定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 12 - はじめてのひとり歩き(2019年9月5日/5日め)
2019年9月5日 ベトナムの晩ごはん、「イカと野菜の炒め物」
9月5日
チュードゥックスクールの開校式が終わり、
再び、タクシーに乗って帰宅しました。
まずは、いつものジュース(笑)。本当は、お水でいいんですけどね…。だされちゃったものは、飲まないと悪い、と、飲んでしまうので、また翌日も出てきてしまいます。
続いて、午前のおやつ。ボットカンという、フルーツです。本当は、おやつはなしでいいんですけどね…。だされちゃったものは、食べないと悪い、と、食べてしまうので、また翌日も出てきてしまいます。
そして12時。今日のお昼ごはんは、ハイさんが外に買いに行ってくれました。みなさんよくご存じの、「バインミー」!^^
ひとり一個ずつ。すでに具は入っているのですが、ここへ、タムさん手作りのサラダと豚肉のでんぶふりかけを、さらに追加します。
こんな感じ。サブウェイも裸足で逃げる充実ぶり!^^ 一番下のベーコンやお肉の味付けが、いかにもベトナム風で、ちょっと甘くて、ちょっと辛い。おいしくて幸せ~。^^
さて、MIYOが暮らしているおうちは、
道の両側に樹が生い茂っている、住宅街です。
左端のおうちの4階が、MIYOの住まいです。5階建ては、ベトナムではよくある住居です。
その家の前の道路。閑静な住宅街で、お店などはほとんどありません。
このあたりは住宅しかないのだ、と思い込んでいました。
ところが、前日、ひょんなことから、
ほんの2ブロック(数分)歩くだけで、大通りに出て、
そこには、お店がたくさんある、と知ってしまいました。
そうとなったら、行ってみたくなります。
ランチのあとは、3時間のお昼休みなので、
「これから、散歩してきます。」
と言ってみました。
そしたら。
「あぶないよ。どこに行くの?」
「自動車、気をつけて。」
「何分で帰る?」
…と、タムさん、もう心配のカタマリです。
しょうがないので、
「30分で帰ってくるから…。」
と言うと、
「私の電話番号、持って行って。」
と、メモをさせられました。
「私の携帯は、ベトナムでは電話できないので、
電話番号もらっても、かけられないですよ?」
と、一応、言ってみました。
そしたら!
「迷ったら、近くの人に頼んでね。
その人に電話してもらってね。
私が、そこまで迎えに行きます。」
と…。
いやはや。
超過保護状態。(爆)
ありがたいことなんですけどね。^^
最近、タムさんといると、
自分がタムさんの子供のように思えてきて、
錯覚がひどすぎて、笑えます。
でも、そう悪くない気分です。^^
…ということで、タムさんの心配をよそに、
お家を出発!
初めての、ひとり歩きです。
2ブロック歩いて、予定どおりに、大通りに出ました。右に見えるのは、高速バスの乗り場です。
アオザイ屋さん、発見!^^
日本製品の専門店、「さくこ」。どんだけ日本が好きなんだ。笑
市場に入ってみました。荒物屋さんばかりのエリアです。
色とりどりのマスク。ハノイの人たちは、外出時に着けていることが多いです。
ざるに入れて売っているお米。1キロ32円。先日のスーパーの半額です。ほんのわずかの量を、こまめに買って生活している人もいるのだなあ、と思いました。
お供え物屋さん。タムさんが毎日玄関に飾っているお供えは、こういうところから買っているようです。
もっと歩きたかったのですが、
タムさんが心配するといけないので、
きっかり30分で帰ってきました。
明日は、1時間にしたいと思います。笑
3時。午後のお仕事開始と同時に持ってきていただいたのは、あったかい豆乳。
実は私、豆乳は、あまり好きではありません。
でも、「だされちゃったものは、しょうがない」ってことで、
目をつむって、一息で飲み干しました。
これだけは、「苦手です」と、明日言おうと思います。^^
そして、夕食です。
ローさんは今日も遅いので、女性4人でいただきます。
ごはん、イカと野菜の炒め物、厚揚げのソテー、ベトナム風のハンバーグ、豚肉と野菜のスープ。
イカが、やわらかくてぷりぷりで、超おいしかったです。^^
実は、昨日の夕食の量が多すぎて、
さすがの私も食べきれず、
ごはんをすこーしだけ、残したのです。
ずっと完食を続けていたのですが、
さすがにこの日は、どうしても無理でした。
「量が多すぎて苦しいです。
すみませんが、もう食べられません。」
と言って…。
それでタムさん、ようやくわかってくれたようで、
今日から、ごはんの量が少し減りました。
これまで、何度「少なくしてください。」と言っても、
理解してもらえなかったのですが。
やった~。
これでようやく、食生活が改善できる。
…と喜んでいたら、
夜、自室のドアをノックする音が。
かわいいノックちゃんが、
「ドーゾ!」
と日本語で言いながら、
渡してくれたものが、コレ。
果物の女王様、マンゴスチン!
や、やられた~。
ノックちゃんに言われたら、
「いりません」なんて、言えないではないですか。
タムさんの作戦勝ちです。笑
タムさん、どうしても、MIYOに食べさせないでは、
気がすまないようです。(苦笑)
「晩ごはんを減らしたから、食べられるよね」
ってことみたいです。(泣)
ああ、ダイエットの道は、遠い。
甘い、甘い、マンゴスチンを食べながら、
この家にいる間は、でぶまっしぐらだなあ、と、
暗い気持ちになってしまった、MIYOでした。
(つづく)