MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 159 - 鎮国寺を歩く(2019年10月21日/51日め)

2019年10月21日 ハノイ・鎮国寺で。門が開くのを待っています。


10月21日


朝7時前になったので、
カフェから鎮国寺に向かって歩き始めました。


幻想的な風景に、心魅かれます。湖畔で気功をする人もちらほら。

門の前には、すでに大勢の人が集まっているのが見えました。

ベトナムの人は、こうして全員で連なって写真を撮るのが大好き。^^

私たちもすぐそばで、開門を待ちました。


7時になったので、
門が開くのを、
ワクワクしながら待っていました。


MIYOは、9月に、
ここまで歩いてきたことがあったのですが、
そのときはちょうどお昼休みで、
中に入ることができませんでした。
今回は、初めて中に入れるということで、
楽しみにしていました。
ところが…。



門が開きません(苦笑)。
じりじりしながら待ちましたが、
いっこうに開く気配がありません。


ついさっきまで、
大勢の人が待っていたのですが、
みんなあきらめたようです。
気がつくと、誰もいない門前で、
私たちだけが残っていました。


夫は、いつものように、
否定的な発言を始めます。


「今日は休みなんだよ、きっと。
 門が開きそうな気配がないし。
 みんな、あきらめて帰っちゃったし。」


おかしいなあ…。
休館日のはずはないんだけど。
と思いましたが、
門はしっかりと閉ざされたままです。


「開かないんだから、しょうがない。
 もう行こうよ。
 ローさんが来る時間まで、
 あと15分しかないし、
 中を見るのは、もう無理だよ。」


と夫に言われ、
いったんその場を離れ、
湖畔の道路を散策し始めました。


でもやっぱり、あきらめきれない、MIYO。
もういちど振り返り、
目をこらして、お寺の門を見ると…。


あっ



門が、開いていました…(爆)。


なんでもあっさりとあきらめ、
次のことに行ってしまう、夫。
だめと思っても最後まであきらめず、
くいさがって、
結局なんとかしてしまう、妻。笑


たかが鎮国寺なのですが、
夫婦のこれまでの生き方が、
如実に表れた瞬間でした(苦笑)。


いろいろ思い出すと、
腹が立ってくるので、
このへんでやめておきます…。


時間は、7時15分を過ぎています。
本当は、7時に開くはずなのですが、
15分くらい遅れても、ベトナムでは、
誰も気にしないのでしょう。


ローさんとの待ち合わせ時間まで、
10分ちょっとしかありません。
あわてて、門の中へと入りました。笑


門をくぐると、左手に塀が続いています。

塀の向こう側に見える、仏塔。うわっ 近い。^^

塀の内側に入りました。仏塔が、さらに近くなりました。

タイ湖と、美しいフォルムの仏塔。ハノイの中でも、私が特に好きな場所です。^^


「ほんとにあなたは、辛抱がたりない。
 私があきらめなかったおかげで、
 中に入れたのよ。
 わかってるの?」
と、恩着せがましく、夫に言いたくなりました。笑


でも、この日の夫は、
家族全員の荷物がはいったかばんを
ひとりで持ち歩いてたし、
それを見て、
「今日のところは、これくらいにしといたるわ。」
と、思いなおしたMIYOです。


妻が内心腹を立ててるとはつゆ知らず、相変わらず極楽とんぼの夫です。


お寺の中を駆け足で見学し、
急ぎ足で、門まで戻りました。
ここから少し離れたところにあるお土産物屋さんで、
7時半に、ローさんと待ち合わせていました。


時刻は7時29分です。
あわてて門をくぐり抜けたら、
なんとそこに、ローさんが立っていました。^^


少し早めに到着したローさんは、
私たちがお寺から出てくるのを、
門のところで待っていてくれたのです。


ほんの二日、会わなかっただけですが、
なんだかとても久しぶりに会ったような気がします。
ローさんの顔を見て、
ほっとすると共に、
ああ、ハノイに帰ってきたんだな、
と、うれしくなりました。


このとき、ローさんが撮ってくれた写真です。


さて、行きも帰りも夜行列車で、
3泊4日のサパの旅から戻った私たちですが、
夫と長女は、この日の深夜便で、
日本に帰ることになっていました。
サパからいっきに日本に帰るわけで、
ほんと、もう笑うしかないような、
弾丸ツアーです。


ベトナムの最終日となったこの日は、
ハノイ市内観光をすることにして、
あらかじめ、そのアレンジを、
ローさん、タムさんに
お願いしてありました。


お願いしたツアーは、
MIYOが勤務するJVTA社で催行している、
「ハノイ市内観光ツアー・ひとり8200円」
というものです。


このツアーは、その前の週に、
兄夫婦が参加したツアーと同じものなのですが、
ツアーの内容が、現地事情によって、
若干変わっています。


ガイド役は、前回と同じく、
ローさんが務めてくださいました。
この日は、他に申し込んだ人がいなかったので、
お客は私たちだけです。
ローさん、ドライバーさんと、
私たち3人と言う、
プライベートツアーになりました。^^


朝7時半から、空港に出発する夜9時まで、
なんと、全13時間半のツアーです。(笑)
最後の最後まで、
めいっぱいハノイを楽しもうという魂胆です。笑


ということで、次回からは、
ローさんといっしょに歩く、
ハノイ市内観光ツアーを
ご紹介いたします。


「ホーチミンの家」で、ローさんといっしょに。


(つづく)

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