MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 22 - 豊平館③ / 開平のエッグタルト(2021年11月5日/3日め)

2021年11月5日 中島公園。この一角に、豊平館があります。(北海道札幌市)


11月5日(土)


札幌の宝石、豊平館に来ています。


1階の見学を終え、2階へつづく階段を上がりました。手すりの曲線がとても美しいですね。

階段を上がったところです。2階部分は、この階段をはさんで、左側と右側のふたつのエリアに分かれていています。左側のエリア全体が「広間」になっており、右側は客室です。

【広間】
豊平館では最も大きな部屋で、全室を含めると約172㎡あります。メダリオンも2つあり、その絵柄は、「紅葉」と「大菊」がモチーフとなっています。1881年(明治14年)の明治天皇行幸の際は、謁見所として使われました。


かつてはここで、結婚披露宴を行った札幌市民もたくさんいらしたそうです。この日は、なにかの集まりがあったようで、たくさんのイスが並べられていました。

10日後、夫が訪れた日の広間です。イスがすっかりなくなり、いかにも広間らしい佇まいになっていました。^^

この写真では少しわかりにくいのですが、「大菊」を描いたメダリオンです。

「大菊」のメダリオンです。シャンデリアは、当初、ガス式灯具として導入され、のちに電灯に切り替えられたそうです。

広間を出て、右側のエリアに行きます。


ひとつめの「紫の間」では、部屋の一部を利用して、「行幸・行啓関連資料」が展示されています。

明治天皇が宿泊した際に使用したイスや調度品です。

つづいて、芍薬の間です。明治天皇の行幸の際に、侍従長などの部屋として使われました。メダリオンのモチーフは「芍薬」です。この部屋の家具は、当時のホテルの雰囲気を見学者が体験できるようにと配置されています。なので、イスに座ってテーブルに手を置いてみたりすることができます。少しだけ、宿泊者の気分になれます。^^

こちらは、夫が撮った同じ部屋の写真です。メダリオンが写っていないのですが、こちらの方がよく撮れています。^^

続き部屋の「芍薬寝間」です。寝室にあたる部屋で、寝台・洗面台などを配置し、当時のホテルの雰囲気を再現しています。天蓋付きベッドが優美ですね。

大学3年の時に、バックパックでヨーロッパに行き、40日間、ひとりで歩きました。そのときに泊まったポルトガル・リスボンの民宿(一泊700円くらいだったと記憶しています。)では、お部屋に水道がなくて、やはりこんな感じで、洗面器と水差し(ジャー)が置いてありました。あの時は、たまたま同じ部屋に泊まった日本人が、洗面器の上からジャーの水を注いでくれて、その流れ落ちる水を両手ですくって、じゃぶじゃぶと顔を洗いました。なつかしい。あの時の彼は、今頃どうしていることでしょう。…って、男かよ?って話ですが。🤣🤣

次は、通路の反対側にある、「薄と女郎花」「椿」に行きます。


「薄と女郎花」の間の手前には、もうひとつの階段があります。ここから1階に降りることもできます。

「薄と女郎花」の間です。(撮り損ねたので、画像をお借りしました)

そして室内のメダリオン。あまりきれいに撮れなかったのですが、モチーフはもちろん、「薄と女郎花」です。^^


さらに、隣りに椿の間があるのですが、
長くなりましたので、
次回にご紹介します。


(つづく)


(おまけのお話)


ポルトガルのことを思い出したので、
もうひとつ、ポルトガルにちなんだお話を。
ポルトガルのお菓子である、
「エッグタルト」のお話です。


先日、宅配ピザを注文しました。
MIYO家では、宅配ピザは贅沢品で(笑)、
半額デーにしか買わないという不文律があります。
この日は、出前館で半額だったので、
久しぶりに買ってみました。


ドミノピザの「クワトロ・3ハッピー Lサイズ」で、生地はウルトラクリスピークラストです。通常価格は3850円ですが、1925円になりました。ついでに注文したエッグタルトは、3個セットで299円。


お支払いは、アマゾンペイで。
ギフトポイントが2万円くらいあるので、
ポイントで支払い、実質タダでした。^^


エッグタルトは、今では一般的になりましたが、
あのクリームのおいしさを
きちんと再現できているものは、
日本ではかなり少ないと思います。


たいてい、食べてがっかりするので、
あまり買わないようにしているのですが、
ドミノピザのエッグタルトはおいしいです。
それにお安いので、つい買ってしまいます。^^


ちなみに、
ポルトガルのお菓子ではありますが、
香港やマカオの路上で売ってるものの方が、
ポルトガルのオリジナルよりも
おいしいと思っています。


今まででいちばんおいしかったエッグタルトは、
マカオから中国広東省珠海市に行ったとき、
珠海側のお店で売っていた物でした。
(だから、中国製ってことになりますかね。^^)
「あれはおいしかったねぇ。」
と、今でも夫婦で語り合います。
あのエッグタルトを食べに、
また開平まで行きたいとすら思っています。笑


珠海からさらに内陸にある、開平(カイピン)まで行きました。まるで要塞のようだった、碉楼と。(2016年3月20日)

【開平(中国広東省江門市)
かつて海外で財を成した華僑が中国に帰ってきた時に、盗賊や水害から財産を守るために、一風変わった建物を建てました。これを碉楼(ディアオロウ)と呼びます。

碉楼にはいくつか種類があり、見張りの塔、盗賊を追い返すとりで、人の住む居住用などに分かれています。これらには、中国、西洋、古代ギリシャ、古代ローマ、イスラムなど、当時のカッコいい要素がふんだんに盛り込まれており、多様性に富んだ建物となりました。
開平には、こうした碉楼が1833棟残っており、そのうちの幾つかが世界遺産として登録されています。

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 21 - 豊平館② / 山口かほるさんの個展(2021年11月5日/3日め)

2021年11月13日 旧下ヨイチ運上家で。(北海道余市郡余市町)


11月5日(土)


ラピスラズリの碧で彩られた、
美しい館、豊平館に来ています。


ロビー、会食所と見学し、次は、会食所の隣りにある、「下の広間」に行きました。

「下の広間」です。何かのセミナーを開催しているようだったので、中には入らず、入り口から写真だけを撮りました。

後日、夫が訪れた時は、机やテレビがかたづけられていたようです。同じ部屋ですが、雰囲気が変わりますね。^^

メダリオンです。赤い花がきれいですね。スマホでご覧の場合は、ぜひ、ひとつひとつのメダリオンを拡大してご覧ください。絵が浮き彫りになっていて、すばらしいです。

次は、ロビーを隔てて反対側のエリアに行きました。通路の両側に、いくつもの部屋が続いています。

このエリアには、手前に帳場があり、その隣りに、ユリの間とヒメユリの間が続きます。

帳場です。ホテルとして利用されていた頃は、帳場として使われましたが、明治天皇行幸の行在所にあてられた際には、道具置き場として使われました。現在は、ボランティア活動室となっています。

百合の間です。

メダリオンには、百合が描かれています。和風のシャンデリアが、いい雰囲気です。

一番奥のエリアには、葡萄の間と芙蓉の間があります。

葡萄の間です。

メダリオンには、小さい実をつけた葡萄が描かれているようです。

葡萄の間の窓際から撮りました。ドアの向こうには、通路を隔てて、芙蓉の間が見えます。

こちらが芙蓉の間です。葡萄の間と雰囲気が似ているのですが、シャンデリアとメダリオンが異なっています。

メダリオンは、芙蓉の花でしょうか。画像を拡大してみると、絵が浮き出ているのがはっきりとわかります。見事な美しさです。


現在では、それぞれの部屋は、
広く市民に貸し出されています。
費用は、部屋の広さにもよりますが、
一時間あたり500円くらいからです。


市民が気軽に利用できるからこそ、
豊平館が、札幌市民にとって、
より身近な存在となり、
愛され続けているのだろうと思いました。


こんな素晴らしい建築物を、
自分の足でつぶさに歩き、
ゆっくりと見ることができる…。
その幸せを思いながら、見学を続けました。


美しい豊平館。1階部分の手前に見えているのが、葡萄の間・芙蓉の間の窓です。そして、後ろに小さく見えているのが、事務室です。見学者はここから入ります。


次回は、2階部分に上がります。


(つづく)


(お知らせ)


今年も、山口かほるさんから、個展の案内状をいただきました。中央区京橋で、3月27日から4月1日です(無料)。

【山口 かほる】
 1950年5月生まれ。

生後3ヶ月で脳性マヒと診断された。
10歳の時に兄嫁から絵を習い、口で描くことを始めた。
14歳で入所した施設では、4時に起き、両手が使えないから、時間をかけて朝食を自分で食べ、学校へ行った。やがて宗教に出会い、心の救いと友人を得、忍耐を学んだ。
絵画は、16年間研究所に通い、学習を重ねた。初めは口で描いたが、長年酷使した体のためにとの助言に沿い、現在は足で描いている。個展の開催多数。

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 20 - 豊平館① / プラチナチャレンジ、その後(2021年11月5日/3日め)

2021年11月7日 民族共生象徴空間「ウポポイ」で。ガラスの向こうには、豊かな自然に抱かれたポロト湖が広がっていました。(北海道白老郡白老町)


11月5日(土)


美しい中島公園。

黄金色に輝く街路樹を見上げながら、歩き続けた先に、豊平館がありました。


【豊平館】
明治初期、開拓使によって建てられた、最も重要な建築物のひとつです。1880年(明治13年)、北海道開拓の礎を築いた開拓使が、開拓使直営の洋風ホテルとして建築しました。現存する木造ホテルとしては我が国最古の建物であるとともに、明治、大正、昭和と3代にわたり天皇家が訪れた由緒ある建物です。
当初は、中央区北1条西1丁目に建てられ、その後公会堂を付し、長く札幌の文化活動の拠点となりました。1958年(昭和33年)、中島公園内に移築され、平成23年度まで市営結婚式場として利用されてきました。1964年(昭和39年)、国の重要文化財に指定されました。


ここに、来てみたかったのです。
この美しいフォルムを、ぜひ、
自分の目で見たいと思っていました。


すぐに中に入る気になれず、しばらく、この建物の前に立ちつくしていました…。^^


【ラピスラズリの碧が輝く館】
白い外壁を鮮やかに縁どる群青色は、ウルトラマリン・ブルーと言われる高貴な色です。昔は、宝石として尊ばれたラピスラズリ(瑠璃(るり))から造られていました。建物全体は、アメリカ風様式を基調としながら、正面玄関の円柱やひときわ目を引くバルコニーはヨーロッパ風様式、天井の漆喰中心飾には紅葉や牡丹など日本人好みのモチーフを使っています。一つの建物に様々な様式やモチーフを見つけることができる、美しい建物です。


さて、それでは、中に入ってみます。

正面玄関を通り過ぎて、建物の右側から回り込んだ裏手に、見学者のための入り口があります。見てください。この、コリント式の柱の美しいこと。これが、明治13年に造られたんですよ…。

コリント様式の柱は、上部に特徴があります。渦巻と、地中海周辺に良く見られる「アカンサス」という植物の葉が、装飾されています。(画像をお借りしました)

豊平館の柱には渦巻がないのですが、その分、あっさりとして、より上品なテイストに仕上がっていると思います。

これは、11月15日に夫が撮った写真です。いいアングルで撮りやがっておられます。

案内板に従って建物の裏側に行くと、受付(事務室)があります。ここで入場料(300円)を払います。

豊平館の裏にある受付(事務室)です。この写真は帰り際に撮ったので、ちょっと薄暗いですね。左側に少し写っているのが豊平館で、事務室と渡り廊下でつながっています。

受付を過ぎて渡り廊下を進むと、豊平館の入り口があります。この扉の向こう側には、豊平館の世界が広がっています。


私が豊平館に行ったのは11月5日でしたが、
その10日後に、今度は夫が、
同じ豊平館に出かけました。
同じ場所なので、
ここから先は、夫が撮った写真も合わせて、
ひとつの日記として掲載したいと思います。


入り口を入ったところは、ロビーになっています。本当の出入り口は中央に見えている扉で、この扉の向こう側が、コリント式の柱がある正面玄関です。

シャンデリアが美しいですね。シャンデリアが取り付けられている部分には「天井中心飾(メダリオン」が施されています。これは、漆喰を盛り付け、こてで立体的に仕立てられたもので、「鏝絵(こてえ)」とも言われます。

このメダリオンが、豊平館では、ひとつひとつ、すべて違っているのです。各部屋によって花や鳥などの趣向が凝らされており、これが、豊平館での見どころのひとつとなっています。ロビーにある、このメダリオンの名は、「波に千鳥」です。

ロビーの右手前は、「会食所」でした。現在は、「カフェ 喫茶室ハルニレ」という喫茶コーナーになっています。こんな場所でお茶がいただけるなんて、すばらしいですね。^^

カーテンもタッセルも、重厚感があるものでした。カーテンの柄には、日本伝統のデザインである「牡丹唐草」が用いられています。使用された洋織りの生地は、当時ようやく国産化に成功した、京都西陣で織られたとされています。現在使われているカーテンは、これを再現して織られたものです。カーテンの裾が床に引きずるほど長くなっているのですが、これは建築当時を再現しているのだそうです。

会食所のメダリオンです。愛らしい赤い花が描かれています。

こちらのメダリオンにも、違う草花が描かれていました。

またまた、地図が登場してしまいました。😅 また今回も、全部の部屋を歩くのか?と訊かれたら、「はい」と言うしかないのですが…。😅😅 


ようやく、ロビーと会食所を歩いたところです。
まだまだ、先は長いです。笑(スミマセン)


(つづく)


(おまけのお話)


そもそも、札幌で、
2週間もホテル暮らしをするなんて、
アホなことを思いたったのは、
「プラチナチャレンジ」のせいでした。
4か月で16泊し、
プラチナになることを目標にしたわけです。
詳細はこちらをご覧ください。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 1 - できるかな、プラチナチャレンジ。(2021年11月3日/1日め) - MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと


11月からチャレンジを開始し、
札幌に12泊。
12月には、沖縄に3泊し、計15泊
リーチの状態で1月をやりすごし、
2月(4か月め)になりました。
なぜ、あと一泊だけを残していたかというと、
2月にプラチナを達成すると、
マリオットの締め日の関係で、
もっとも長く(ほぼ2年間)、
プラチナでいられるからなのです。笑


満を持して、2月13日。
とあるホテルに1泊し、これにて16泊。
ミッション完了です。
プラチナになる手続きが完了するのは、
2~3週間後、と聞いていました。


実は、次の旅が迫っています。
それには間に合わないかもと思っていました。
そんな中、いつものことですが、
マリオットから事前確認のメールが来ました。



何気なく、メールを見ていたのですが、
その視線が釘付けになりました。


うわ…。プ、プラチナになってる…。


あわてて、マリオットのサイトで確認しました。た、たしかにプラチナになってます。ひゃ~。

こんなメッセージまで…。😂😂😂

「プラチナになりましたよ」と連絡が来るのは、
もう少し先のことと思っていました。
でも、16泊を達成してからわずか一週間で、
なんの連絡もないままに、いつのまにか、
これまでの「ゴールドエリート」の表示が、
「プラチナエリート」に変わっていました。


その夜、夫と祝杯をあげたことは、
言うまでもありません。笑
3月は、「飲み食いタダ」で、
シェラトンに泊まってきます!笑笑


次回は、沖縄に4泊5日です。
総費用は、ふたり分で5万円くらいでしょうか。
航空券は、ANAマイルのおかげで、
タダなので、助かります。^^


お金はないけど、
ポイントはある、MIYO家です。😄😄

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 19 - 新善光寺と中島公園 / 隙間のスリッパラック(2021年11月5日/3日め)

2021年11月7日 民族共生象徴空間「ウポポイ」で、アイヌのクチャ(狩小屋)を見学しました。クチャの作り方を説明してくれたのは、長身でイケメンのお兄さん。アイヌの子孫でいらっしゃるそうです。(北海道白老郡白老町)


11月5日(土)


二条市場の定食屋さんで、
お昼ごはんをいただき、
今日も元気にお散歩開始です。


前日は、ホテルから北に向かって
歩き続けたのですが、
この日は反対の、南方向に向かいました。


通りの向こうにお堂のようなものを見かけたので、寄ってみることにしました。「新善光寺」だそうです。


【新善光寺】
浄土宗の寺院。1884年(明治17年)、札幌市の薄野遊郭内に「新善光寺」の公称の許可を得て開山。その後、1901年(明治34年)に現在地に移転しました。この際、「豊平館」で知られる料理人の原田伝弥も寺院の創設に協力しています。札幌の「五大寺院」のひとつであり、また、北海道における、「浄土宗の中心的寺院」「開教の代表的寺院」であると言われています。



その後も、あちこちで寄り道しながら、
さらに歩くこと30分。
横断歩道の向こうに、
なにか、すごい街路樹が見えてきました。


中島公園です。わくわくしながら、信号が青に変わるのを待ちました。

信号が変わり、横断歩道を渡ったら、そこは黄金色の世界でした。


すごい…。
こんなの、聞いてないよ…。笑


私が行きたかったところは、
実はここではありません。
でも、目的地に向かって歩いていたら、
思いがけず、
中島公園に着いてしまったのです。


案内図がありました。ずいぶん広い公園です。現在の位置は、左端の「公園入口」です。

とりあえず、公園の奥に向かって歩きます。

青い空の下、イチョウ並木が伸びやかな姿を見せています。

そして歩いてきた道を振り返ると、日差しを浴びたイチョウが黄金色に輝いて、すごい世界になっていました。


ずるいよ、札幌…。
こんなすごいところを隠してるなんて。
…って、ほんとに思いました。😅
別に、隠してるわけじゃなくて、
私が知らなかっただけなんですけどね。😅😅


下を見ると、これまた黄色の世界。もう、ここを歩いたというだけで、今日一日の観光は終わりにしてもいいくらい。笑

いきなり、視界が開けました。菖蒲池です。池とは名ばかりで、かなり広いです。カモが泳いでいるの、わかりますでしょうか。

池のほとりで佇んでいたら、カモがいっぱいやってきました。「エサくれ、エサくれ。」ってことだったみたいです。笑

紅葉の美しい樹々をながめながら、菖蒲池に沿って、のんびりと歩きました。

案内板を見ながら歩いたので、迷うことはありませんでした。

樹々の向こうに、ようやく見えてきました。

1880年(明治13年)に建築された、豊平館です。ここが、今日の目的地でした。


次回は、豊平館の中を歩きます。


(つづく)


(おまけのお話)


この頃に買ったものです。


ペイペイモールで見つけた、隙間ラック。送料無料で、11680円でした。いまどき珍しい、日本製です。ペイペイボーナスが20%ついていたので、実質9344円です。(画像をお借りしました)


横幅が、19cm 20cm 21cmから選べるのも、
うれしいポイントでした。
自宅の隙間のサイズを測って、
21㎝をオーダーしました。


届いたのが、こちらです。夫が組み立ててくれたのを、プリンター台兼用のチェストと壁のすき間に置いたら、ジャストフィット。^^ ちなみに、隙間ラックの上のファイルボックスには、紙のバッグや梱包材を入れてあります。ヤフオクで出品したものが売れた時に必要なものがひとまとめにしてあるので、梱包するのに便利です。(2021年10月31日)

隙間ラックの中です。棚は可動式です。ラックを購入する前、この隙間にはもともと、スリッパや殺虫剤などをごちゃごちゃと置いてありました。でも、雑然とするし、埃がたまるので、なんとかしたいと思っていました。ご覧のように、スリッパがきちんとおさまって、気持ちがすっきりしました。^^


我が家にあった、本来のスリッパラックは、
紫檀製の仰々しいもので、結婚するときに
親があつらえてくれたものでした。
でも、場所をとるので、
我が家の狭い玄関ではもてあまし、
もう何年も前に、バザーに出してしまいました。


若いころ、我が家では、毎月のように
ホームパーティーをやっていたので、
お客様の多い家でした。
でも、子どもが生まれてからは、
子育てと仕事に追われ、
家に人を招くこと自体がなくなりました。
スリッパというものを、
玄関に常備する必要がなくなったので、
今では、しまっておき、
必要な時にだけ、出すようにしています。


この隙間ラック、
ちょっとお高いので迷ったのですが、
スリッパ以外にもいろいろなものが
整理できるようになり、今は重宝しています。


玄関にスリッパラックって、
私が生まれ育った実家では、
あって当然のものでした。
(現在でも、多分そうですよね?)
でも、考え方を変えれば、
スリッパラックがなくても、それなりに、
すっきり暮らせるものだなあ、と…。
今はそう思っています。


きれいにおさまった隙間ラックを眺めては、
いい買い物だった、と満足しています。^^

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 18 - 二条市場「ながもり」でお昼ごはん(2021年11月5日/3日め)

2021年11月5日 二条市場の「ながもり」で。(北海道札幌市)


11月5日(土)


3日めの朝です。


旅行に出ると、夫はよく、
早朝散歩にでかけます。
そのクセが出たようで、この日は、
MIYOが寝ている間に、
夫はひとりで出かけていきました。


まあ、仕事がありますからね。
早朝と夜しか、自由な時間がないので、
歩きたいんでしょうね。^^


…って、この日は土曜日。
普通ならお休みのはずなんですが。
11月3日が祝日だったので、こういうとき、
夫の会社では、「ふりかえ」ってことで、
土曜日が出勤日になるんです。


「『週休二日制』だからね。」と
夫は言うのですが。
それって、ほんとうは、
「週に最低二日(土日)を、お休みとする」
って意味だと思うのです。
でも、夫の会社の場合、
「週の休みは二日間かぎりとする」
ってことらしいです。
だから、祝日があると、
その週の土曜日は出勤日となります。
(難儀な会社です。)


こういうとき、有給休暇をとって、
土曜日を勝手にお休みとする人も
多いのですが、夫は、
「土曜は休む人が多くて仕事がはかどるから、
 いつもよりラクなんだよ。」
と言って、わざわざ土曜日に働くんですよ。
(難儀なやっちゃ。)


…ということで、札幌に来てまで、
土曜を出勤日にしている、夫。
朝、まだ寝ているMIYOを部屋に残して、
散歩にでかけていきました。


ホテルを出発。

さっぽろテレビ塔が、あんなに近くに見えます。徒歩20分くらいかな。

道路がまっすぐに伸びているところが多いですね。

二条市場に到着。

手前に、こまいが見えますね。^^ ひと山600円ですよ。東京なら、一尾200円くらいかな。

浜茹いばらガニです。でかいです。

厚岸産の殻付き牡蠣は8個で1000円。東京のオイスターバーに行けば、1個800円。笑

二条市場を通り過ぎて、さらに歩きます。右に見えているのが、私たちが泊っているホテルです。二条市場まで、ほんとうに近いです。

テレビ塔に向かって、創成川沿いを歩きます。札幌市を東西に画する起点となっている川です。

大友亀太郎像です。創成橋(創成川にかかる橋)にあります。


【大友亀太郎(1834-1897)
江戸時代後期から明治時代初期にかけ、北海道の開拓に貢献した、相模国(現在の神奈川県)出身の幕臣です。二宮尊徳の門下生の一人としても知られ、札幌市の中心部に現在の創成川のもととなる、「大友堀」を掘るなど、用水路や橋梁を始めとする土地の開発に尽力した。

1858年(安政5年)に渡道し、1866年(慶応2年)に、函館奉行に蝦夷地開墾の計画書を提出すると共に、石狩地方開拓の命を受け、札幌市東区に土地を選んで開墾しました。これが、札幌の街づくりの発端となりました。1869年(明治2年)、これを開拓使に引継ぎ、翌年、札幌を去りました。亀太郎が掘った大友堀は、今日の創生川の基となり、今も、町の中心部を流れ続けています。


さっぽろテレビ塔に到着しました。

テレビ塔のすぐ隣りには、全長820mの創成川公園が作られています。大友亀太郎が掘った大友堀が、その後、創成川や創成川公園となり、現在は、札幌開墾の歴史を今に伝えています。


夫がお散歩を終え、
ホテルに戻ってきたので、
朝ごはんです。
この日も、ホテル備え付けのコーヒーを
(夫が)淹れます。笑


前日、セイコーマートで買った、「紅茶アップルチーズ」をいただきました。前日、消費期限切れ間近でお安くなっていたのを、さらにラインペイの5%割引で買ったものです。今朝になったら期限切れになっていましたが、気にしません。おいしかったです。^^


その後、夫は仕事。
土曜日なので、
ほとんどの同僚が休暇をとっていて、
電話もかかってこないし、
会議もなくて、ラクだったようです。
同じ部屋にいると、
(お互いに)うっとおしいので、
MIYOは、ホテルのロビーに行きました。
ロビーでブログを書いているうちに、
お昼になりました。


お昼ごはんは、二条市場で食べることにしました。会社のお昼やすみに、近所のお店でランチをする感覚で、二条市場に行けるのが楽しいです。笑

市場の内部も、お店がいっぱいありました。

大通り側と反対側の通りに出たら、道路の奥に、小さな定食屋を発見。

「食事処 ながもり」というお店です。ここで食べることにしました。

中はこんな感じ。ほんとに、普通の定食屋さんです。

夫はほっけ定食(980円)。めちゃおいしかったそうです。(ひと口もらいました。^^)

MIYOはスペシャル丼(生うに、いくら、大ぼたんえび)。3200円でした。


「どうしよう。
 海鮮丼が食べたいけど、3200円もする。」
と言ったら、
「食べろ。せっかく札幌まで来たんだ。
 ここで食べないと、あとから後悔するよ。
 明日死ぬかもしれないから、今食べろ。」
と言われ、思いきって注文しました。😂


海鮮丼は、ほんとうにおいしかったです。😊😊


お腹がいっぱいになりました。
この後、夫はホテルに戻り、
午後の仕事へ。
MIYOはこの日も、街歩きに出かけます。


こんなところに行きました。どこだかわかりますか?^^


美しい札幌を、今日も堪能します。


(つづく)