コロナでも滋賀県。湖の国(うみのくに)を歩く、3泊4日のおトク旅 23 - 外村繁邸②と「いっぺき」(2020年9月24日/3日め)
2020年9月24日 うどん屋さん「いっぺき」で。
9月24日
外村繁邸では、蔵を、
「外村繁文学館」として公開しています。
屋敷内からそのまま蔵に入ることができます。
入ってすぐの部屋では、外村繁の年表と著書が展示してあります。(画像をお借りしました)
階段を上がって二階に行きました。ここは、外村繁が梶井基次郎や中谷孝雄などの仲間たちと一緒に作っていた同人誌・「青空」についての展示コーナーになっています。
ガラスケースの反対側には、当時の箪笥や長持ちが並んでいました。
再び、お屋敷の中に戻りました。
座敷の中央にある階段を上がって、
二階に行ってみます。
この階段、3方にあるふすまを全部閉めると、階段が隠れてしまう、という仕掛けになっています。
二階は、どの部屋からも庭の眺めを楽しむことができます。
風鈴についていた短冊です。「風鈴も動いてこそ鐘(銭)が鳴る(成る)」と。江戸時代後期の近江商人、塚本定右衛門の家訓だったそうです。塚本定右衛門は、歴代当主が代々襲名した名称で、総合繊維商社ツカモトコーポレーションの創業家です。
祖翁紅売りの図。塚本定右衛門が夏の暑い日に行商し、休憩していると、風鈴の音を耳にしました。風鈴も動いてこそカネ(金)が鳴る(成る)と気づき、「稼がずにぶらぶらしてはなりませぬ。一文銭も頼む身ならば」の言葉になったそうです。
天井の造りが、部屋ごとに異なっています。この部屋の天井は、東南アジアのお家みたい。^^ 欄間も竹で作ってあり、天井に合っていますね。
二階から見下ろした裏庭と蔵です。蔵と屋敷がぴったりくっついているのがよくわかります。
昼食は、外村繁邸のお向かいにある、
「うどんと喫茶の店 いっぺき」
でいただきました。
もちもちの自家製麺と、昆布と鰹からとったダシが自慢のお店です。
白壁と舟板塀が、いい雰囲気を出しています。
かけうどん(500円)と天ぷら盛り合わせ(450円)をいただきました。テーブルの真ん中には、でっかいアクリルボードが。笑
おうどんも天ぷらも、
とてもおいしかったです。^^
帰宅してからわかったのですが、
「いっぺき」は、就労移行支援事業を行う、
障害福祉サービス事業所でした。
定員6名の、小さな作業所で、
お弁当の宅配なども行っているようです。
そうとは知らずに入ったのですが、
わかっていたら、
もっと高いのを注文したのに。笑
とりあえず、
「食べて応援」できてよかった。^^
がんばれ、いっぺき。
(つづく)