MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
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コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 23 - 積善館⑤ 本館・元禄の湯、玄関と外観(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館・本館で。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


本館の庭を歩き、湯車を見て、
歴史資料館のあるところまで戻りました。


歴史資料館のとなりには、
さらにもうひとつの見どころがあります。
それは、「元禄の湯」です。


【元禄の湯】
積善館には、貸切風呂も含めて5つの温泉浴場があります。
 ・元禄の湯
 ・杜の湯
 ・岩風呂
 ・山荘の湯(貸し切り風呂)
 ・積(貸切風呂)
(居室に付いている温泉風呂などは含んでいません。)
中でも、昭和5年に建てられた「元禄の湯」は、国の登録有形文化財になっており、レトロモダンな造形が魅力的なことで知られています。男湯と女湯のそれぞれに5つの浴槽があり、すべて源泉掛け流しです。

本館の正面玄関脇にあり、宿泊していない人でも日帰り入浴ができます。


「元禄の湯」です。この写真は夜になってから撮ったので、昼間よりもさらにいい雰囲気を醸し出しています。^^

「元禄の湯」の手前にある、飲泉所です。温かいまま飲むと下痢に、冷やして飲むと便秘に効果があるとされています。紙コップも用意されていて、自由に飲むことができます。

通路の左側にあるのは、先ほど見学した歴史資料館。

そして通路の右側が元禄の湯。左が女湯で、右が男湯です。アーチ型の窓がすてきですね。^^

夫が、男湯の方をのぞいてみました。運よく誰もいなかったので、写真が撮れました。

暖簾をくぐって扉を開けると、いきなりこんな感じ。手前には、小さな脱衣スペースがあるだけです。洗い場がないので、石鹸やシャンプーを使って体を洗うことはできません。ちなみに、右奥に見えるトンネルのようなものは、サウナだそうです。^^

元禄の湯は、宿泊していない人も利用できます。日帰り入浴料は1500円。タオルなどの入浴セットは、「番頭部屋」の横にある販売機で購入することができます。


元禄の湯を通り過ぎて、
本館の外に出ました。
次はいよいよ、建物の外観を眺めます。


まずは玄関。このガラス戸の奥に、番頭部屋(フロント)があります。この玄関は、昭和に入ってから造られたものだそうです。

そのまま、ずずーーっと後ろに下がると、こうなります。これが積善館の本館です(群馬県重要文化財)。日本最古の湯宿建築。はじめは2階建てでしたが、その後3階建てに増築されました。

玄関の左手には、さらに別棟が増築されています。

玄関のある部分の後ろで、樹木越しに見えている建物があります。これが、私たちが宿泊した山荘です(国登録有形文化財)。

本館のある側から積善館エリアに入るには、この赤い橋(慶雲橋)を渡らなければなりません。橋の向こうに見えているのは、さきほど見学した元禄の湯がある建物「前新(まえしん)」です。

1階の浴場部分には、アーチ型の窓が並んでいますね。^^

そこからさらに、廊下橋が延びています。これは、川(新湯川)を越えて別棟「向新(むこうしん)」に行くための通路です。

新湯川の反対側にある別棟、「向新(むこうしん)」です。向新は、1970年(昭和45年)ごろまで、客室として使用されていたそうです。その後は、従業員の寮として使用されたようです。

吊るされている、鉄製提灯のかわいらしいこと。^^

この歴史ある建物は、現在、茶屋として利用されています。「薬膳や 向新(むこうしん)」です。

「薬膳と温泉が癒す力でカラダの内から外からも満たされ温まる」ことをコンセプトにした茶屋だそうです。積善館の建物をガラス越しに眺めながら、お茶や薬膳粥を楽しむことができます。(残念ながら、この日は休業日でした。)

300年という年月を重ねながら、どんどん大きくなっていった、積善館本館。

そのすべてを一枚の写真に収めようとしたのですが、これがせいいっぱいでした。^^


300年の歴史を紡ぐ、積善館。
そのお話は、まだまだ終わりません。


(つづく)

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