MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 13 - 駅前食堂で晩ごはん(2025年9月9日/6日め)

MIYO

2025年9月9日 出発前の腹ごしらえです。(タイ・ランパーン)


9月9日(火)- 6日め


タイ北部の古都・ランパーンに来ています。

夫に荷物番をしてもらい、

駅の近くの食堂を探しました。


実は、ついさっき、タクシーで来たときに、

車の窓越しに見かけ、

目を着けていたお店がありました。

そのお店の前まで行き、

テイクアウトをやっていることも確認して、

夫のところに戻りました。


夫といっしょに荷物をゴロゴロと引きずりながら、そのお店に。ここです。

間口は小さく、まるで屋台のようなお店ですが、この奥が食堂になっています。


ここでお料理をテイクアウトして、

列車の中で食べようと思っていました。

ところが、夫は反対。

「奥にテーブルがあるから、そこで食べて行こう。」

と言い出したのです。


「作りたてのをその場で食べた方がおいしいよ。

 出発までまだ時間があるから、

 テイクアウトにする必要ないよ。」

と…。


しょうがないので、夫の意見を尊重し、お店の中へ。テーブルが5つあるだけの、小さな食堂です。

他にお客さんはいなかったのですが、実はこのお店、テイクアウトの注文が殺到していて、けっこうな人気店でした。

お店の外(歩道上)に設けられた厨房では、ふたりの女性が、デリバリーの注文を懸命にさばいていました。

とりあえず、お店の外にあったメニューを写真に撮り…、

グーグル先生に訳してもらいました。うーん、わかりやすい~。笑

ここで夫は、ホーリーバジル添えクリスピーポークに決定。

そしてMIYOは、店内に貼ってあったメニューをチェック。

グーグル先生に訳してもらって…、

豚ロースオムレツライスにしました。^^


それぞれが好きなものを注文して、

はんぶんこしながら食べるのが、

MIYO家風です。^^


お水とビールを飲みながら、できあがるのを待ちました。

夫が注文した、「ホーリーバジル添えクリスピーポーク」です(50バーツ/約250円)。

そしてMIYOが注文した、「豚ロースオムレツライス」(50バーツ/約250円)。タイ風オムレツは大好きなのですが、このオムレツには豚肉が入っていて、さらに旨味がありました。

「おいし~。めちゃおいしい。」 夫はビールといっしょに食べられてご満悦。

食堂の前にある、駅前ロータリー。龍のオブジェの下には、たくさんのニワトリが描かれていました。ニワトリは、ランパーンのシンボルなのだそうです。


【ランパーンのニワトリ】

ニワトリがランパーンのシンボルになった理由については、こんな言い伝えがあるそうです。

「昔、お釈迦様が、早朝にランパーンを訪れることになりました。街の人たちは、朝早く起きられるかどうか心配でしたが、このとき、仏教徒を守る神様であるインドラ神が、白い鶏に姿を変えて現れ、街の人々を起こしてくれました。おかげで、無事お釈迦様を迎えることができました。」


この話が現代まで語り継がれ、ランパーン県の県章は、プラター・ランパーン・ルアン寺の門の中に鶏が立っている、というデザインになりました。

ランパーンのお土産物屋さんには、こんなニワトリ柄の陶器が並んでいます。(アジアの彩り雑貨店 プノンから)

そういえば、朝食をいただいたホテルでも、コーヒーカップはニワトリ柄でした。^^


ランパーンを歩いているときは、

「どうしてあちこちにニワトリがあるんだろう?」

と思っていましたが、

今頃になって、理由がわかりました。(←遅い!)


食事を終えてお店を出ると、外はもう真っ暗になっていました。駅前に展示してある、日本製の蒸気機関車C56を見ながら、駅まで歩きました。

*蒸気機関車728号機、1936年日本車輌製造、製造番号414、C56だそうです。


(つづく)

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広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 12 - ランパーンの花馬車(2025年9月9日/6日め)

MIYO

2025年9月9日 ランパーン名物・花馬車といっしょに。(タイ・ランパーン)


9月9日(火)- 6日め


ここまでに、4つの寺院を訪れましたが、

それぞれの寺院について、

さくっとまとめておきたいと思います。

(私の備忘録みたいなものですが…。)


①ワット・シーチュム (Wat Sri Chum)

美しい本堂、礼拝堂、パゴダが織りなす、静寂の空間。

広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 6 - ワット・シーチュム (Wat Sri Chum)

②ワット・プラケオ・ドンタオ・スチャダラム(Wat Phra Kaeo Don Tao Suchadaram)

16頭の竜が踊る橋の先にそびえる、黄金の仏塔。

広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 7 - ワット・プラケオ・ドンタオ・スチャダラム(Wat Phra Kaeo Don Tao Suchadaram)(2025年9月9日/6日め)

③ワット・シーローンムアン(Wat Si Rong Muang)

ニワトリさんと遊んだお寺。(お寺の説明になっていませんね。😅)

広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 9 - ワット・シーローンムアン(Wat Si Rong Muang)

④ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)

伽藍座に集積していた、黄金の仏塔、三層屋根のヴィハーン(お堂)、そして仏堂。

広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 10 - ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)


…と、こんな感じでしょうか。^^

すべてビルマ様式です。

どのお寺も、素朴な雰囲気ながらも、

優雅な佇まいであることが印象的でした。


さて。

スムージーで休憩したあと、お店を出ると、

なんと、ホテルの前に、

たくさんの花馬車が停まっていました。


ホテルに宿泊している団体旅行の方々を迎えに来ていたようです。馬車は全部で4台。

これが先頭のお馬さん。

その後ろに、さらに3台。

ちゃっかり、いっしょに写真を撮らせていただきました。^^

ツアーガイドさんも、少数民族のなんちゃって衣装を着て、忙しそうに立ち働いていました。これはモン族の衣装かな?

5時半になったので、ホテルで預かってもらっていた荷物を受け取り、Grabからタクシーを呼びました。

左:「どこへ行きますか?」と訊かれていますが、その下に、「ランパーン駅」という候補が表示されているので、それをタップするだけです。

右:乗車地を訊かれていますが、現在地のホテル名が候補として表示されているので、「この乗車地を選択」をタップするだけです。

左:ここで、車が料金ごとに表示されます。MIYO家はいつも、いちばん安い「セーバー」を選びます。笑

右:「予約」をタップすると、10秒ほどで車が見つかりました。到着は5分後の予定です。


Grab、簡単すぎて泣けます。😊

なんかね…。

海外に来てGrabやUberを使うたびに、

少しずつアプリが改良されていて、

使いやすくなっているように感じます。


Grabを初めて使ったのは、

2023年6月のベトナムでした。

当時は、表示が全部英語でしたが、

今ではすべて日本語で表示されるので、

難易度はどんどん下がっています。

MIYO家では、もう、Grabなしで旅行なんて、

考えられません…。😊


なんて言ってるうちに、車が到着。スマホで表示されたのと同じナンバーであることを確認してから乗車します。

ホテルからランパーン駅まで、約6分。

料金は、スマホに表示されていたのと同じ、65バーツ(約325円)。


車が走り始めるとすぐに、日本のクレカ会社から、

「65バーツを決済いたしました。」

というメールが来ます。

Grabも日本のクレカ会社もすごい。笑


6時前に、ランパーン駅に到着。駅の前には、日本製の蒸気機関車C56が展示してあります。(蒸気機関車728号機、1936年日本車輌製造、製造番号414、C56

私たちが乗るのは、19時27分発のバンコク行き。出発まで、まだ1時間以上あります。

ホームをのぞくと、列車が停まっていましたが、これは違います。たぶん逆方向で、チェンマイに行く列車だと思います。

それでも、夫は写真を撮りまくっていましたが…。笑


「出発まで時間があるから、

 どこかでお弁当を買っていこうよ。」

などと話していたら…、


花馬車がやってきました。

それもたくさん。全部で6台でした。

馬車は駅の前で停まり、みなさんはここで下車されました。


あとでわかったのですが、

駅前から、花馬車ツアーが出ていました。


駅に置いてあった、案内パネルです。花馬車ルートが決まっていて、駅から出発し、町をぐるりと走ったあと、駅まで戻ってきます。料金は、2.5キロコースで300バーツ(約1500円)、5キロコースで400バーツ(約2000円)。

私たちが見守る中、お客さんを降ろした花馬車は、ポクポクと音を立てながら、ゆっくりと去っていきました。


「花馬車、いっぱい見られてよかったね。」

などと話しながら、喜んでいたのですが、

「MIYOちゃん、お弁当は?🙄」と夫。

「ああ、そうだ。

 晩ごはんを買いに行く途中だったんだ。」

と思い出しました。


大きな荷物を持っているので、

ふたりで動くのは効率が悪いなぁ…。

ということで、今回は夫が荷物番。

MIYOが駅前を歩いて、

お店を探してくることにしました。


(つづく)

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広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 11 - ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)と、シャリシャリのスムージー(2025年9月9日/6日め)

MIYO

2025年9月9日 ワット・ポンサヌックヌアで。(タイ・ランパーン)


9月9日(火)- 6日め


タイ北部にある古都・ランパーンで、

4つのお寺巡りをしています。

最後に訪れた、

ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)

の続きです。


④ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)


ここまで、伽藍座に建つ、

金色の仏塔と三層屋根のヴィハーン(お堂)

を見てきました。

*「伽藍座」は、MIYOの造語です。「仏塔やお堂が建つ高くなった場所」を指す言葉を探したのですが、見つかりませんでした。英語の資料では、temple courtyard となっていましたが、「寺の中庭」という訳はちょっと違うと思うので、ここでは勝手に、「涅槃座」としました。


金色の仏塔と三層屋根のヴィハーン(お堂)です。


【伽藍(がらん)】

寺院または寺院の主要建物群のことを言います。


ヴィハーンの裏側には、さらに仏堂があります。

見る方向が変わると、破風の色が微妙に変わります。

細かい彫刻が施された柱の手前に、北部タイのランタンが提げられていて、そのようすがとても愛らしい。^^

そして、息をのむほどに美しい、破風の彫刻。

このお堂の中には、涅槃物が安置されています。あたりまえですが、涅槃仏は横に長いので、いつも撮るのに苦労するのですが…、

あはは、2枚に分けてる。夫、私のまねして、同じ事やってました。

そして、仏様の巨大な足の裏。


【涅槃仏(ねはんぶつ)】

釈迦が入滅する様子を仏像として表したものです。寝仏、寝釈迦像、涅槃像とも呼ばれ、主にタイの仏教寺院などで見ることができます。足の裏には、宇宙観を示す文様などが描かれています。

ほとんどの像容は、右手を枕とするか、もしくは頭を支える姿です。基本的には、頭は北向き、顔は西向きとされます。このことが後に、一般の俗人が亡くなった時に「北枕」とされる由縁となりました。


左から、三層屋根のヴィハーン(お堂)、金色の仏塔、仏堂と並んでいます。

再び階段を降りて、伽藍座を出ました。

続いて、伽藍座の周囲にあるお堂を、ひとつひとつ見て歩きました。


夫、ここでようやく、MIYOの存在に気づきました。

夫「あのね。

  この階段の上に、いろいろあるから、

  見てくるといいよ。」

ですと。

み「はい?

  私さ、下でいくら待っても

  あなたが戻ってこないから、

  勝手に自分で上がりましたけど?

  それに、上に上がってから、あなたのすぐ横で、

  私も写真を撮ってたんだけど?」

夫「あ、そうなの?」


夫、伽藍座のようすに魅了されて、

下で私が待っていることなど、

すっかり忘れていました。

そして、待たされすぎて、しかたなく、

私もひとりで伽藍座に上がったのに、

夫は最後まで、すぐ隣りに私がいることに

気がつかなかったらしい。😔

夫の頭の中で、私の存在は消えていたんだなあ…。


いつもこうです。

あまりに楽しい何かがあると、

夫の脳はそれに夢中になり、

なにも聞こえない。なにも見えない。

っていうか、自分が見たいものしか見ない。

そして、私がいっしょにいることも忘れてしまう。


夫の脳にはこういう特性がある、

とわかってからは、

夫の行動にわけもわからず泣いたり

悲しんだりすることはなくなりました。

(そうなるのに30年かかりましたが。😔)

でもやっぱり、

自分の存在を忘れられてしまうというのは、

いい気持ちではありません。


7年前、私が離婚を宣言して、初めて夫は、

事態の深刻さに気づいたらしい。(遅すぎる)

それからは、夫も反省し、

少しは気をつかうようになったけど、

夫の中にあるおかしな特性は、変わらない…。

だから、楽しく旅行していても、

こういうことが起こるし、そうなると私も、

過去のあれこれを思い出してしまい、

心穏やかでいられなくなります。😔


「妻をずうっと下で待たせていて、

 自分は仏塔を見るのに夢中で、

 妻が待っていることすら忘れてしまった。」

という失態をやらかしたことを、

多分夫は今も、気がついていません。


…なんて、いろいろ思い出していると

どんどんサビシクなるので、

このへんでやめておきます。😔


伽藍座の南側にも、美しいお堂がたくさん建ち並んでいましたが、どれも、お堂の形をした博物館のようでした。

「コン・プージャ」と呼ばれる古代の太鼓が展示されていました。礼拝用の太鼓だったそうです。

このあたり一帯は、博物館エリアでした。

が、開館は土日のみで、この日はどれも閉まっていました。

ワット・ポンサヌックヌアの全体図です。仏塔やヴィハーン(お堂)が建ち並んでいた伽藍座は赤い四角の部分で、実は、お寺の敷地はこんなにも広い。笑


伽藍座の周囲も歩いたのですが、

それはだいたい、青で囲んだエリアです。

右側の博物館が並んでいるエリアは、

ほとんど歩いていません。

実は夫は、そこにも行こうとしたのですが、

「いいかげんにしなさい。」

と言って、やめさせました。😓


博物館は、土日にしか開いていないので、

この日は全部閉まっていたのです。

でも、開館だろうが閉館だろうが、

夫は、そこにあるものは全部歩いてみたい、

という性質。

つきあいきれません。


存在を忘れられていたので、ちょっと不機嫌な顔をしています。🤣🤣

到着時は、駐車場のある北東の門から入ったのですが、最後は西側の門から出ました。そこが正門だったらしく、ようやくここで、お寺のサインを見つけました。「ワット・ポンサヌックヌア」という名前の下に、ユネスコのマークがあり、「2008年のアワードを受賞」と書いてありました。


4つの寺院の中で、いちばん見ごたえがあった、

ワット・ポンサヌックヌア。

(すばらしすぎて、夫が私を忘れてしまったのはむかつきましたが。)

こうしてようやく、

4つのお寺めぐりが終わりました。


どのお寺にも、観光客がいなくて、

訪れているのは、私たちふたりだけ。笑

静かなお寺の中をのんびりと歩いたことは、

楽しい思い出になりました。


4つの寺院と食堂を、ドライバーさんは、とても効率よく移動してくださいました。こうして地図で見ると、動線は完璧な一筆書きになっています。すごいです。^^


このあとは、ホテルまで送ってもらい、

ドライバーさんとお別れしました。


午後2時半に、ホテルに到着。ロビーに置いてあった、ウェルカムドリンク(ローゼルティー)をいただきました。

冷たくて少しだけ甘いローゼルティーは、とてもおいしかったです。^^

このあとは駅に行き、列車に乗る予定でした。が、まだ少し時間があったので、ホテルの前にあった「コキモトベーカリー」で休憩することにしました。

なぜかカタカナで書いてあった、「コキモトベーカリー」。笑 でもお店の方はタイ人でした。

冷たいスムージーをいただきました。MIYOは青りんごで、夫はパイナップルを。ひとつ60バーツ(約300円)と、けして安くはありません。こちらでは、ごはんが一回食べられるくらいのゼイタク品です。

でも、シャリシャリのみぞれ状になったスムージーは、とってもおいしかった。60バーツの価値あり、でした。^^


(つづく)

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広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 10 - ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)(2025年9月9日/6日め)

MIYO

2025年9月9日 ワット・シーローンムアンで。(タイ・ランパーン)


9月9日(火)- 6日め


タイ北部にある古都・ランパーンで、

4つのお寺巡りをしています。


①ワット・シーチュム (Wat Sri Chum)

②ワット・プラケオ・ドンタオ・スチャダラム(Wat Phra Kaeo Don Tao Suchadaram)

③ワット・シーローンムアン(Wat Si Rong Muang)

④ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)


ようやく4つめ。

最後のお寺になりました。


④ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)


「ワット・ポンサヌックヌア」に到着、と思ったのですが、サインには「ワット・ポンサヌックタイ」と書いてありました。なんか違う…?


上の写真で、MIYOの後ろに、

少しだけ、建物が見えているのですが、

これが、「ワット・ポンサヌックタイ」の

ウボーソット(本堂・礼拝堂)でした。

つまり、このお寺の敷地には、

「ワット・ポンサヌックヌア」(北側)と

「ワット・ポンサヌックタイ」(南側)

が隣り合っているのです。


とりあえず、入ってすぐのところにある「ワット・ポンサヌックタイ」から見て行きます。(右側で、塀に囲まれているのが「ワット・ポンサヌックヌア」です。)

ウボーソット(本堂・礼拝堂)です。

そして、このウボーソットの右側に目を向けると…、

柵をめぐらされた、小高い場所があり、中に建築物(伽藍)が並んでいるのが見えます。こちらが、めざしていた「ワット・ポンサヌックヌア」でした。^^


目の前に伽藍座に上がる階段はあるのですが、

そこの扉は閉まっていて、

中には入れません。


夫は、

「他に入り口がないか、ちょっと見てくるね!」

と言い、中に入るための階段を

さがしに行ってしまいました。

でもそれきり、戻ってきません…。😓


この美しいお堂の写真を撮りながら、しばらく待っていたのですが、夫はたぶん、中に入ったら楽しすぎて、もう私のことは忘れています。しょうがないので、私も、柵の内側へ上がってみることにしました。

歩いていたら、伽藍座に上がるための階段を見つけました。ここを上がってみると…、

わぁ…。

中は意外に広く、仏塔やお堂が並んでいました。


この柵の中の広いエリアに、

ワット・ポンサヌックヌア

見どころが詰まっていました。


【ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)】

ランパーン最古の寺院で、1334年に建立されました。涅槃仏が祀られており、2008年、ユネスコの「功労賞」を受賞しました。(「功労賞」は、ユネスコ文化遺産を保全するために設けられているアジア太平洋遺産賞のひとつです。)

広い敷地内では、ランナー様式とビルマ様式が融合した、独自のスタイルを見ることができます。城塞のような小高い場所には、金色の仏塔と三層屋根の美しいヴィハーン(お堂)が並んでおり、神秘的な空間を醸し出しています。


金色に輝く、ビルマ式の仏塔。

その隣りには、三層屋根のヴィハーン(お堂)が佇んでいました。精巧な木彫りと、ランナー様式の重層屋根が特徴です

ビルマ式建築の、優雅なたたずまいです。

ワット・ポンサヌックヌアならではの、荘厳な景観です。

お堂の中央には、4体の坐像が、四方を向いて配置されています。

太い眉、つりあがった目尻、少し開いた口。このお顔も、ハリプンチャイ様式のようです。^^

天井から伸びる、柱や壁の装飾も見逃せません。天井の下に取り付けられた「垂れ壁」には小さな仏像が埋められているのが、わかりますでしょうか。

この「垂れ壁」が、お堂全体を取り囲むようにめぐらされています。

「垂れ壁」の小さな仏像たち。

反対側から見た、ヴィハーン(お堂)です。タイの普通の寺院ではまず見ることがない、ビルマ様式。その美しさに、しばらく見とれていました。


長くなりましたので、

続きは次回に掲載します。


(つづく)

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広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 9 - ワット・シーローンムアン(Wat Si Rong Muang)(2025年9月9日/6日め)

MIYO

2025年9月9日 ワット・シーローンムアンで。ニワトリさんたちと遊びました。(タイ・ランパーン)


9月9日(火)- 6日め


「カオソーイ」のランチを終えて

休憩していると、

ドライバーさんが迎えに来てくれました。

ランパーン観光・午後の部に入ります。^^

午前中に、ふたつのお寺を訪れたので、

午後はみっつめのお寺になります。


①ワット・シーチュム (Wat Sri Chum)

②ワット・プラケオ・ドンタオ・スチャダラム(Wat Phra Kaeo Don Tao Suchadaram)

③ワット・シーローンムアン(Wat Si Rong Muang)

④ワット・ポンサヌックヌア(Wat Pong Sanuk Nua)


ワット・シーローンムアン(Wat Si Rong Muang)


車を降りて門を入ると、

すぐ目の前に、ビルマ様式の寺院が見えました。


ワット・シーローンムアンです。ビルマ様式の屋根がすばらしい。


そのまま、

お寺に向かって歩きはじめたのですが…。


一羽のニワトリさんに遭遇!


「パン、今日は持ってこなかったね。

 朝食ビュッフェのパンをもらってくるの、

 忘れてたわ~。残念。」

と言うと、夫が、

「あるよ。」

と、パンの入ったビニール袋を、

ポーチからずるずると出してきました。

くしゃくしゃのビニール袋。🙄


み「…それってさ。ベトナムで、

  ワンコ用に持ち歩いてたパンじゃないの?」

夫「なんでわかるの?😓」

み「わかるよ。あなたならやりかねないから。😔」


ベトナムに行ったのは、8月の末です。

私たちは、旅行中、

ワンコやお魚にあげるため、

パンを持ち歩くことが多いのですが、

夫はそのパンを、リュックに入れたままで、

忘れていたらしい…。😔

で、ベトナムから日本に帰って、

今度はタイのお寺に来て、ようやく、

パンの袋がリュックに残っていたのに気がついた、

ということのようです…。🤣


2週間以上前のパンだけど、まあいいか、とニワトリさんにあげたら、大喜びで食べてくれました。「もっとちょうだい!」と言いたげに、首をのばしてMIYOの手元を見ています。^^

気配を察知して、ほかのニワトリさんたちもやってきました。たのし~い。😊

「わぁっ こんなにいっぱいいたんだ~。どんどんでてくるよ~。」

「ねぇねぇ。すごいよ~。」

「みんなおいで~。」と、歩き回るMIYO。

MIYOがまいたパンくずに群がるニワトリさんたち。

中に、一羽だけチビくんがいました。その子に食べさせたいのだけど、その子の前にパンを置いても、大人たちがあっという間に奪っていくんですよね…。チビくんは、結局、最後までひとつも食べられませんでした。

大喜びで、パンくずをまきながら歩くMIYO。そのあとをついていく、ニワトリさんたち。


夫「MIYOちゃん、

  ハーメルンの笛吹きみたいだ…。」


ハーメルンの笛吹き…。🤣


このとき、事件が発生しました。

突然、一羽のニワトリくんが飛び上がり、

MIYOの持つビニール袋にかぶりついてきたのです。

それまでは、ニワトリさんたちに、ちびちびと、

ちぎったパンくずをまいていたのですが、

このニワトリくんは、

それを待ちきれなかったようです。


このときに、生まれて初めて、

ニワトリくんに指を噛まれてしまいました。😓

ケガはありませんでしたが、

それを潮時に、残っていたパンを全部まいて、

エサやりタイムは終了。


ようやく、寺院の中に入ります。(いったいなにしに来たんだか。😔)


【ワット・シーローンムアン (Wat Si Rong Muang) 】

ランパーンの町の中心部から2kmほど西にある、ビルマ様式の木造寺院で、「ランパーンで最も美しいビルマ様式の仏教寺院」と言われています。1912年に完成した礼拝堂は、外観の作りも凝っていますが、内部も豪華で、壮麗な印象を受けます。


多層に重なる美しい屋根が特徴的で、タイの伝統的な寺院とはまったく異なっています。

階段を上がって、本堂の中に。タイ北部独特のランタンが飾ってありました。

ワンコがお出迎えしてくれました。拝観料は50バーツ(約250円)で、自分で箱の中に入れます。

履物を脱いで、さらに奥へ…。

本堂に足を踏み入れると、柱や天井一面に色ガラスのモザイクや金細工の装飾が施され、独特の輝きを放っていました。

中央に鎮座する仏像は、ハリプンチャイ様式かな…。


【ハリプンチャイ様式の仏像】

12世紀中頃から13世紀末の彫刻や塑像(そぞう)に見られる様式です。後期ドヴァーラヴァティー様式の影響を受けており、仏像には、「左右がつながった太い眉」、「少し下を向き、つりあがった目」、「少し開いた口」などの特徴が見られます。


ハリプンチャイ様式の仏像です。(ハリプンチャイ国立博物館)


美しい寺院でしたが、

このお寺でいちばん心に残っているのは、

たくさんのニワトリさんたちに

遊んでもらったこと。

そして元気なニワトリくんに、

指を噛まれたこと。🤣🤣


いまここ。😊


(つづく)

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