定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 13 - ベトナムの朝ごはん「バインゾー(Bánh Giò)」と午後のお散歩①(2019年9月6日/6日め)
2019年9月6日 ベトナムの朝ごはん、「バインゾー(Bánh Giò)」
9月6日
朝7時半。
いつものように、1階のダイニングに降りていくと。
テーブルの上には、またも不思議なものが。
バインゾー(Bánh Giò)
巨大なちまきです。
コンビニのおにぎりの、3倍くらいはあるでしょうか。
「タムさん、いくらなんでも、コレは無理です。
食べきれません。」
と言ってみたのですが。
「だいじょぶ、だいじょぶ。食べてみて。^^」
と、いつもの調子。
途方に暮れていると、
タムさんが、上に載せてあった蓋を取りました。
すると、中から出てきたのは…。
あら不思議。
これなに?笑
なんだかわからない、白いカタマリ。ちょっとだけ、透明感もあります。
見た目は完全に中華ちまきだったのですが、
中に入っていたのは、ちまきではありませんでした。
バナナの葉のいい香りが、食欲をそそります。
白い部分は、豚骨だしでとったスープに、
米粉(bột gạo)とタピオカ粉(bột năng)を入れて、
固めたものです。
ほんのり塩味の、おかゆのような味です。
これに、ベトナムしょうゆをかけて食べるのだそうです。
スプーンですくって食べてみると、
口の中でほろほろと崩れて、とろけます。
まるで、米粉で作ったわらび餅のようです。笑
数口食べると、中の具が見えてきました。
中の具は、
豚ひき肉(thịt heo băm)、
きくらげ(mộc nhĩ)、
玉ねぎ(củ hẹ)
を炒めたものです。
ひき肉がぽろぽろとしていて、
存在感が楽しめます。「
一つのバインゾーで、
炭水化物・肉・野菜が楽しめて、
そのうえ、消化にもよさそうな一品です。
口の中で、わらび餅とひき肉とベトナム醤油が混ざり、
うれしくなるくらい、おいしい。^^
おこわと違って、
ほとんどがわらび餅みたいなものですから、
それほどの食べ応えはなく、
するすると、飲み込むように食べられます。
あっという間に、このとおり。笑
今日も充実のベトナムごはんでした。^^
おなかがいっぱいになり、
機嫌よくお仕事をしていると…。
タムさんが、お茶とコーヒーキャンディを持ってきてくれました。
10分後。今度は、竜眼を持ってきてくれました。
さらに10分後。こんどは、ニンビン省特産の、「バインチャイ」。ああ、タムさん、もう持ってこなくていいです。泣
なんてことを言ってるうちに、お昼です。
今日は、なんと、茶そばで作った、やきそば。(笑)
お茶の風味がある、やきそば。
初めて食べました。笑
この茶そばは、日本の友人が、
お土産に持ってきてくれたものだそうです。
そして食後は予定通り、
一時間のお散歩に出かけました。
家を出て、昨日は、右に向かって歩いてみたので、今回は左に向かって歩くことにしました。
すぐに、大通りにでました。道路をよこぎって、通りの反対側に行ってみます。
まず、通りの真ん中まで歩いてみました。その後、車の流れが途切れるのを待って、通りの向こう側まで歩きます。横断歩道や信号はほとんどないので、自己責任で渡るしかありません。笑
道路で将棋に興じる、おじさんたち。
一部のコマは、ペットボトルの蓋を利用していました。じっと見ていたら、おじさんたちが椅子を持ってきてくれ、「座りなさい。」と笑顔。^^
次は、この路地を歩いてみます。
食堂の前で掃除している、おばあちゃん。
お米屋さんが、ヤシの実売りの女性から、ヤシの実を4個買っているところでした。
中のジュースを飲みやすいように、上の部分をナタで切り取っています。ヤシの実がたくさん入った袋を背負って、どこまでも歩く、たいへんな仕事だと思います。
午後のお散歩。
もう少し続きます。
(つづく)