4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 88 - カイディン帝陵② 拝庭に並ぶ石像たちと碑亭、そして華表柱(2023年6月20日/7日め)
(2023/10/31 19:30記)
2023年6月20日 カイディン帝陵で。拝庭に並ぶ石像たちです。
6月20日(月)
あまりにも濃すぎる、
インドの人々の熱気におされて、
派手派手のカイディン帝廟が
色あせて見えるほどです。😅
インドのこぼれ話は、
まだいろいろあるのですが、
とりあえず、ここでダイジェストは完結し、
ベトナム日記に戻りたいと思います。
前回は、カイディン帝陵の階段を上がり、正門と三関の坊門をくぐったところまででした。
4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 87 - カイディン帝陵① 龍の階段とバロック様式の門(2023年6月20日/7日め)
三関の坊門(碑坊)です。
坊門をくぐると、両側に石像が並んでいます。
これは向かって左側。右側にも、同じ石像が並びます。前列にいるのは、文官・武官たち。
そして後列には、象や馬といっしょに兵士が並んでいます。
拝庭に並ぶこの石像たちに、ぜひ会いたいと思っていました。
前列の、文官・武官たちです。
エラそうに立ってます。😄
そして後列にいる、兵士たち。足下をご覧ください。兵士たちは靴をはいていません。
石像たちを、後ろから撮りました。
そして居並ぶ石像たちの奥には、碑亭があります。
【碑亭】
石で造られており、中には、皇帝の功績が書かれた碑石(聖徳神功碑)が置かれています。龍の装飾の瞳には、フランスワインのボトルの底が使われています。
カイディン帝陵は、フランスから輸入した高価な鉄筋コンクリート製なのですが、碑亭前の牌坊や左右に立つ華表柱にもフランス風のデザインが見られます。
碑亭です。中に、皇帝の功績が書かれた碑石(聖徳神功碑)が見えます。
カイディン帝廟には多大な費用がかかったため、税金を20%上げてまかなったそうです。そのことは、当時の国民から多大な反感をかいました。そんなカイディン帝の功績ってなんだったのだろう、と思うのですが…、
碑にびっしりと刻まれた文字が読めません。たとえ読めてもわかりません。😅
碑亭の左右には、フランス風にデザインされた華表柱が建てられています。
碑亭を守る龍たち。その目にはガラス玉がはめ込まれているのですが、フランスワインのボトルの底が使われているそうです。
このカイディン帝陵は、
フエの重要な観光スポットとなっており、
毎日、多くの見学者が訪れます。
化粧と女装と博打が好きで、
贅沢三昧だったカイディン帝。
さきほど、
「カイディン帝の功績とはなんだったのか」
と書きましたが、
死後にこの廟を残し、
現在のインバウンドに貢献していることが、
彼の最も大きな功績だったのかもしれません。😅
次回は、碑亭のさらに上段に築かれた、
啓成殿に行きます。
(つづく)