MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 14 - 「Café RIMSE(カフェリムセ)」でお昼ごはん(2022年6月21日/5日め)

2022年6月21日 ウポポイの「Café RIMSE(カフェリムセ)」で。ペネイモぜんざいをいただきました。(北海道白老郡白老町)


6月21日(火)


「界 ポロト」の日記は終わってしまいましたが、
タイトルに「ポロト湖」とあるとおり、
この連載は、ポロト湖周辺の旅日記です。
なので、もう少しだけ、日記を続けます。



ホテルはチェックアウトしましたが、
もう少しだけ、駐車場をお借りして、
ウポポイをのぞいてみることにしました。


ウポポイは、入場料が1200円。
駐車場代は500円。
ちょっとだけのぞいていこうとしても、
ふたりで3000円は高すぎます。


でも、「界 ポロト」に泊まっている場合は、
ポロトの駐車場に車を停め、
直通の出入り口を通って、
ウポポイの入口まで歩いて行くことが
できるようになっています。
これなら、ウポポイの駐車場代もかかりません。^^


お隣りなので、数分歩くだけで、ウポポイの入り口に到着します。7か月ぶりに、また戻ってきました。^^

博物館の予約状況です。たくさんの人が訪れているようで、10時から15時まで、すべて空きがない状態でした。よかった。^^

いざないの回廊を歩いていきます。

7か月前、同じ回廊を歩いたときの日記はこちらです。(2021年11月7日)
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 53 - ウポポイ①(いざないの回廊、ななかまどイレンカ、歓迎の広場)/ 5435(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

歓迎の広場に来ました。PRキャラクターのトゥレッポんの後ろにあるのが、入場ゲートと国立アイヌ民族博物館です。

右端にあるのが入場ゲートです。ウポポイは、ここから先が有料です。言いかえれば、ここまでは無料なので、今日のお昼ごはんはここのレストランで食べて行こう、と決めていました。^^

前回来た時に食事したのは、この、焚火ダイニング・カフェ ハルランナ。上の写真の中央に写っているお店です。

そのときの日記です。

その隣りには、「ヒンナヒンナキッチン 炎」というフードコートがあります。ここでは、カレー、ラーメン、ハンバーグ、ザンギ定食などがいただけます。


どちらもおいしそうだったのですが、
なにしろ、朝9時から、
充実の朝食を完食しちゃったもので、
あまりお腹が空いてないんです。😂


「ほんの少しだけ
 食べられるようなところがいいね。」
ってことで、ここにしました。


同じ広場にある、「Café RIMSE(カフェリムセ)」。アイヌ伝統料理とスイーツのお店です。

アイヌ料理がたくさんありましたよ。^^


【Café RIMSE(カフェリムセ)】
ウポポイの前身「旧アイヌ民族博物館」の頃より、アイヌ料理を提供してきたお店です。博物館で働いていた職員の方からの直伝でつくるシンプルなアイヌ料理は、非常に人気がありました。
2021年に、ウポポイのオープンと共に、『Cafe RIMSE』としてスタートしました。現在は、登別温泉の温泉旅館を勤め上げた料理長が奮闘し、おいしいアイヌ料理を提供し続けています。

運営しているのは、社会福祉法人ホープ。「白老町手をつなぐ育成会」が母体となり、長く、障害者福祉に貢献してきた法人です。


入口を入ってすぐのところにカウンターがあります。ここでオーダーし、代金を支払います。

内装や家具には、北海道産のナラ材が使われているそうです。

壁には、アイヌ文様刺繍をつなげたパッチワークが飾られています。これは、「みんなの心つなげる『巨大パッチワーク』の会(白老町)」が制作したものだそうです。

メニューの中に、アイヌ料理がいくつもありました。セットメニューには、野草茶が付いています。(画像をお借りしました)
 チェプオハウ(白老産の鮭と野菜のオハウ)
 キナオハウ(厚揚げと野菜のオハウ)
 ユクカツカレー(白老産鹿肉のカツと道産野菜の素揚げ)
 白老育ちの牛と鹿チタタプ風肉団子スープ


どれも食べてみたかったのですが、
残念ながら、あまりお腹が空いてない…。😅
なので、少なめのをオーダーして、
ふたりではんぶんこすることにしました。


道産子野菜カレー。道産野菜の素揚げをトッピングしています。サラダ、漬物、野草茶付き。(800円)

ペネイモぜんざい。ペネイモのお団子がはいっています。(600円) MIYOが小さいころに母が作っていた、「かんころもち」に似ていました。


【ペネイモ】
ポッチェイモ(アイヌ語:potce-imo)とも言います。北海道、樺太などの北方地域に住むアイヌの間に伝わる、ジャガイモを用いた保存食です。アイヌの家庭で日常食として食されていたものであり、現在も作られ、食されています。ペネは、「ぐちゃぐちゃになる」という意味です。ポッチェイモ(potce-imo)は、釧路地方の言い方で、ポッチェは、「ぐちゃっとつぶれる」という意味です。
冬季、土地が根雪に覆われた後に、雪の中にジャガイモを埋めます。イモは雪の中で、凍ったり、融けたりを繰り返すうちに、発酵します。
春の雪融けのころに、雪とともに溶け出した発酵済みのイモの皮をむき、つぶし、水を張った桶等で何度も洗います。澱粉質が沈殿するので、これを漉して乾燥させ、この状態で保存します。食べるときは、保存したイモを水で戻し、練ったり搗いたりして成型し、焼いて食べます。
ジャガイモをくり返し凍結・解凍させた保存食としては、原産地である南米のチューニョがあります。日本でも一般に、「しみいも(凍み芋)」「ちぢみいも」「しばれいも」などが知られており、フリーズドライの原型とも言えます。が、ペネイモの場合、積極的に水分は抜かず、フリーズドライさせません。むしろそのまま発酵させ、水分を多く含んだ状態のものをあく抜きし、絞って水分を抜いてから乾燥させ保存するという点で、違いがあります。


カレーもペネイモも、とてもおいしかったです。^^

お土産物コーナーには、知里幸恵さんのユカラ絵本がありました。


【知里幸恵】
1903年(明治36年)、登別で生まれました。アイヌで初めてアイヌの物語を文字化した『アイヌ神謡集』の著者として知られています。13篇のカムイユカラ(神謡)が収められているこの著作のアイヌ語表記と対訳、及び序文は、現在でも高い評価を受けています。
幸恵が15歳の時に、言語学者の金田一京助が訪れます。アイヌの口承叙事詩“カムイユカラ”を「文字」にして後世に残そうという金田一からの要請を受け、1922年(大正11年)、幸恵は上京し、東京・本郷の金田一宅に身を寄せました。当時幸恵は重度の心臓病を患っていたのですが、翻訳・編集・推敲作業を続け、1922年(大正11年)9月18日に、『アイヌ神謡集』を完成させました。しかしその日の夜、心臓発作のために死去。19歳でした。
アイヌとしての民族意識と誇りを持ち、アイヌ語を伝えるという使命を果たした幸恵は、没後、その著書と、そこにこめられた精神によって、多くの人たちに感銘を与え続けています。


この日は、今回の旅行の最終日で、
東京に帰る日でした。
が、予約してあるのは、
18時30分発のANA 076。
17時ごろに新千歳空港に着けばいいので、
まだまだ時間があります。
(「最終日もめいっぱい観光したいので、
 夜の便を予約してね」と、
 いつも夫から言われております。😂😂)


なので、このあとも観光を続けます。
連載がなかなか終わりませんが、😅
あと少しだけ、おつきあいください。


(つづく)

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