MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでも上州。週末にのんびり歩く群馬 1泊2日のおトク旅 1 - なにもしない旅(2020年11月13日/1日め)

2020年11月13日 「かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠」で。(群馬県吾妻郡東吾妻町)


11月13日


コロナで大変な状況です。
Go Toトラベルも中止になり、
私たちも、
12月と1月に申し込んであった3つの旅行を、
すべてキャンセルしてしまいました。
残念です。
でも、こんな中でも、
過去の楽しい旅行を思い出しながら、
今を乗り越えていければ、と思います。


新しい連載でご紹介するのは、
群馬県です。
今回の旅は短く、わずか1泊2日です。
週末にさくっと出かけた、
近場の旅行です。


旅行に出るといつも、
深い歴史や壮大な自然を堪能する私たちですが、
短い日数に、これでもか、と
行き先を詰め込むスタイルの旅行は、
けっこうハードだし、
いつも、バタバタバタバタと
歩き回ってばかりです。


これは多動夫の旅のスタイルで、
彼にとっては大満足なのですが、
私は、そういうのが、
だんだんいやになってきたんですよね。笑


「夜討ち朝駆け、ごはん抜き」
があたりまえで、
朝から晩まで、歩きっぱなし。
それはそれで、
楽しい旅行ではあるのですが、
時折、ふっと、
どうしてこんなに
 忙しくしなくちゃいけないの?
 どこか一か所に落ち着いて、
 ゆっくりとお茶を飲んで午後を過ごす。
 そんな旅行でもいいのにな…。」
と思わなかったわけではありません。


「特にね。安土城址とかさ。
 普通じゃなかったよね。
 すごい山登りだったし。
 それを、午前中にサクッとこなして、
 そのあとに五箇荘と近江八幡と、
 全部を一日で歩くなんて、
 タイヘン過ぎると思わない?」
と訊くと、夫は、
「オレは別に。普通だから。」
と。


だからね…。
あなたにとってどうか、じゃなくて、
「こんなに歩かせて、
 妻にはたいへんじゃないだろうか。」
って、妻を気遣う気持ちはないのか、
と、私は言いたいわけです。


でも、残念ながら、夫の答えは、
「ない。」
ですね。爆
っていうか、多動ですから。
彼にとっては、これが「普通」なんですね…。


いろいろ考えていると、
だんだん腹がたってきます。(爆)


で、ある日とうとう、言ってしまいました。


なにもしない旅がしたい。
 すごい名所旧跡とか、行かなくていいから。
 なにもないところでいいから。
 週末にふらっとでかけて、
 温泉に入って、おいしいものを食べて、
 お部屋でごろごろして、それだけ。
 でね。
 『あ~、退屈で退屈で死にそう。』
 とか、言ってみたいのよ、たまには。」


それに対して、多動夫は、
「そんな旅行はいやだ」
と言うかとおもいきや、意外にも、
「うん、いいよ。」
と…。爆


そんなわけで、
「週末に、気楽にでかける近場の旅」
が実現しました。
目的地は、群馬県の水上温泉です。


この旅で、はたして、MIYOは、
『あ~、退屈で退屈で死にそう。』
って、言うことができるでしょうか。🤣


なにはともあれ、
「なにもしない旅」のはじまりです。^^
今回は、名所旧跡には行きません(たぶん)。
地味な、地味な、旅です(たぶん)。


まずは初日。
いつもなら、多動夫から、
「朝6時に出発ね」とか言われて、
「夜討ち朝駆け」が始まるのですが、
今回は「なにもしない旅」ですから、
そんなことは許しません。
普通に起きて、朝食をいただき、
朝9時に、のんびりと自宅を出発しました。


あ~、らくちん、らくちん。^^
いいわ~、なにもしない旅。爆


まずは、上里サービスエリアで休憩です。

ここはまだ埼玉県。川越芋きんつばや埼玉つけ麺頑者を売っていました。

そして、地域共通クーポンで購入できる「1000円セット」。旅の最後に、使い切れなかったクーポンを利用してくださいね、ってことですね。^^


少しだけ埼玉気分を楽しんで、
MIYOは車の中で居眠り。
目が覚めると、
車は山の中を走っていました。


美しい紅葉の、山また山。

そんな山の中にある、「かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠」。びっくりしました。ほんとに、周囲には山しかないんです。笑(画像をお借りしました。)

薬師温泉長屋門。「かやぶきの里」の入り口です。


「ね、ここはどこ?
 またどっか、連れて来たの?
 今回は、なにもしない旅、のはずだよね?」
「ここは、ごはんを食べるだけだから。」


本当にそうなのでしょうか?笑


食事だけなら無料ですが、中を見学する場合は、入郷料金500円を支払います。写真は、入郷手形。ん? ごはんを食べるだけだったのでは…?笑


でも、中に入ってみて納得です。
ここ、とにかく広いのです。
今私たちがいるのは、
下の図の、いちばん上の部分。
「薬師温泉長屋門」です。
どうやらこの先に、
いろんなものがあるらしいのです。

長屋門の反対側に出ると、美しい紅葉の山々が続いていました。

古そうな消防車ですね。^^

そこから、「枕木街道」が続きます。全国から集めた、20000本の枕木を使っているそうです。

枕木街道。この階段が、本陣まで、ずうっと続きます。

まずは、枕木街道の手前にある、こちらに入りました。

「蕎麦匠房まくらぎ」です。蕎麦の風味を最大限引き出したお蕎麦を、毎朝手打ちしているそうです。


ちょっとおそめのお昼ごはんを、
こちらでいただくことにしました。


(つづく)

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