MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 12 - チャチューンサオ③ ピンクガネーシャとネズミさんたち(2023年11月12日/5日め)

2023年11月12日 ワット・サマーン・ラッタナーラームで。


11月12日(土)- 5日め


バンコクからバスとソンテオを乗り継いで、
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
にやってきました。


案内板とか、タイ文字は全然読めないので、
なにがなんだかわかりませんが、
とりあえず、他の人たちが歩く方向に、
いっしょに歩いてみました。


なぜか水牛さんたちが…。

こんな近くで見ることができます。

エサをあげる人もいました。ここは動物園ですか?笑

つづいて、あられちゃんにドラえもん、不思議なピカチュウ…。

一休さんに仮面ライダー。ここは遊園地ですか?笑

とうとう夫までが、「オレもやる。」と言い出して…。🤣

だんだん不安になってきましたが、巨大なカメさんに仏様が乗っていたので、ここはやはりお寺のようです。爆

さらに歩くと、ようやく見えてきました。お待ちかね、ピンクのゾウさんの巨大なお尻!笑

台座の周囲をぐる~っと歩いて、正面に回りました。

真下から見たところ。なまめかしいですね~。

「うふ~ん」って言ってるような…。笑

どっから見てもすごい。笑

よく見ると、右の牙が折れていて、それを手に持っています。(なぜ?😮)


このときは、MIYOも知らなかったのですが、
帰宅後、調べてみました。
ガネーシャというのは、多くの場合、
牙が片方折れているのだそうです。


【ガネーシャの折れた牙の由来】
片方の牙が折れている理由には、複数の神話があります。が、もっとも有名なものは以下の4つです。
①「マハーバーラタ」の著者とされるヴィヤーサは文字を書くことができませんでした。そのため、ブラフマーがガネーシャをヴィヤーサのもとに遣わし、マハーバーラタを口述筆記させました。このとき、ガネーシャは自ら右の牙を折り、その牙で執筆したとされています。
②ヴィシュヌの化身の1人であるパラシュラーマが、シヴァから与えられた斧でガネーシャを攻撃しました。しかし、それを回避しては不敬であたるので、ガネーシャは、敢えて一本の牙で斧を受け止めました。そのときに右の牙が折れました。
③籠で運ばれているときに、振り落とされて頭から落ちて、牙が折れてしまいました。
④夜道で転倒した際に、お腹が割けて、中の菓子(モーダカ)が飛び出てしまいました。それを見ていた月に嘲笑されたために、ガネーシャは自らの牙を一本折って、月に投げつけました。月の満ち欠けは、そのときから始まったそうです。


神話とはいえ、
よくもまあ、こんなにたくさんの作り話が
できるものですね!🤣🤣


…ということで、
このピンクガネーシャがある、
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
について、ご説明しておきます。


【ワット・サマーン・ラッタナーラーム】
バンコクから車で1時間半ほどのチャチューンサオ県にあるヒンドゥー教の寺院で、幅16m、高さ24mの巨大なピンクガネーシャ像があることで有名です。一般的な参拝を目的に、2011年に建築されたのですが、祈願成就までのスピードが大変速いご利益寺として、タイの人々の間で人気のあるお寺になりました。その後、そのインパクトある姿から、観光客の間にも広まってきました。
ガネーシャ像の周りには、合計14匹のネズミがいます。各方位に8匹いるほか、ガネーシャ像の手前に2匹いて、この2匹は特殊な能力を持った目と耳(普通では見えない、聞こえないものが見聞きできる)を持っています。また、ガネーシャ像の後方にルーシーネズミ(ルーシーとは、タイ語で仙人、修行者、哲人などを意味します)、線香立ての場所にもう3匹いて、特に金運にご利益があるという2つのネズミの像が人気です。


つまり…。
もともとは普通のお寺だったのですが、
インスタ映えするってことで、
最近の観光スポットになっってしまった、
ということのようです。


インスタ映えするお寺といえば、バンコクのワット・パクナムもそうでしたね。
17年めのタイ。8人で食べ歩いた、3泊5日のおトク旅 18 - ワット・パクナム(2019年5月11日/3日め)


信仰心に関係なく、「おもしろいから」と、
外国人観光客が押し寄せているわけです。
(↑私たちもそうなのですが。)
タイでは、こういう、
「映える寺院」が増えているような…。
でも、人が大勢来れば、お金も落としてくれるので、
お寺さんの側も「ウェルカム」みたいです。


とりあえず記念写真。どこにいるのかわからない状態ですが。笑 ガネーシャは、学問、商売、医術に秀でており、あらゆる障害を取り除いて成功に導く万能の神であると言われています。

台座の装飾も派手派手。


さて、バンコクでは、soi33の住人さん(Tさん)と会っていただいたお話を、以前書きました。
4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 9 - 「さんや」で、soi33の住人さんと晩ごはん / タイのエステボックス(2023年11月11日/4日め)


このときに、
「明日、ピンクのゾウさんを見に行くんです。」
と言ったところ、突然、Tさんが、
「MIYOさんの生まれた日は、ええっと、
 木曜日だね。
 じゃあ、オレンジだよ。
と言い始めました。


そ、それ、なんですか…?😅


Tさんによると、ガネーシャの周囲には、
7色のネズミがいるのだとか。
そして、自分の生まれた曜日の色のネズミに
祈願するのがいいのだそうです。
ネズミたちが、祈願者に代わって、
ガネーシャに願い事を伝えてくれるそうです。
さすがTさん、よくご存じです。^^


ちなみに、各曜日ごとの色は、
 日曜日:赤
 月曜日:黄
 火曜日:ピンク
 水曜日:緑
 木曜日:オレンジ
 金曜日:青
 土曜日:紫
…となっているようです。


日本ではあまり聞きませんが
タイに限らず、アジアのお寺では、
生まれた曜日は重要な情報なので
自分の曜日と色を調べて、
メモしておくといいかもしれません。


自分が生まれた日は何曜日だったか、なんて、
今まで気にしたこともなかったので、
ちょっとびっくりでした。😄


夫は金曜日なので、青です。金袋を持った、縁起の良さそうなネズミを発見。「これかな? でもこれって、青じゃなくて水色だよね? まあいいか。」などとごちゃごちゃ言いながら歩きました。

ついにみつけました。光の加減で黒く見えますが、実物は青色です。

ネズミの右の耳を右手でふさいで、左耳に手をあてて、他の人に聞こえないようにお願いごとをささやくのだそうです。願い事が外に漏れないようにするのがポイントです。このとき、靴も脱がないといけなかったそうですが、知らなかったのでやってません。😅

MIYOのオレンジねずみも、ずいぶんさがして、ようやくみつけました。赤に見えますが、赤いネズミはほかにあったので、これはオレンジってことでいいよね、と…。(←いいかげんです。)

お願いごとを言ってます。^^

ネズミさんが、聞いてくれてる…、かもしれない。😄

ちなみにこちらは、ピンク(火曜日)と黄色(月曜日)のネズミさんです。


それはともかく、
どうして、ガネーシャの周りに
ネズミがいるのでしょうか…。


これも調べてみました。
ガネーシャは、なんと、
ネズミに乗って移動するんだそうです。


あーんな大きな図体で、
ネズミに乗るってどういうことよ!
って言いたくなるのですが、
神話ではそうなってるんです。🤣🤣
もう、ウソ八百だな…。
さすが、もみくちゃのインド。
なんでもありです。😂


ふたりであーだこーだと言いながら、
とりあえずお願いごとはすみました。
そして周囲を見ると、この寺院、けっこうな広さで、
食べ物屋、土産物屋に加えて、
ゲームコーナーまであり、遊園地化しています。
家族で遊びがてら来ている人たちも
おおぜいいました。


そこで、人ごみにまぎれながら、
私たちも、もう少し歩いてみることにしました。


(つづく)

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