MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 60 - 王宮① 午門(2023年6月19日/6日め)

2023年6月19日 フエの王宮・午門の前で。


【お知らせ】
9月14日より、ブログをしばらくお休みさせていただきます。
7月1日にベトナムから帰国し、以来、一日も休まず、青森旅行中ですらもブログを掲載し続けてきたのですが、やはり時間が足りませんでした。😅(60回も連載して日記が終わらないってどうなんだ、って自分でも突っ込みたいところです。)
ベトナム日記は、全18日間のうちようやく6日めに入ったばかりですが、次の旅が始まってしまいました。
実は、9月13日のフライトで、またまたベトナム・ハノイに出発しております。本日の日記は、予約投稿です。
6月にベトナムに行ったときは、「この18日間の旅のあとは、次はいつベトナムに来るかわからないよ。」と、チョンさん、タムさんに話したのですが、旅の終盤になって、ANAのキャンペーンが4日間限定で発表されました。なんと、「ベトナム・インドの9月10月フライト限定で、マイル半額」ですよ。こんなの見ちゃったら、もう予約するしかないです。
…ってことで、ベトナムに滞在している間に、9月のベトナム、10月のインドが決定してしまいました。マイル利用なので、全部タダです。🤣 もうね、チョンさん、タムさんもあきれるやら😮、大笑いするやら🤣。「MIYOさん、ベトナムが好きだから、これからも何回も来るね。^^」と言われてしまいました。
そんなわけで、14日には、ハノイの街を歩いています。今回は、前回と反対方向へ。ハノイを北上し、中国国境の山岳地帯を歩きます。山がきれいだそうです。そして9月の水田は、黄色く実って
いるそうです。^^
帰国しましたら、またよろしくお願いいたします。


6月19日(月)


ハイランズコーヒーでひと休みしたあと、
この日の目的地である、王宮へ向かいました。


Grab のアプリを開いて、
 待ち合わせ場所:ハイランズコーヒーの前
 行き先:王宮
と設定して、依頼を確定すると、
すぐに、タクシーが見つかり、
こちらに向かってやってくる画像が
表示されました。


もう、あまりに簡単で、泣けてきます。😂


あとで Grab アプリの記録を確認したところ、このときのタクシー料金は44000ドン(約220円)でした。


こんなふうに乗車記録が残っているので、
あとから簡単に調べられて、便利です。^^


さて。
6年前にフエに来たときは、
危うくタクシーに騙されそうになった話を、
以前に書きました。
のんたんの冬休み-42 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - 怒りのぼけタクシー(2017年12月27日/4日め)


今回は Grab なので大丈夫。
もうだまされないよ~。^^
と思っていたのですが…。


なんかまた、ヘンな所で降ろされました。笑 遠くに見える立派な建物が、たぶん王宮の午門だろうと思います。


前回のトラウマがあるので、
「また騙されたのか?」
と、一瞬思ったのですが、
そうではありませんでした。


ドライバーさんに確認すると、現在は、
王宮の前に車を停めることはできず、
ここで車を降りて、王宮の午門まで、
歩いていかなければならないのだそうです。
とはいえ、けっこうな距離です。


だって王宮って、こんなに広いんですよ…。(私たちは、赤い星のところで車を降りました。)


【グエン朝王宮(Đại Nội)
フエを象徴する観光スポットです。ここには、1802年から1945年までの143年間の長きにわたり、ベトナム最後の王朝がおかれました。世界遺産に登録されている建築物の中でも、最高峰と言えるものです。

周囲2.5km(南北604m、東西620m)の城壁に囲まれた、約3.6 平方キロメートルの広大な敷地内には、宮廷文化を今に伝える建築物が多数残っています。また、 王宮内にある閲是堂ではユネスコの無形文化遺産に認定されている、宮廷雅楽を観賞することができます。
フエの王宮は、ベトナム戦争によりその大半が大破されました。が、現在は修復が進み、多くの建築物が往事の姿を見せてくれています。


ここが、私たちが車を降りたところです。王宮の周囲には、ぐるりと濠がめぐらされています。

これは濠の角から右方向を見たところ。

そしてこちらは、左方向です。橋の下の石組みの美しいこと。^^ そしてずうっと向こうの方に、午門があります。

それでは、めちゃくちゃ暑いですが、午門に向かってひたすら歩きます。

こんな炎天下を歩く物好きは私だちだけかも。😅

ようやく到着。王宮の午門です。

ちなみにこちらは、6年前の午門です。冬だったし雨も降っていたので、また違う趣がありますね。^^
のんたんの冬休み-43 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - そして長女も怒った(2017年12月27日/4日め)

ああ、そうだ。前はこの橋を、長男、長女といっしょに渡ったんだっけ…。^^

…となつかしがりながら橋の上を歩いたのですが、入場券を買わなくてはならないことを思い出しました。

チケットオフィスは、午門の少し手前にあります。

入場料の価格表です。支払いはベトナムドンのみ。クレカは使えません。


ここで価格表を見て、愕然としました。
王宮の入場料は、200000ドン(約1000円)。
たかっ…。


いえ、世界遺産ですから、
それだけの値打ちはあります。
けれど、ここベトナムで1000円というのは、
かなり、かなり高いです。
それでも、いくらでも見学者はやってくる、
と考えているのでしょう。
フエ市。かなり強気です。😅


そしてその他の価格もでていたのですが…。
 王宮+3スポットのセット券:530000ドン
 王宮+2スポットのセット券:420000ドン
でした。


フエでは3泊し、主な観光スポットを
全部訪れるつもりだったので、
本当は、「王宮+3スポットのセット券」を
買いたいところでしたが、
たいへん情けないことに、
ふたり分の1060000ドン(約5300円)を
持ち合わせていませんでした…。😂😂


いやあ…。
さすが、ベトナム最大の古都・フエ。
入場料だけで、がんがんお金が飛んでいきます。
(京都みたい。😅)


やむなく、
「王宮+2スポットのセット券」・ふたり分を
840000ドン(約4200円)で購入したら、
ベトナムドンがほとんどなくなりました。😅


気をとりなおして、ふたたび王宮・午門へ。笑

当時のままの石組みです。

橋を渡って、午門の前まで来ました。中央が皇帝と各国の大使、向かって右(右夾門)が文官、左(左夾門)が武官のための入口です。そのさらに両端にある2つの入口(右闕門、左闕門)は兵士・馬・象が使用していました。

大きすぎて、写真一枚に納まりません。これは午門の左側。

そして午門の右側。

午門の両端の、出っ張った部分です。両端にある2つの入口(右闕門、左闕門)は兵士・馬・象が使用していました。

ぜひ、拡大してご覧ください。壁面や窓の優雅な設え。そして屋根に施された美しい装飾は、まるで龍が舞っているようです。


美しさに圧倒されました。
午門の前で、しばらく立ちつくし、
なかなか先へ進めなかった、私たち。🤣


午門の中央に設けられている、入場口です。向かって右の、文官のための入口だった右夾門から中に入りました。


【午門(Ngọ Môn)】
王宮の南に位置する正門で、高さは約17m、幅は約58mあります。幅58m、総2階建てのこの建物は、門というよりもはや城郭と言えそうです。
もともとは、1805年に初代皇帝ザーロン帝により築かれた見張り台「南関台」でした。それを、1833年に2代皇帝ミンマン帝が改築し、午門としました。「午」は南の方位を意味し、古代中国の「聖人君子が南から天下に耳を傾ければ、世の中は平和に治まる」との考えに由来しています。また、正午になると太陽が門の真上になることから、この名がついたと言われています。
コの字型の門には5つの入口があり、中央が皇帝と各国の大使、向かって右(右夾門)が文官、左(左夾門)が武官のための入口。そのさらに両端にある2つの入口(右闕門、左闕門)は兵士・馬・象が使用していました。この門からの出入りを許されたのは男性だけで、皇后であっても他の門を使用しなければなりませんでした。
午門の2階は「五鳳凰樓」とよばれており、新年の挨拶と科挙の合格発表のときに、皇帝が姿を表しました。1945年8月30日に、最後の皇帝となったバオダイ帝が退位(王朝の終焉)を告げた場所も、この門でした。
※現在、午門は入場専用で、ここから出ることはできません。退場できるのは、東門(顕仁門)か北門(和平門)のみです。


さて。
ここから、グエン朝時代の、
王宮建築の粋を集めた世界が始まります。


(つづく)

×

非ログインユーザーとして返信する