ガンになって、休職中 ② - 産業医面談で、女医の天然ぶりにがっかりする。
小学校入学から9年間、登下校はスクールバスを利用しました。利用する生徒は10人以下なのに、やってくるバスは、観光バスのような、大型バスでした。(全盲難聴・のんたん 7歳。朝、スクールバスの前で。)
産業医との面談日は、3月7日に決まりました。
当日は、せっかくの外出なので、面談のついでに、
美容外科でレーザートーニングをやってもらい、
そのあと、フェイシャルエステにも行ってきました。(笑)
ガンの手術、抗がん剤と、いっぱいいっぱいの毎日を送っているうちに、
「もう、お顔のシミなんて、どうでもいいわ」
なんて思っていたのですが、
ようやく、久しぶりに行ってみようかな、という気になったわけです。
美容外科とエステをはしごして、(←どこが病気なんだか。笑)
指定された午後3時に、ようやく、田町の本社ビルへ。
通された部屋で待っていると、ほどなく、産業医の登場です。
自慢じゃないけど、私の病気休職は、これで3回目です。
復職前の産業医面談でどんな話がでるか、なにを聞かれるか、など、
もうよくわかっています。
「過去2回がそうであったように、
働き盛りをちょっと過ぎたような年配の、
落ち着いた感じの医師が出てくるのかな。」
と思っていました。
ところが。
やってきたのは、
30歳くらい?と思われるような、若~い女医さんでした。
そして彼女は、椅子に座るなり、こう言ったのです。
「卵巣浮腫で、手術したんですね。」
へっ? それ、なに?
「卵巣浮腫」なんてことばを、初めて聞きました。
私って、そんな病気だっけ?
とまどいながら、
「よく、わかりませんけど…。
一応、卵巣ガン、と言われて手術したんですが。」
と答えると、
「そうですか…。」
女医さん、そのまま黙ってしまいました。
そのときになって、初めて気がつきました。
この女医さん、「卵巣嚢腫」を、「らんそうふしゅ」と、
読み間違えてるんですね。
なんてこった…。
いくら若いからって、これはないだろう、とがっかり。
でも、この人に治療してもらうわけでもないし、
と気を取り直して、面談続行です。
次に彼女、
「復職前の診断書は、提出していますか?」
ですと。
「診断書を総務課に郵送したから、産業医面談日が決まったんでしょ。」
と、言いたかったけど、
もうこの人に言ってもムダだなあ、と思い直し、
「はい、送りました。」
とだけ答えました。
「せめて、私の診断書があるかどうかくらい、事前に確認しておいてね。
目を通しておいて、とまでは言わないからさ。」
と思いましたけどね。(苦笑)
その後は、
・体調はどうか。
・困っていることはないか。
・今後の通院の予定は。
・時短勤務の希望は。
などを聞かれました。
病気休職から職場復帰する場合、
希望すると、時短勤務をさせてもらえます。
勤務時間が短くなるのはうれしいのですが、
時短した分、お給料からしっかりと差し引かれます。
それがいやなので、時短勤務は希望しませんでした。
最後に、残業のことを聞かれました。
もともと、残業はほとんどない職場なのですが、
「当面、残業はさせない」ということを、
産業医から復帰する職場に伝えてもらうことになりました。
(「残業禁止」の申し送りは、これまでの面談でも、
必ず、医師から提案していただきました。)
こんな感じで、面談はあっさりと終了しました。
ほんの5,6分だったと思います。
なんの問題もなく終了してしまったので、
これで、3月21日からの職場復帰が決定したことになります。
あーあ、とうとう、働かなくちゃいけないんだ…。
職場に戻れてうれしい、というよりも、
休職生活が終わってしまう残念さで、気持ちが沈みます。
職場復帰できるまでに回復したんだから、よかったと思わなくては。
…ってことは、よーくわかってるんですが。(苦笑)
「ガンになって」シリーズを、
http://limings.sweet.coocan.jp/miyo01/miyo1701.html
でご紹介しています。
MIYO'S WEBSITE(全盲難聴の、のんたんの育児記録)
http://limings.sweet.coocan.jp/
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