コロナでもミツマタ。妖精が舞い降りる森と笠間稲荷神社を訪ねて 1 - 笠間神社の門前通りを歩く。(2022年3月20日)
2022年3月20日 笠間稲荷神社で。(茨城県笠間市)
長野から戻りました。
梅の花にはまだ少し早かったけれど、その代わりに、たくさんの福寿草が迎えてくれました。
鹿教湯温泉から別所温泉へ。雪が残る山々を遠くに眺めながら、山道をドライブして、お寺めぐり。
早春の信州は、心あたたまる場所でした。
3月20日
コロナでもウポポイ3の連載中ですが、
先日見てきた栃木県のミツマタが
とてもきれいだったので、
お伝えしたいと思います。
ミツマタの群生地があることを知ったのは、
3月18日でした。
この時期、栃木県のとある山で、
ミツマタの花が咲き乱れ、
「山に妖精が降りたような景色が見られる」
ということを、たまたま知りました。
栃木県なら、日帰りで行くことができそうです。
そのことを夫に話したところ、
「よし、行こう。
明日は雨みたいだから、あさって行こう。」
ですと。笑
ということで、
その2日後には、現地に向かっていました。笑
こういうことについては、行動が早い夫です。
(壊れた**を直して、などということは、
1年以上たってもやらないのですが。😔😔)
「渋滞すると困るからね。」
などと言われ、今回もまた、
朝7時に自宅を出発となりました。
(旅行となると、会社に行くときよりも
早起きをさせられます。😂)
運転は夫にまかせ、いつものように、
車の中で爆睡していると…、
「着いたよ。」
の声。
なんか、思ってたのと景色が違います。
「ここ、どこ?」
「笠間神社。」
「…ミツマタを見に行くんじゃなかったの?」
「行くよ。でも時間があるからね。
その前に笠間神社も行こうと思って。」
「ここ、茨城県みたいだけど?」
「だいじょうぶ。近くだから。
午前中は笠間神社、午後はミツマタで、
両方に行けるよ。」
…なんなんだ。
栃木県と茨城県の両方に行くなんて、
全然聞いてません。😂😂
だったら、もっとゆっくり家を出て、
ミツマタだけ見て帰ればよかったじゃん。
と思ったのですが、もう遅い。
のんびり日帰り旅行で、ゆっくりと
ミツマタだけを見てくるつもりだったのに、
今回もまた、夫に騙されて、
あちこちウロウロ旅行になりそうです。😂
まあ、来ちゃったものはしょうがないので、
こうなったら、
笠間市の旅も楽しみたいと思います。
笠間稲荷神社の前に伸びる、門前通りです。お店が並んでいて、これを見て歩くだけでも楽しいです。^^
蒸籠から出る湯気に誘われて、ふらふらと、「元祖 胡桃饅頭」の吉田屋へ。お饅頭を買いました。笑
笠間名物、胡桃饅頭です。夫と半分こして、食べながら歩きました。
吉田屋の隣りには、杉玉が下がる、笹目宗兵衛商店がありました。1873年(明治6年)創業の、二波山松緑蔵元です。
夫、大喜びで、写真撮りまくり。笑
笠間稲荷神社の祈祷酒もありました。
一粒万倍日に御祈祷していただいたお酒だそうです。
このお店、長屋門の一部になっています。長屋門をくぐって、奥に入ることができます。
中に入ってみます。
笹目宗兵衛商店の裏側です。頑丈な扉が付いていて、昔は蔵だったようです。
さらに奥へと歩きました。
蔵元の煙突がめだっています。手前にすてきな看板があるな、と思ったら、なんとレストランでした。
かつての蔵元の母屋をそのまま利用したお店だそうです。「伝説のこだわり膳 朱の門」とあります。
笹目宗兵衛商店の広い敷地内の、ちょうど真ん中にあるのが「朱の門」です。
表通り(門前通り)に面していないし、お店だとわかりにくいので、あまりよい立地とは言えないのですが、なんだかいい雰囲気です。^^
ランチはひとり1500円のセットのみ。地元の野菜をたっぷり使ったメニューだそうです。
メニューを見ていたら、
お店の方が出てこられました。
「12時半からであれば、予約できますが…。」
と言われたので、お願いしました。
あとでわかったのですが、
この予約が、最後に残った2席分だったのです。
実はこのお店、知る人ぞ知る有名店で、
予約して訪れる人がほとんどのようです。
日曜日だったし、当日に突然行っても、
席がないことが多いみたいでしたが、
このときは、たまたま予約することができて、
ラッキーでした。^^
MIYOがランチに気をとられている間、夫はといえば、さらに敷地の奥にある見学コーナーに見入っていました。
釜場や仕込み桶が展示されていました。
ミツマタのお山に行くつもりが、
笠間稲荷神社に来てしまい、さらに、
門前通りでふらふらと遊んでしまうという、
相変わらずの行き当たりばったりです。
でも、思いがけず、楽しい展開になりました。^^
蔵元の古民家でいただくランチを楽しみに、
それまでの一時間半ほどを
笠間稲荷神社の中でゆっくりと散策しながら
過ごすことにしました。
(つづく)