MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 7 - とんがり湯小屋「△湯(さんかくのゆ)」(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。とんがり湯小屋から、湖を眺めました。(北海道白老郡白老町)


6月20日(月)


「ご当地楽」で、
複雑な折り紙に四苦八苦した、私たち。笑
できあがった魔除けを持って、
いったんお部屋に戻りました。


私たちの部屋のドアの前に立つと、後ろには、
長い通路がまっすぐに伸びています。
でもこの通路、よく見ると、
まっすぐではないことに気がつきました…。


通路に沿って、右側に客室が並んでいるのですが、この通路、微妙に歪んでいます。この歪みは、アイヌの狩人が家に帰るときに歩く林の中の道を表現しているのだそうです。たしかに、通常のホテルのまっすぐに伸びた通路に比べると、なにかユーモラスで、柔らかな雰囲気を感じます。^^

客室に戻り、ふたたび、リビングの窓から外の景色を眺めました。

さっきよりも雲がなくなっていて、遠くの山々もはっきりと見えました。

夫によると、この山は有珠山のあたりではないか、とのことでした。

昨年、札幌に2週間滞在した時に、有珠山にも行きました。(2021年11月12日)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 84 - 天空へ続く道 - 火口原展望台と有珠外輪山遊歩道 / 山口かほるさんの個展(2021年11月12日/10日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


あのときの山を、7か月後に、
こんなところから眺めるとは、
当時は思ってもみませんでした…。^^


お部屋で少し休憩した後、次は、このとんがり湯小屋を探索してみました。「界 ポロト」には温泉大浴場がふたつあるのですが、こちらは「△湯(さんかくのゆ)」と言います。ちなみに、もうひとつの浴場は「○湯(まるのゆ)」です。湖上に佇む開放的な「△湯」に対し「○湯」は洞窟の中にいるかのような空間だそうです。


【とんがり湯小屋 △湯(さんかくのゆ)】
アイヌ建築の特徴である「ケトゥンニ(三脚)」を基本構造とし、源泉かけ流しの「あつ湯」と心身を鎮静させる「ぬる湯」という2つの湯船で、モール温泉の湯あみを楽しめます。


これがケトゥンニ(三脚)です。3本の棒を紐で結ぶだけで小屋の基本ができてしまうというのが、アイヌの知恵でした。後ろの狩小屋はクチャと言い、このケトゥンニを基に作っています。(2021年11月7日 ウポポイ・伝統的コタン)

このときの日記です。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 63 - ウポポイ⑩(伝統的コタンとクチャ)/ Visaのタッチ決済(スマホ)がオトクです。(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


あの三角形のクチャから発想し、
「とんがり湯小屋」を作ってしまったとは…。
星野リゾート、すごいです。^^


このとんがり湯小屋自体がアイヌ文化から着想を得て作られたものであることが、ようやくわかりました。(遅すぎですね。^^)

さて、入口を入ると、そこは「湯上がり処」という、ラウンジのようなスペースでした。温泉に入ったあとでくつろぐための場所です。三角の窓からは、ポロト湖を眺めることができます。

ここから、移ろう景色を眺めるわけですね。^^

見上げると、天井はこんなふうになっていました。これが、とんがり屋根の内側です。本当に、3本の梁がつながっています。

三角形の入り口を入ってすぐのところには、こんなドリンクコーナーが設けられていました。

服を着た除菌ポンプさんがかわいらしいです。^^

ジャーに入っていたのは、「イタドリ茶とほうじ茶のブレンドティー」と「カシス酢」でした。


「イタドリ茶」って、どこかで見ました。
どこだっけ…?


すぐには思い出せなかったのですが、
ウポポイの日記を書いているときに、
ミュージアムショップでイタドリ茶を
販売していたのに気がつきました。


ブログを書いていなかったら、
もうずっと忘れていたと思います。
せっかく旅行しても、情けないことに、
どんどん忘れていきます。😅
書き残しておくのって、
ほんとうに大切だな、と思います。


「あっ こっちには、アイスキャンデーがいっぱい入ってるよ!」と喜ぶ多動夫。🤣🤣

3種類のアイスキャンディーが、ぎっしりと入っていました。^^ 英語名は、フルーツポプシクル(個別包装の氷菓子)って言うんですね。

そして、この先に温泉があるのですが、それは後のお楽しみ。😊


アイスキャンディーをかじりながら
外の景色を眺めていたら、夫から、
「ちょっとそのままじっとしてて。」
と言われました。


何事かと思ったら、こんな写真を撮られていました。🤣🤣


写真を撮る時は、
「夜目、遠目、傘のうち」
を心がけているのですが、
「後ろ姿」も追加ですね。笑


「△湯(さんかくのゆ)」からロビーに戻ると、16時半からの「ご当地楽」の真っ最中でした。皆さん、真剣に折り紙をやっておられます。^^

ホテルの外に出ました。ちょうど観光バスが到着したところで、ツアーでいらした方々が、ぞくぞくと、ホテルの中へ入っていきました。コロナは収束していませんが、観光客は以前よりも戻ってきている感じがします。

「界 ポロト」の外に出ました。ちなみに、これは「界 ポロト」の駐車場側です。こちら側には、窓がほとんど見られません。

そして建物の反対側では、こんな景色が広がっています。客室は、全室がレイクビューなんですね。(画像をお借りしました。)

「界 ポロト」を出て、そのまま歩き続けました。


夕食まで、まだ少し時間があったので、
ポロトの森を歩いてみることにしました。


せっかく広々とした客室に泊まったのだから、
少しはお部屋でゆっくりすればいいのですが、
結局、あちこちをウロウロと徘徊。
ちっともじっとしていない、
アホな夫婦なのでした。😂😂


(つづく)

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 6 - ご当地楽「イケマと花香の魔除けづくり」(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。「イケマと花香の魔除け」を作りました。(北海道白老郡白老町)


戻りました。
横浜の涼しいところで、まったりしてきました。^^
またよろしくお願いいたします。


6月20日(月)


「星野リゾート 界 ポロト」、日記のつづきです。
私たちは、チェックイン後、
係の方に案内されて、
16時からの「ご当地楽」を予約していました。


【ご当地楽とは】(サイトから)
全国に展開する温泉旅館ブランド「界」では、それぞれの地域の特徴的な魅力を楽しめるよう、伝統工芸、芸能、食などを満喫できるおもてなし「ご当地楽」を用意しています。現代建築とアイヌ文化を融合した「界 ポロト」では、アイヌ文化の体験機会も提供しています。


「界 ポロト」のご当地楽は、「イケマと花香の魔除けづくり」です。アイヌ民族の自然観に学ぶというテーマで、イケマと北海道の数種類のハーブを組み合わせ、オリジナルの魔除けを作ります。(画像をお借りしました)

この土地にまつわる本と飲み物が楽しめる「トラベルライブラリー」。

その一角に、「ご当地楽」の予約プレートが置いてあります。自分が希望する時間のプレートを、ひとり一枚ずつ取っていくシステムです。一回あたりの定員は、10名だそうです。

私たちは、16時のプレートを取りました。

「ご当地楽」の場所は、フロントの前。この囲炉裏のあるところです。到着したとき、ここには、チェックインの順番を待つ人が何人もいらしたのですが…、

皆さん、チェックインが終わり、温泉タイムを楽しんでいるところのようで、このときはひっそりとしていました。

いろりの周りには、ハーブを入れた瓶が並べられていました。

16時。ご当地楽、「イケマと花香の魔除けづくり」が始まりました。

講師は、「界 ポロト」のスタッフです。このご当地楽は、白老の人々に相談しながら、スタッフみんなで考えたものだそうです。

まず、全員に、こんな木箱が配られました。上の部分には、左から、ピンセット、紐、イケマ、完成見本。そして下の部分には、3種類のハーブが入っています。


【イケマ】
「イケマ」は、土のような独特な香りがする植物です。アイヌ民族は、自然界すべての物に魂が宿ると考え、自然と共生してきた民族で、「イケマ」は、悪いものを遠ざける植物と信じられていました。そのため、アイヌの人々は、この「イケマ」を魔除けとして、日常的に身に着けていました。


ひとり一枚ずつ、白い紙をいただきました。紙に描かれているアイヌ文様は、白老の方にデザインしていただいたそうです。

この紙を、講師に教えられながら、六角形に折っていくのですが、それがむずかしいのなんのって。笑

汗をかきながらも、なんとか折り紙が完成。その折り紙を再び開いて、その紙の上に、ピンセットでハーブを乗せて行きます。

なにをどれくらい入れるかで、仕上がったときの色合いが変わっていくそうです。

余裕の顔をしていますが、実はついていけなくてタイヘンだった、多動夫。🤣🤣

これはMIYOのブレンド。テキトウです。笑 このあとで、黄色い花は、花びらをむしってばらばらにし、全体に散らしていきます。

最後に、この包みの中に入っている「イケマ」を入れます。

再度折り紙を折って、紐で封を閉じたら完成です。この紐は、「界 ポロト」のオリジナル。モール温泉に浸して、淡い茶褐色に色づけしたのだそうです。

完成です。左が夫、右がMIYOの作品です。夫のは、ハーブが偏っています。🤣🤣

光にかざしてみると、色とりどりのハーブが透けて見えて、きれいです。^^


ご当地楽、「イケマと花香の魔除けづくり」。
所要時間は、約30分です。
そのテーマは、
「アイヌ民族の自然観に学ぶ」
というものでした。


むずかしいことはわかりませんが、😅
界 ポロトの皆さんが一生懸命に考えた、
ご当地楽でした。
紙に印刷するアイヌ文様の位置決めは、
特にむずかしかったそうで、
みんなで何度も試行錯誤を重ねたそうです。
そんな苦労話を聞いたことも、
楽しい思い出になりました。


この時に作った、
「イケマと花香の魔除け」。
大事に持ち帰り、自宅のキッチンで、
食器棚の取っ手に結びました。
扉を開け閉めすると、
ゆらゆらと揺れる、イケマと花香。
そのたびに、白老で過ごした、
楽しい二日間を思い出しています。^^


(つづく)

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 5 - 神窓のある部屋 / おいしかったイヨマンテ(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。(北海道白老郡白老町)


【お知らせ】
少し留守にいたします。
7月3日から、ブログはお休みをいただきます。


6月20日(月)


「星野リゾート 界 ポロト」に来ています。
まずは、お部屋の広さに驚きましたが、
大きな窓が2面に取られたリビングで、
開放感を満喫できました。


広々としたリビングスペースには、アイヌ文化から着想を得たアートワークや文様のデザインが施されています。

たとえばこれ。壁にかけられているのは、カヌーのオールです。アイヌ文様がすてきです。

そして、この応接セットの真ん中にあるテーブルは、囲炉裏のように見えませんか?

囲炉裏に火がくべられているみたいですよね。^^

お茶菓子は、三星の「イヨマンテ」。イヨマンテはアイヌ語で、「熊送りの儀礼」という意味です。三星は、アイヌ語の「ハシカプ」を語源とする「ハスカップ」を使って、数々の銘菓を送り出している会社です。大ヒットした「よいとまけ」をご存じの方も多いと思います。その「イヨマンテ」が、「界 ポロト」のオリジナルパッケージになっていました。風味豊かなクッキーで、ホワイトチョコレートにバターとハスカップを加えてサンドしてあり、とてもおいしかったです。
*イヨマンテ (iomante) とはアイヌの儀礼のひとつで、ヒグマなどの動物を殺してその魂であるカムイを神々の世界 (kamuy mosir) に送り帰す祭りとして行われました。

市販されている「イヨマンテ」はこちらです。(画像をお借りしました)

クッションにも、アイヌ文様が刺繍されていました。

そして、デスクのあるカウンターの下をご覧ください。

このキャビネット。下半分に、葦で織った織物が貼ってあります。上半分の白い部分は、まるで神窓のようです。

ウポポイで見た「神窓」です。「界 ポロト」では、こんなことまで調べて、客室の中にさりげなく取り入れているのですね。^^

神窓について書いた日記はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 64 - ウポポイ⑪(伝統的家屋「チセ」)/ エント茶とイタドリ茶(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


キャビネットの内部です。左側が冷蔵庫で、右側にはティーセットやグラスが収納されています。

冷蔵庫には、ミネラルウォーターがありません。ペットボトルのゴミをなるべく減らしたいという思いから、ペットボトルの採用をやめたそうです。その代わりに、ジャーに入ったお水が冷やされていました。

その他のドリンクは、北海道の物ばかりです。「ときめく糀」と「富良野にんじん100」。これは有料で、うっかり飲んだらだめなやつです。爆

その他、ドリップコーヒー、ルピシアのティーバッグ、蒸し生姜湯は、どれも4つずつセットされていました。ルピシアをアメニティで置いてあるホテルを初めて見ました。すごい~。^^

次はパウダーコーナーです。

コスメ類はすべて、「界」オリジナル。

そして、界オリジナルの風呂敷。これは、お風呂に行くときに使うのだそうです。

中に、アメニティが入っていました。

そして、シャワーブースです。私たちは、お風呂はとんがり湯小屋を利用したので、結局、このエリアに入ることはありませんでした。

最後はトイレです。こちらも、広々としていて使いやすいです。


お部屋の探索+撮影会をやっているうちに、
「地元楽」の時間が迫ってきました。
そろそろ、そちらの会場に移動してみます。


(つづく)


(おまけのお話)


日記の最後の写真がトイレと言うのもアレなので、
もう少し写真を掲載します。
「界 ポロト」では、フロントの隣りに、
小さなショップがあるのですが、
そこで夫が撮った写真です。


三星のイヨマンテ5個入り。「界 ポロト」オリジナルパッケージです(1000円)。そして湯飲み茶わんは、白老町在住のアート作家、前田育子さんの作品です。「やわらかな作品は、ふとした時間に、周りの空間へと溶け込み、作り手の優しさを伝えています。」とありました。客室の湯飲み茶わんも、同じものでした(1個4400円)。
奥に見えているお茶は2種で、「エント茶」「イタドリとほうじ茶のブレンド」でした。

白老町生まれの前田育子さんの記事と作品はこちらです。
白老『前田育子工房』陶器と大漁育(Tairyo hug)の作品がいっぱい! | しらおいナビ


エント茶とイタドリ茶は、ウポポイのミュージアムショップにもありました。北海道で古くから飲まれているお茶です。

そのときの日記です。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 64 - ウポポイ⑪(伝統的家屋「チセ」)/ エント茶とイタドリ茶(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


木彫りのふくろう。白老町在住のアイヌ工芸作家・山田祐治さんの作品です。(5940円)

かわいらしいクマちゃんもいました。


MIYOは、客室でまったりし過ぎて、結局、
ショップをのぞくことすらありませんでした。
なので、「界 ポロト」では、
なにも購入していません。
「イヨマンテ」がおいしかったので、
少し買っておけばよかった、と
今頃になって後悔しています。笑

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 4 - ちむどんどんの71㎡(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。(北海道白老郡白老町)


6月20日(月)


「星野リゾート 界 ポロト」に来ています。
チェックイン後、
係の方といっしょにエレベーターに乗り、
3階で降りました。


左:エレベーター前の手指消毒ポンプ。館内のあちこちに置いてあるのですが、どれも、「界 ポロト」オリジナルの風呂敷で包んでありました。^^
右:301号室のドアです。

このドアのプレートが、ちょっとおもしろいんです。^^


おわかりでしょうか…。
ナンバープレートがかけてあるような、
普通のタイプではなく、
壁に取り付けたプレートに、
客室番号がくりぬいてあるのです。
天井からの光があたると、
プレートの影が壁に投影されるのですが、
その影が客室番号を描いている、
という、ちょっとおもしろい造りです。
こんなところにまで遊び心があるんですね。^^


私たちの部屋は301号室。
エレベーターのすぐ近くで、
建物のいちばん南端にある部屋でした。


扉を開けると、まずは三和土で靴を脱いであがります。ぞうりも置いてありました。

靴を脱いであがると、左側に長い廊下が延びていました。廊下の手前右側にある部屋がベッドルームです。そして廊下の左側には、トイレとクローゼットがあります。

ベッドルームです。やたら広くて、荷物を広げてもまだ余る広さでした。それもそのはず、この301号室は、4人用の部屋だったのです。^^

ベッドを4台置くとこんな感じになるようです。(画像をお借りしました)

それでは、奥のリビングルームに入ります。

いいですか? いきますよ?笑

どーーーーーん。

とんがり湯小屋が目の前! ってか、とんがり帽子を見下ろす位置です。

窓からは、こんな景色が見えました。絵葉書の写真ではありません。

お部屋が広すぎて写真におさまらないので、HPの画像をお借りしました。リビングの全体写真です。


角部屋洋室、71m2(ベッド4台・定員4名)
というタイプです。
客室棟の南端にある角部屋なので、
リビングでは、これでもか、と言わんばかりに、
すばらしい景色が広がっていました。


係の方がお茶とおしぼりをだしてくださいました。このあとの食事時間などの説明を聞いているところです。


「なんか、すごく広い部屋ですね。
 スイートみたいですね。」
…と、間の抜けたことを言ってしまいました。


「はい、こちらは、当ホテルで
 3部屋しかないお部屋でございます。^^」


あ… そ、そうだったんですね。😅
このとき初めて、
スイートに来てしまったと知ったMIYOです。
(おそすぎです。🤣🤣)


もっとも、この他に「特別室」と言う部屋があり、
そこだと室内に露天風呂がついているそうです。
でも、その分、リビングが狭くなります。


露天風呂付き客室のリビングはこんな感じです。(画像をお借りしました。)


あとからわかるのですが、
とんがり湯小屋の中には露天風呂があり、
すばらしい景色はそこでも堪能できました。


部屋に露天風呂は、別になくてもいいかな。
それよりも、リビングが広い方がいいよね。
…というのが、私たちの感想でした。


露天風呂よりも、やっぱり、この広々としたリビングですよ。(私たちにとっては、ですが)

部屋に入ってきた夫もうれしそう。笑

角部屋なので、窓は2面。こちらの窓からは、ウポポイの中が見渡せます。^^

半年前には、あのへんを歩いていました。そして、はるか遠くにある「界 ポロト」を、他人事のように眺めていました…。

湖の対岸に、伝統的コタンのエリアが見えました。チセが建ち並ぶ中を歩いたのは、2021年11月のことでした。

そして今は、「界 ポロト」の客室の中で、こんな景色を独り占めしています。(いや、二人占めか…?笑)

広すぎて、どこにいればいいのやら。笑 とりあえず、ソファに寝転がってみました。


すごいお部屋でした。
そして、
「こんなところにタダで泊まったのだ。」
と思うと、
喜びもひとしおの私たちなのでした。🤣🤣


次回は、お部屋の中をもう少し探索します。


(つづく)

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 3 - ちむどんどんのチェックイン / 星野リゾートと界(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。「とんがり湯小屋 △湯(さんかくのゆ)」です。(北海道白老郡白老町)


6月20日(月)


「星野リゾート 界 ポロト」に来ています。
チェックインが始まる3時に合わせて
到着したのですが、
私たちよりも早くやってきた人たちで、
すでに、フロント前はにぎわっていました。


フロントの前には暖炉があり、窓の外の景色を眺めてくつろぐことができます。

おお、あこがれていたあのとんがり帽子が、こんなに近くに見えます。^^

チェックインの順番が来るまで少し時間がかかりそうなので、暖炉の前に座って待つことにしました。

ここに座ると、窓の外には、こんな光景が広がっています。これは「とんがり湯小屋」と言い、中は温泉施設になっています。

右側に見えるドアを開けて、外に出てみました。

MIYOが撮った写真です。

そして夫が撮った写真です。水面にとんがり湯小屋が映り、本当にきれいでした。後ろに、ポロト湖が見えます。

カヌーが置いてありました。アイヌの人々が漁をしていた頃をイメージしているのでしょうか。

この水は、後ろのポロト湖につづいています。そして左側に見えているのが、ポロトの森です。


20分くらい待って、
ようやく名前を呼ばれました。
この日は満室だったので、
待つのはしょうがないです。
っていうか、もはや9月ごろまで、
空室はほとんどないみたいです。😅


さて、チェックインです。MIYOが手続きをしているあいだ、夫は隣りの売店で遊んでいました。笑

いただいたキーには木彫りのタグがついていて、それぞれのデザインが異なっています。ご当地楽の予約プレートと冷たいハーブティー(ジャルダン ソバージュ)のカップを持って、お部屋に向かいました。

フロントから客室までは、ホテル内を説明しながら、スタッフの方が連れて行ってくれます。まずは、白樺林の奥にあるトラベルライブラリーを通りました。

トラベルライブラリーは、この土地にまつわる本と飲み物が楽しめるスポットです。

お茶とコーヒーのカウンターがあり、お部屋に持っていくこともできます。

お茶は、ダージリン、スリープウェル、ローズヒップ。

さらに、冷たいハーブティー(ジャルダン ソバージュ)も。ルピシアのものです。氷の代わりに、ひょうたん型のアイスキューブが浮かべられていました。氷が溶けてお茶が薄まらないように、という気遣いです。^^

ご当地楽の予約プレートです。


【ご当地楽】(サイトから)
全国に展開する温泉旅館ブランド「界」では、それぞれの地域の特徴的な魅力を楽しんでいただけるよう、伝統工芸、芸能、食などを満喫できるおもてなし「ご当地楽」を用意しております。現代建築とアイヌ文化を融合した「界 ポロト」では、アイヌ文化の体験機会も提供しています。


「界 ポロト」のご当地楽は、「イケマと花香の魔除けづくり」です。アイヌ民族の自然観に学ぶというテーマで、イケマと北海道の数種類のハーブを組み合わせ、オリジナルの魔除けを作ります。(画像をお借りしました)


「イケマ」は、悪いものを遠ざけるとして、
アイヌ民族が身に着けてきた植物だそうです。
魔除けを作る体験は、
滞在中に、ひとり1回の参加が可能です。
なんだかよくわかりませんが、
まあ、とりあえず参加してみようか、
ということで、
16:00のプレートをいただきました。


いよいよ客室に向かいます。
係の方といっしょにエレベータに乗って、
客室がある3階に行きました。
(お部屋までなかなか行きつかなくて、
 スミマセン。)


(つづく)


(おまけのお話)


ご存じの方も多いかと思いますが、
ここで、星野リゾートと界について、
簡単に書いておきます。


【星野リゾートと界】
星野リゾートは、1914年に軽井沢で創業した老舗の日本企業です。総合リゾート運営会社として、各地で高級感ある温泉旅館やリゾートホテルを運営しており、山代温泉の旧白銀屋や北海道の旧アルファリゾート・トマムなど、経営不振になった旅館やリゾート施設の再生を手掛けています。
極上の空間づくりと質の高いサービスで知られる「星野リゾート」ですが、高級ホテル「星のや」や温泉に特化した「界」、自然豊かな「リゾナーレ」、友達とも行きやすいカジュアルなホテル「OMO」など、さまざまな形態の施設を運営しています。湯宿として、その最高位にあるのが、「界」です。
「界」では、知る人ぞ知る名泉などを幅広く楽しめ、その地域・季節にしか味わえない魅力を満載しています。旬の食材を使ったご当地料理を堪能でき、他の温泉旅館とは一味違う和モダンな客室や極上の湯処を楽しめます。
また、その土地の歴史や文化が楽しめるトラベルライブラリー和漢生薬成分を使ったアメニティなど、星野リゾートならではの極上のホスピタリティが体感できるのも魅力のひとつです。星野リゾートの施設の中でも、温泉にこだわるなら、界ブランドが最適と言われています。


私たちは、2021年5月に
星野リゾートの「青森屋」に宿泊しました。


日本酒(青森の地酒)が出てくる蛇口、
青森の郷土料理が多数並ぶビュッフェ、
ねぷたの山車、
夜の「じゃわめぐ」ショーなど、
地元色が満載で、二泊の滞在でしたが、
青森文化を堪能しました。
以来、青森県と星野リゾートの
ファンになりました。笑


そのときの日記です。


青森屋に行って、
「ホテルは、ただ寝るだけのところではない。」
と言う、彼らのメッセージを実感しました。
ここポロトでは、どんな体験ができるのか、
期待でいっぱいでした。