MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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骨折でも台湾。家族で食べ歩いた、4泊7日のおトク旅 22 - タイペイ・アイで、台湾伝統舞台芸術①(2019年1月2日/3日め)

2019年1月2日 タイペイ・アイで。(のんたんとあみちゃん 23歳)


1月2日


ちょっと残念な夕食になりましたが、
とりあえずお腹いっぱいになり、
いったんホテルに戻って、少し休憩しました。


もう晩ごはんも食べたのだから、
あとはホテルで寝るだけ~、と言いたいところですが、
のんたん一家のてんこ盛りツアー。
まだまだ終りません。
この日は、夜8時から、京劇を観に行くことになっていて、
すでに、チケットも購入済みです。


場所は、タイペイ・アイ(TaipeiEYE/台北戯棚)。
台北市内で、本格的な台湾の伝統舞台芸術を見ることができる劇場です。
ここでは、京劇や雑技・民族音楽・布袋戯(人形劇)などを
融合したショーが楽しめるとのことで、
日本を出発する前に、ネットでチケットも購入し、
とても楽しみにしていました。


ショーは90分もあるのですが、
チケットは、1500円~2500円くらいと、リーズナブル。
その上、偶然でしたが、宿泊していたアロフト・ホテルから、
歩いていける距離でした。^^


ここで、タイペイ・アイについて、
簡単にご説明します。


タイペイ・アイの歴史は、1915年、日本統治時代に始まります。
当時、富裕商人であった辜顕栄氏は、
日本人が所有していた「淡水戯館」を買い受けて改築し、
「台湾新舞台」と名を改め、
上海の京劇班や地元の歌仔戯班のパーフォーマンスを上演させました。
これは、台湾では初めての試みでした。
残念ながら、この劇場は、第二次世界大戦時に、
米軍の空襲を受けて、消失してしまいます。


その後、1989年、辜顕栄氏の息子の辜振甫氏が、
台北で、「辜公亮文教基金会」を設立します。
そして1997年、台北市に「新舞台」を再建しました。
さらに、2002年、辜氏企業である「台湾セメント公司」が、
「台泥大楼」(台湾セメントビル)を新築したのですが、
そのときに、「辜公亮文教基金会」は、ビル内に、
「台北戯棚(タイペイ‧アイ)」を設けたのです。
こうして、伝統芸術パフォーマンスの場として、
タイペイ・アイがオープンしました。


私たちが、安い入場料で、
タイペイ・アイに入ることができるのは、
辜氏一族の尽力と台湾セメント公司の支援のおかげ、
ということになります。


・・・ということで、ホテルでひと休みした後、
今度は、タイペイ・アイまで歩きました。


徒歩15分くらいの距離ですが、
途中のお店や街のようすを眺めながら歩くのは、
なかなか楽しく、
目にとまったものを、あれこれと、
家族で話しながら歩いているうちに、
京劇の電飾パネルを発見しました。
タイペイ・アイに到着です。


歩道に設けられている、タイペイ・アイの電飾パネル。

ビルの入り口にあった人形。「千里眼」と「順風耳」です。

ビルに入ると、右手に大きなお人形が。いたるところになにかと飾ってあって、見るだけでも楽しい。^^

エレベーターで、タイペイ・アイまで上がりました。劇場のロビーに飾ってあった、たくさんの京劇人形。

京劇のクマドリのお面。

役者さんたちがクマドリの化粧をしているところも、見せていただけます。

琵琶の演奏。


・・・と、こんなふうに、劇場前のロビーでは、
中国のさまざまな文化を展示・実演していています。
ショーの30分前くらいに到着していたのですが、
ロビーにはあまりにもたくさんのお楽しみがあり、
時間が足りないくらいでした。^^
こんなものもありましたよ。


結婚式の衣装の、試着体験。


ちょっとロビーにいるだけで、
「海外から来た人たちに、伝統文化に触れてもらいたい」
という、台湾の方々の意気込みが伝わってきます。


そして、劇場にはいると・・・。


こんな感じです。いちばん手前の、頭だけ写っているのが、MIYOです。


劇場内は、ほぼ、満席でした。
日本でチケットを買っておいてよかった。^^


本当は、当日、劇場のチケット売り場でJCBカードを利用すれば、
割引で入場券を購入できることになっていました。
でも、「売り切れだったら困る」という、
夫の意見に従い、日本で買っておいたのです。
最近は、なんでもネットで購入できるので、
便利ですね。^^


席は、全席自由。なので、早い者勝ちです。
どこにしようかと迷っていたら、
係員の方が、
「日本人なら、ここがいいですよ。」
と、案内してくれました。


席に着いて舞台を見ると、
舞台の右側に、モニターが設置されています。
ショーのせりふや説明は、すべて、
日本語でモニターに表示されるとのこと。
なんてすてき。^^
係員の方は、「日本語のテロップがいちばん見やすい席」を、
案内してくださったというわけです。


舞台の右側に設置されている、日本語のモニター。ちなみに、左手には、英語と韓国語のモニターが設置されています。


この日の演目は、「金銭豹」。
西遊記から抜粋した一節です。


いよいよ、始まりました。


霞が立ちこめる中、金銭豹の手下軍団による、アクロバティックな群舞が続きます。


さて・・・。
どうしましょうか・・・。


ショーがあまりにも素晴らしかったので、
大興奮の夫、このあと、舞台の写真を、
100枚以上、撮っているのです(苦笑)。


全部はご紹介しきれませんが、
何枚くらいを掲載すればいいのか・・・。


せいぜい20枚くらいとしても、
100枚の中から選ぶのは、かなり難しそうです。
どうしたものか、ちょっと悩んでいます・・・。


まあ、とりあえずは、これですね。^^


三蔵法師、孫悟空、猪八戒。


次回は、この日の演し物だった「金銭豹」を、
ストーリーに沿って、ご紹介していきたいと思います。


(つづく)

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