MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 20 - 豊平館① / プラチナチャレンジ、その後(2021年11月5日/3日め)

(2022/02/25 15:00記)

2021年11月7日 民族共生象徴空間「ウポポイ」で。ガラスの向こうには、豊かな自然に抱かれたポロト湖が広がっていました。(北海道白老郡白老町)


11月5日(土)


美しい中島公園。

黄金色に輝く街路樹を見上げながら、歩き続けた先に、豊平館がありました。


【豊平館】
明治初期、開拓使によって建てられた、最も重要な建築物のひとつです。1880年(明治13年)、北海道開拓の礎を築いた開拓使が、開拓使直営の洋風ホテルとして建築しました。現存する木造ホテルとしては日本最古の建物であるとともに、明治、大正、昭和と3代にわたり天皇家が訪れた由緒ある建物です。
当初は、中央区北1条西1丁目に建てられ、その後公会堂を付し、長く札幌の文化活動の拠点となりました。1958年(昭和33年)、中島公園内に移築され、平成23年度まで市営結婚式場として利用されてきました。1964年(昭和39年)、国の重要文化財に指定されました。


ここに、来てみたかったのです。
この美しいフォルムを、ぜひ、
自分の目で見たいと思っていました。


すぐに中に入る気になれず、しばらく、この建物の前に立ちつくしていました…。^^


【ラピスラズリの碧が輝く館】
白い外壁を鮮やかに縁どる群青色は、ウルトラマリン・ブルーと言われる高貴な色です。昔は、宝石として尊ばれたラピスラズリ - 瑠璃(るり)から造られていました。建物全体は、アメリカ風様式を基調としながら、正面玄関の円柱やひときわ目を引くバルコニーはヨーロッパ風様式、天井の漆喰中心飾には紅葉や牡丹など日本人好みのモチーフを使っています。一つの建物に様々な様式やモチーフを見つけることができる、美しい建物です。


さて、それでは、中に入ってみます。

正面玄関を通り過ぎて、建物の右側から回り込んだ裏手に、見学者のための入り口があります。見てください。この、コリント式の柱の美しいこと。これが、明治13年に造られたんですよ…。

コリント様式の柱は、上部に特徴があります。渦巻と、地中海周辺に良く見られる「アカンサス」という植物の葉が、装飾されています。(画像をお借りしました)

豊平館の柱には渦巻がないのですが、その分、あっさりとして、より上品なテイストに仕上がっていると思います。

これは、11月15日に夫が撮った写真です。いいアングルで撮りやがっておられます。

案内板に従って建物の裏側に行くと、受付(事務室)があります。ここで入場料(300円)を払います。

豊平館の裏にある受付(事務室)です。この写真は帰り際に撮ったので、ちょっと薄暗いですね。左側に少し写っているのが豊平館で、事務室と渡り廊下でつながっています。

受付を過ぎて渡り廊下を進むと、豊平館の入り口があります。この扉の向こう側には、豊平館の世界が広がっています。


私が豊平館に行ったのは11月5日でしたが、
その10日後に、今度は夫が、
同じ豊平館に出かけました。
同じ場所なので、
ここから先は、夫が撮った写真も合わせて、
ひとつの日記として掲載したいと思います。


入り口を入ったところは、ロビーになっています。本当の出入り口は中央に見えている扉で、この扉の向こう側が、コリント式の柱がある正面玄関です。

シャンデリアが美しいですね。シャンデリアが取り付けられている部分には「天井中心飾(メダリオン)」が施されています。これは、漆喰を盛り付け、こてで立体的に仕立てられたもので、「鏝絵(こてえ)」とも言われます。

このメダリオンが、豊平館では、ひとつひとつ、すべて違っているのです。各部屋によって花や鳥などの趣向が凝らされており、これが、豊平館での見どころのひとつとなっています。ロビーにある、このメダリオンの名は、「波に千鳥」です。

ロビーの右手前は、「会食所」でした。現在は、「カフェ 喫茶室ハルニレ」という喫茶コーナーになっています。こんな場所でお茶がいただけるなんて、すばらしいですね。^^

カーテンもタッセルも、重厚感があるものでした。カーテンの柄には、日本伝統のデザインである「牡丹唐草」が用いられています。使用された洋織りの生地は、当時ようやく国産化に成功した、京都西陣で織られたとされています。現在使われているカーテンは、これを再現して織られたものです。カーテンの裾が床に引きずるほど長くなっているのですが、これは建築当時を再現しているのだそうです。

会食所のメダリオンです。愛らしい赤い花が描かれています。

こちらのメダリオンにも、違う草花が描かれていました。

またまた、地図が登場してしまいました。😅 また今回も、全部の部屋を歩くのか?と訊かれたら、「はい」と言うしかないのですが…。😅😅 


ようやく、ロビーと会食所を歩いたところです。
まだまだ、先は長いです。笑(スミマセン)


(つづく)


(おまけのお話)


そもそも、札幌で、
2週間もホテル暮らしをするなんて、
アホなことを思いたったのは、
「プラチナチャレンジ」のせいでした。
4か月で16泊し、
プラチナになることを目標にしたわけです。
詳細はこちらをご覧ください。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 1 - できるかな、プラチナチャレンジ。(2021年11月3日/1日め) - MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと


11月からチャレンジを開始し、
札幌に12泊。
12月には、沖縄に3泊し、計15泊
リーチの状態で1月をやりすごし、
2月(4か月め)になりました。
なぜ、あと一泊だけを残していたかというと、
2月にプラチナを達成すると、
マリオットの締め日の関係で、
もっとも長く(ほぼ2年間)、
プラチナでいられるからなのです。笑


満を持して、2月13日。
とあるホテルに1泊し、これにて16泊。
ミッション完了です。
プラチナになる手続きが完了するのは、
2~3週間後、と聞いていました。


実は、次の旅が迫っています。
それには間に合わないかもと思っていました。
そんな中、いつものことですが、
マリオットから事前確認のメールが来ました。



何気なく、メールを見ていたのですが、
その視線が釘付けになりました。


うわ…。プ、プラチナになってる…。


あわてて、マリオットのサイトで確認しました。た、たしかにプラチナになってます。ひゃ~。

こんなメッセージまで…。😂😂😂

「プラチナになりましたよ」と連絡が来るのは、
もう少し先のことと思っていました。
でも、16泊を達成してからわずか一週間で、
なんの連絡もないままに、いつのまにか、
これまでの「ゴールドエリート」の表示が、
「プラチナエリート」に変わっていました。


その夜、夫と祝杯をあげたことは、
言うまでもありません。笑
3月は、「飲み食いタダ」で、
シェラトンに泊まってきます!笑笑


次回は、沖縄に4泊5日です。
総費用は、ふたり分で5万円くらいでしょうか。
航空券は、ANAマイルのおかげで、
タダなので、助かります。^^


お金はないけど、
ポイントはある、MIYO家です。😄😄

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