4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 84 - トゥイタイン村① 烈士廟とタイントアン橋(2023年6月20日/7日め)
(2023/10/18 19:00記)
2023年6月20日 タイントアン橋で。
6月20日(月)
充実の朝ごはんを終えて、
今日のアクティビティを開始します。
朝8時に、ホテルまで迎えの車が
来てくれることになっていました。
この日は、一日かけて、
トゥドゥック帝廟
カイディン帝廟
ミンマン帝廟
に行くつもりでした。
どれも有名な観光スポットですが、
まあ…。
グエン朝皇帝のお墓めぐりですね。🤣
日帰りの団体ツアーなら
いくらでもあるのですが、
ふたり分で、20000円くらいになります。
簡単に周れるような距離ではないので、
それはそれで仕方ありません。
「いろんなサイトを調べて、
いちばんお安いところに申し込もう」
と考えていたところ、
アゴダでこんなのを見つけてしまいました。
「フエの必見スポット7か所を、英語を話すドライバーが案内します。」というアクティビティ。なんと、8115円です。
ふたり分で16230円。
どこよりも安いわ~。
…と思って申し込んだら、
なんと、ふたり分で8115円でした。
激安です。🤣
これはつまり、タクシーを一台、
貸し切りにするようなイメージですね。
専用車で、7か所を8時間かけて周る、
…というプランです。
「朝8時にホテルに迎えに行きます。」
というメッセージを、前日にもらったので、
8時少し前にホテルのロビーで待っていたら、
時間どおりに、
ドライバーさんが来てくれました。
こんな車です。車体には、「輸送協同組合」というマークがあります。組合が運営するツアー会社なのか、ドライバーさんが組合から車をレンタルしているのか、よくわかりませんが、きれいな車でした。^^
この日一日お世話になった、ドライバーのチャンさん(Trần Anさん)。この写真はツアーの最後に撮ったものです。
「チャンさん、誰かに似ている…。」
と、ずっと気になっていたのですが、
ほどなく思い出しました。
韓国のイケメン俳優、チョン・ウソンに、目が似てました。(ファンに殺されそうだな。)
韓国のチョンさんならぬベトナムのチャンさんの運転で、朝8時にホテルを出発。
まずはチャンさんに、
「7か所の予定でしたが、
王宮には昨日行ってしまったので、
省いてください。
合計6か所でお願いします。」
と話しました。
代わりにどこかを追加してもらう、
ということも考えたのですが、
やめておきました。
結果的には、
6か所に減らしておいて正解でした。
だってこのツアー、
すごくたくさんのスポットを含んでいて、
超過密スケジュールだったのです。🤣
(我が家にはぴったりのオトクツアー。笑)
ここからは、チャンさんの運転におまかせして、私たちは車に乗っているだけ。ラクチンです。^^
15分くらいで、ひとつめのスポットである、トゥイタイン(Thuy Thanh)村に到着しました。
【トゥイタイン村(Thuy Thanh)】
フエ市中心部から西に約8kmのところにあり、「伝統的な暮らしを守る村」として知られている村です。人口は約8000人。村の8割が農地で、米の単一栽培を行っています。年間米収量は60〜80トン/ヘクタール/年に達しており、一人当たりの平均収入は 年間 5000万から 5200万ドン(約26万円)です。小さな村ですが、人々の生活は安定しており、フエ郊外の穏やかな農村の風景を見ることができます。
「ここから先は車で入れないので、
ふたりで歩いて
博物館と橋を見て来てね。^^」
とチャンさんに言われ、車を降りました。
このツアーには、
ガイドが含まれていないので、
各スポットに着いたら、
あとは自分たちだけで歩きます。
川沿いの道を歩いていると、とても立派な建物がありました。
フエ王宮で見た、壊れかけた太廟よりも立派な気がします。😅
"Đền thờ liệt sỹ"と書いてあるのを翻訳してみたら、「戦争で亡くなった兵士たちのための烈士廟」とありました。なるほど、立派な建物なのもうなずけます。こんな静かな村ですが、ベトナム戦争の激戦地だったようです。
廟の中に入ると、祭壇には、ホーおじさんの写真が掲げられていました。両側の碑には、戦死された方々の名前が刻まれています。すごい数でした。
さて、タイントアン橋が見えてきました。「日本橋」と言えばホイアンが有名ですが、こちらは「フエの日本橋」として有名なスポットです。
【タイントアン橋(Cầu ngói Thanh Toàn)】
トゥイタイン村の中にある、瓦屋根の木製アーチ橋です。ベトナムの古橋の中で最も芸術的価値が高いものとされており、1990年、文化省によって国家文化財に認められました。ホイアンにある「日本橋」に形が似ているため、「フエの日本橋」とも言われています。長さは約19メートル 、幅約6メートル。橋には屋根があり、ガラスタイルで装飾されています。
最初の橋は、1776年に、中国系のチャン ティ ダオ夫人によって建設されたと記録されています。彼女には子どもがいなかったため、異国で死んでも自分の墓を守ってくれる人がいない。」と悩みました。そして、自分の死後、村人が自分のことを覚えていてくれることを願い、資産を投じて橋をかけたのだそうです。橋はその後、嵐、洪水、戦争によって何度も破壊されました。しかしそのたびに、村の人々が協力し、修復、装飾、保存を行ってきました。現在、村では毎年フエ祭りが行われており、チャン・ティ・ダオ夫人の霊を祀る行列ができるそうです。
タイントアン橋は、二つの川の合流地点にかかっています。
まずは右側から。
そして左側。
中に入ってみます。
美しい木造の橋。両側に台と手すりが設置されていて、腰かけて、休憩することができるようになっています。
こんなふうに。^^
川につながれた小舟には、花が飾られていました。この舟に乗って、川を遊覧することもできるようです。
(つづく)