コロナでも滋賀県。湖の国(うみのくに)を歩く、3泊4日のおトク旅 24 - 外村宇兵衛邸(2020年9月24日/3日め)
2020年9月24日 五箇荘・外村宇兵衛邸から中江準五郎邸へと歩きました。
9月24日
外村繁邸を出て、次は、
外村宇兵衛(とのむらうべえ)邸に行きました。
外村繁は、外村宇兵衛の分家筋にあたります。
外村宇兵衛は、1802年に、
呉服を中心として、商いを始めました。
その後、
「御幸(みゆき)毛織株式会社」を興し、
東京、京都、横浜、福井に
支店を広げていったそうです。
外村宇兵衛の一族は、1896年頃には、
全国の長者番付にも名前が載るほどの
最盛期を迎えました。
広い家屋には、素晴らしい庭園や、
数々の調度品があり、
当時の堂々たる暮らしぶりがうかがえます。
外村宇兵衛邸。やはり、家の横に水路があります。(画像をお借りしました)
外村宇兵衛邸の入り口は、外村繁邸とよく似ています。入り口を入ると、右手が水屋(川戸)。左手が玄関。一瞬、繁邸に来たのかと錯覚するほどです。^^
水屋(川戸)。外の水路から水を引いています。
まずは、台所へ。
これまた、外村繁邸と似ています。^^
人力車は、五箇荘のイベントで使用するためのものだそうです。
近江商人の写真が残っています。天秤棒の両端に荷をくくり、この格好で行商したそうです。
行商用のてんびんの見本。「てんびん体験」ができます。
そうすると、かかえてみないではいられない人。けっこうな重さだったそうです。
座敷に上がってみました。
広い邸内。いくつもの座敷が続きます。
そして内蔵へ。ここの蔵も、2階に上がることができます。たくさんのお膳や人形がしまわれていました。
内蔵の1階は、「外村宇兵衛資料室」となっています。
御幸毛織株式会社についての資料が展示されていました。
外村宇兵衛の写真。明治天皇の晩餐会に出席したときの大礼服姿だそうです。
行商から始まった近江商人が、
日本で有数の企業を興し、
天皇の晩餐会に出席するまでになりました。
このようなサクセスストーリーは、
外村宇兵衛だけではありませんでした。
このあと、近江商人のすごさを、
さらに知ることになります。
(つづく)