MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 57 - ウポポイ⑤(国立アイヌ民族博物館 - 特別展「ビーズ」③ / 世界はビーズであふれていた。)(2021年11月7日/5日め)

(2022/05/12 15:20記)

2021年11月7日 ウポポイ・ユニフォームを着たスタッフの方々と。(北海道白老郡)


11月7日(日)


ウポポイの特別展「ビーズ」を見ています。
第一話は首飾り。
第二話は衣服でした。
第三話の今回は、
さらに不思議な方向に行ってしまいます。


ナイジェリア・ヨルパ族のビーズ人像。全部ビーズでできています。

これは、製作途中のビーズ人像の一部。拡大してご覧ください。びっしりと、細かいビーズが埋められています。

こういうのが大好きな多動夫は、もううれしがって、前から後ろから、周囲をぐるぐる回って、写真撮りまくってます。🤣🤣


もしかしたら、夫の頭の中にも、
こういうビーズ人像が住んでいるんではないか、

と、最近思ったりします。😔


高さ約2メートルになる「神像付きの椅子」。パプアニューギニアの山奥にある村の神様です。神様の顔の周りには、タカラガイなど、たくさんの貝が付いています。説明には「椅子」とあるのですが、これのどこに座ればいいのでしょうか。

「夫はこういうのが大好き」とわかった時点で、結婚はやめておくべきだった、と思うこのごろ。😔😔


【タカラガイ】
インド洋や太平洋の熱帯から亜熱帯の海域に生息しています。採取された貝は、中国の奥地やアフリカへ運ばれ、内陸部では貨幣や装身具として珍重されました。

欧州の奴隷商人は、アフリカの王や商人との取引に貝殻を使い、1680年代には奴隷1人当たり貝殻1万個、1770年代には15万個に相当したそうです。


ハナビラタカラガイはインド洋や太平洋から中国やアフリカへと運ばれ、こんなふうに使われました。

コンゴ・レガ族(左)とクパ族(右)の仮面。拡大してみると、タカラガイがびっしりと埋め込まれているのがわかります。

これはカメルーンのビーズ像。普通はこう撮るのでしょうが…、

夫が撮るとこうなる。😵😵


写真はその人の心が撮る、
とは、よく言ったものです…。😔


中南米のビーズの数々。独特の色彩です。

ビーズで刺繍された布も展示されていました。拡大すると、細かい貝がびっしりと縫い付けられていて、おもしろいですよ。^^

こちらは、日本のビーズ織りです。

そして最後のコーナー。やっぱり私は、こちらの方に魅かれます。ビーズの首飾りで飾られた、アイヌ衣装。美しいです。

首飾りと合わせるとこんな感じ。すばらしいです。

アイヌの首飾り、タマサイ。母から娘へと受け継がれるものでした。

刀掛帯とエムシアッビーズブレス(北海道)

エムシアッビーズブレス(北海道)

「ムックリを奏でるフチ(媼)」(1930年代 北海道白老)

「へペレセッ(熊檻)前 ヘカチ(男の子)とメノコ(女性)」(1930年代 北海道白老)


古い写真の中でも、アイヌの女性の胸には、
首飾りが写っていました。
日常生活の中で、首飾りが、
深く根付いていたことがわかります。


首飾りを使うことがなかった和服の文化とは、
まったく異なる衣装が、同じ国の中にある。
それがとてもおもしろいし、魅かれます。


「ビーズ」という切り口で世界を見た特別展。
思いがけず、じっくりと見入ってしまいました。


(つづく)

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