MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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西武 「旅するレストラン・52席の至福」号と芝桜をたずねて⑦ - 充実の、2時間20分

2017年12月30日 サイゴン・オペラハウスで。(のんたんとあみちゃん・22歳)


2018年4月22日


おいしいお食事でお腹いっぱいになったあとは、
車内の探検をしてみました。


こちらは、私たちが乗った、4号車。最後尾の車両です。
中央奥に見えるのれんの向こうに、3号車が続きます。

こののれんも、秩父名産品の、秩父銘仙織でできているそうです。(by 黒柴かあさん)^^

隣りの、3号車です。
2号車を背にして、写真を撮っています。
客車は、この2両だけです。

2号車です。
この車両は、厨房になっています。
私たちのお食事を、乗務員さんは、
こちらで受け取り、電車が揺れる中、
3号車を通って、4号車まで運んできてくださったわけです。
たいへんな作業だと思います。

厨房を過ぎると、細長い通路が、1号車へと続きます。
この写真は、1号車を背にして撮っています。

1号車です。
ドアをはいってすぐのところにあるのが、広いトイレです。
まるで、宇宙船の中の、カプセルのようですね。^^

トイレの隣りは、多目的スペースになっています。
お掃除が行き届いていて、ピカピカですね。^^
この列車は、貸し切りとしても運行しているので、
その場合に、パーティースペースなどで使用されるのかもしれません。


終点が近づいてきました。
最後に、乗務員さんから、プレゼントをいただきました。
「52席の至福」と書かれたオリジナルのバッグにはいっています。


いただいたお土産の品々です。
 「秘蜜飴」という、秩父のキャンディ(アップルハニーとキハダの実がはいっています。)
 太田甘池堂の古代秩父煉羊羹(享和3年/1803年創製だそうです。)

 52席の至福」号の絵はがき4枚

 ディナーで使用したコースターも、持ち帰ることができます。


(おまけ)
お食事も終わり、
車内でヒマだったので、今月のネイルの写真を撮りました。笑

楽しい一日でした。


「52席の至福」号での、
秩父の食材をふんだんに使った、おいしいお食事。
それにくわえて、
この場所が、走っている列車の中であるということが、
ロマンにあふれています。^^


なにより、たった52席しかないというプレミア感。
この列車は、私たち52席の乗客だけのために、
走っているのだ、という事実。
得がたい体験をしているのだという思いで、
心が躍りました。
ふだんはなかなかできないような、
貴重な旅ができたと思います。


西武新宿駅には、定刻の20時02分に到着しました。
西武秩父駅を17時42分に出発して、
2時間20分。


それは、とても、とても充実した、
2時間20分でした。



この電車の存在をおしえてくださった、
黒柴かあさんに、感謝をこめて。^^


今日も楽しい一日でした。


(おわり)

西武 「旅するレストラン・52席の至福」号と芝桜をたずねて⑥ - 秩父の味を堪能しました。

2018年6月2日 障害者スポーツ大会で。お弁当の時間です。(全盲難聴・のんたん 22歳)


2018年4月22日


それでは、この日のメニューをご紹介いたします。


テーブルに置かれていたカードを開くと、メニューが書かれていました。

まずは、乾杯のシャンパン。食事中は、私たちのテーブル担当の乗務員さんが、少し離れたところに立っていて、ほとんどつききりで目配りしてくださいました。私が上着を脱いだら、すぐにそれに気がついて「おかけいたしましょうか?」と席までいらしてくださったので、びっくりしました。

ひとりの乗務員さんが担当するのは、2~3テーブルくらい。なので、ファーストクラスのように、きめ細かなサービスをしてくださいました。乗務員のみなさんの、居住まいの美しさをご覧ください。

白ワインと、黒柴かあさんおすすめの、Ichiro's Molt CHICHIBUを注文しました。(これは別料金です)

ソフトドリンクは、すべて無料なので、紅茶もいただきました。


おまちかねの、お食事が始まりました。
秩父の食材にこだわって供された、
お料理の数々をご覧ください。


秩父の春の息吹~フレンチ・イタリアン・和食3種の前菜
①カブとフォアグラのズッペッタ ラズベリーの香り(上)
②桜最中 春の香りを手にとって(右上)
③ヤシオマスのマリネ ラビゴットソース 緑の野菜仕立て(下)

②の桜最中は、ふたを取ると、たくさんの具が詰められていました。宝石箱のようで楽しい。^^

魚料理 ハマグリの出し汁で蒸し上げた鮮魚のヴァポーレ オレンジの香り

下に敷くソーサー部分の中央からずらして、スープカップが置かれていて、ちょっと不思議です。カップを取ってみると、ソーサーにこんなつくりが施されていました。この盛り上がった輪の部分に、カップがしっかりとはめ込まれるようになっているのです。揺れる車内で、カップがずれたり倒れたりしないための工夫です。

カップのふたをとると、白身魚のスープ仕立てが。ハマグリのお出しが、しっかりときいています。

メイン 牛ほほ肉のラグー 秩父味噌が香るソース クリーミーポテト添え

ご飯物 秩父の春 桜海老と竹の子のご飯
ポットにはいったお出しをかけて、お茶漬けのようにしていただきます。

デザート 秩父錦の酒粕ソルベ 苺スープとハイビスカスのジュレ

途中の駅で、お二人の女性が乗車され、生演奏が始まりました。

どこまでもすきのない、乗務員さん。物腰の美しさに、感動しました。

よこぜのおいしい紅茶 ちちぶまゆを添えて

「ちちぶまゆ」という、マシュマロのようなお菓子をいただきました。これを、紅茶に浮かべて、いっしょにいただきます。

「52席の至福」号のカード。乗務員さんの手書きのお手紙が添えてありました。


おいしいお料理をいただきながら、
窓の外の景色も楽しみました。
鉄道ファンが喜びそうな、
車庫のようなスポットも、
よく見えるようにと、
列車はゆっくりと走ってくれました。


そして、外はすっかり暗くなり、
夜行列車の趣に。
お食事も終わり、
車内の誰もが、くつろいだ雰囲気でした。



連載、もう少しだけ続きます。
次回は、厨房車両など、
車内のほかの場所もご紹介します。


(つづく)

西武 「旅するレストラン・52席の至福」号と芝桜をたずねて⑤ - わくわくしながら、出発!^^

2018年6月24日 ウクレレ発表会で。(全盲難聴・のんたん 22歳)


2018年4月22日


いよいよ、「52席の至福」号が入線してきました。
まずは、記念撮影です。^^


ミス秩父が、着物を着て出迎えてくれました。

たった4両しかない、かわいい列車です。そのうち、客車は2両だけ。なので、52席しかありません。もう1両は厨房で、残る1両は予備スペースとトイレになっています。

窓から車内をのぞき込むと、セッティングされたテーブルが並んでいます。どんなごちそうがでるのかと、わくわくしてきました。^^

乗車口に赤いマットが敷かれました。乗務員さんに出迎えられて、いよいよ乗車です。

じゃーん! 車内はこんな感じです。もう、気分が上がりっぱなし。笑

私たちが予約していたのは、こちらのふたり用テーブルでした。でも、この日は予約が少なく、席に余裕があったので・・・。

4人用のテーブルに移動させてくださいました! もう、夫婦そろって、おおはしゃぎ。笑

この列車のチケットは、ネットで申し込み・支払いを行います。支払いが完了すると、こんなファイルに入れられて、チケットが送られてきました。

同封されていた、パンフレットです。


夫婦が向かい合って席につき、
わくわく感が最高潮になっているところで、
17時42分、列車は静かに走り始めました。


いよいよ、ディナーが始まります。
この日のコースを監修したのは、
 音羽 創 氏 シエル エ ソル(東京/白金台)
 山口 智也 氏 イル テアトリーノ ダ サローネ(東京/南青山)
 崎 楓真 氏 京都 吉兆 嵐山本店(京都/嵐山)
という、すごい顔ぶれです。


いったい、どんなものがでてくるのでしょうか?
気になるお料理のご紹介は、次回に。^^


(つづく)

西武 「旅するレストラン・52席の至福」号と芝桜をたずねて④ - 秩父神社から西武秩父駅へ

2018年5月2日 アジアンオールドバザールで。(全盲難聴・のんたん 22歳)



2018年4月22日


蕎麦処「紡」での昼食のあとは、
秩父まつり会館まで歩きました。
ここでは、秩父夜祭りについての、
さまざまな展示や映画を見ることができます。


さらに、秩父神社をお参りし、
境内を散策しました。


たくさんの方々が、きちんと列に並んで、お参りの順番を待っていました。

夫が見たがっていた、「つなぎの龍」と、

「お元気三猿」です。

樹々の緑がきれいでした。


秩父神社から西武秩父駅までは、
歩いて約15分です。
途中、道路沿いには、
カフェやお土産物屋さんがたくさんあるので、
楽しみながら、歩くことができます。


MAHOLLOLBARというカフェでひとやすみしました。

味噌漬で有名な、安田屋。

一番少ない、「5枚入り」を買いました。とても美味しかったです。


ようやく、目指す西武秩父駅に到着です。
ここには、巨大なお土産物センターや銭湯があり、
出発までの時間を、退屈せずに過ごすことができました。


秩父のお酒を試飲中です。^^

秩父まつりの山車の形のお菓子

職場のお土産に、「黒みつきなこ草餅」を買いました。安くて美味しい! オススメです。


そして、いよいよ、本日のメインイベントです。
ホームで待っていると、
「旅するレストラン・52席の至福」号がやってきました。



(つづく)

西武 「旅するレストラン・52席の至福」号と芝桜をたずねて③ - 蕎麦処「紡」で昼食

2018年5月5日 上野・しのばずの池で。(全盲難聴・のんたん 22歳)


みなさま こんにちは
今朝8時に、成田空港に到着しました。
日本は、タイよりもずっとずっと暑いです!笑


まずは、お風呂にはいって、
一息ついています。^^
タイ日記は、とうぶん書けそうにないのですが、
当面は、旅行前に書きためておいた原稿を、
少しずつ掲載していきます。
また、よろしくお願いいたします。



2018年4月22日


さて、芝桜も堪能したことだし、
ちょっと遅くなったけど、
そろそろお昼ごはんにしましょう、ということで、
向かったのが、
羊山公園の近くにあるお蕎麦屋さん、「紡」。


この写真は、黒柴かあさんからお借りしました。(ありがとうございました。^^)

多数のガイドブックなどで、紹介されているお店です。

お店は満席状態でした。が、お昼時を過ぎていたので、10分くらい待っただけで、席に着くことができました。

おすすめは鴨せいろのようですが、私たちは天ざるそばを注文しました。

天ざるそば 1482円