定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 160 - ホーチミンの家(2019年10月21日/51日め)
2019年10月21日 ハノイ・鎮国寺で。
10月21日
鎮国寺まで、ローさんに迎えに来てもらい、
ハノイ市内観光ツアーが始まりました。
私たち3人、ローさん、ドライバーさんの5名という、
プライベートツアーです。
用意された車に乗って、
まずはホーチミン廟へ向かいました。
あいにくこの日は、
ホーチミン廟とタンロン城の休館日だったのですが、
「かわりに、ホーチミンの家に行ってみますか?」
とローさんに提案してもらいました。
ホーチミン廟の近くで車を降りて、
少し歩くと、迎賓館のような、
瀟洒な建物が見えてきます。
ベトナム政府大統領府です。
ベトナム政府大統領府
そのすぐ隣りにあるのが、
ホーチミン廟です。
入り口で荷物のチェックがあります。それが終わると、広場に入れてもらえます。
ホーチミン廟は、その広場の真ん中にあります。
ホーチミン廟
さらに広場を歩いて…、
整備された庭を通り抜けると、ホーチミンの家があります。
1954年から亡くなる1969年まで、ホーチミンが執務を行った大統領府。残念ながら、内部の見学はできません。
この家の内部には、当時の写真や資料が展示してありました。
ホーチミンが使用していた車。
そして、この平屋建ての家の中に…、
1954年から1958年まで、ホーチミンが書斎として使った部屋があります。なぜか、奥には、ガラスケースに入った日本の人形が置いてありました。
大きな池を左に見ながら歩いた先に…、
また別の家があります。晩年のホーチミンに、みんながプレゼントした家だそうです。
ローさんといっしょに。
高床式になっていて、居住スペースは2階部分のみです。
部屋の中にははいれないのですが、ホーチミンが使っていた机やベッドなどを見ることができます。
質素な暮らしを好んだというホーおじさんは、
ここで、穏やかな晩年を過ごしました。
若いころには、
恋人がいたこともあったようですが、
生涯、結婚することはありませんでした。
周囲から、
「結婚し、子どもをもうけては」
と勧められると、
「子どもはもういます。
国民みんなが、私の子どもです。」
と答えたそうです。
(つづく)