MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでもウポポイ。登別から函館を訪ねる北海道 4泊5日のおトク旅 24 - 函館市北方民族資料館①(2020年11月30日/4日め)

2020年11月30日 博物館で見た、アイヌの少女「アシリパ」。かわいいですね。^^(北海道函館市)


ようやく帰宅しました。
あまりにもたくさんの物を見てしまったので、
しばらくは、「北海道モード」に戻れず、
ぼおっとしておりました。😅😅
中断していた北海道日記を、再開いたします。
またよろしくお願いいたします。


11月30日


五稜郭跡の近くから市電に乗って、
「元町末広町」で下車しました。
1989年に、
重要伝統的建造物群保存地区
と指定されたところです。
「元町末広町伝統的建造物群保存地区」
としても知られています。



【元町末広町伝統的建造物群保存地区】
江戸時代末期の1854年(嘉永7年)、日米和親条約が締結され、箱館港は、伊豆の下田港と共に、物資の供給地として外国に開港されました。開港後の箱館は、国際都市として大々的に発展します。箱館山の麓に位置する元町や隣接する末広町には、各国の領事館や教会などを初め、洋風、擬洋風建築が数多く建てられ、異国情緒ある町並みが作られました。これらの町並みは、今や函館を代表する風景として、広く知られています。
元町は、開港前より箱館奉行所が置かれていたため、箱館における行政や経済の中心地でした。箱館奉行所が五稜郭に移転したあとも、元町には様々な役所や各国の領事館が置かれ、箱館の中心としてあり続けました。
1907年(明治40年)に起きた大火によって、建物のほとんどを焼失しました。現在見られる建物は、それ以降に建てられたものです。



つまり、元町には、
明治から昭和初期にかけて作られた建造物が
数多く残っているのです。
それらは、洋風建築であったり、
日本建築であったり、さらには、
洋風をまねて作った擬洋風建築であったりと、
さまざまです。


それらの建造物が、
海の見える坂道に沿って建ち並んでいます。
そのカラフルな色使いと相まって、
開国の港町らしい、
モダンで華のある雰囲気を醸し出しています。


旧丸井今井百貨店(現・函館市地域交流まちづくりセンター)

株式会社エビス商会

民家もこのとおり。現在は、もちろん、誰も住んでいないようです。

旧金森洋物店。明治13年竣工しました。棒二森屋の前身にあたる煉瓦造の旧商店建築です。

北島三郎記念館もありました。^^

北方歴史資料館。ここも、入ってみたかったなあ…。


【北方歴史資料館】
昭和63年、高田屋嘉兵衛の7代目子孫である高田嘉七が、高田屋に代々伝わる遺品や古文書と嘉七自身が収集した関連資料を展示するために創立したものです。残念ながら、現在は閉館しているそうです。


そして、めざす場所に、
ようやく到着しました。


函館市北方民族資料館です。


【函館市北方民族資料館】
1926年(大正15年)に建築された、旧日本銀行函館支店です。1988年(昭和63年)まで、銀行として使用されました。その後改装され、現在は、博物館として、アイヌやウィルタほか北方民族の衣装や生活用品などを展示しています。


開設当時の日本銀行の絵が、展示されていました。立派な屋根が、すっかりなくなっています。


ここには、膨大なアイヌ資料だけでなく、
「アイヌの生活用具コレクション」
(馬場コレクション)も展示されており、
1959年(昭和34年)に、
国重要有形民俗文化財に指定されています。


この資料館以外にも、
アイヌについて知ることができる場所、
というと、
2020年7月、北海道白老町に、
「ウポポイ」がオープンしています。
「民族共生象徴空間」と銘うった場所で、
アイヌ文化に触れることができる、
テーマパークのようなところです。


資料館に掲示されていたポスターです。

広大な自然に囲まれた、「ウポポイ」。(画像をお借りしました。)


残念ながら、今回の旅では、
ウポポイに行く時間はありませんでした。
が、せっかく北海道に来たのですから、
アイヌについて、もっと知りたい。


…ということで、この、
「函館市北方民族資料館」は
私たちが、
「ぜひ訪れたい」
と思っていた場所でした。


私がブログのタイトルに書き続けた、
「ウポポイ」
これはアイヌ語で、
「みんなで歌う」
という意味なのだそうです。


この旅で北海道に来て、
初めて聞いたときから、
この言葉が心に残り、
忘れられなくなりました。
なんとすてきな言葉でしょうか。


「みんなで歌うこと」を、
たった一語で言える人たち…。
おもしろいなあ…。^^


そんな人たちのことを、
もっと知りたい。
その気持ちだけで、
ここまでやってきました。^^


北方歴史資料館のパンフレットをいただきました。入場料は、ひとり500円。

館内に入るとすぐに、アイヌの少女「アシリパ」が出迎えてくれました。かわいいですね。^^ アイヌ民族の話がアニメになるとは、すばらしいです。


帰宅後、長女に言いました。
「あのね。アイヌの女の子が、
 アニメに出てくるらしいんだけど…。」
「ああ。ゴールデンカムイだよ。」


…びっくり。
タイトルが即座に出てくるなんて。
さすが、オタク娘でした。爆


コロボックルのオブジェ。フキの下に座っているという、小さな神様。妖精みたいなものでしょうか。

そして、いきなり、こんな展示が始まりました。「アイヌ風俗12ヶ月屏風」。むちゃくちゃマニアックです。

12ヶ月屏風に描かれている絵です。アイヌ民族の生活の様子が、いきいきと描かれていました。


函館市北方民族資料館。
まだ入り口を入ったばかりです。
次回に続きます。


(つづく)

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