コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 33 - 臨江閣①(2023年1月18日/3日め)
2023年1月18日 臨江閣で。(群馬県前橋市)
1月18日(水)
16日に訪れた前橋市ですが、
Nさんに会いたくて、
2日後にまた戻ってきました。^^
前橋を再訪するにあたって、私も夫も、
「ぜひ訪れたい」
と思っていたところがあります。
それは、臨江閣(りんこうかく)です。
【臨江閣】
明治期における、近代和風建築の大型迎賓施設です。所在地は、旧前橋城の一角の景勝地(群馬県前橋市大手町)です。本館、別館、茶室で構成されており、いずれも、内外ともに簡明な和風の意匠でまとめられています。(国の重要文化財)
本館は、1884年(明治17年)に、当時の群馬県令・楫取素彦(かとり もとひこ)や市内の有志らの協力と募金により、迎賓館(賓客の接待施設)として建てられました。また茶室は、侘びに徹した草庵茶室で、京都の宮大工・今井源兵衛によって、同じ年に完成しました。書院風建築の別館は、その26年後の1910年(明治43年)、一府十四県連合共進会の貴賓館として建てられました。
臨江閣の建設背景を知るための資料は、現在も残されています。そのため、明治期の地方における迎賓施設の展開を理解する上で、高い価値を有する建造物となっています。
前橋市に行ったら、ぜひ訪れたいところ。
それが、臨江閣だったのです。
ところが、私たちが前橋を訪れたのは、
月曜日(休館日)でした。
日本全国に共通していますが、
通常、月曜日というのは、
施設がお休みになっていることが多いのです。
なので私たちは、月曜日の旅行を、
基本、避けるようにしています。
今回の旅では、最大の目的であった積善館を
まず一番に予約したのですが、
ほとんどの日は、既にいっぱいになっていて、
かろうじて予約できたのが、17日(火)でした。
「その前の日に、どこかでもう一泊しよう」
と考えると、
旅のスタートが月曜日になってしまいます。
「月曜日に旅行すると、
いろんなところで支障がでる」
というのは覚悟の上でした。
それでも、臨江閣が休館日だったというのは、
これは痛手でした。
旅行の初日に、群馬県庁32階の展望ホールから見下ろしたときの景色です。(2023年1月16日)
このときは、あえて何も書かず、
写真だけを掲載しましたが…。
実は、上の写真のど真ん中にあるのが、
臨江閣なのです。
かつて前橋城があった広大な土地は、現在、公園や多目的アリーナなど、様々な公的施設として利用されています。その一角で、臨江閣は今も美しい姿を見せていました。
み「ね、あそこ。あれが臨江閣だよね。」
夫「あ、そうみたいだなあ。」
み「休館日とは、残念だったね。
行きたかったねぇ…。」
展望ホールの上から、ふたりでしょんぼりと、
臨江閣を眺めました。😔
でも、
「前橋市は近い。また来ればいいよね。」
…という結論になり、気をとりなおしました。
その前橋に、2日後にまた戻ってくるとは、
まさか思っていませんでしたが。🤣🤣
あこがれていた、臨江閣に到着しました。😂😂
「開館中って書いてあるね!」などと喜ぶMIYO。笑
中央の大きな門は閉ざされていますが、左側の小さな入口から入ることができます。
うわぁ…。入口からは、こんな姿が垣間見えます。はやる気持ちを押さえられません。笑
臨江閣です。ようやく、来ることができました。いきなり、錚々たる姿を見せてくれましたが、実はこれは別館です。
その右奥にある、こちらの建物が本館。
さらにその右側にある、茶室。
ひっそりとした、いい雰囲気です。
美しい屋根瓦も見逃せません。
茶室の扉は閉ざされていましたが、ガラス越しに中をのぞくとこうなっていました。笑
さて。
ここまでの写真の多さからしても、
私たちがどれだけ舞い上がっていたか、
容易に想像していただけると思います。笑
まだまだ、序の口ですよ。^^
これから時間をかけて、
内部をゆっくりと歩きます。
臨江閣別館の玄関です。見学者は、ここで靴を脱いで、中に入ります。
鬼瓦の細工が見事です。
玄関を入って左側の写真です。見た目はレトロなままですが、内部は職員の方々の事務エリアになっています。
そしてこちらは右側。この先に、本館があります。
別館と本館をつなぐ渡り廊下です。明治43年に造られ、市指定重要文化財になっています。この長い通路を歩いていくと、本館の内部に入ります。
次回は、臨江閣本館の中を歩きます。
(つづく)