MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 1 - みやさか道で桃の花(2021年3月26日/1日め)

2021年3月26日 みやさか道を歩きました。桃の花が、柔らかな表情を見せていました。(山梨県笛吹市)


障害のある子どもがいても、
ガンになっても、
コロナで不安があっても、
そのとき、そのときの状況の中で、
自分ができる範囲で工夫しながら、
楽しく生きていくことは、

たぶん、できるのだと思います。
ブログを通して、そんなことが伝われば、と願っています。

お読みいただいて、いっしょに楽しんでいただけたなら、
それがなによりのはげみです。


3月26日


昨年12月から今年の1月の間に、
申し込んでいたツアーを、
3件もキャンセルした、私たち。


とても残念でしたが、
それでも、気持ちを前向きにできたのは、
3月に希望を託していたからです。


私が、
「ここだけは行きたい。
 他は全部だめでも、これだけは。」
と願っていた旅行を、
3月に計画していました。


その場所は、長野県須坂市。
とても楽しみにしていた、
ある催しがありました。
けれど、コロナの状況によっては、
その催し自体が、
中止になってしまうかもしれません。
祈るような思いで、その日を待ち続けました。


東京の緊急事態宣言が解除されたのは、
3月21日。
出発する直前です。
ずっと心配していましたが、
その催しも、無事開催されることに。^^


MIYOは、
須坂市にだけ、行ければいいんです。
でも、せっかくだから、と、
はりきる多動夫。笑
その前後にあれこれと計画し、
結局、4泊5日になりました。


その内容がですね…。
山梨県に立ち寄りながら、
まずは長野県に向かいます。
そのあとは、一気に岐阜県まで行き、
最後は愛知県。
多動夫らしい、むちゃくちゃなコースです。笑


あまりにも範囲が広いため、
まとめようがありません。
この旅行日記を、
「いったいどんなタイトルで書こうか」
と考え込みました。
でも実は、あるひとつのことで、
統一されていたのに、
気がついたのです。


ちょうど3月だったということで、
行く先々で、すばらしいお雛さまに、
出会うことができました。
それも、100年以上前の古雛です。
それほど古くなくても、
工夫され、愛嬌のある、
楽しいお雛さまも、たくさんありました。


今思うと、私たちが旅行したのは、
行く先々で、
お雛さまを見ることができる、
最後の時期だったのです。
お雛さまをおいかけて、
かけめぐったような、5日間でした。


コロナでも、雛旅。


このタイトルで、連載を始めます。^^


まずは1日めです。
早朝、自宅を出発。
前日にスーパーで買っておいた、
「おつとめ品」のサンドイッチを
車内で食べながら、
山梨県へと向かいました。笑


今回は、HITACHIの掃除機もいっしょです。夫が運転しているあいだ、ヒマなので、車内のお掃除をします。笑 この掃除機、軽くてとっても便利。MIYOの「昨年買ってよかったもの」で、第一位に輝いています。^^


そして、山梨県笛吹市に到着しました。
「もも・ぶどう日本一と温泉の郷」
と言われています。
この街では、春になると、
一面、桃の花のピンク色に染まり、
鮮やかな光景が広がるそうです。


すり鉢状の地形である甲府盆地を見下ろせる、
「みやさか道」で、
まずは、桃と桜の花を見て歩く
というのが、夫の計画でした。^^


笛吹市。ほんとに盆地なんですね。遠くの山々がきれいです。

その山々を背に、桃の花が咲いていました。まだ少し早いようで、「咲き乱れる」というほどではありませんでしたが…、

ふんわりとして、愛らしい花でした。^^

桜の花も、負けじと咲いていました。こちらは、今が見ごろです。

そして、遠くに連なる山々。雪をいただいています。山を指さして、MIYO、大よろこび。笑

笛吹市をあとにし、次は北杜市へ向かいます。

山が、ほんとにきれい…。見とれてしまいました。夏休みに、家族旅行でこのあたりを通ったこともあるのですが、こんな雪が見えることはありませんでした。いい時期に旅行したようです。^^

雪をいただく山々があまりにもきれいなので、車を停めて、少し休憩しました。^^

さらに車を走らせるごとに、少しずつ、山が近づいてきます。すごいなあ…。こんなところに住んで、こんな美しい山々を毎日見ていたら、人生観が変わるんじゃないか、と思いました。


「こんな景色を毎日見て、
 普通に温泉に入って、
 生活している人が、世の中にはいるんだね。
 毎日、旅行しているみたい。
 こういう人たちって、
 『旅行したい』なんて、思うことがあるのかな。」
「それを言ったら、
 京都の人たちなんて、
 日本中、どこにも
 旅行できなくなっちゃうよ。笑」


なるほど…。
アホな夫婦の、アホな会話です。笑


のんびりと、そんな話をしながら、
山合いの町を走り続けました。
もうすぐ、北杜市です。


(つづく)

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