MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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台風でも沖縄。台風11号と共に、宮古島と沖縄本島を楽しむ9日間 2 - 宮古島あたらす市場でさたぱんびん(2022年8月30日/5日め)

2022年8月29日 下地島の17ENDビーチ。隣りにいたカップルの真似をしてみましたが、私たちがやっても決まりませんね。笑(沖縄県宮古島市伊良部)


【17ENDビーチ】
宮古島から車で行ける離島・下地島の最北端にあります。17ENDは、下地島空港の先端部分に広がる海岸の名前なのですが、真北を0度とすると、170度の方向から航空機が着陸してくることから、「0」を省いて17END(ワンセブンエンド)と名付けられました。遠浅の美しい海が広がっており、白い砂浜とエメラルドブルーの絶景フォトスポットとして知られています。


9月4日(日)


みなさま こんにちは。
沖縄は、今日(4日)が大雨のピークですが、
明日(5日)にかけても雨が続くため、
雨量はさらに増えそうです。
大雨による土砂災害に警戒が必要な状況です。


「私たちも、結局、
 あのまま沖縄に滞留し続けております。」
…と言ってもおかしくないような状況です。


が、昨日の夜、なんとか、
自宅にたどり着きました。笑
まるでドラマのような一日でした。


昨日は、刻一刻と、台風が近づいてくる中、
ホテルをチェックアウトしました。
空港へ向かっている間にも、雨は、
タクシーの窓に叩きつけるような激しさに
変わって行きました。


運転手さんも、
「私も、これで仕事を切り上げて、
 帰るつもりです。この台風は、
 ここ数年来なかったような規模ですよ。」
と話しておられたので、
やはりたいへんな状況だったようです。


かなり早めに那覇空港に着いたのですが、
飛行機が飛ぶのかどうかもわからず…。
それでも、なるようになる、と思いながら、
カードラウンジでのんびりと過ごしました。


ラウンジ華〜hana〜です。WIFIが使えて充電ができて、フリードリンクもあるラウンジは、いつも助かっています。入場料はひとり1320円ですが、提携会社のゴールドクレカがあると無料で利用できます。


私たちが乗る予定だったのは、ANA470便。
搭乗案内まではこぎつけたのですが、
そこで、気象確認のために、
搭乗がいったん中止となりました。
搭乗ゲートで一時待機させられるという、
緊迫の瞬間でもありました。


直前までいろいろありましたが、
15時25分、私たちを乗せたANA470便は、
無事、那覇空港を飛び立ちました。


後でわかったのですが、このANA470便は、
東京へ向かう、この日最後の便でした…。


ANA470便のあとは、すべて欠航になっています。


この写真は夫が撮ったものですが、
羽田に着いてから見せられました。
事態が深刻すぎて、那覇空港では、
MIYOに言えなかったそうです。笑


こういうのを見た時に、
「これはそうとうやばそうだぞ。」
落ち込む夫に対して、
不安を抱えながらも、
「あ、ぎりぎりで飛びそうじゃない?♪」
と、平静を装うMIYO
まあ、我が家でなにかあったときは、
だいたいいつも、こんな感じですね。🤣🤣


じりじりと迫りくる台風11号が早いか、
私たちが東京へと飛び立つのが早いか。
まさに、台風との競争でした。
が、最後にぶっちぎって、逃げ切りました。😂😂


バイバイ、沖縄。大好きだよ…。

18時に、羽田空港に着陸。STARWARSでラッピングされた、ANA機の隣りに駐機しました。


久しぶりの東京は、
まるで海外旅行から帰国したときのように、
新鮮に見えました。^^


長い長い旅行が終わり、
今はほっとしています。
北海道に2週間滞在しても、
なんのダメージもありませんでしたが、
沖縄の9日間は、日差しが強くて、
正直言って、ちょっとこたえました。
髪もお肌もボロボロです。😂
(年のせいですかね。)


とか言いながら、来週には、
釧路へと出発します。
もう、アホかと言われても仕方がない状況ですが、
次の旅に向けて、体調を整えたいと思います。


沖縄の日記を、書き残しておきたいのですが、
旅行中に撮った写真が2200枚もあり、
どう手をつけたらいいのやら。
(その半分以上は、夫が撮ったものです。😔)


とりあえず、旅の後半、
宮古島から沖縄へ移動した日から、
書き始めたいと思います。
台風の中、それでも、
できる範囲で旅行した日々が、
とても印象に残っているからです。


旅ってね…。
なにもかもがスムーズに進んだときよりも、
なにか失敗したり、困難なことがあったりして、
それでも旅を続けたときの方が、
ずっと深く心に刻まれ、
ときには、愛おしい思い出になっていくような、
そんな気がします。


台風でも沖縄。
少しずつ、連載を始めます。
よろしくお願いいたします。^^


8月30日(火)


まずは、4日間を過ごした宮古島を離れ、
沖縄本島へと移動する日から始めます。
これは、旅の5日めになります。


宮古島では、
滞在型のリゾートマンションのようなところに
4泊しました。
写真は、5日めの朝ごはんです。


さたぱんびんと、アイスコーヒーやアイスティー。


ホテルをチェックアウトするので、
買ってあったさたぱんびんと、
東京から持って来たりファミマで買ったりして、
冷蔵庫に入れてあったドリンク類を
全部かたづけようとしています。笑


きくや菓子舗のフルーツさたぱんびん。夏みかんと柚子入りです。


【さたぱんびん】
沖縄本島でならどこにでもある「さーたーあんだーぎー」ですが、宮古島では、「さたぱんびん」と言います。宮古島の方言で、「さた」は砂糖、「ぱんびん」は揚げ菓子のこと。お味も、まさに「さーたーあんだーぎー」そのものです。しかし宮古島では、「さたぱんびん」という呼び名の方が通っているので、「宮古名物」と言えるかもしれません。


「てんぷらの店 ミツ」の、さたぱんびんは、黒糖、かぼちゃ、黒ゴマ入り。


このミツおばあのさたぱんびんがですね。
おいしかったのです!😋😋
外はカリッとして、中はふんわり。
甘さもちょうど良くて、優しい味です。
他のお店のさたぱんびんとは違う、と、
食べてみればわかります。


MIYOは、なにも知らずに買ったのですが、
このお店、実は、
「宮古島で最も美味しいさたぱんびんの店」
として知られているのだそうです。


【てんぷらの店 ミツ】
宮古島で最も美味しいさたぱんびんの店として知られる、さたぱんびん専門店です。店主の下里光子さんは、洋服店をしながら、20年程前にさたぱんびんの加工販売を開始しました。ミツさんは、元々、伝統的なさたぱんびんのことを美味しいとは思えなかったそうです。そこで、かぼちゃや大好きなゴマを入れ、自分が美味しいと思うさたぱんびんにしたのだとか。その後、そのさたぱんびんが評判になったため、洋服店を辞め、さたぱんびんの専門店にしたのだそうです。


このさたぱんびんをどこで買ったのかというと、ここです。あたらす市場。JA(農協)が運営しているファーマーズマーケットで、もっと簡単に言うと、地元の方々が普通に買い物している、スーパーです。

こちらは、1月に行った石垣島のゆらてぃく市場。これも、JAのファーマーズマーケットです。雰囲気が似ていますね。JAのマーケットなので、地元ならではの農産物がたくさん並んでいて、楽しいですよ。お土産も安心価格で販売しているので、おススメです。(2022年1月16日)


あたらす市場は、いろんなものがお安いので、
実は、今回の旅のお土産のほとんどを、
ここで買いました。
出発する前に、もういちどここに来たのは、
お昼ごはんを調達するためです。


お弁当類もたくさんあるのですが、地元の方々が買いに来て、どんどん売れていました。午後には、ほとんどなくなります。

オキナワソウルフード、ガーリックチキン。ニンニクがどっさり入っていました。

そして、宮古島ぜんざい。子宝に恵まれたとき、喜びを祝って作られていたそうで、しょうがが入っているのが特徴です。

この日買ったものです。ガーリックチキン、ソーメンチャンプルー、味噌おにぎり、さたぱんびんと宮古島ぜんざい。

ガーリックチキンは、鶏の半身がローストされています。(834円)

肉汁の浸みたニンニクで、ガーリックライスも作れるのだそうです。^^

ソーメンチャンプルー。(270円)

ニラがいいアクセントになっていて、ウマウマでした。^^

味噌おにぎり2個入り。(166円)

一見、フツーのおにぎりですが…、

味噌を油で炒めた、油味噌」が入っています。

そしてデザートの、さたぱんびん(463円)と宮古島ぜんざい(162円)。

お昼ごはんの入った袋を抱えて、フジレンタカーさんへ行きました。

このカウンターの前で、テーブルをお借りして、食事させていただきました。笑


8月の沖縄は、ハイシーズンと言うことで、
レンタカーを借りるのに苦労しました。
じゃらんや楽天では、
4日間のレンタル料金が50000円以上。
とうていムリです。


それでもあきらめず、
地元のレンタカー屋さんに電話をかけまくり、
ようやく見つかったのが、この会社です。
この会社では、
ネットでの申し込みを受け付けていないので、
電話でないと申し込みできません。
おかげで、かろうじて車が残っていました。
4泊5日で、16000円。
助かりました。^^


ここで車をお返しし、ついでに、
ランチをさせていただいたわけです。笑
食べ終わってかたづけをすませたら、
「それじゃ、行きましょうか?^^」
と、社長さんの奥さんが…。笑


奥さんの運転で、空港へ向かいました。
車中で聞かせていただいたお話が、
おもしろかったです。^^


もともとは、
整備工場+中古車販売の会社でした。
「レンタカーって、それなに?」
っていうくらいに、宮古島には、
レンタカー屋さんがなかったそうです。
そんななかでレンタカー業を始め、
早や20年だそうです。


レンタカーというと、
じゃらんなどのようなサイトで借りるのを
あたりまえと思っていました。
でも、ネット上にはなくても、
良心的な価格でがんばっている
昔ながらの町のレンタカー屋さんが、
さがせばいくつもあるのだと、
宮古島に来て初めて知りました。


いままであたりまえと思っていたことが、
あたりまえではないような出来事に、
宮古島ではたくさん遭遇しました。
そんなことが、おもしろかったり、
楽しかったり、戸惑ったり。
今思うと、不思議な島でした。^^


(つづく)

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