MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 24 - 積善館⑥ 山に並ぶ宿と、鏡の廊下(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館・本館で。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


積善館の本館を出て、赤い慶雲橋を渡り、
敷地の外にでました。



探索はここで終わるのかと思いきや、
多動夫が、周囲を歩いてみたいと言うので、
仕方なく、MIYOもつきあって歩きました。


古いお店がありました。名前は「よろづ屋商店」。かつて、四万温泉がもっとにぎわっていた頃に営業していたと思われます。今は空き家のようです。

商品は、食料品、はちみつ、温泉下駄、そば粉など、看板の文字に年季が入っています。「温泉でバターを買ってどうするんだろうね?」と話し合いました。笑

積善館の隣りの敷地に建っている温泉旅館「四万たむら」。創業1563年の老舗旅館です。茅葺屋根がすてきです。^^


【四万たむら】
たむらの祖・田村甚五郎清政が四万温泉に来たのは、1563年(室町時代永禄6年)でした。甚五郎清政は、吾妻の岩櫃城六代目城主斉藤越前守基国に使えていました。が、1563年、武田勢に攻められ、北上する城主の行先を守るため、四万にとどまり、追っ手を防ぎました。
甚五郎は、そのままこの地に土着したのですが、四万川の中なら湧出する温泉を発見したことにより、湯宿を始めました。これが、四万温泉の始まりと言われています。


ここまで歩いて行き止まりになったので、
引き返しました。
ここで積善館の方を見ると…、


積善館の3つの建物が一望できました。山の斜面に整然と並んでいます。


一番手前にあるのが本館
中腹で、樹々に隠れているのが山荘
そして一番高いところにあるのが、
佳松亭です。


積善館の館内にあった写真です。3つの建物がきれいに並んでいます。秋にはこう見えるんですね。^^

こちらは現在(冬)の積善館。趣の異なる3つの建物は、トンネルや廊下でつながっています。


山の斜面に並ぶ積善館を眺めながら、
のんびりと歩きました。
多動夫はそのまま、
川下の方まで歩いて行ったのですが、
つきあいきれないので、笑
ひとりで行ってもらいました。


夫が撮ってきた写真です。「河原の湯休憩所」があったみたいです。笑

お土産物屋さんが並ぶバスターミナルまで歩いて行って、ようやく気がすんだようです。🤣🤣

MIYOは、積善館の写真を撮りながら、夫が戻ってくるのを待ちました。夕暮れ時になり、元禄の湯がある建物「前新(まえしん)」に、ふんわりと灯がともっています。

いい感じです。^^ 宿の前を流れる新湯川に架かっているこの橋は「慶雲橋」と言いますが、「千と千尋の神隠し」のモデルになったのでは、と言われています。

映画に出てきた、「油屋」へと繋がる赤い橋です。そう言われれば、なんとなく、似ていますね。^^

中央に写っているのは、積善館の前新です。右手にある向新と、廊下橋でつながっています。


【積善館の前新】
1930年(昭和5年)に建造されました。1階が鉄筋コンクリート造の浴室「元禄の湯」で、2階3階は木造の客室になっています。浴室部分に連続するアーチ窓がハイカラな印象を与え、宿泊客に親しまれています。


「元禄の湯」の上に
宿泊する人もいるんですね。😮
本館では、内部も、
当時の佇まいをかなり残しています。
なので、「バストイレなし」となるのも
しかたがないですね…。^^


さて、本館の探索も終わったので、
これでお部屋に戻ってひとやすみ。
…のつもりだったのですが、
多動夫、今度は、
「佳松亭に行きたい。」
と言いだしました。😂😂


さっき佳松亭でチェックインしたでしょ。
もう見たでしょ。

…と言いたいところですが、
そうはいかないんですよね。😭😭


ということで、お部屋に戻ることなく、
山荘を素通りして、
今度は佳松亭に行きました。😭


山荘から佳松亭に行く通路上に、「鏡の廊下」があります。幅10㎝くらいの細長い鏡が、壁にいくつも埋め込まれています。(右端に写っているのは、その一枚です。)

光が鏡に反射し、柔らかな光に包まれたような空間を演出するのだそうです。そして、その壁には、独特のテイストの絵が、いくつも飾られていました。

自閉症の画家、太田宏介さんの作品だそうです。(画像をお借りしました)

夫はこういうテイストが大好き。しきりに感心して、写真を撮っていました。


たしかに、あったかくて、
いい雰囲気の絵だな、と思います。
そして、夫が好きそうな絵だな、とも。笑
この絵がいい、というのは、
私もわかるのですが、
時々、夫のシュミには驚かされます。


北海道のウポポイに行ったときに、
特別展で、世界各地の不思議な人形に、
夫が大喜びしていたのを思い出しました。


ナイジェリア・ヨルパ族のビーズ人形。こういうのが大好きな夫は、もううれしがって、前から後ろから、周囲をぐるぐる回って、写真を撮りまくっていました。🤣🤣

これは、パプアニューギニアのタカラガイのお面。「夫はこういうのが大好き」とわかった時点で、結婚はやめておくべきだった、と思うこのごろ。😔😔

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 57 - ウポポイ⑤(国立アイヌ民族博物館 - 特別展「ビーズ」③ / 世界はビーズであふれていた。)(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


この人の頭の中にはビーズ人形が住んでいるのか?…と思うこともあります。🤣🤣


ああ、また脱線してしまいました。😅
次回は、佳松亭の中を歩きます。


(つづく)

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