コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 22 - 豊平館③ / 開平のエッグタルト(2021年11月5日/3日め)
(2022/02/27 16:40記)
2021年11月5日 中島公園。この一角に、豊平館があります。(北海道札幌市)
11月5日(土)
札幌の宝石、豊平館に来ています。
1階の見学を終え、2階へつづく階段を上がりました。手すりの曲線がとても美しいですね。
階段を上がったところです。2階部分は、この階段をはさんで、左側と右側のふたつのエリアに分かれていています。左側のエリア全体が「広間」になっており、右側は客室です。
【広間】
豊平館では最も大きな部屋で、全室を含めると約172㎡あります。メダリオンも2つあり、その絵柄は、「紅葉」と「大菊」がモチーフとなっています。1881年(明治14年)の明治天皇行幸の際は、謁見所として使われました。
かつてはここで、結婚披露宴を行った札幌市民もたくさんいらしたそうです。この日は、なにかの集まりがあったようで、たくさんのイスが並べられていました。
10日後、夫が訪れた日の広間です。イスがすっかりなくなり、いかにも広間らしい佇まいになっていました。^^
この写真では少しわかりにくいのですが、「大菊」を描いたメダリオンです。
「大菊」のメダリオンです。シャンデリアは、当初、ガス式灯具として導入され、のちに電灯に切り替えられたそうです。
広間を出て、右側のエリアに行きます。
ひとつめの「紫の間」では、部屋の一部を利用して、「行幸・行啓関連資料」が展示されています。
明治天皇が宿泊した際に使用したイスや調度品です。
つづいて、芍薬の間です。明治天皇の行幸の際に、侍従長などの部屋として使われました。メダリオンのモチーフは「芍薬」です。この部屋の家具は、当時のホテルの雰囲気を見学者が体験できるようにと配置されています。なので、イスに座ってテーブルに手を置いてみたりすることができます。少しだけ、宿泊者の気分になれます。^^
こちらは、夫が撮った同じ部屋の写真です。メダリオンが写っていないのですが、こちらの方がよく撮れています。^^
続き部屋の「芍薬寝間」です。寝室にあたる部屋で、寝台・洗面台などを配置し、当時のホテルの雰囲気を再現しています。天蓋付きベッドが優美ですね。
大学3年の時に、バックパックでヨーロッパに行き、40日間、ひとりで歩きました。そのときに泊まったポルトガル・リスボンの民宿(一泊700円くらいだったと記憶しています。)では、お部屋に水道がなくて、やはりこんな感じで、洗面器と水差し(ジャー)が置いてありました。あの時は、たまたま同じ部屋に泊まった日本人が、洗面器の上からジャーの水を注いでくれて、その流れ落ちる水を両手ですくって、じゃぶじゃぶと顔を洗いました。なつかしい。あの時の彼は、今頃どうしていることでしょう。…って、男かよ?って話ですが。🤣🤣
次は、通路の反対側にある、「薄と女郎花」「椿」に行きます。
「薄と女郎花」の間の手前には、もうひとつの階段があります。ここから1階に降りることもできます。
「薄と女郎花」の間です。(撮り損ねたので、画像をお借りしました)
そして室内のメダリオン。あまりきれいに撮れなかったのですが、モチーフはもちろん、「薄と女郎花」です。^^
さらに、隣りに椿の間があるのですが、
長くなりましたので、
次回にご紹介します。
(つづく)
(おまけのお話)
ポルトガルのことを思い出したので、
もうひとつ、ポルトガルにちなんだお話を。
ポルトガルのお菓子である、
「エッグタルト」のお話です。
先日、宅配ピザを注文しました。
MIYO家では、宅配ピザは贅沢品で(笑)、
半額デーにしか買わないという不文律があります。
この日は、出前館で半額だったので、
久しぶりに買ってみました。
ドミノピザの「クワトロ・3ハッピー Lサイズ」で、生地はウルトラクリスピークラストです。通常価格は3850円ですが、1925円になりました。ついでに注文したエッグタルトは、3個セットで299円。
お支払いは、アマゾンペイで。
ギフトポイントが2万円くらいあるので、
ポイントで支払い、実質タダでした。^^
エッグタルトは、今では一般的になりましたが、
あのクリームのおいしさを
きちんと再現できているものは、
日本ではかなり少ないと思います。
たいてい、食べてがっかりするので、
あまり買わないようにしているのですが、
ドミノピザのエッグタルトはおいしいです。
それにお安いので、つい買ってしまいます。^^
ちなみに、
ポルトガルのお菓子ではありますが、
香港やマカオの路上で売ってるものの方が、
ポルトガルのオリジナルよりも
おいしいと思っています。
今まででいちばんおいしかったエッグタルトは、
マカオから中国広東省珠海市に行ったとき、
珠海側のお店で売っていた物でした。
(だから、中国製ってことになりますかね。^^)
「あれはおいしかったねぇ。」
と、今でも夫婦で語り合います。
あのエッグタルトを食べに、
また開平まで行きたいとすら思っています。笑
珠海からさらに内陸にある、開平(カイピン)まで行きました。まるで要塞のようだった、碉楼と。(2016年3月20日)
【開平(中国広東省江門市)】
かつて海外で財を成した華僑が中国に帰ってきた時に、盗賊や水害から財産を守るために、一風変わった建物を建てました。これを碉楼(ディアオロウ)と呼びます。
碉楼にはいくつか種類があり、見張りの塔、盗賊を追い返すとりで、人の住む居住用などに分かれています。これらには、中国、西洋、古代ギリシャ、古代ローマ、イスラムなど、当時のカッコいい要素がふんだんに盛り込まれており、多様性に富んだ建物となりました。
開平には、こうした碉楼が1833棟残っており、そのうちの幾つかが世界遺産として登録されています。