MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 22 - 田中本家博物館 ミュージアムショップ(2021年3月27日/2日め)

2021年3月27日 春の庭(大庭)です。(長野県須坂市・田中本家博物館 )


3月27日


田中本家の中を、
たくさん見せていただきました。
まるで、江戸時代へと続く、
タイムカプセルのような…。
田中本家は、
そんな気持ちになる場所でした。


ここで、見学は終了です。
このあとは、
併設されたミュージアムショップに、
案内していただきました。


ミュージアムショップは、
田中本家博物館の中にあり、
売店とお休み処「龍潜」からなっています。
「龍潜」では、中庭(夏の庭)を見ながら、
お食事や飲み物をいただけます。


博物館に入館しなくても、
ミュージアムショップの利用だけであれば、
入館料は無料です。
(その場合は、受付で通行券をもらえば、
 中に入ることができるのですが、
 日本庭園や館内の見学はできません。)


売店では、オリジナル商品として、
 江戸時代の着物の柄をとったハンカチ
 図録などの書籍類
 博物館手作りの「白瓜粕漬」などの漬物類
 江戸時代のカステラを再現した「江戸カステラ」
などがあります。
そのほか、須坂の名産品もあります。


ミュージアムショップです。

190年前のおめでた尽くし「正月飾り模様丸帯」。田中本家歴代の女性に使われてきた「黒繻子正月飾り模様丸帯」の絵柄を元に造った、「糸遊布(しゆうふ)」です。テーブルクロス、タペストリー、風呂敷などに使えます。これは、博物館の中に飾ってありました。

【オリジナル】海老・正月飾り模様 糸遊布(しゆうふ)(6000円)
田中本家所蔵の江戸時代の礼装用帯に、描かれていた、海老・ゆずり葉・橙。家内繁栄を願うこれらの模様をアレンジした布(クロス)になっています。(綿100% サイズ103㎝×103㎝)
(以下3点、画像をお借りしました)

田中本家第五代の花嫁衣裳「黒緞子地鳳凰に桐縫取模様打掛」(江戸時代)。このデザインを元にして、ハンカチができました。

【オリジナル】鳳凰に桐模様ハンカチ(1100円)
さりげなく、田中本家博物館のロゴ入りです。パッケージ入りな
ので、ちょっとした贈り物にできます。(サイズ 46.5㎝×46.5㎝)

そんな中、目に留まったのが、お茶碗です。かわいい。^^ 

どの柄もすてきで、迷ったのですが、こちらの有田焼を買いました。男持ちの方が大きく作ってあるのが決め手です。内側にも柄がついていて、かわいらしいですね。^^(1個550円)


断捨離で、「食器はなるべく減らしたい」、
と思っているのですが、
なぜかお茶碗だけが増えていきます。笑


シチリアで買ったお茶碗。シチリアレモンのイラストです。(2019年1月21日)

骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 24 - むりやり、夫婦茶碗(4日目) - MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと


ベトナムで買った、バッチャン焼きのお茶碗(2019年10月27日)

定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 187 - 最後の日曜日/ハンザ市場②(2019年10月27日/57日め) - MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと


どちらもすてきで、
毎日のように使っています。
でも、難を言えば、
男持ちと女持ちの大きさが、
同じなのです。
だから、夫にはちょっと小さい。😅😅


でも、田中博物館にあったものは、
ちゃんと、夫婦茶碗になってるんですね。^^
(あ、夫婦仲は悪いんですが。)


これ、とても使い勝手がよくて、
東京に戻ってからは、
毎日、このお茶碗を使っています。^^


これも買いました。「おいしいキノコの炊き込みごはんの素」。キノコがどっさり入っていて、とてもおいしかったです。^^(600円)
*新鮮なキノコ5種(甘シャキ味えのき、野生種えのき、ひら茸、たもぎ茸、柳まつたけ)を乾燥加工しています。ご飯と一緒に炊くだけの、炊き込みご飯の素です。(保存料、化学調味料は無添加)

そして、忘れてならない、「煎り酒」。(980円)

田中本家・ミュージアムショップの品々は、通販で購入できます。

*私も、「田中本家の生そば」を、お取り寄せしようと思っています。田中本家の接待古文書「諸客賄方控帳」に書かれ、須坂藩のお殿様も召し上がった「蕎麦切り」から再現したものです。石臼挽きのそば粉で打ち立てた蕎麦を瞬間冷凍し、香りと味を閉じ込めて発送されるそうです。特製そばつゆ付きです。
*コロナ禍で、現在、田中本家博物館の来館者は、一日に数名程度になり、困っておられるそうです。「維持費の捻出のために、通販を利用していただけると助かります。」とのお便りをいただきました。


さて、売店でお支払いをしたのですが、
レジを担当していらしたのは、
なんと、第13代当主・田中和仁さんでした。
とてもていねいで、
おだやかそうな方でした。^^


平成5年から、田中本家博物館の学芸課長を務められ、数年前に、第13代当主を引き継いで、館長になられました。(画像をお借りしました)


最後に、お土産と、
お休み処「龍潜」のコーヒー券をいただきました。


お土産にいただいた、コモリ餅店の「須坂みそ饅頭」です。自家製の手作り味噌を皮にたっぷり使った、モチモチ感たっぷりのお饅頭です。中あんは小豆こしあんです。コモリ餅店は、須坂市の和菓子店で、創業大正八年。以来一世紀にわたり、北信濃の地で、餅菓子を中心とした朝生菓子を造り続けています。


コーヒー券をいただいたので、
お休み処「龍潜」にも行ってみました。


お休み処「龍潜」。一見、普通の喫茶室ですが…、

窓ガラスの向こうには、こんな景色が広がります。笑 「夏の庭」を眺めながら、アイスコーヒーですよ。すてきすぎて、ため息がでました。^^

田中本家博物館に行きたい、という望みがかなって、幸せそうな顔をしています。笑


お休み処「龍潜」では、
お抹茶やあんみつなどの甘味のほかに、
須坂藩のお殿様が召し上がった、
「山鳥の雑煮」をいただくことができます。
また、地元の食材にこだわった、
季節毎の御膳「橘弁当」もあります。
「橘弁当」は、
江戸時代の古文書から再現したもので、
事前の予約が必要です。


「橘弁当」は、来館5日前までに予約が必要です(4200円)。写真は、「橘弁当」の料理が盛り付けられる「蒔絵桃樹文重箱」です。プラスチック製の複製品とは思えない美しさです。(画像をお借りしました)

「諸客賄方控帳」の記録に基づいて再現された「橘弁当」。重箱料理のほかに、お吸い物、紫米おこわ、飲み物、女紋の膝掛けふきんなどがつきます。旬のものを供しているので、メニューの一部は月ごとに見直されるそうです。料理を作られるのは、割烹「能登忠」の田幸新一さん。創業明治15年。120年余りの、歴史あるお店です。(画像をお借りしました)

これで、田中本家博物館の見学が、本当に終わってしまいました。まだまだ、立ち去りがたい思いです。「春の庭」で、最後に一枚撮りました。



ひとつの博物館に、
これほどまでに恋焦がれ、
「どうしても行きたい」と
思いつめたのは、初めてのことでした。


そして、田中本家博物館は、
私の期待を裏切らないどころか、
それをはるかに超えていました。


物を慈しんで使用する。
そして、大切に保管し続けて行く。


受け継いできた多くの物を、
後世へ残し、伝えていきたいと願う、
田中家の皆さんの情熱が、
所蔵品のすべてにこめられていて、
胸をうちました。


広大なお屋敷は、季節が変わったら、
また違う表情を見せてくれることでしょう。
何度でも、何度でも、訪れたいところです。


すばらしい世界を見せていただきました。
ありがとうございました。



(つづく)

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