4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 3 - ミュージアム サイアム(サイアム博物館)(2023年11月10日/3日め)
2023年11月10日 ミュージアム サイアムで。
11月10日(金)- 3日め
パーク クローン花市場に行ったあとは、
ミュージアム サイアム(Museum Siam)
まで歩きました。
ミュージアム サイアムは、花市場から歩いて20分くらいのところにあります。Gougle Mapに教えてもらいながら歩きました。^^
ミュージアム サイアムです。100年くらい前に建てられた、商務省の建物だったそうです。美しいですね。^^
【ミュージアム サイアム(サイアム博物館)】
バンコクの国立歴史博物館で、体験型コンセプトを掲げたタイ国民史の展示を行っています。ミュージアム・サヤームやサヤーム博物館(タイ語:มิวเซียมสยาม พิพิธภัณฑ์การเรียนรู้แห่งชาติ、英語:Museum Siam, Discovery Museum)とも言います。正式名は、「サヤーム博物館 - 国立発見博物館」。
2008年4月2日、旧商務省跡地に開館しました。「来館者の学習と体験を重視した新しい博物館」という位置づけで、タイの歴史の展示を通して、タイ王国の国家の成り立ちについて、遊びながら、学び知ることができる。博物館では、「私たちとはなんなのか?」「タイであるというのはどういうことなのか?」という国家・国民・民族に関することをメインテーマに掲げています。
ここが入口です。なんと、60歳以上は無料でした。🎉
ポーチの裏側に施された装飾。
美しい床のタイルや、階段が描く曲線。
内部には、いくつもの見どころがあるのですが…、
最も美しい場所であるはずの玄関ホールは、なんとゴミ(捨てられた衣類)だらけでした。
館内では、
「使い捨てられるファストファッション」
というテーマで、
「安い労働力に支えられた低価格の衣類が、
世界中で捨てられている」
という社会問題についての企画展示を
行っていました。
その企画はともかく、玄関ホールも美しい階段も、この状態ですよ…。
「使い捨てられる衣類」の展示は、階段を埋め尽くし、天井まで続いていました。
開催する場所を間違っているんじゃないか。
…と思うのですが。
この歴史ある建物は、
ただそれとして見せてもらいたかったな…と。
かつては、「安い労働力の国」
と位置付けられていたタイが、今では、
こんな展示をするようになったことにも、
感慨深いものがあります。
初めてタイに行ったのは、1986年5月。
あれから37年。
展示にも、
「タイの経済は発展し、今では、
安い労働力の国々からははずれ、
このような衣類を
消費する側になっています。」
と書いてありました。
隔世の感がありました。
捨てられた衣類にまみれた旧商務省は、
見たくありませんでしたけどね…。😅
それはさておき、
本来のミュージアム サイアムは、
「体験を通してタイを知る博物館」で、
様々な展示を楽しむことができました。
無料の音声ガイド(日本語)もありました。
タイ王室に関するコーナー。時間差でボックスがせり上がってきます。すべてのボックスがそろうと、タイ国家が流れます。
王様が幼少期に座っていたイスだそうです。
左:タイでは誰もが知っている、福招き人形。宝くじ売り場などに置いてあるそうです。
右:タイのマクドナルドでは、ピエロが必ず「ワイ」をしています。その隣りの女性は、本当は「ミスインターナショナル」の服装だったのに、職員の悪ふざけ?で、SM女王の衣装に変えられていました。こんなこと、日本ではありえませんね。😅
タイの衣装を着て撮影するスポットもあります(無料)。
タイ料理のコーナー。
お皿をここに置くと、テーブル上に料理の説明が表示されます。
タイの寺院のコーナー。
ひとつひとつのスポットで遊んでいたら、2時間があっという間でした。さすがに疲れて、ちょっとひと休み。
タイの歴史や古美術をしっかりと堪能したいなら、バンコク国立博物館がおススメ。ミュージアム サイアムから歩いて行けます。
このときの日記です。
高級ホテルに泊まる、タイ3泊6日のおトク旅⑥ - 国立博物館のガイドツアー(2018年7月12日/2日め)
でも、短時間で、
サクッとタイを楽しみたいなら、
ミュージアム サイアムもアリだと思います。
(なにしろ、60歳以上は無料。😄)
このあとは、
地下鉄(MRT)で移動することにしました。
ミュージアム サイアムの地下には、MRTのサナムチャイ駅があります。このあたりはラタナコーシン島と言うエリアで、タイの歴史的な地域です。
【ラタナコーシン島】
チャオプラヤー川の蛇行の東側の岸に位置する島で、王宮やバンコクの寺院などの歴史的に重要なスポットがあります。1782年、プッタヨートファ チュラローク王(ラーマ 1 世) は、新しいラタナコーシン王国の首都としてこの都市(トンブリー)を設立しました。当時、旧市街はチャオプラヤ川の西岸に広がり、東岸には、主に中国人とベトナム人の(強制)入植者が住んでいました。
ラタナコーシン島は、王宮やワットポーなどが集中している、重要な観光エリアです。
地下鉄の工事をしていたら、たくさんの遺物が出てきたそうです。サナムチャイ駅は、これらの出土品を展示したミニ博物館になっています。
200年以上前の陶器たち。
次回は、この日の晩ごはんです。
(つづく)