MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 57 - ラマンエクスプレス③ 車窓から夜明けを眺める。(2023年6月19日/6日め)

2023年6月18日 列車は、ドンホイ駅で停車しました。


6月19日(月)


旅の6日めになりました。


朝5時。
揺れるキャビンのベッドで目が覚めました。
前夜、早い時間に寝たので、
早朝に目が覚めてしまったようです。
二度寝することもできたのですが、
窓の外を見ると…。


朝焼けで、空が染まっていました。

わぁ…。

目の前に広がる水田。そしてその向こうに連なる山々。

なんだか、このまま寝るのがもったいない気がして、ベッドに座ったままで、ゆっくりと変わっていく窓の外の景色を、ぼんやりと見続けました。

窓ガラスにぴったり貼りついて、隣りの線路も撮ってみました。笑

景色は、右から左へと、どんどん流れて行きました。これはどうやら、大きな川のようです。

川と線路のあいだには、畑が続いていました。

川に浮かぶ漁船も見えます。^^

日の出が、始まろうとしています。

川が朱色に染まっていました。その水面では、現れてはすぐに視界から消えていく、いくつもの漁船たち。

舟が、近くまでやってきました。

日の出は、雲にさえぎられて分断され、ちょっと残念。

すっかり明るくなりました。この頃から、人家が見え始めました。

そして、地平線までずうっと続く水田。やはりベトナムは、お米の国です。^^

ベトナムの、農村の朝です。


あたりがすっかり明るくなるまで、
結局、窓の外の景色を、
1時間半も見続けていました。笑(アホ)
本当は、この2倍くらい写真を撮ったのですが、
全部掲載できなくて残念。


このとき列車は、ヴィンからドンホイの間を走っていたようです。地図を見ると大きな川があるので、たぶんそのあたりじゃないか?と思います。

さて、待望の朝ごはんです。😄

お水のボトルは、ラマンエクスプレスのオリジナルでした。^^

VINAMILK という乳飲料と、マンゴーケーキ。おいしかったです。^^

デザートのバナナは、キャビンの外に出て。通路で、外の景色を眺めながらいただきました。

多動夫は、相変わらず車内をウロウロ。「洗面所の写真は、私が昨日撮ったから撮らなくていいよ。」と言ってもききません。自分が写り込んだのを撮りたかったようです。🤣 右は給水機。お湯も出ます。

6時30分。列車が停車しました。GA DONG HOI とあります。ドンホイ駅です。^^ ここには国立公園やベトナム最大の洞窟があるそうで、実は世界遺産に登録されています。


【ドンホイ】
ベトナム中部の旅行では、ダナン、ホイアン、フエが人気です。が、そんななかでドンホイは、隠れた人気スポットとなっていて、今や、冒険好きな欧米人が集まる新しいデスティネーションとして、
人気が急上昇しています。彼らの目的は、世界遺産に登録されているフォンニャ・ケバン国立公園内にある、ベトナム最大の洞窟を探検することです。
さらに、ドンホイからフエに南下する途中には、「北緯17度線」があります。この周囲は、ベトナム戦争の激戦地で、ベトナムの歴史上で最も重要な場所のひとつとなっています。「北緯17度線」
は、ベトナム戦争時に国を北と南に分断した、軍事境界線でした。東西に流れるベンハイ川を境に国が分裂してしまったため、そこに架かっていたヒエンルオン橋は、22年もの間渡ることのできない橋でした。北と南で離ればなれになってしまった家族も多くいたそうです。現在は、橋の周辺は記念公園になっています。当時の姿を今も残すヒエンルオン橋を、今では誰でも自由に渡ることができます。


このときはですね。
自分たちがあとでそこを訪れるなんて、
全然わかっていなかったんですよ…。😅
なので、ただぼんやりと、
見知らぬ町の駅をながめていました。


朝早いせいか、構内はひっそりとしていました。

誰もいません。停車時間も短く、列車はすぐに動き始めました。

駅を出てまもなく、ヨーロッパの水道橋のような橋が見えました。ドンホイには、旧城壁門やドンホイ要塞が今も残っているそうなので、その名残りなのかもしれません…。

棚に置いてあった、乗務員の帽子。


ラマンエクスプレスに乗る、
ベトナム統一鉄道の旅。
フエまでは、あともう少しです。


(つづく)

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