4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 10 - ホーチミンルート博物館① 1階部分の展示(2023年6月15日/2日め)
2023年6月15日 ホーチミンルート博物館を、再び訪ねました。
6月15日(木)
午後3時、
ホーチミンルート博物館に到着しました。
MIYOは、4年前に、
ひとりでここを訪れているのですが、今回は、
「ここはぜひ見たい。」
と言う夫につき合って再訪しました。
よかった。門が開いています。^^
4年前は、この門の内側に閉じ込められました。館内に取り残され、たったひとりで2時間を過ごしました。笑
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 37 - ホーチミンルート博物館へ④ ロックアウト(2019年9月14日/14日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
ホーチミンルート博物館です。
【ホーチミンルート博物館】
ハノイ市中心地から16キロ南下したハドン町にあり、1999年にオープンしました。
ベトナム戦争中、北ベトナムから南ベトナムへ物資を輸送するために、ベトナム北部からラオス、カンボジアを通過して南部に至る補給路(ホーチミンルート)が利用されました。このルートで、兵員や物資などの輸送を行っていたのが、チュオンソン部隊でした。
この博物館は、チュオンソン部隊の英雄と功績を紹介すると共に、独立・自由のためにアメリカ軍と戦った、ベトナム・ラオス・カンボジアの団結精神を示すことを目的として設立されました。
1万7千平方メートルの敷地に建設された3階建の博物館の総面積は28000平方メートルです。博物館の正面に入ると、チュオンソン部隊の各世代の兵士をあらわす銅のレリーフが見えます。続いて、南部への物資や武器を輸送するルートの発展の道のりに関する品々が展示されています。
館内には、ホーチミンルート博物館の全身である「チュオンソン博物館」が所蔵していた貴重な品々が保管されています。現在、この博物館には2万点の品々が保存されていますが、館内の展示スペースには、その中の2000点を展示しています。
館内に入ります。
正面の壁に飾られている銅のレリーフには、チュオンソン部隊の各世代の兵士が懸命に働いているようすが描かれています。手前の像は、ホーおじさんを囲む、チュオンソン部隊の兵士たち。
4年前に来たときは、「チュオンソン部隊」ということばすら知りませんでした。それでも、館内の展示物の数々に圧倒されました。
この博物館は、
あまり知られていないこと。
ハノイ中心部から遠いこと。
が理由で、残念ながら、
訪れる人がほとんどいません。
なので、ふだんは照明を消しており、
館内は真っ暗です。
まるで閉館しているかのようですが、
大丈夫、開いています。^^
そして見学者が来ると、見学中のスペースだけ、電気をつけてくれます。笑 入館料は、20000VND(約100円)です。
所狭しと並べられている、たくさんの展示品。
ホーチミンルート博物館については、
4年前に訪れた時に、詳しくご紹介しました。
なので今回は、新たに撮った写真を掲載するだけに
とどめておきたいと思います。
以前の日記です。お時間のあるときにお読みいただけたら、うれしいです。^^
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お椀の形のバスケットボート。竹を編んで作られています。もともとは漁で使っていましたが、ホーチミンルートでは、このボートに物資を満載して運びました。
【バスケットボート】
竹籠舟とも呼ばれます。表面には防水のためにコールタールが塗ってあるので、見た目ほどヤワではありません。高い波が来ても簡単には転覆しないようにできているそうです。
物資をカゴに詰め、背中に背負って運んでいるのは、子どもたち。
山岳地帯の少数民族も協力しました。
道なきところに道を造って…。
負けない。
右は、Thermal image reconnaissance MX-8260/AAD4と呼ばれる爆弾です。ホーチミンルートの輸送車を破壊する目的で、米軍の偵察機に取り付けられました。
米軍が使用した、クラスター爆弾。
米軍が使用した武器。
次回は、2階部分の展示をご紹介します。
(つづく)