向きを変えて、そのままさっそうと帰っていきました。えらいなあ…。

夫が注文した、ハンバーグセット。夫が撮ったのですが、この写真では、料理がさかさまになっているとMIYOは思うのです。が、夫はこういうのが全然わかりません。いくら説明しても、理解できないそうです。😔

長男はとんかつが食べたいとのことだったので、とんかつセットを。ライスは大盛をひとつ頼んで、夫とはんぶんこしました。

「のんたん、とんかつだよ!」 さっき、こく旨すき焼き月見バーガーを食べたばかりなのですが、足りなかったようで、とんかつも全部食べてしまいました。MIYOはお腹いっぱいだったので、ここではドリンクバーだけ。^^

つづいて、デザートのソフトクリームも、ネコちゃんロボットが持ってきてくれました。

長男、これまた全部食べてくれました。^^


このロボットを見ていて、
その昔、ファミレスに
「オーダーエントリーシステム」
が導入されたときのことを思い出しました。


(画像をお借りしました)


スタッフが注文を端末に打ち込む、
あのシステムです。
今でこそ、レストランで、
あたりまえに見かけますが、
あのシステムを、日本で初めて開発したのが、
MIYOが勤めていた会社でした。
40年も前の話です。🤣


ドイツから技術情報を取り寄せ、
それを基に、日本語の資料を作ったのが、
当時、開発部にいたMIYOでした。
「ヘンなもの作るんだなあ…」
って思いましたよ。😅
(当時はまだ20代。笑)


その後、製品はリリースされたのですが、
はじめはたいへんだったようです。
世の中に知られていないシステムだったので、
ファミレスに新規導入するときは、
その店舗の近くのビジネスホテルに、
営業マンが、交替で一ヶ月も泊まりこみ、
立ち会いを続けたそうです。
あのころは、
「日本の外食産業の常識を作り変える」
と、誰もが意気込んでいたように思います…。


努力の甲斐あって、その後、
国内シェアNo.1の製品となったのですが、
その後どうなったのかは、
もう退職しちゃったし、よく知りません。笑
今では、スタッフどころか、お客さんが自分で、
注文を入力する時代になってしまいましたね。


最先端のネコちゃんロボットを見ながら、
そんなことを、なつかしく思い出しました。
新しいシステムは、いつも、
ファミレスから始まるのかな…と。^^


ごはんのあとは、「電気屋さんに行きたい。」と、長男がまたまたリクエストしたので、コジマ電気へ。笑 S園に置いてあるのと同じキーボードがあったようで、操作に迷うこともなく、上手に弾いてくれました。


本当は、夕方からカラオケに連れて行こう、
と思っていたのですが、天気予報によると、
折悪しく台風が近づいていて、
このあと大雨になるかもしれない、とのこと。
なので、長男にそれを説明して、
カラオケではなく、
コジマ電気で我慢してもらいました。笑


9月24日(土)


帰宅の3日めです。
本当は、翌25日の日曜まで、
家でゆっくりさせたかったのですが、
この日の午後、S園のみなさんといっしょに、
コンサートに出かけることになっていました。
なので、そちらを優先。
朝8時に家を出発して、夫の運転で、
S園にもどりました。


恒例の抗原検査も陰性。正面玄関まで職員の方が迎えに来てくださり、ここでお別れです。


慌ただしい二泊三日でしたが、
長男といっしょにごはんが食べられて
よかったです。^^


コロナ禍で、今年も、
秋のバザーに保護者は同行できないそうです。
長男に次に会えるのは、
12月の冬休みになりそうです。
また帰ってくるのを、楽しみにしています。^^


(おわり)

全盲難聴・のんたん マイナカードで帰宅 - はま寿司でえび天そば / S園フラメンコイベント(2022年9月22日/1日め)

2022年9月22日 S園の前で。(全盲難聴・のんたん 27歳)


9月22日(木)


長男が生活しているS園では、
GW、夏休み、冬休み、の年に3回、
長期のお休みがあり、帰宅できます。
それ以外にも、週末に希望すれば、
面会や外出ができるし、
家に連れ帰ることもできます。


…のはずだったのですが、
コロナ禍が始まってからは、
気軽に外出したり外泊したりすることが
できなくなりました。
今の状況を考えると、まあしかたがありません。


けれど、今回は特別です。
マイナンバーカードを申請するための
帰宅だからです。


我が家では、長男だけが、
マイナンバーカードを作っていません。
区からは、何度も申請書が郵送されてくるし、
どうしたものかな、と思っていました。
義務ではないとはいえ、
お金がもらえるキャンペーン中ですし。笑


2年前だったか?、私たちが申請した時は、
それはもう大変でした。
一ヶ月以上前から、
申請日を予約しなければならないし、
写真も必要です。


そういうとこ、夫も長女もなにもしないので、
MIYOが3人分の予約を入れ、
3人そろって、地区センターまで行き、
どうにかこうにか作成しました。


たまにしか帰宅しない長男に、
この同じ手順を繰り返すのは無理、
と思っていたのです、


ところが。
最近は、ずいぶん簡単になったのですね。
マイナンバーカード促進のために、
近所のスーパーで、連休の3日間だけ、
区の出張所ができるとのこと。
そのうえ、予約もいらないし、
写真だって、その場で撮ってくれるのだそうです。


ずいぶんお手軽そうだし、
これなら、長男のカードも申請できそうだな、
と思いました。
そこで、S園にお願いし、
「マイナンバーカードを作成するため」
という理由で、特別に帰宅させていただきました。


S園は生活訓練施設なので、
月曜から金曜までは、園内に、
時間割に沿ったスケジュールがあります。
「その訓練スケジュールに、
 できるだけ支障をきたさないように…」
と考え、お迎えは、22日(木)の夕方で、
その日の訓練が終わってから、
ということにしました。


夕方5時。S園まで、夫が長男を迎えに行きました。

翌日から3連休が始まるため、ということだったのか、帰路はすごい渋滞でした。いつもは1時間半くらいの道のりですが、この日は3時間もかかってしまいました。

夜8時を過ぎて、ようやく帰宅。長男がお寿司を食べたいというので、はま寿司に行きました。(これは、以前撮った写真です。)

「牡蠣とうまネタ祭り」をやってました。

カキフライのお寿司なんて食べたことがないので、注文してみました。長男とはんぶんこのつもりだったのですが、長男がカキフライをすごく気に入ったので、MIYOの分もあげちゃいました。あはは、お口の端にタルタルソースがついてます。笑


「次は何を食べたいですか?」
と長男に訊くと、
「てんぷら」
…だそうです。
お寿司屋さんに来ててんぷらか?
と思いながらも、あわてて、
メニューの中のてんぷらをさがしました。笑


れんこんの天ぷら、まぐろの大葉はさみ揚げ、エビ天そば、そして、長男の好きな鉄火巻き。

天ぷらそばは、別のお茶碗に小分けして食べました。

夫のラーメンも分けてもらいました。いつのまにか、お箸で上手に食べられるようになりました。^^

そして食べていないときは、必ずこうやって、MIYOの手をさわっています。これが、長男にとっての「見ること」なんですね。^^

最後は、「デザートはある?」と、アイスクリームをご所望されました。笑


3人でお腹いっぱい食べて、4400円でした。
回転すしって、ファミレスに行くよりも
安くつく感じがします。
(ネタによるのでしょうが。)


はま寿司では、レシートの一番下にあるアンケートに答えると、50円引きクーポンがもらえます。前回もらっていたクーポンを、今回利用しました。クーポンは、スマホにメールで届くので、失くしたり持ってくるのを忘れたりする心配がなくて便利です。^^


こうして、とりあえず、
帰宅の一日めが終わりました。


(つづく)


(おまけのお話)


少し前に、S園のブログに掲載された写真を
ご紹介します。
7月3日(日)に、園内の講堂で開かれた、
フラメンコイベントのようすです。
みんなで本場の演奏と歌の迫力を体感し、
楽器にも触れることができたそうです。


ボランティアでいらしてくださったみなさん。(2022年7月3日)

ブログに掲載されていた写真ですが、ストーカーの母は、こんな小さな長男の姿も、見逃しません。笑

ストーカー写真その1。

ストーカー写真その2。


S園のブログを見るたびに、
長男の姿ばかり探している、
親ばかのMIYOです。😅

濃霧でも道東。霧の街 釧路を訪ねた6日間 1 - 怒涛の6日間 ダイジェスト(2022年9月13日-18日)

2022年9月16日 釧路湿原国立公園北斗展望台で。(北海道釧路市)


9月23日(木)


みなさま こんにちは。
たいへんご無沙汰してすみません。
釧路から戻ってきました。
今回の道東の旅も、いつものように、
怒涛のごとく毎日走り回り、
最後には大どんでん返しまで加わって、
またまた、印象深い旅となりました。


旅日記を書きたいのですが、
所用で、今日から長男が帰宅しているので、
なかなか時間がとれません。
もう少し、お休みをいただきます。
(スミマセン)


とりあえず今日は、
今回の旅を過激なまでに短くまとめた
ダイジェストを掲載いたします。


羽田空港を元気に出発。(2022年9月13日)

空港に着くなり、阿寒国際ツルセンターへと、夫に連行されました。野生のタンチョウヅルに会えました!^^

夫の運転で道路を走っていると、エゾシカが現れること多数。キタキツネくんも、目の前でぴょんぴょん踊ってくれました。道東、すごい~。笑

お宿は、阿寒湖畔の「ホテル御前水」。レイクビューのお部屋で、目の前が阿寒湖。って言うか、湖まで10メートルくらいしかないという、過激な立地です。笑 いつものように、激安でゲットしたお部屋です。

このすぐ手前がホテル。ほんとです!笑

夜は、徒歩5分の阿寒アイヌシアターイコロへ。念願だったアイヌの皆さんのショーを2本も観ることができました。(このために釧路まで来たのです。^^)

二日めは、阿寒国立公園をドライブ。農場「ひだまりファーム」で、朝採れのトウモロコシをいただきました。そのトウモロコシで作ったコーンスープは、言葉にならないほどおいしかったです!😊(2022年9月14日)

そして、丘の上にある、ナイタイ牧場へ。

すばらしい眺めです。

この景色を眺めながら、牧場の牛さんを、ローストビーフでいただきました。^^

夕暮れせまるなか、オンネトーへ。

三日めは、弟子屈屈斜路湖・アイヌ民族史料館へ。隣りに見えているのが、屈斜路湖です。(2022年9月15日)

午後は厚岸へ。道の駅厚岸グルメパークで、生牡蠣と牡蠣のクリームコロッケをいただきました。水筒のコップの中にあるのは、白ワインです。🤣🤣

この日の夜、ようやく釧路市街に。Bonneさんのブログを思いだしながら、同じところを歩きましたよ~。^^

四日めは、釧路湿原。一日中、あちこちをうろうろしてました。笑(2022年9月16日)

夫に騙されて、またまたたくさん歩くはめに…。😂😂

この雄大さは、写真ではとうていお伝えできません。

五日めです。夫の希望で、釧路市立博物館へ。(2022年9月17日)

そして釧路漁港へ。水産センターでいただいた海鮮丼がすばらしかったです! ネタが小さく見えますが、実は、内側にくるりと巻き込まれているのです。広げると3倍くらいになります。ネタは10種類。ウニもカニも入ってて、これで2200円。ウソみたいなお値段でした。

港では、イワシの陸揚げの真っ最中。そのイワシを狙って、たくさんのカモメが舞っていました。こんなにたくさんのカモメを見たのは初めて。うれしくて、カモメの群れの中へとどんどん歩き続けるMIYO。このあと悲劇が起こります。😂😂

服を着替え(笑)、気を取り直して、市内の古書店へ。40年前から私たちが敬愛するフォトジャーナリスト、長倉洋海さんの写真展に行ってきました。

今は、故郷の釧路で活躍されているそうです。30年ぶりにご本人にお目にかかれて、大感激。(画像をお借りしました)

六日め。ホテル「レラ摩周」をチェックアウトして、摩周湖へ。本当は、後ろに摩周湖が広がっているはずなのですが、霧がすごくて、な~んにも見えません。😔(2022年9月18日)

その代わりに、硫黄山(アトサヌプリ)へ。地中からは、今も湯気が噴き出しています。

北海道は、まだまだ、知らないところがいっぱい!^^


…と、楽しく旅行してきました。
6日間の費用は、今回も激安で、
ふたりで3万円です。笑
この3万円は、レンタカー代です。
ホテルは、じゃらんで格安のを探し、
dポイントで支払ったのでタダ。
航空券は、ANAマイル利用なのでタダ。


今回の旅も大成功だわ~、
と、機嫌よく空港に着いたら、
予想外の事態が待っていました。


霧がひどくて、飛行機が飛ばないじゃないですか。😭😭 私たちが乗る予定のANA742便だけでなく、全便、「釧路空港、視界不良のため、天候調査中」となっていました。

滑走路はこの状態です。あ~、これはたしかに無理だわ、と思いました。「霧の街 釧路」って、こういうことだったんですね…。😭😭


羽田空港から飛んできた飛行機が
視界不良で着陸できず、
上空で一時間以上、旋回を続けています。
最悪、札幌に着陸するとのこと。
その機材に乗って帰る予定だった私たちは、
乗る飛行機がなく、路頭に迷うはめに…。


夫からは、
「今夜のホテル、探しておいて。」
と言われましたが、
それよりもMIYOが考えていたのは、
「パンツ、買わなくちゃ。」
でした。🤣🤣


前回の沖縄に続いて、またまた今回も、
空港で足止め状態。
今月のMIYO家は、呪われているようです。


困難なことがあると、
旅ってほんと、ますますおもしろくなります。
(後から思うと、ですが。笑)


そんなこんなで、釧路の旅ダイジェストでした。


(つづく)
*次回の掲載日は未定です。

台風でも沖縄。台風11号と共に、宮古島と沖縄本島を楽しむ9日間 10 - 台風なら博物館③ 沖縄県立博物館 常設展示室(沖縄の鐘、江戸上りと貢納布制作風景)(2022年8月31日/6日め)

2022年8月31日 沖縄県立博物館の前にある、ローソン 那覇上之屋店で。沖縄では、コンビニでも沖縄ならではの品をたくさん販売していて、見ているだけでも楽しいです。^^(沖縄県那覇市)


お知らせ1:
前日の日記に、「浦添ようどれ」の写真を追加しました。
台風でも沖縄。台風11号と共に、宮古島と沖縄本島を楽しむ9日間 9 - 台風だから博物館② 沖縄県立博物館 常設展示室(アサギマダラと進貢船)(2022年8月31日/6日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

お知らせ2:
9月13日11:25のフライトで、釧路に行きます。ブログは、少しお休みをいただきます。


8月31日(水)


沖縄県立博物館・美術館の、
常設展示室に来ています。
展示は、以下のカテゴリーに、
分かれていました。


 1.海で結ばれた人々/シマの自然とくらし
 2.貝塚のムラから琉球王国へ(自然史部門)
 3.王国の繁栄(考古部門)
 4.薩摩の琉球支配と王国(美術工芸部門)
 5.王国の滅亡
 6.沖縄の近代(歴史部門)
 7.戦後の沖縄(民族部門)


3.王国の繁栄(考古部門)


前日のつづきです。


たくさんの鐘が並んでいました。これほど多くの鐘が展示されている博物館は珍しいそうです。戦争で、あるべき場所を失ったが故なのでしょうか…。


なかでも、
「これだけは見逃すな」と言われているのが、
これです。


旧首里城正殿鐘。(1978年 国指定重要文化財)

鐘の表面の大部分が黒くなっているのは、沖縄戦で火を受けたためと言われています。弾が貫通した穴などもあり、戦災を受けた文化財であることも、この鐘の特徴です。この鐘自体が、沖縄の歴史を物語っているそうです。


【旧首里城正殿鐘(万国津梁の鐘)】
尚泰久王の命によって、1458年に造られました。「万国津梁(しんりょう)の鐘」として知られる鐘で、王国の中心である首里城の正殿前に掛けられていました。銘文には、「琉球と朝鮮・中国・日本が友好であること」や、「琉球王国が船を操ってたくさんの国々(万国)の架け橋(津梁)となり、交易で得た異国の珍しい産物が国中にあふれていたこと」が記されています。(1978年 国指定重要文化財)


琉球王国の交易を支えた進貢船です。「万国津梁」ということばは、琉球王国の海外交易に対する強い気概を示すものでした。船の上ではためいているのはムカデ旗です。嵐を起こす神様がムカデを嫌ったことから、嵐に遭わないことを願って取り付けられました。

鐘と進貢船について説明した動画です。1:30を過ぎたところで、この鐘の音を聞くことができます。

おきみゅー 博物館常設展学芸員解説動画【歴史_琉球王国時代】


展示されている鐘の中には、戦勝記念品として、米兵がアメリカに持ち帰ってしまい、最近になって返還されたものが含まれています。

そのひとつが、この釣鐘です。2021年11月より公開されています。

(琉球新報 2021年11月3日 より)
沖縄戦当時、沖縄から持ち出され、米フロリダ州で保管されていた釣り鐘が沖縄に戻ってきた。2日、県立博物館・美術館で関係者が集いセレモニーが開かれた。釣り鐘は常設展示室入り口で展示される。
釣り鐘は、沖縄戦で米第10陸軍司令官を一時務めたロイ・ガイガー中将の孫娘のメラニー・カーティスさんが所有していた。返還交渉に当たった琉米歴史研究会の喜舎場静夫理事長によると、カーティスさんは当初、返還に難色を示していたが、首里城火災による多くの文化財の焼失を知り、返還を申し出てくれたという。
セレモニーで、学芸員らが輸送用木箱を開封すると、青緑色の高さ約66センチ、口径約36センチ、重さ約40キロの鐘が姿を現した。


【沖縄の文化財返還活動】
NPO法人琉米歴史研究会は、琉球・沖縄関連の文化財の返還に取り組んでいます。これまでに、旧大安禅寺鐘(1988年)、旧永福寺鐘(1989年)、旧大聖禅寺鐘(1991年)、間切図6枚(2003年)の返還が実現され、そのほとんどが国や県の指定文化財となりました。2021年より沖縄県立博物館に収蔵している、釣鐘と世持神社の木像(大黒様)も、同研究会の尽力によって返還された文化財です。


沖縄に返還された文化財の一覧です。

旧円覚寺楼鐘です。円覚寺は、尚真王が1942年から数年をかけて建立した、王家の菩提寺です。1496年に鋳造され、その後、1697年に再鋳造されました。それが現在の本鐘であり、現存する沖縄最大の鐘です。重さは1.9トンです。


夫に言われて、鐘の横に立ちました…。
写真を撮るときに、夫は私に、よく、
「ここに立って」と言います。
それは別に、ラブラブだからではなくて、😂
「MIYOが横に立つと、
 撮りたいものの大きさがよくわかるから。」
なのです。
MIYO家ではこれを、
「人間モノサシ」と呼んでいます。😅


さて、国が栄えていた琉球時代には、
美しい美術工芸も発展しました。


伊平屋の阿母加那志(あもがなし)の正装
阿母加那志は、尚円王の姉の名で、特別な神職についていました。花矢鶏の刺繍が施された紅の緞子(どんす)、金簪、勾玉は、尚円王から贈られたものでした。資料を基に、その姿を再現しました。

木綿白地流水蛇籠に桜葵菖蒲小鳥模様衣装(19世紀)
流水に菖蒲、燕、小鳥のデザインは、王家や士族の紅型によく見られる題材です。振りのある長袖(ながすでぃ)は、元服前の童子衣装で、この作品も芸能に関わる楽童子のものと伝わっています。


4.薩摩の琉球支配と王国(美術工芸部門)


島津軍の琉球侵攻後、琉球の尚寧王は、島津家久(薩摩藩初代藩主)にともなわれて江戸へ連行されます。1610年(慶長15年)に薩摩を発った一行は、大坂まで海路で移動し、陸路の東海道を使って8月には徳川家康の隠居地・駿府(静岡県静岡市)に到着しました。独立国である琉球に対して、徳川幕府は服属儀礼として使節を派遣することを求めました。この使節派遣を「江戸上り」といいます。
「異国風」の装いで行進しながら路次楽(るじがく:野外での琉球音楽)を演奏した琉球使節はいく先々で歓迎され、道中の村々の郷土芸能にも影響を及ぼしました。また、こうした文化交流によって、琉球には和歌や茶道といった日本文化がもたらされ、琉球独自の大衆文化を形成する一助となりました。


琉球使節の行程図
江戸上りは1634年(寛永11年)から始まったとされ、1850年(嘉永3年)まで、江戸時代を通じて合計18回実施されました。琉球使節団は200名規模で構成され、片道約2000km、往復およそ1年がかりの旅です。

琉球王国時代の役人の正装です(18世紀~19世紀)。帯を前で結び、筒袖の袖口が大きく開いているのが特徴です。生地は、芭蕉布というものが使われました。

頭に被っているものは、帕(はちまち)と言います。色は、紫、黄、青、緑、黒の6色で、身分によって被る色を変えることが、1524年に尚真王によって定められました。階級によって、冠の生地や模様も異なりました。このはちまちは、士族・百姓に問わず与えられました。


【貢納布】
貢納布とは、税として納めた上布のことです。琉球王国時代、近世の宮古・八重山などの離島では、貢納布が租税の基本となっており、その負担は、織物を行う女性たちに重くのしかかっていました。八重山には、蔵元絵師の描いた「八重山蔵元絵師画稿」という絵が残されており、当時の農民たちの働く様子を知ることができます。


「八重山蔵元絵師画稿」に基づいて再現された、貢納布制作風景のジオラマです。布ができあがるまでの手順を見ることができます。これがおもしろくて、つい見入ってしまいましまいました。^^

上布の原材料は苧麻(ちょま)という植物です。その茎から白い繊維が採れます。それを細く裂き、縒りながら繋いで長い一本の糸にしていきます。この作業を八重山では「ブーウミ」と言います。

苧績み(ブーウミ/糸づくり)作業です。繊維を細く裂き、一本の糸にしてゆきます。

経糸は、ピナシ(八重山)・カシギ(宮古)と呼ばれる用具(写真左)で必要分の長さと本数を整えます。その後、八重山の植物で藍、赤茶、黄色、紅色の絣模様に染色します。

織始めの検査を受け、合格したら、地機(ジーハタ)と呼ばれる織機で布を織ります。模様の難しいものを織る場合は、機織りの場所として、蔵元内の一角が当てられたようです。

織り終えるとまた検査です。御用布座で模様・長さ・幅が検査されます。

合格となったら、洗濯です。

布晒しが終わり、最後の検査が1月の初めから2月10日まで行われます。4月には、御用布櫃に納め、春立船で王府へ納めに行きました。


租税が布で取り立てられたことにより、
人々は布を作ることに追われました。
そのため、当時の沖縄では、
せっかく海に囲まれていたのに、
必要最低限の漁しか行わなかったそうです。


(つづく)