コロナでもウポポイ2。札幌を拠点に3人で歩いた、3泊4日の北海道 38 - 小樽市総合博物館運河館(第二展示室)から小樽市総合博物館本館へ(2021年6月28日/4日め)
(2022/01/03 18:24記)
2021年6月28日 小樽運河・浅草橋で。(北海道小樽市)
*同じような写真を掲載していますが、実は、全部違う写真です。同時に何枚か撮ってもらったので、順番に掲載しています。笑(しつこくてスミマセン。)
6月28日
小樽市総合博物館運河館に来ています。
明治26年に建てられた、
「旧小樽倉庫」を利用した博物館で、
建物を見るだけでも、
訪れる価値のあるスポットです。
博物館は、
第一展示室と
第二展示室
に分かれていて、
ここまでに見て来たのは
第一展示室で、展示内容は、
小樽の歴史と深く関わっていました。
【小樽の歴史と第一展示室】
小樽は、①アイヌ文化の長い歴史の後、②江戸時代後半に始まるニシン漁業と、③明治時代以降の港湾整備によって発展した街です。④明治から大正にかけては、北海道の玄関として、また北海道一の経済都市としてその名をとどろかせました。そして小樽運河はその繁栄を象徴する存在でした。
第一展示室では、アイヌの時代から近代までの小樽のあゆみを、さまざまな角度から紹介しています。北海道と本州を結んだ北前船に関する資料、ニシン漁業に関する資料、小樽のまちの変遷を記録した古写真と古地図が主な見どころです。
また展示室後半には、小樽がもっとも華やかであった大正時代の街並みを復元しています。
展示内容は、わかりやすくまとめられていて、
とても見ごたえのある博物館でした。
特に、北前船に関する展示は、
すばらしかったです。
北前船は、物だけではなく、人や文化も運んでいました。関西、北陸、そして東北などの寄港地の文化は、北前船によって、北海道に伝えられていったのです。その寄港地であった小樽は、江戸時代後期から明治中期まで、北海道における文化の上陸地となりました。
小樽という町は、
当時の北海道にとって、最先端の、
キラ星のような存在だったのですね…。^^
つづいて、第二展示室に行ってみました。
こちらでは、
小樽に生息する動植物の展示を中心に、
小樽の自然の姿を紹介しています。
あまり時間がとれなかったので、
こちらはさっくりと、
写真だけ、掲載しておきます。
トドの骨格標本。2006年、小樽市銭函の海岸に漂着しました。雄のトドで、体調は3m20㎝。このような巨大な動物が暮らすためには、たくさんの餌や広い生活空間が必要です。彼らの存在は、小樽の海の懐の深さを教えてくれているそうです。
小樽に生息する動植物
小樽に生息する代表的な種類を網羅した、昆虫標本のコレクションもありました。
縄文時代の人々の暮らし
忍路土場遺跡出土物
第二展示室をかけ足で見学し、
次のスポットへと急ぎます。
…って言ってますけど、
みなさん、お忘れと思いますが、
この日は旅行の四日目。
今日のフライトで東京に帰る予定です。笑
東京に帰る日なのに、
この観光内容の充実ぶり。
(いえ、充実しすぎです。)
アホじゃないかと言われそうですが、
これだけもりだくさんに
あちこち行かなければならないのは、
すべて、企画した多動夫のせいです。😂😂
すみません。あと2か所、行きます。
(↑ウソだろ。)
あきれられていると思いますが、
もう少しだけ、おつきあいください。😅
旧小樽倉庫の中で売っていた、賞味期限の近いお土産。なんと、50%OFFでした! コロナ禍でお土産が売れ残って、どこもたいへんだったのだと思います。絶対に買いたかったのに、あわてて次の場所に移動したので、買いそびれてしまったのが心残りです。笑
…ということで、
小樽市総合博物館運河館を後にし、
夫の運転する車で次に向かったのは、
小樽市総合博物館本館。
この博物館では、
小樽市の歴史と自然
北海道の交通史
科学技術
をテーマとした展示を行っています。
ここでの見どころは、
蒸気機関車「しづか号」をはじめ、
北海道を代表する50両もの鉄道車両が
保存・展示されていることです。
小樽市総合博物館本館。車両が横付けされているのが、おわかりでしょうか。笑
大きくて立派な建物です。
券売所です。交通博物館だけに、入り口は「改札口」となっていました。笑
改札口を入ると、いきなり、蒸気機関車「しずか号」に出会えます。
がんばって写真を撮っています。^^
このとき撮った写真です。
しずか号は、米・H.K.ポーター社が製造したものでした。
開拓便号の模型です。1880年(明治13年)、第1号蒸気機関車「義経号」、第2号「弁慶号」と共にアメリカから輸入された、最上等客車で、当時は「第1号客車」と呼ばれていました。内部には、「飲水器、水洗トイレ、ストーブ、ランプなどが備えられ、中央の両側には鏡がかけられていました。開拓便以外の用途として、明治政府高官や皇族などの専用車両としても使用されました。実物は、現在、埼玉県の鉄道博物館に保存されています。
一等客車い1号。1892年(明治25年)、アメリカから輸入した客車をモデルにして、初めて北海道で作られた一等客車です。台車はアメリカのハーラン・アンド・ホリングスウォース社より輸入しました。当初は貴賓車としても使用されました。1963年(昭和38年)、定山渓鉄道から寄贈され、国鉄の苗穂工場で復元修理を行って復活しました。
中央にストーブがありますね。^^
天井部分の装飾も見事です。
もうね…。
多動夫に引きずり回されたあげくに、
鉄道のコレクションまで見るとは、
思っていませんでしたよ。笑
あまりにも充実しすぎの、
小樽観光です。
次回は、
展示されていた鉄道の数々を
ご紹介します。
(つづく)