MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
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コロナでもウポポイ2。札幌を拠点に3人で歩いた、3泊4日の北海道 38 - 小樽市総合博物館本館(旧手宮鉄道施設)(2021年6月28日/4日め)

2021年6月26日 白金青い池です。(北海道上川郡美瑛町)


6月28日


小樽市総合博物館本館に来ています。


博物館の外には、数々の鉄道車両がずらりと並んでいます。すごい迫力です。

奥の方に見えている赤い建物が、「機関車庫三号」で、現存する日本最古の機関車庫です。近くまで行ってみます。


【機関車庫三号】
1855年(明治18年)年に竣工しました。現存する、日本最古の機関車庫です。北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)にも携わった鉄道技師・平井晴二郎が設計した、レンガ造りの美しい建築です。2006年(平成18)年から3年がかりで大規模な修理が行われ、明治30年代の姿に復元されています。
レンガは長手と小口を交互に並べる装飾性の高い技法で積まれており(フランス積み)、随所に曲線を取り入れた優美な設計となっています。蒸気機関車の煙を排出する煙突や、明り取りのための越屋根のガラス窓など、実用的な設備も備えられています。
3両の車両が格納可能で、蒸気機関車大勝号(鉄道記念物)とレールバス・キハ03(準鉄道記念物)が常設で展示されています。


機関車庫三号の前まで来ました。3車両分ありますが、左端に格納されているのが、大勝号です。そして、手前に見えている橋のようなものは、転車台です。


【転車台】
蒸気機関車の方向転換のための設備です。1919年(大正8年)、横河橋梁製作所(東京)で製造されました。長さ18.8m、幅3.8mです。
この転車台は、1974年(昭和49年)まで、手宮駅構内で働く蒸気機関車のために使用されていました。現在も、イベントでアイアンホース号が運行する際は、現役で稼働しています。当初は手動・電動でしたが、現在は圧縮空気を用いる「大友式牽引装置」を動力にしています。
*アイアンホース号の入出庫の際の方向転換は、この博物館の大きな見どころなのですが、現在はコロナ禍のため、中止されているそうです。


現在も稼働している、転車台です。

そして、機関車庫三号の中に格納されている、7150大勝号の雄姿です。


【蒸気機関車大勝号】
博物館入り口に展示されていた、静(しづか)号などの7100形8両が米国ポーター社から輸入された時、故障した時に備えて予備の部品も送られてきました。この予備部品を元に、日本人の手で製造された国産第2号(形式上)機関車が、7150大勝号です。ちなみに、国産第1号機は1B1タンク機関車の860形860号で、イギリス人R・F・トレビシックの指導により、1893年に神戸工場で完成しています。

7150大勝号は、国産1号機から2年後の1895年に完成しました。製造を指導したのは渡辺信四郎、松井三郎という日本人技師であり、神戸の国産1号機と何ら遜色のない内容の機関車です。1号機であった860号は、すでに解体されていて現存していないため、7150大勝号が唯一残された最古の国産機関車ということになります。


輸入してわずか2年後に、日本人だけの力で作ってしまったというのには、驚いてしまいます。

そして、「機関車庫三号」のさらに左手にあるのが、「機関車庫一号」です。


【機関車庫一号】
1908年(明治41年)に竣工しました。向かって右側の2口が当時のもので、左側の3口は、1996年(平成8年)に復元されたものです。機関車庫3号と同じく、レンガ積みの建築ですが、設計はかなり異なります。レンガはイギリス積み(長手だけの段、小口だけの段を一段おきに積む)で、屋根は平面的に傾斜しています。
右側の格納庫には、ロータリー除雪車キ601とマックレー車キ800(いずれも準鉄道記念物)が展示されています。左端はアイアンホース号が使用しており、蒸気機関車の格納庫として、現在も現役で活躍しています。


3つの見学スポットは、こんなふうに並んでおり、国指定重要文化財となっています。(画像をお借りしました)


【国指定重要文化財・旧手宮鉄道施設】
幌内鉄道の開業以来、手宮には、機関車の整備や石炭の輸送に関わる様々な施設が置かれました。小樽市総合博物館の構内・周辺には、鉄道基地・手宮の様子を現代に伝える様々な遺構があります。
中でも、明治・大正時代に建設された機関車庫や転車台は、貯水槽、危険品庫、擁壁などと共に、北海道の近代史・産業史を考える上で特別な遺産とされ、「旧手宮鉄道施設」として国指定重要文化財に指定されています。
機関車庫・転車台は文化財でありながら、アイアンホース号が実際に使用する現役の鉄道施設でもあります。蒸気機関車が主流だった時代の鉄道システムを目の当たりにすることができる、全国的にも珍しい貴重な場所となっています。


機関車庫一号を背景に、重厚な姿を見せているのは、1959年に製造された、キ1567です。

なんだか、愛嬌のある表情です。小さいころにテレビで見た、「ロボタン」を思い出しました。^^

ロボタンです。覚えてる方、いらっしゃるかなあ。笑

「複線用ラッセル車キ550のうち、単線用ラッセル車キ100を旭川工場で改造したグループの1両。キ270同様両脇の補助灯はシールドビームとなっている。」と、ネットで説明がありましたが、なんのことやらわかりません。笑


なんか、今日のブログでは、
「にわか鉄子」になってしまいました。笑
鉄道のことなんて、
なにも知らないんですけどね…。汗


キ1567と、「国指定重要文化財・旧手宮鉄道施設」の案内パネル。なにも知らないで、すごいところに来てしまいました…。


鉄道のことが、
好きで好きで、たまらない…。


この博物館は、きっと、
そんな人たちによって作られ、
大切に保存されてるんだろうなあ…、
と思いました。


(つづく)

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