MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 21 - 田中本家博物館 秋の庭と夏の庭(2021年3月27日/2日め)

2021年3月27日 秋の庭(大庭)です。(長野県須坂市・田中本家博物館 )


3月27日


土蔵が並ぶ、長い通路を歩きます。
反対側は土塀が続いていて、
塀の向こうには、
庭が広がっているようです。


帰宅後、地図で確認したところ、どうやらこの辺を歩いていたようです。

土塀には、こんな門がありました。ずいぶん古そうです。


この、古い門の反対側にあったのが、
お忍びの門です。


お忍びの門
江戸時代、須坂藩の藩主が、田中本家の庭をたいへん気に入り、しばしば訪問したそうです。その折りは、この門から入ったことから、「お忍びの門」と呼ばれているそうです。


どうやら、
お忍びの門を入ったお殿様が、
土塀に設けられた古い門から、
直接、「秋の庭」に入ったようです。^^


さて、いよいよ、
田中本家の庭園を歩きます。
私たちは、もちろん、
「お殿様用の入り口」を使わず、
この通路を突き当りまで歩きました。
そこを左に曲がると、
庭園に入れます。


庭園の入り口です。浅間山の大噴火(200年前)による天明の大飢饉の時、住民の救済を兼ねて、京都より庭師を招いて造られました。田中本家には3つの庭園があり、中でも最も大きい、「秋の庭」に入ります。


秋の庭は、裏山を借景にして、
池を巡る池泉回遊式庭園です。
春の枝垂桜
開花の時期を微妙に変えて植えられた、
初夏のつつじ
秋の紅葉
そして、冬の雪景色
四季折々の美しさが楽しめるそうです。


秋の庭です。

奥に見えるのが、お茶をいただいた控の間で、右側が、お食事をいただいた部屋です。

秋の庭を歩きます。左手には、こんな景色が広がります。

ケヤキのソリで運んだ、一枚岩。表面に美しい模様がある、天然の岩です。

右奥に、先ほどの古い門が見えます。「お忍びの門」を通ったお殿様が、この門から、直接庭に入ったもよう。笑

最後に、旧主屋を見学しました。明治初期から昭和後期まで、長らく田中本家の生活の場として使われていたところです。旧主屋は、1階が生活の場で、2階には接客用の座敷が設けられているそうです。写真は、1階にある、かつての帳場です。


博物館となった現在、
新旧の主屋は、共に、
博物館の施設として使われています。
新主屋は、私たちが
お食事をいただいたところですが、
通常は非公開です。
旧主屋も、2階は非公開で、
1階の帳場部分のみが公開されています。


ここから見えるのが、
「夏の庭」です。


夏の庭
樹齢230年以上の「夏椿」があることから、「夏の庭」と呼ばれています。「夏椿の花」は、別名「沙羅の花」とも呼びます。真っ白な夏椿の花が、一日ではかなく散ってしまうところから、「平家物語の沙羅双樹の木」に例えられているからです。夏椿は、梅雨に入ると咲き始め、花が終わると梅雨が終わるとされていて、田中家では、昔から夏椿を愛でてきました。花の咲く時期は、6月中旬から7月中旬です。


梅雨入りとともに咲き出す沙羅の花は、
田中本家博物館の、
初夏の名物のひとつだそうです。


田中本家の夏椿は、
樹齢230年以上の古木です。
全国でも、
これだけ古い沙羅の木はない
と言われていますが、
未だに数多くの花をつけます。


大変、雨が好きな植物のようで、
雨の日やその翌日には、
お花はいっそう元気に咲くそうです。^^


田中本家の夏椿(画像をお借りしました)


夏椿の時期になると、
花がよく見える2階座敷で、
期間限定のカフェが始まるそうです。


通常は非公開の、2階部分です。

2階から眺めた夏椿です。(画像をお借りしました)


次に田中本家に行くのは、
6月です。
運が良ければ、こんな光景が、
見られるかもしれません。
とても、とても、楽しみです。^^


(つづく)

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