MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 21 - 豊平館② / 山口かほるさんの個展(2021年11月5日/3日め)

(2022/02/26 16:00記)

2021年11月13日 旧下ヨイチ運上家で。(北海道余市郡余市町)


11月5日(土)


ラピスラズリの碧で彩られた、
美しい館、豊平館に来ています。


ロビー、会食所と見学し、次は、会食所の隣りにある、「下の広間」に行きました。

「下の広間」です。何かのセミナーを開催しているようだったので、中には入らず、入り口から写真だけを撮りました。

後日、夫が訪れた時は、机やテレビがかたづけられていたようです。同じ部屋ですが、雰囲気が変わりますね。^^

メダリオンです。赤い花がきれいですね。スマホでご覧の場合は、ぜひ、ひとつひとつのメダリオンを拡大してご覧ください。絵が浮き彫りになっていて、すばらしいです。

次は、ロビーを隔てて反対側のエリアに行きました。通路の両側に、いくつもの部屋が続いています。

このエリアには、手前に帳場があり、その隣りに、ユリの間とヒメユリの間が続きます。

帳場です。ホテルとして利用されていた頃は、帳場として使われましたが、明治天皇行幸の行在所にあてられた際には、道具置き場として使われました。現在は、ボランティア活動室となっています。

百合の間です。

メダリオンには、百合が描かれています。和風のシャンデリアが、いい雰囲気です。

一番奥のエリアには、葡萄の間と芙蓉の間があります。

葡萄の間です。

メダリオンには、小さい実をつけた葡萄が描かれているようです。

葡萄の間の窓際から撮りました。ドアの向こうには、通路を隔てて、芙蓉の間が見えます。

こちらが芙蓉の間です。葡萄の間と雰囲気が似ているのですが、シャンデリアとメダリオンが異なっています。

メダリオンは、芙蓉の花でしょうか。画像を拡大してみると、絵が浮き出ているのがはっきりとわかります。見事な美しさです。


現在では、それぞれの部屋は、
広く市民に貸し出されています。
費用は、部屋の広さにもよりますが、
一時間あたり500円くらいからです。


市民が気軽に利用できるからこそ、
豊平館が、札幌市民にとって、
より身近な存在となり、
愛され続けているのだろうと思いました。


こんな素晴らしい建築物を、
自分の足でつぶさに歩き、
ゆっくりと見ることができる…。
その幸せを思いながら、見学を続けました。


美しい豊平館。1階部分の手前に見えているのが、葡萄の間・芙蓉の間の窓です。そして、後ろに小さく見えているのが、事務室です。見学者はここから入ります。


次回は、2階部分に上がります。


(つづく)


(お知らせ)


今年も、山口かほるさんから、個展の案内状をいただきました。中央区京橋で、3月27日から4月1日です(無料)。

【山口 かほる】
 1950年5月生まれ。

生後3ヶ月で脳性マヒと診断された。
10歳の時に兄嫁から絵を習い、口で描くことを始めた。
14歳で入所した施設では、4時に起き、両手が使えないから、時間をかけて朝食を自分で食べ、学校へ行った。やがて宗教に出会い、心の救いと友人を得、忍耐を学んだ。
絵画は、16年間研究所に通い、学習を重ねた。初めは口で描いたが、長年酷使した体のためにとの助言に沿い、現在は足で描いている。個展の開催多数。

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